ブレイドロンドを徹底紹介!7枚の手札を選んで戦うカードゲーム
ブレイドロンド(Blade Rondo)は、手札7枚だけで戦う対戦型カードゲームです。一般的なトレーディングカードゲーム(TCG)ではお互いがデッキを用意しますが、ブレイドロンドでは「40枚の共通カードからデッキを作る」のが特徴です。
2017年に発売して以来、拡張版がどんどん増えて、最終的に全5種類のシリーズとなりました。
今回は、1~2人用カードゲーム『Blade Rondo(ブレイドロンド)』のルール・遊び方を徹底紹介します。
▼Blade Rondo
▼Blade Rondoに合うスリーブ
商品名 | Blade Rondo |
---|---|
プレイ人数 | 1-2人 |
プレイ時間 | 10-20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | 手札管理 |
発売時期 | 2017年 |
デザイナー | ポーン |
メーカー | ドミナゲームズ |
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ブレイドロンドはどんなゲーム?
ブレイドロンドは、山札なしで手札7枚のみで戦う、2人でできるTCG風カードゲームです。毎ターンコストが収まるようにカードをプレイしていき、先に相手のライフを0にした方の勝利です。
ブレイドロンドの面白いところは、ゲーム前にランダムに配られた15枚のカードから、手札にする7枚を選ぶという手札構築システム。
どのカードを選ぶかで展開が大きく変わるので、ここでの戦略の立て方がとても重要です。カードを選んでいる時には「これは入れたい、これも必要、あれも欲しい…」とすぐに7枚に達してしまい、何を選ぶかが本当に悩ましくて面白いです。
2人でじっくり遊べる戦略的なカードゲームを探している人におすすめです。
ブレイドロンドの内容物
ブレイドロンド(Blade Rondo)の内容物は下の写真で全てです。
「ボード」「カード類」「10面ダイス」「青マーカー」「説明書」が入っています。
10面ダイスは「数値表示」に使う
「ダイスが入っているということは運ゲーなのか…」と思った方。
実はこのゲーム、ダイスは振りません。
ダイスはボードに置いて攻撃力などの「数値」を表すために使います。
ダイスの上部の面が「現在の数値」を表しています。
そのため、上の写真の場合は「攻撃力=4」ということです。
青マーカーは「残りライフ」
また、青いマーカーは「ライフの表示」に使います。
ダメージを受けたら、このライフを動かして、残りライフを表示します。
カードのタイプは「4種類」
そして、手札となるカードには「4つのタイプ」あります。それぞれ色で分かれていて、「赤・青・緑・紫」の4色があります。
上の通り、「赤:物理攻撃」「青:魔法攻撃」「緑:補助」「紫:トラップ」となっています。
ブレイドロンドのルール
ここからは、ブレイドロンド(Blade Rondo)のルール・遊び方を詳しく紹介していきます。
①これぞ醍醐味!!『手札選び』
ブレイドロンドならではの面白いポイントはこの『手札選び』です。
40枚あるカードからランダムに15枚ずつ配ります。
残った10枚のカードは使いません。
そして、配られた15枚から、手札として使う7枚を選びます。残りの8枚はこのゲームでは使用しません。
ブレイドロンドにはデッキ(山札)はないので、ここで選んだ7枚のカードだけで戦うことになります。
②ゲームの準備
初期の配置はこのような感じです。
ボード上に「ダイス」と「マーカー」を置きます。
また、攻撃力や防御力をあげるためのカードを手元に配置します。
③ターンの初めにボルテージを「+1」する
ターンの最初にやることは、ボルテージの数値をプラス1します。
このボルテージの数値が、このターンに使えるコストを表しています。
④カードを出す
手札のカードには左上に「コスト」が書かれていて、そのコストがボルテージの数値以内であれば出すことができます。
例えば、現在のボルテージが「2」なら、「コスト2以下のカード」を出すことができます。
また、ボルテージの数値内であれば複数枚出してもOKです。例えば、ボルテージ「2」の場合、「コスト1」のカードを2枚出すこともできます。
⑤相手を攻撃する
場にカードを出したら相手を攻撃します。
物理攻撃なら、「自分の攻撃力ー相手の防御力」分のダメージを与えることができます。また、魔法攻撃なら相手の防御力に関係なくダメージを与えられます。
ダメージを受けたら、ライフマーカーをダメージの数値分動かします。
⑥カードはターン終了時に戻ってくる
ターン終了時、使ったカードは手札に戻ってきます。
ただし、カードの中には「使い切り」で戻ってこないものもあります。
⑦トラップカードもある!!
