【2024年版】人気カードゲームのおすすめランキング80選
カードゲームというと、トランプやUNO、ポケカ・遊戯王などのトレーディングカードゲームを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、このほかにも世界には数えきれないくらいのカードゲームがあります。
そこで今回は「トランプやウノよりも面白いカードゲームを知りたい」という方に向けて、人気カードゲームのおすすめランキング80選を紹介します。
これまでカードゲームやボードゲームのレビュー記事を450件以上書いている僕が面白いと思った作品をランキング形式にしました。もちろん、今回紹介している80種類のカードゲームは全て実際に遊んでレビューしているので、気になるゲームがあれば関連記事からルールやレビューをチェックできます。
早速、ランキングをチェックしたい方は下記のリンクから飛んでください。
このランキングは、個人的な評価に加えて、普段ボードゲームをやらない人たち(妻・子供・友達・親戚など)の評価&反応の良さも考慮に入れて作成しました!
最近の更新履歴
- 2024/7/16
ファラウェイなどを追加。ランキングTOP75⇒TOP80に変更。 - 2024/5/22
暗黒街の二人などを追加。 - 2024/4/30
教祖爆誕などを追加。ランキングの見直し。
カードゲームとは
カードゲームとはカードを使って遊ぶゲームのことで、トランプ・花札・百人一首などもカードゲームに含まれます。
現代では、「心理戦」「言葉遊び」「協力系」など特定のジャンルに特化した多種多様なカードゲームが増えています。
また、自分で集めたカードを元にデッキを作って対戦するトレーディングカードゲーム(TCG)というジャンルも生まれ、近年では、スマートフォンなどで遊べるデジタルトレーディングカードゲームも流行っています。
今回の記事では、紙(プラスチック)のカードを使うアナログなカードゲームを紹介しています。
カードゲームの選び方
カードゲームを選ぶときは「ジャンル」と「難易度」をチェックしましょう。
ジャンルで選ぶ
どのカードゲームがいいのか迷ったら、自分が興味のある「ジャンル」で選ぶのがおすすめです。
カードゲームはジャンルによって醍醐味が違いますし、好き嫌いもハッキリ分かれます。もちろん、自分が好きなジャンルのほうが長い期間遊べるでしょう。
今回紹介しているカードゲームは、下記の4種類のジャンルに分けています。
戦略系(押すと説明文が表示されます)
心理戦(押すと説明文が表示されます)
協力系(押すと説明文が表示されます)
ジャンルは各カードゲームの概要欄に記載しているので、カードゲームを選ぶ際の参考にしてみてください。
難易度で選ぶ
カードゲームには、ルール説明が一瞬で終わるくらい簡単なものから、ルール説明に数十分かかる複雑なものまであります。
今回紹介するカードゲームは、下記3パターンの難易度に分類しています。
- 初心者向け
- 中級者向け
- ゲーマー向け
初心者向けは、誰でもすぐに遊べるくらい簡単なゲームです。サクッと軽く遊びたい方は初心者向けを選びましょう。
中級者向けは、説明書をしっかりと読んで説明できる人がいれば問題なく遊べるレベルです。ある程度じっくり遊びたい方におすすめです。
ゲーマー向けはルールがやや複雑で、ゲーム開始前にしっかりとインスト(ルール説明)に時間をかけなければならないゲームです。
難易度も各カードゲームの概要欄に表示しているので参考にしてみてください。
人気カードゲームのおすすめランキング1位~40位
まずは、人気カードゲームのおすすめランキング1位~40位を紹介します。
おすすめランキングの41位~80位は2ページ目になります。
1位:itoレインボー
ジャンル | 協力系 |
プレイ人数 | 2人~14人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 初心者向け |
itoレインボーは、自分の数字カード(1~100)の大きさを「テーマに沿った言葉」で表現して、数字が小さい順に出していく協力系ボードゲームです。
お題が「あったらおいしそうなアイスクリームの味」なら、1に近いほどおいしくなさそうな味、100に近いほどおいしそうな味を表現します。例えば、自分のカードが「72」なら、かなりおいしそうな味として「一粒1000円のイチゴで作ったショートケーキ味」などと表現します。
各プレイヤーの表現を聞いて、みんなで協力して全てのカード(裏向き状態)を小さい順に並べられたらゲームクリアです。
45などの微妙な数字がきた時にはどう表現するかが悩ましくて、自分が遊んだ時には「コーラに少しだけドリアンを入れたジュース」「来航前のペリー」などよく分からない個性的な表現が飛び出してとても盛り上がりました。
また、自分からすると100に近い表現でも他の人からすると50程度の表現だったりして、価値観のズレにも笑えます。大人数で遊ぶ時や場を盛り上げたい時におすすめのカードゲームです。
2位:スカル
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 3人~6人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 初心者向け |
スカルは、相手が伏せたカードが「花」か「ドクロ」かを読み合う心理戦カードゲームです。
各プレイヤーの手札は「花3枚」と「ドクロ1枚」のみ。最初は1枚ずつ選んで伏せていき、2巡目からは「さらにカードを伏せる」か「花のみをめくれると思う枚数を宣言する」こともできます。最も多い枚数を宣言したプレイヤーが場のカードをめくっていきます。
めくっている途中でドクロがでたら失敗で、自分のカードをランダムで1枚失います。宣言した数の花をめくれたらチャレンジ成功で、2回成功したプレイヤーの勝利です。
