
『ミラリス(Miraris)』のルール:バッティングが熱い名作ボードゲーム

ミラリス(Miraris)は、有名ボードゲーム『ハゲタカのえじき』と同じバッティングシステムを採用したゲームで、『ハゲタカのえじき』に新たな要素を追加して進化したようなボードゲームです!
『ハゲタカのえじき』にはない面白い要素は『キャラクターの特殊効果がある』こと!
最初にキャラクターを選び、そのキャラクターの持つ特殊効果を活かせるようにカードを集めれば大量得点できるので、選ぶキャラクターによって毎回カードの集め方が変わります。選んだキャラクターによって毎回大きく戦略が変わるので、何度やっても飽きることなく楽しめます!
また、ハゲタカのえじきと比べて「数字カードの枚数が少ない」ので、バッティングが起こりやすく、キャリーオーバー(得点の持越し)が発生しやすいのも良いですね!「ドキドキ感」と「一発逆転の可能性」がアップしているので、とても盛り上がります!
『ミラリス(Miraris)』は、『ハゲタカのえじき』が面白いと思う人なら必ずハマるゲームだと思います!僕はまず「ハゲタカのえじき」を遊んで2~3プレイして慣れたら「ミラリス」で遊ぶようにしています。ミラリスに慣れてしまうと、もうハゲタカのえじきには戻れなくなるおすすめボードゲームです!
<ミラリスのボドゲ情報>
ジャンル 心理戦
プレイ人数 3-6人
プレイ時間 15分
ジャンル 心理戦
プレイ人数 3-6人
プレイ時間 15分
<関連記事>
・ミラリスにぴったりの『カードスリーブ』を紹介
・ハゲタカのえじきのルール:心理戦が熱いカードゲーム
目次
面白いのは「キャラクターに特殊能力がある」こと
ミラリスの特徴は何と言っても、『キャラクター選び』があり『そのキャラクターに特殊効果』があることです!
キャラクターの特殊効果によって必要な得点カードが変わるので、必ずしも高い得点カードを集めればいいというわけではありません。低い得点カードばかり集めても、最終的にはキャラクターの特殊効果で大量得点することもできます!
選ぶキャラクターで戦略が大きく変わるので、何度も飽きずに遊べます!コスパの良いゲームですね。
ミラリスの『3種類のカード』
まずは、ミラリス(Miraris)で使うカード3種類を紹介します。
①キャラクターカード
まずは先ほど紹介した「キャラクターカード」です。全部で12枚あります。
プレイヤーはこの中の1枚を自分のキャラクターとします。
②通貨カード
次に、「通貨カード(ゲーム内ではドルーミールカード)」です。この通貨カードを使って得点カードをゲットしていきます。
『ハゲタカのえじき』で言うところの「数字カード」と同じものです。ハゲタカでは数字が「1~15」までですが、ミラリスは「1~9」までです。数字の枚数が少ない分、ミラリスの方がバッティングが起きやすくなっています。
③得点カード
こちらが『得点カード(ゲーム内では奇跡カード)』です。
カードの下部に描かれている「王冠の数が点数」を表しています。例えば、王冠3つならそのカードの得点は3点ということです。
ハゲタカのえじきの得点カードは「-5~10」まででしたが、ミラリスの得点カードは「1~7」の7種類となっています。
ミラリス:ゲームの準備
①「キャラクターカード」を選ぶ
まずは「キャラクター選び」です。
ランダムに配られた2~3枚のキャラクターカードの中から、1枚選びます。選んだキャラクターカードは裏向きで手元に置きます。
②「通貨カードのセット」を受け取る
「1~9」までの通貨カードのセットを受け取ります。
③山札から人数分のカードを「表向き」にして並べる
山札をめくり、人数分のカードを表向きにして並べます。例えば、4人プレイなら4枚めくって、山札の隣に並べます。
これで、準備OKです。ここからはミラリス(Miraris)の詳しいルールを紹介します。
ミラリスのルール・遊び方
①「通貨カード」を1枚選んで一斉にオープン
手札の通貨カードから1枚選んで、一斉に表向きにします。
②「得点カード」を獲得する
各プレイヤーが出した通貨カードの数字の大きさを比べます。
大きい数字を出した人から順に、「山札から遠いカード」を獲得します。
つまり、最も大きい数字を出した人が「山札から最も遠いカード」を獲得し、最も小さい数字を出した人が「山札から最も近いカード」を獲得するということです。
ただし、他の人と同じカードを出してしまったら、何も獲得できません…。ハゲタカのえじきと同じ「バッティングシステム」ですね。
上の画像では、2人が「5」を出してバッティングしているので、その2人には獲得権がなくなります。
一度使ったカードは2度使えないので、ゲームから除外しておきましょう。
③新たに山札からカードをめくり並べる
最初と同じように、山札から新たに人数分のカードを表向きで並べます。
この時、バッティングによって獲得されていないカードがあれば、その上に重ねます。これがキャリーオーバー(得点の持越し)です。
次に得点カードを獲得する時に2枚重なっていれば2枚とも獲得できます。上の画像の場合だと、中央の2箇所はカードが2枚重なっているので、このカードを獲得する人は2枚とも手に入ります。
ミラリスは通貨カードの枚数が9枚と少ないので、かなりの頻度でバッティングしてキャリーオーバーが発生しやすいです。特に6人プレイの場合にはキャリーオーバーが続き、3枚以上溜まることもあるので、みんながそのカードを手に入れようとしてとても盛り上がります!