また、自分の手番に「トラップカード」を裏向きにセットしておくこともできます。トラップカードは、相手のアクションに応じて発動します。
トラップカードの効果は様々で、「相手の攻撃を無効化する」ものや「一時的に防御力をアップさせる」ものなどがあります。
⑧終盤になれば強力なカードが出せる!!
ゲームの終盤には、ボルテージが大きい数字になっているので、高コストで強力なカードを出すことができるようになります!
⑨ライフが0になったら負け
このような攻防を繰り返して、どちらかのライフが0になったら終了です。
ソロプレイについて
ブレイドロンドは2人専用ゲーム…と思いきや、実は1人でソロプレイすることもできます。
ソロプレイでは、対戦相手の代わりにボスとなる「イデアカード」と対戦し、イデアを5体倒したらプレイヤーの勝利となります。
「1つのミスで負けそうになる緊張感」と「20種類ものボスと豊富な攻撃バリエーション」があるので、ソロプレイでも本当に面白いです!
▽ソロプレイしている時の写真
また、詰まないための「救済措置」があったり、遊び応えのあるゲームバランスになっているので、ソロゲームとしてちゃんと練られていると感じました。
ブレイドロンドのレビュー
最後は、ブレイドロンドのゲームレビューです。
いくつかのTCGを遊んだことがありますが、ブレンドロンドの「山札なし・手札は自分で選ぶ」というシステムが新鮮でとても面白いです。「このカードもほしい、これも必要、これも…」とやっていたらすぐに7枚オーバーしてしまうので、7枚に絞るのが本当に悩ましいです。ついつい時間がかかって、相方に「早くしてよ!」と怒られてしまいます。笑
また、毎回最初に配られる15枚が変わることで「同じ手札にならない」ので、色んな戦略・違った展開が楽しめるのもGOOD。TCGは強力なデッキが生まれるとそのデッキばかりに偏って飽きてしまうのですが、ブレイドロンドだとその心配はなさそうですね。
気軽に短時間で対戦型カードゲームが楽しめるので、TCG・カードゲーム好きなら1つ持っておいて損はないゲームだと思います。2人用の傑作ゲームです!
以上が、『ブレイドロンド(Blade Rondo)』のルール&レビューでした。
▼Blade Rondo
ブレイドロンドを開発したDomina Gamesの『ミラリス(Miraris)』や『ジェミノア』もおすすめです!
ブレイドロンドに合うスリーブ
ブレイドロンドのカードサイズは「63×89mm」なので、『ホビーベースのTCGサイズスリーブ(66×91.5mm)』がちょうどいい大きさです。
ブレイドロンドのカードをスリーブにいれた写真がこちらです↓
ブレイドロンドには65枚のカードが入っているので、この50枚入りのスリーブが2セットあればOKです。
その他のスリーブについては、下記サイトの『ブレイドロンドのカードサイズに合うスリーブを徹底紹介』をご覧ください。
ブレイドロンドの拡張シリーズ
ブレイドロンド(Blade Rondo)はその人気から拡張シリーズも増えてきています。
2020年5月に発売した『Blade Rondo Lost Dream(ブレイドロンド ロストドリーム)』が最後の拡張となりました。基本と拡張版を合せると、全部で5作品あります。
どのシリーズも「独立型拡張」なので単体でも遊べますが、追加要素があって少し複雑になるので、まずは通常版に慣れてから遊ぶのがおすすめです!
拡張1弾:ブレイドロンド ナイトシアター
拡張1弾は『Blade Rondo Night Theater(ナイトシアター)』では、2018年11月に発売しました。
基本版にはなかった新要素(昼・夜というギミックなど)が追加されています。
拡張2弾:ブレイドロンド グリムガーデン
拡張2弾の『Blade Rondo Grim Garden(グリムガーデン)』は2019年5月末に発売しました。
新たな要素として「金貨システム」「錬成効果」などが追加されて戦術がさらに広がりました!
拡張3弾:ブレイドロンド フロストヴェール
拡張3弾『Blade Rondo Frost Veil(フロストヴェール)』は2019年12月5日に発売しました。
フロストヴェールでは、新たに「凍結」という新要素が入っているようです。楽しみにして待ちましょう!
拡張4弾:ブレイドロンド ロストドリーム
拡張4弾『Blade Rondo Lost Dream(ロストドリーム)』は2020年5月に発売しました。これがシリーズ完結作です。
シリーズの完結作のテーマは「原初の力」。つまり、物理攻撃に特化したかつてない対戦環境になっています。