ドクロか花のどちらを置いたのかを当てるだけなのに、ヒリヒリするような読み合いの緊張感、カードをめくる時のドキドキ感が凄いです。特にバラを置いたと見せかけて相手にドクロをめくらせてハメた時は快感です。たった4枚、たった15分で、誰でも楽しめる最高の心理戦ゲームです。
3位:エルドラドを探して
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
エルドラドを探しては、プレイヤーが探検家となって、南米の奥深くにある伝説の黄金都市「エルドラド」に到達することを目指すボードゲームです。
エルドラドを探しての特徴は、「すごろく」と「デッキ構築」が融合しているところ!通常のすごろくゲームでは「ダイス」を振ってコマを進めますが、エルドラドでは「自分で作ったデッキ」から引いたカードを使ってコマを進めます。
プレイ中は、「デッキを強化するか、コマを前進させるか」どちらを優先するかという選択に悩まされます。エルドラドでは、このバランスの判断がとても重要です。
ボードゲームのポジションとしては「デッキ構築ゲームの入門」という位置づけにぴったりだと思います。ランキング1位で紹介したドミニオンよりも「カード効果がシンプル&勝ち負けが分かりやすい」ので、家族でも遊びやすいゲームです。
4位:ドミニオン
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
ドミニオンは、お金で好きなカードを購入して、自分のデッキを強化していくというカードゲームです。ドイツ年間ゲーム大賞2009をはじめ世界中で様々な賞を受賞し、デッキ構築というジャンルを築いた作品と言われています。
最初はみんな同じ10枚のデッキですが、コインを払って新しいカードを購入していくことで「お金が豊富なデッキ」「アクションカードばかりのデッキ」「妨害系が多いデッキ」など様々なデッキが出来上がります。
最終的にはデッキに勝利点カードがたくさん入っている人の勝ちとなりますが、勝利点カードを手に入れるとデッキが弱体化してしまうといったジレンマがあるので、勝利点カードを集め始めるタイミングが重要です。
どんなデッキにするのか悩みながらプレイするのが楽しくて、狙い通りのコンボが繋がった時の快感がクセになります。一時期、アナログゲームで遊ぶときの締めは毎回「ドミニオン」という時期があったくらいです。思い出補正もありますが、個人的にはボードゲームの最高傑作と思っているくらい大好きなゲームです!
5位:宝石の煌き
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
宝石の煌き(Splendor)は、宝石商となって集めた宝石でカードを購入していくというカードゲームです。
手番でできるのは、2~3枚の宝石を獲得するか、宝石を支払って場のカードを購入するかです。
購入したカードには、勝利点のほかに次の手番から使える割引ボーナスも付いています。割引ボーナスが増えるにつれてコストが下がっていくので、ゲーム後半にかけて購買力がぐんぐんアップしていきます。計画通りに効率よく購入できた時はすごく気持ちいいです!
また、このゲームの醍醐味は「相手の欲しいカードをとらせないようにしつつ、自分が欲しいカードを手に入れる」という駆け引きです。宝石がなくても場のカードを予約することもできるので、「相手の狙いを妨害するのか」「自分の戦略を優先するのか」で悩みます。欲しかった宝石が目の前で取られた時は本当に悔しい気持ちになります。
6位:チャレンジャーズ!
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 1~8人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 中級者向け |
チャレンジャーズ!は、たったの1時間弱でまるでTCG大会に参加しているような雰囲気を味わえるカードゲームです。1対1のカードバトルが複数の場所で同時に行われて、全7試合が終わったら上位2名での決勝戦が開催されます。
チャレンジャーズ!の独特な点は、試合がほぼオートで進むところ。対戦前にデッキを強化したら、デュエル開始。試合は山札からカードをめくっていくだけなので、難しい決断をする必要がなくサクサク進みます。
自分が調整したデッキがうまく回って、コンボが良い感じに繋がった時はかなり気持ちいいです。最後の上位2名による決勝戦では、みんなで観戦しながら「このコンボ、めっちゃいいな」「次はあのカード欲しい」とワイワイしながら盛り上がれます。
デッキ構築ボードゲームを極限までシンプルにしたようなゲームなので、TCGが苦手な人でも遊びやすいのがGOODです。
7位:SCOUT!
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 3人~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 9歳~ |
難易度 | 初心者向け |
SCOUT!は、手札の数字をうまく繋いで得点を競う、大富豪の進化系カードゲームです。 日本産のゲームですが、2022年ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされ、海外でも高く評価されています。
スカウトの独特なポイントは、手札の順序を変えられないところ。 並び替えができませんが、他のプレイヤーが出したカードをスカウトして、手札の好きな位置に加えることができます。
「残ったらマイナス点になる手札を早く減らしたいけど、スカウトで手札を増やして強い役を作りたい」といった悩ましいジレンマが魅力。6枚連番などの強力な役を完成させて上がれた時はとても気持ちいいです。
状況にあわせた判断が重要なので、戦略的なゲームが好きな大人同士で遊ぶ時におすすめです!