ゲームの終了
①~③の流れを「8回」行なったら、ゲーム終了です。
ゲーム終了時には手札は通貨カードを1枚残した状態となります。
得点計算
得点計算は「得点カードの点数」と「キャラクターカードの特殊効果」で計算します。
「得点カード」の計算方法は簡単で、手に入れた得点カードに描かれている「王冠の合計数が点数」です。下の画像の場合だと、王冠が全部で25個あるので「25点」ということなります。
ただ、これだけではありません!
「キャラクターカードの特殊効果」で得点が変化することがあります。
例えば、自分のキャラクターが「アリー」だった場合。
アリーには「2の点数は10になる」という強力な特殊効果があります。
自分のキャラクターが「アリー」だった場合、2点の得点カードが10点に変化するので、先ほど「25点」だった得点は、下のように「41点」に変わります。
このように、キャラクターごとに面白い特殊効果があるので、低い得点カードでもキャラクターによっては高得点が狙えるカードになります。
このように、キャラクターの特殊効果まで加味して得点計算し、最も点数が高かった人の勝ちとなります。
様々な効果を持つ魅力的なキャラクター
最後に、面白い特殊効果を持つキャラクターを3つだけ紹介します!
ローランド
「1~7までの7種類の得点カード全てを集めたら無条件で勝利する」という特殊なカード。
様々なカードを集めている人がいれば「ローランド」の可能性があるので、全力で阻止しましょう!
セレナ
ゲーム終了時に「山札からカードを4枚引いて獲得する」という強力な効果。運の要素もありますが、得点が競っている時には心強い能力です!
エル
こちらも面白い特殊効果で「6と7の得点カードの点数は0になるが、合計点数が2倍になる」というもの。
このキャラクターも超強力なので、積極的に5以下の数字を狙っていきましょう。
ミラリスのカードに『スリーブ』をつけよう!
ミラリスにはたくさんのカードが入っており、カードに傷や汚れや汚れが付くと、それが目印となってしまい、ゲームが成り立たなくなってしまうこともあります。
そのため、遊び始める前にスリーブを付けてカードを保護するのがおすすめです。
カードのサイズは「63mm×89mm」なので、このサイズに合うスリーブを用意しましょう。
詳しくはこちらの記事『ミラリスのカードに合うスリーブを紹介』でぴったりのスリーブを紹介しているので、参考にしてみてください。
ミラリス(Miraris)のレビュー
もともと『ハゲタカのえじき』のバッティングシステムがすごく気に入っていたので、ミラリスも個人的にクリーンヒットなゲームでした!今ではもうハゲタカのえじきには戻れません。笑
特に5~6人で遊ぶとバッティングの連続になるのでとても盛り上がりますし、キャリーオーバーを重ねた時の大量得点が可能な局面は熾烈な駆け引きが巻き起こります!
今では、ボードゲーム慣れしていない人がいる時はまず『ハゲタカのえじき』で遊んで、それから『ミラリス』をやるようにしています!そうすると、初めての人でもミラリスにすんなり入り込めるのでおすすめです!
世間での評判も良さそうで今じわじわと人気がでてきているので、「ハゲタカのえじきが好き」「バッティング系ゲームが好み」「盛り上がるゲームを探している」という人はぜひプレイしてみてください!
<関連記事>
・ミラリスにぴったりの『カードスリーブ』を紹介
・ハゲタカのえじきのルール:心理戦が熱いカードゲーム
また、ミラリスと同じ「Domina Games」から発売している『ブレイドロンド』もおすすめです!
あわせて読みたい


ブレイドロンドを徹底紹介!7枚の手札を選んで戦うカードゲーム
ブレイドロンド(Blade Rondo)は、手札7枚だけで戦う対戦型カードゲームです。一般的なトレーディングカードゲーム(TCG)ではお互いがデッキを用意しますが、ブレイド...