ナナを徹底紹介!最大・最小・場札から3枚当てるボードゲーム
ゲームマーケット2021秋でMob+(モブプラス)さんから発売された『ナナ』。発売後の評判が良いので、SNSで見たことあるという人も多いのではないでしょうか。
僕は神経衰弱のようなゲームと聞いて「神経衰弱は苦手だし…」と思って微妙な印象でしたが、実際に遊んでみるとめちゃくちゃ良いゲーム。相手の手札を読むのも重要で、記憶力と読み合いのバランスが絶妙です。誰とでも遊びやすいので、ボードゲーム初心者と遊ぶ時の定番カードゲームになりそうです!
今回は、カードゲーム『ナナ』のルール&レビューを紹介します。
▼ナナ カードゲーム
▼ナナに合うスリーブ
商品名 | ナナ |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 6歳~ |
ジャンル | 記憶・読み合い |
発売時期 | 2021年 |
デザイナー | 宮野華也 |
ブランド | Mob+ |
イラスト | 別府さい |
価格 | 1980円(税込み) |
ナナはどんなボードゲーム?
ナナは、同じ数字を3枚当てることを目指すカードゲームです。
誰かの手札の「最大」or「最小」、「場のカード」から同じ数字を連続して3枚当てるとチャレンジ成功です。チャレンジを3回成功させた人の勝利です。
記憶力も大事ですが、同じくらい「手札の読み合い」が重要なゲーム。自分の見えている手札・他のプレイヤーのチャレンジ状況・公開された数字をヒントに「多分、あの人の最大は9かな」「今の最小は3だろうな」などと推理できます。
手軽に遊べるシンプルなルールに、熱い読み合い、盛り上がる一発逆転要素があって、自分の周りでは新定番間違いなしのカードゲームです!
ナナの内容物
ナナの内容物がこちら。
《内容物》
カード36枚(1~12が3枚ずつ)
上の画像の通り、1~12までの数字がそれぞれ3枚ずつあります。
ちなみに、タイトルがナナというだけあって「7」が特別仕様のキラキラカードになっています!
ナナのゲーム準備
まずは、ナナのゲーム準備からです。
各プレイヤーに手札を配り、残ったカードを「場札」としてテーブル中央に配置します。
4人プレイなら、手札7枚・場札が8枚になります。
手札を右に向かって昇順になるように並べ替えます。
上の画像の場合は「1・2・4・6・6・9・12」という順になります。
これで、ゲーム準備完了です。
ナナのルール
ここからは、ナナのルール・遊び方を紹介します。
ゲームの目的
ゲームの目的は、手札と場札から同じ数字を3枚当てることです。
同じ数字を3枚当てることを1~3回達成した人の勝ちです。(当てた数字により回数が変わる)
同じ数字を3枚当てるチャレンジ
手番にやるのは「同じ数字を3枚当てるチャレンジ」です。
できるのは、以下の2つのうちどちらか。
- 手札を公開する
- 場札を公開する
連続して同じカードを3枚公開すると、チャレンジ成功です。
A. 手札を公開する
誰か1人の手札から「一番大きい数字」か「一番小さい数字」を公開させます。
最大・最小の数字を複数枚持っていた場合は、1枚だけ公開します。
また、自分の手札から最大・最小のカードを出してもOKです。
公開したカードは一時的に持ち主の手前に置いておきます。
B. 場札を公開する
場札のどれかを選んで公開することもできます。
場札は最大・最小に関係なく、好きなものをオープンにしてOKです。
チャレンジ成功・失敗するまで行う
カードの公開は、チャレンジが成功 or 失敗するまで行います。
1枚目のカードと違うカードを公開してしまったら、チャレンジ失敗です。
チャレンジ失敗したら、公開された手札は持ち主の手札に戻り、公開された場札は裏向きに戻します。
同じ数字3枚を続けて公開できたら、チャレンジ成功です。
成功したカード3枚を自分の手元に置いておきます。
チャレンジの成功 or 失敗で、次の人の手番になります。
ゲームの終了
ナナでは、勝ち方が3パターンあります。
1つ目の勝ち方は、チャレンジを3回成功させること。
2つ目の勝ち方は、チャレンジが2回成功した時、2セットの数字を足し引きしたら「7」になる場合。
3つ目の勝ち方は、「7」のチャレンジを成功させた場合です。
7の場合はチャレンジ1回のみで勝てるので、大逆転の可能性があります!
ナナを遊んだ感想
実際にナナを遊んだ感想をレビューします。
記憶が苦手でも、読みでカバーできる!
子どもたちから「神経衰弱やろ~」と言われると、心の中で(頼むから神経衰弱以外にしてくれ…)と思うくらいには神経衰弱が苦手ですが、そんな自分でもナナは面白い!
神経衰弱嫌いでも遊びやすいと思ったポイントは3つ。
1つ目は、記憶力勝負のようで「手札の読み合い」の要素も大きいこと。自分の見えている手札・他のプレイヤーのチャレンジ状況・既に公開された数字をヒントに、「あの人の最大は11かな」「いまの最小は5だろうな」などと推理できるので、記憶に自信がなくてもある程度は読みでカバーできます。
2つ目は、神経衰弱ほど覚えることは多くないこと。神経衰弱よりもカード枚数は少ないし、自分の手札は見えてるし、他プレイヤーの手札で覚えておくのは最大・最小だけ。記憶する枚数がめちゃくちゃ多いわけではないので、想像していたよりも遊びやすかったです。(とは言っても何度か記憶が混乱しましたが…笑)
3つ目は、チャレンジ1回・2回でも勝てるという逆転要素があること。苦手な人でも最後まで希望を捨てずにプレイできるのがGOOD。特に、1回もチャレンジ成功していない人が場から最後の「7」を引き当てて大逆転した時はめちゃくちゃ盛り上がりました!笑
定番カードゲームの仲間入り!
まだナナを遊んだ回数は2回ですが、1回目のメンバーでも2回目のメンバーでもかなり盛り上がったので、安定感抜群のボードゲームだと思いました。(人数は3人以上がおすすめ)
僕の中では、『はげたかのえじき』や『コヨーテ』などの定番カードゲームに並ぶ王道感を感じています。箱もコンパクトなので持ち運びやすいのも有難いです。
話題になっているけど「神経衰弱のような~」と聞いて自分に合わないと避けていた人にもぜひ遊んでもらいたい作品。記憶と読み合いが絶妙なバランスの傑作です!
また、ナナのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
ナナのカードに合うスリーブ
ナナのカードサイズは「89×58㎜」なので、『ホビーベース アメリカンサイズ・ハード(92×60㎜)』がちょうどいい大きさです。
ナナにはカードが36枚入っているので、この50枚入りスリーブが1セットあればOKです。スリーブを付けた状態で箱にしまうことも可能です。
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