8位:ザ・マインド
ジャンル | 協力系 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 初心者向け |
ザ・マインドは「協力ゲームだけどお喋り禁止」という異色のカードゲームで、2018年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたことのある人気作です。
遊び方は、各プレイヤーに1~100までの数字がランダムに数枚配られて、全員が無言で数字カードを小さい順に出していくだけです。
ヒントになるのは”時間経過”で、「まだ誰も出さないということは、小さい数字を持ってないんだな」「じゃあ、そろそろこの数字出してもいいかな?」というようにカードを出そうとするまでの時間からお互いが持っている数字を推測します。
序盤はうまく噛み合わずにもどかしい展開になりがちですが、何度も失敗しながらも高レベルをクリアできたときの達成感がめちゃくちゃ気持ちよくて、クリアする度にハイタッチして盛り上がります!
9位:コヨーテ
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 2人~10人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 初心者向け |
コヨーテは、みんなが持っている数字の合計値を予想するゲームですが、面白いのが「他の人の数字は見えるのに、自分の数字だけ見えない」というところ。
下の画像のように、自分のカードをおでこにあてるので自分の数字だけが見えません。
順番に「前のプレイヤーよりも大きい数字」を宣言していき、前のプレイヤーの数字がカードの合計値を超えたと思ったら「コヨーテ」と宣言します。間違っていたプレイヤーがライフを1失い、3ライフ失ったら脱落となります。
コヨーテの醍醐味は、ハッタリで他のプレイヤーを騙すこと。小さい数字の人に大きな数字を持っているように思わせたり、逆に大きい数字の人に小さい数字を持っているように思わせるなど、うまく場を混乱させて勝利した時の快感は格別です!
10位:バトルライン
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 2人用 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
難易度 | 中級者向け |
バトルラインは、3枚のカードの組み合わせの強さを競って9つあるフラッグを奪い合う、2人用カードゲームです。
9か所の戦場にカードを1枚ずつ配置していき、各戦場で3枚 vs 3枚で勝負して、役の強い方がフラッグを獲得できます。
面白いのは、 相手に見えるようにカードを1枚ずつ配置していくので、「相手がどこで何の役を作ろうとしているのか」が読めるところ。相手の役よりも強い役を完成させることも大事ですが、強い役を作ると見せかけて、その戦場での勝利を諦めさせたり、相手の強いカードを無駄に消費させたりするといったハッタリも重要です!
よく「最も好きな2人専用ゲーム」として挙げる人も多い名作中の名作で、2人でじっくり戦略的なゲームを遊びたい方におすすめです。
11位:ディクシット
ジャンル | パーティー |
プレイ人数 | 3人~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 初心者向け |
ディクシットは、抽象的なイラストを「言葉・歌・踊り・ジェスチャー」などで自由に表現して、自分のカードを当ててもらうというカードゲームです。
下の画像のように、手番のプレイヤーはカードを自由に表現して、他のプレイヤーに複数のカードの中から自分のカードを当ててもらいます。
他のプレイヤーに当ててもらうと言いましたが、実は「全員に当てられてはダメ」という絶妙なルールがあります。そのため、何人かにだけ伝わるように具体的すぎず抽象的すぎない曖昧な表現をするのがこのゲームの肝です。
その曖昧さの加減が悩ましくて、毎回みんなの微妙な表現に笑わせてもらっています。正解を発表した後に「なんであのタイトルをつけたの?」「さすがに分からん」などと口々に感想を言い合う時間も楽しいです。
12位:ウイングスパン
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 1人~5人 |
プレイ時間 | 40~70分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
ウイングスパンは、自分のエリアにたくさんのカードを並べるほど1アクションでできることが増えるというエンジンビルドゲームの代表作です。
自分の手番では「鳥カードを出す」か「餌 or 卵 or 鳥カードの獲得」のどれか1つを実行するだけなので、とても分かりやすいです。自分のボードに多種多様な鳥カードを配置していき、終盤に強力なコンボを発動できた時は爽快です!
点数の取り方は「高得点の鳥を出す」「卵を増やす」「ボーナスを狙う」など複数あるので、状況に合わせてどのようなエンジンを組み立てるかの判断がキモです。
また、特徴的なのが妨害要素がほとんどないところ。他の人のプレイを気にせず自分がやりたいことだけに集中できるので、ボードゲーム初心者でもめちゃくちゃ遊びやすいです。エンジンビルドの気持ちよさを実感したい方は、まずはこの作品からです!
13位:ヒート
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 60分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
ヒートは、デッキから引いたカードをプレイすることで車を前進させていくカーレース系ボードゲームです。
ギアをシフト(1速~4速)することでプレイできるカード枚数を決定し、カードの数値で車の速度をコントロールして、誰よりも速くゴールすることを目指します。
このゲームの肝は「ヒートカードの管理」です。プレイヤーはデッキにお邪魔要素の「ヒートカード」を加えることで、ブーストしてよりスピードアップしたり、コーナーをオーバースピードで走り抜けることができます。ただ、ヒートカードを溜め込み過ぎると、手札の選択肢を狭めたり、最悪の場合コーナーで曲がり切れずにスピンしてしまうこともあります。そのため、タイミングを見て車をクールダウンさせて、ヒートカードをデッキから排除するのも大事です。
また、後続車を押し上げるシステムがあるので、抜きつ抜かれつの白熱したレース展開になりやすいのも良いところ。デッキに強力なカードを3枚だけ入れて車をカスタマイズできるのも面白いし、天候や路面状況を変化させて毎回違ったレースを楽しめるのもGOODです!
14位:ナナ カードゲーム
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 2人~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 6歳~ |
難易度 | 初心者向け |
ナナは、同じ数字を3枚当てることを目指すカードゲームです。
誰かの手札の「最大」or「最小」、「場のカード」から同じ数字を連続して3枚当てるとチャレンジ成功です。チャレンジを3回成功させた人の勝利です。
「記憶力」と同じくらい「手札の読み合い」が重要なゲーム。自分の見えている手札・他のプレイヤーのチャレンジ状況・公開された数字をヒントに「多分、あの人の最大は9かな」「今の最小は3だろうな」などと推理できます。
手軽に遊べるシンプルなルールに、記憶と読みの絶妙なバランス、盛り上がる一発逆転要素もあって、新定番間違いなしのカードゲームです!
15位:キャット・イン・ザ・ボックス
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 13歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
キャット・イン・ザ・ボックスは、手札から出したカードの強さを比べるトリックテイキングゲームですが、革新的なのがカードの色(スート)を自分で決められるところ。
一般的なトリックテイキングではスタートプレイヤーが出したカードと同じ色を出さなければなりませんが、このゲームのカードは全部真っ黒です。手札からカードを出した時に、プレイヤーが宣言した色(赤・緑・黄・青)になります。
そして、プレイヤーを苦しめるのは、スート4色に対して同じ数字が5枚あるところ(1枚定員オーバー状態)。もちろん既に出ている色を宣言することはできないので、うまくやりくりしないと手札が出せないパラドックス状態になって、マイナス点をくらうことも…。終盤のカードを出せるか出せないかの瀬戸際で「誰か先に破綻してくれ」と祈るような緊張感がたまりません。
また、このラウンドで何回勝つかを予想するビッド(賭け)要素や、ボーナス点をアップする陣取り要素がうまく組み合わさっていて、革新的なトリックテイキングゲームになっています。新しいトリテを体験したい方におすすめです!
16位:クランク!
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 60分 |
対象年齢 | 13歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
クランク!は、ドラゴンのいる洞窟を探検するデッキ構築系ボードゲームです。
カードを購入してデッキを強化しながら、ダンジョンを進んでいき、洞窟の奥に眠るお宝を持ち帰ります。
ダンジョンの奥深くにいくほど価値の高い宝が手に入りますが、地上に戻るのが遅くなるとそれだけドラゴンにやられて脱落してしまう可能性も高くなります。そのため、他のプレイヤーの動きやドラゴンの状況を見て「ダンジョンの浅いところで確実にお宝を持ち帰るか」「貪欲に潜って価値の高いお宝を取りにいくか」の判断が悩ましくも面白いところ。
デッキ構築にすごろく要素やチキンレース要素が見事に融合していて、デッキ構築ゲームの定番『ドミニオン』とは全然違った面白さがあります!
17位:カイト
ジャンル | 協力系 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 初心者向け |
カイトは、凧揚げを砂時計で表現した協力型リアルタイムカードゲームです。
手番に手札を出したら、カードの色と同じ色の砂時計をひっくり返します。いずれかの砂時計が落ちきる前に、全てのカードを出したらゲームクリアです。
大事なのは砂時計と手札の情報共有。「青ヤバい!」「青あるから、誰か白おねがい」「白やります!」という感じで、わちゃわちゃしながらもしっかり協力感があるのが良いところ。砂時計がどんどん落ちていく焦りと緊張感で、成功した時の達成感がスゴイです。
自然と活発なコミュニケーションが取れて、みんなでワイワイ盛り上がれるカードゲームです。
18位:ナナトリドリ
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2~6人 |
時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 6歳~ |
難易度 | 初心者向け |
ナナトリドリは、トランプの大富豪のように、場よりも強いカードを出していき手札を早くなくすことを目指すカードゲームです。
一度に同じ数字をたくさん出すほど強くなりますが、一緒に出すためには手札で同じ数字が隣り合っている必要があります。ただし、手札の並べ替えは禁止です。
そこで面白いのが、前のプレイヤーが出したカードを回収して自分の手札の好きなところに差し込めるところ。これで、手札で大きな役が作りやすくて、一気出しの気持ちよさが体感しやすくなっています。
ルールが超簡単で、爽快感を感じやすく、ストレスフリーな遊び心地で、ボードゲーム初心者に優しいゲームです。普段ボードゲームを遊ばない人と遊ぶときの1発目のゲームにぴったりです!
19位:ハゲタカのえじき
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 2人~6人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 初心者向け |
ハゲタカのえじきは、1~15の数字が書かれた手札から一斉に1枚のカードを出して、一番大きい数字の人が得点をゲットするという競り系カードゲームです。
このゲームの面白いところは、他の人と同じ数字を出してしまうと、得点カードの獲得権がなくなるというバッティングシステム。
ゲーム中は「強い数字を出したいけど、他の人と被りそう…」というジレンマが常にあって、バッティングが起こる度に「うわーまた被った」「せっかく最強カード使ったのに…」といった叫び声が絶えず、すごく盛り上がります!
慣れてくると「あえて弱い数字を出す」「裏の裏をかいて、素直に強い数字を出す」といった駆け引きができるようになって、より一層面白くなります。やることは1~15までの数字を出すだけなので、小学生高学年くらいの子供でも楽しく遊べるゲームです。
20位:スパイシー
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 2人~6人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 初心者向け |
スパイシーは、カードの「種類」と「数字」を宣言しながら裏向きでカードを出していくカードゲームです。
手番がきたら、前のプレイヤーよりも数字が大きくなるように「スパイス」と「数字」を宣言しながら裏向きにカードを置いていきます(嘘でもOK)。トランプのダウトのようですが、宣言が嘘だと思ったら「スパイス」か「数字」のどちらが違うのかを指摘するのが独特なポイント。
相手の嘘を見破ったり、相手を騙すことで得点を獲得していきます。
たとえ嘘がバレていても、2択を当てられなければセーフになるので、嘘をつきやすいのが良いところ。また、半分嘘で半分本当(スパイスが嘘で数字が本当)のことが言えるので、嘘が苦手な人でも遊びやすい万人向けの心理ゲームです!
21位:マンダラ
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人用 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 7歳~ |
難易度 | 中級者向け |
マンダラは、色鮮やかなカードを布製のプレイマットに配置していく2人用カードゲームです。
プレイヤーは6色ある砂絵カードを2つのマンダラ(曼荼羅)に配置していきます。1つのマンダラに6色全てのカードが揃ったら、交互にカードを取り合い、自分の川に貯めて、点数を獲得していきます。
「相手が欲しくなくて自分が欲しいカードを出す」「先手を取るためにカードをたくさん捨てる」など色んなことを考えてカードをプレイしていく戦略的なゲームです。
初めて遊んだときは面白さがよく分かりませんでしたが、何回か遊んでいるうちに夫婦揃ってその奥深さに憑りつかれて何度も遊んでいます。2人でカードゲームをする機会が多い方はとりあえず買っておいて損はありません!
22位:イーオンズエンド
ジャンル | 協力系 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 60分 |
対象年齢 | 14歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
イーオンズ・エンドは、「デッキをシャッフルしない」というのが特徴の協力型デッキ構築ボードゲームです。
プレイヤーは魔法使いになって、協力しながら敵であるネメシスを倒すことを目指します。
カードを購入してデッキ強化するスタンダードなデッキ構築ゲームですが、他と大きく違うのはデッキが尽きたら捨て札をシャッフルせずにそのままひっくり返すだけという点。自分のカードを捨てる順番によって、その後の手札の組み合わせを操作できるので、計画的にプレイすることでカードコンボが決めやすくなっています。
ボスは全部で4体いますが2体目以降は本当に強くて、かなり歯ごたえのある難易度になっています。4人で遊ぶとデッキ強化に時間がかかってしまうので、個人的には2人または3人で遊ぶのがおすすめです。
23位:コードネーム
ジャンル | パーティー |
人数 | 2人~8人 |
時間 | 15分 |
対象年齢 | 14歳~ |
難易度 | 初心者向け |
コードネームは、マスターのヒントを元に答えを見つけ出す、チーム対抗戦のワードゲームです。
各チームには、全ての正解ワードを知っているスパイマスターが1人ずついます。スパイマスターは「単語1つ」のヒントを伝えて、チームメンバーはその単語をもとに25枚のカードから正解を見つけ出します。
例えば、自分のチームの正解ワードに「ジャム・レモン・農園」が入っていたら、それらに共通する単語として「果物」と伝えて、チームメンバーに当ててもらうという感じです。自分が悩みに悩んで絞り出した1つの単語から、味方が2枚、3枚、4枚と当ててくれた時はすごく気持ちいいです!
また、ゲーム終了後には「あのヒントってどういう意味?」「そのヒントはないわ…」というようにゲームを振り返りながら盛り上がれます。
24位:暗黒街の二人
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2人 |
時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 初心者向け |
暗黒街の二人は、暗黒街の支配権をめぐる2つの派閥の争いをテーマにした2人用カードゲームです。
手番でやることは、「手札1枚を出す」か「場のカードを5枚獲得する」のどちらかだけ。同じ数字カードを相手よりも多く集めると得点できるので、基本的にはカードを集めて高得点を狙いますが、シティカードを3枚集めて無条件で勝利することもできます。
場のカードの獲得はラウンド中に1回しかできないので、どのタイミングで取るのかがとにかく悩ましい。「場がまあまあ良いから相手よりも先に取っておこうか…いや、これは撒き餌で、実はもっといいカードを隠していて後半に総取りするつもりでは…」といった読み合いで頭がめちゃくちゃ熱いです。
「何を出す、いつ取る」を選択するだけの超シンプルなゲーム性なのに、たった10分ほどで濃厚な読み合いを楽しめるのが良いところ。2人用カードゲームの傑作です。
25位:ザ・クルー
ジャンル | 協力系 |
人数 | 3人~5人 |
時間 | 20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
ザ・クルーは、プレイヤーが宇宙船の乗組員となって、みんなで協力しながらミッションのクリアを目指すカードゲームです。「トリックテイキングが協力ゲームになった」という点が革新的で大きな話題となり、2020年ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞しました。
ザ・クルーでは「全員が手札のカードを1枚出す」ことを繰り返して、「あるプレイヤーが特定のカードを獲得すること」などの指令をクリアしていきます。
他プレイヤーのヒントや出したカードの意図をしっかり考えるのでカードプレイに重みがあり、「ゲームを台無しにしないように…」というヒリヒリとした緊張感があります。その分、クリアできた時の達成感が大きくて、先ほど紹介したザ・マインドと同じようにクリアする度に盛り上がれます!
簡単なミッション1から少しずつ難易度がアップしていくようになっているので、トリックテイキング初心者でもチュートリアルで練習しながら理解していける感じが良かったです。
26位:ジャイプル
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人用 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
難易度 | 中級者向け |
ジャイプルは、プレイヤーが商人となって、宝石・布・香辛料などの商品を集めて売りさばくという2人で遊べるゲームです。
商品は先に売った方が価値が高いのですが、一方で同じ種類の商品をたくさん集めてまとめ売りするとボーナスがもらえるので、「先に売るか・後でまとめて売るか」という見極めが本当に悩ましいです。
ジレンマがしっかりある一方で、山札からどのカードが出てくるかという運要素もあるので、ガチ過ぎない遊びやすさもこのゲームの良いところ!自分が遊んだ2人用ゲームの中でも、特にプレイングと運のバランスが絶妙だと思います。
27位:ガンナガン
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2人用 |
時間 | 10~30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
難易度 | 中級者向け |
ガンナガンは、銃士と機銃2丁を選んで戦う2人専用のTCG風カードゲームです。
最初に「銃士1人・機銃2丁・技能1つ」を選びます。この4枚の組み合わせを選ぶだけで、速攻型・高火力型・妨害型など色んなタイプの戦略を取れるのがガンナガンの魅力です。TCG好きなら、この組み合わせを考える瞬間からワクワクすると思います!
そして、2丁拳銃さながら「2つのデッキを使う」というのも面白いところ。また、それぞれの銃に銃弾を装填する・射撃したらリロードするというシステムも銃撃戦のテーマに合致していて、雰囲気もバッチリのカードゲームです。
28位:ファラウェイ
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2~6人 |
時間 | 25分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
ファラウェイは「手札3枚の中から1枚を出す」を繰り返して、8枚出したら得点計算するというシンプルなボードゲームです。
このゲームの独特なポイントは、得点計算を逆順で行うところ。
自分が出した8枚のカードを全て裏返し、最後に出したカードから順番に表にして、「動物アイコン1つにつき4点」「赤色カード1枚につき3点」などの条件で得点していきます。ただし、得点の対象はオモテ向きカードのみなので、最初に出したカードほど表向きのカードが多いので得点しやすくなっています。
ボードゲームでは珍しく、最後に出すカードよりも最初に出すカードの方が大量得点できるので、序盤にどのカードを選ぶかが重要で、最初から気が抜けないボードゲームです。
29位:オリフラム
ジャンル | 心理戦 |
人数 | 2人~5人 |
時間 | 20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
オリフラムは、場の「左端に置くか・右端に置くか」を選択してカードを配置していく心理戦カードゲームです。
手番の度に、場のカード列の「左端」か「右端」に裏向きで手札を配置していきます。配置したカードは「公開するか・しないか」を選択することで、勝利点を貯めたり、カード効果を発動したりすることができます。
10種類のカードはどれも効果がシンプルですが、「左か右のどっちに置く?」「カードを公開する?しない?」という判断がとても悩ましいです。伏せられているカードが何かを予想しながら、コンボを考えてカードを配置したり、破壊される前に勝利点をギリギリまで貯められるよう公開するタイミングを見計らったりします。
1ゲームの20分という軽さでありながら濃密な読み合いができるので、個人的にはこの系統で一番気に入っている作品です!
30位:ブレイドロンド
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 1人~2人 |
時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 中級者向け |
ブレイドロンドは、山札なしで手札7枚のみで戦う、2人でできるTCG風カードゲームです。毎ターンコストが収まるようにカードをプレイしていき、先に相手のライフを0にした方の勝利です。
ブレイドロンドの面白いところは、ゲーム前にランダムに配られた15枚のカードから、手札にする7枚を選ぶというシステム。
どのカードを選ぶかで展開が大きく変わるので、ここでの戦略の立て方がとても重要です。カードを選んでいる時には「これは入れたい、これも必要、あれも欲しい…」とすぐに7枚に達してしまい、何を選ぶかが本当に悩ましくて面白いです。
2人でじっくり遊べる戦略的なカードゲームを探している人におすすめです。
31位:ワンナイト人狼
ジャンル | 心理戦 |
プレイ人数 | 3~7人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
人狼ゲームを手軽に楽しめるようになったのが『ワンナイト人狼』で、ゲームマスター不要・脱落者なし・少人数でも遊べる・数分で終わるというのが特徴です。
各プレイヤーには「村人陣営」か「人狼陣営」の役職が配られます。村人陣営は、会話の中からウソを見破って人狼役を見つけ出さなければなりません。
一方で、人狼役は、自分の役職を偽ったり、相手を騙して間違った方向に誘導して、自分の正体がバレないように立ち振る舞います。
たった3分という短い時間で「誰が人狼なんだ…!?」というドキドキ感をここまで味わえるゲームは他にありません。最後には意外な結果になることも多く、ゲーム終了後も感想戦で大盛り上がりできるゲームです。
32位:犯人は踊る
ジャンル | 心理戦 |
人数 | 3人~8人 |
時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 初心者向け |
犯人は踊るは、誰が犯人カードを持っているのかを推理する心理戦カードゲームです。
手札に犯人カードを持っている人を当てると勝つことができますが、犯人カードはプレイヤーの手札を移動していくので、プレイ中に「犯人役」が次々と変わっていきます。
「さっきはAさんが犯人だったと思うけど、今はBさんかも?」というように、手札の交換状況から犯人カードを持つプレイヤーを推理します。一方で、犯人カードを持つ人は最後までバレずに手札に残すことができれば、逃げ切って勝つことができます。
遊び方が簡単&カード効果がシンプルなので、子供から大人まで遊びやすいパーティーゲームです。特に大人数になるほど犯人当てが難しくなって盛り上がります!
33位:世界の七不思議デュエル
ジャンル | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人用 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
世界の七不思議デュエルは、人気ドラフト系ゲームの『世界の七不思議(7WONDERS)』が2人専用ゲームになった作品です。建造物を建てたり、軍事力を強化したり、科学的発見を成し遂げたりして、自分の都市を発展させることを目指します。
特徴的なのは、場に公開されているカードから獲得していく「公開ドラフト方式」です。お互いに何が欲しいのかが分かる状態なので、手番の度に自分が欲しいものを取るか、相手の妨害をするかで悩まされます!
また、勝ち方が3パターンあるのも面白いポイント。得点を稼ごうとしたら軍事力で負けてしまったり、軍事力を高めようとしていたら科学力で負けてしまう…なんてこともしばしば。
中盤以降は相手の狙いに気をつけなければならないので、常にヒリヒリした緊張感が楽しめるカードゲームです。
34位:カーニバルモンスターズ
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2人~5人 |
時間 | 45分 |
対象年齢 | 12歳~ |
難易度 | ゲーマー向け |
カーニバルモンスターズは、動物園ならぬ”怪物園”のオーナーになって、たくさんのモンスターを展示して怪物園作りをするボードゲームです。TCGで人気のマジック:ザ・ギャザリングを作ったリチャードガーフィールド氏の作品です。
ゲーム内容は『全員同時型カードドラフトゲーム』になっていて、全員一斉に手札からカード1枚を選んで、残った手札を隣の人に回して、カードがなくなるまでドラフトを続けます。
カードが回ってくるたびに、「今回は土地にしようか?いや、スタッフを増やそうか?」や「後半戦のために強いモンスターをキープしておくか?」など、何を選ぶかというのが本当に悩ましいです!
実際に遊ぶ前まではカードの多さと豪華な見た目で「ちょっと大変そう…」という印象でしたが、実際に遊んでみるとめちゃくちゃサクサク遊べる良作でした!
35位:ワードバスケット
ジャンル | パーティー |
人数 | 2人~8人 |
時間 | 10分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 初心者向け |
ワードバスケットは、”しりとり”をカードゲーム化してスピード勝負にしたゲームです。
使うのは「ひらがな1文字」だけが書かれたカード。「場の文字」から始まって、「手札の文字」で終わる言葉を宣言しながらカードを出します。
上の画像では、場のカードが「は」で、手札に「い」があるので、「はくさい」と言ってカードを出すことができます。
ただ、普通のしりとりと大きく違うのが、思いついたら誰でもすぐにカードを出せるというところ。そのため、カードを出そうとした瞬間に他の人に出されてしまい、「えっ今出そうとしたのに!!」と何度も悲鳴があがって盛り上がります。誰でも知っているしりとりがベースなので、普段アナログゲームを遊ばない家族や親戚とも遊びやすいゲームです。
36位:宿命の旅団
ジャンル | 心理戦 |
人数 | 2人~5人 |
時間 | 30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
難易度 | 中級者向け |
宿命の旅団は、9人の団員から4人を選出して、お互いのカードを読み合うカードゲームです。
ラウンドの最初に4枚の団員カードを選んだら、カードを1枚ずつ出しながら団員の能力を使っていきます。
このゲームの特徴は、それぞれの団員に「すぐ使える弱めの能力」と「次のターンで使える強力な能力」があってどちらを使うか選べるところ。ただし、強力な能力は他のプレイヤーによって打ち消されるかもしれないというリスクがあります。
「今回はどの4人にするか」「カードを出す順番をどうするか」「弱か強のどちらにするか」といった悩ましいポイントが至るところにあって、心理戦要素の強いカードゲームです。
37位:マグノリア
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2人~5人 |
時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
難易度 | 中級者向け |
マグノリアは、「3×3」の領地に様々なユニットカードを配置して、それらの固有能力で自分の国を発展させていくカードゲームです。
自分の場に最大9枚のカードを並べるだけですが、カード選択だけでなく、どこに配置するのかといった悩ましさもあります。というのは、「同じ種族・職業で一列揃えたら配置ボーナスを受けられる」「各列の最前線にいるユニットだけ戦争に参加できる」といったポジションのルールがあるからです。そのため、コンボを考えながらカードを選び、戦力の強化・ボーナス獲得を狙ってポジションを決めるといった判断が重要になります。
1ゲームたったの20分という短さで、カード選び・カード配置の悩ましさと拡大再生産の気持ちよさがしっかり味わえるカードゲームです。
38位:花火 スターマイン
ジャンル | 協力系 |
人数 | 2人~5人 |
時間 | 25~45分 |
対象年齢 | 8歳~ |
難易度 | 中級者向け |
花火:スターマインは、プレイヤーが花火師となって、数字カードを小さい順に出していくことで、綺麗な花火をたくさん打ち上げようという協力系ボードゲームです。有名な協力ボードゲーム『花火』の豪華パワーアップ版です。
このゲームの独特なポイントは周りのプレイヤーの手札は見えるけど、自分の手札だけ見えないというところ!
そのため、他のプレイヤーから「コレとコレが黄色だよ」「コレだけ1ね」というように1種類の色か数字のどちらかを教えてもらいます。ただし、ヒントを出す時は限られたヒントトークンを使わなければなりません。この厳しい状況の中、ヒントの意図を読み取ってドンピシャで当てた時は、ヒントを出した側も読み取った側も最高に気持ちよくなれます!
花火:スターマインは、カードサイズの変更・カードスタンド付きで格段に遊びやすくなり、さらに「黒色の花火」「ボーナスタイル」といった新要素が追加されてやり込み度がアップしています。
39位:街コロ
ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2人~4人 |
時間 | 30分 |
対象年齢 | 7歳~ |
難易度 | 初心者向け |
街コロは、サイコロを振って自分の街を開発していく街づくりカードゲームです。
最初は「麦畑」と「パン屋」しかない小さな街ですが、サイコロを振ってお金を稼ぎ、そのお金で新たな施設を建設して、街を大きくしていきます。一番最初に、高コストの大型施設4つを作った人の勝利となります。
街コロの良いところは、サイコロを振るだけという簡単さ・街を大きくなっていくワクワク感・適度な戦略性もあるという点で、普段ボードゲームを遊ばない人を惹きつける要素が揃っています。
また、街コロをプレイする時は、拡張版の『街コロプラス』も加えると、戦略の幅が広がってぐんっと面白くなるのでおすすめです!
40位:トップテン
ジャンル | パーティー |
プレイ人数 | 4~9人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 14歳~ |
難易度 | 初心者向け |
トップテンは、自分の数字をお題に沿った言葉やジェスチャーで表現する協力型パーティーゲームです。
最初に配られるカードには1~10までのいずれかの数字が書いてあり、それぞれの数字はお題に対する「どのくらい」かを表しています。例えば、《レストランで「こちらはサービスです」と言われました。どんなサービス?》というお題なら、1に近いほど「苦笑いしてしまうもの」、10に近いほど「最高に嬉しいもの」です。
全員が自分の数字を表現したら、親プレイヤーは昇順(1⇒10)になるように、各プレイヤーを指名して数字を公開していきます。もし前の人の数字より小さい数字を出してしまうと、ペナルティとしてチップを1枚失います。5ラウンド終了した時点でチップが残っていたらプレイヤーの勝ちです。
500種類あるお題の中には「大喜利っぽいお題」や「ジェスチャー系お題(おしゃべりNG)」も含まれるので、盛り上がりやすいのが良いところ。みんなで爆笑したいときにおすすめのカードゲームです。
カードゲームランキング41位以降はこちら
人気カードゲームのおすすめランキング41位以降は、2ページ目以降で紹介しています。
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