XENO(ゼノ)を徹底紹介!手札がたった1枚の心理戦カードゲーム
XENO(ゼノ)は「18枚のカードを使い、相手の手札を読み合う」心理戦カードゲームです。
オリエンタルラジオのあっちゃんこと中田敦彦さんが名作カードゲーム『ラブレター』をリメイクした作品で、2019年10月に発売しました。通常版のほかに「豪華版」も販売されています。
また、最近では中田さんが有名人(Daigo氏・ヒカル氏等)と対戦する動画も公開されて、話題になっています。
今回は、カードゲーム『XENO(ゼノ)』のルール&レビューを徹底紹介します。
XENOのカード効果が一目で分かる「カード効果一覧表」のダウンロード回数が15,000回を超えました!現在、スマホ用・印刷用(通常版・豪華版)の3種類を公開しています。
⇒『XENOカード効果一覧表』はこちら。
XENOのカード効果が一目で分かる「カード効果一覧表」のダウンロード回数が15,000回を超えました!現在、スマホ用・印刷用(通常版・豪華版)の3種類を公開しています。
⇒『XENOカード効果一覧表』はこちら。
▼XENO(ゼノ)通常版
▼XENOに合うスリーブ
商品名 | XENO |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 3~10分 |
対象年齢 | ‐ |
ジャンル | 手札の読み合い |
発売時期 | 2019年10月 |
ゲーム原案 | カナイセイジ |
販売元 | NIRVA |
価格 | 700円 |
▼XENOの豪華版
▽『XENO豪華版』の違いを徹底紹介
XENO(ゼノ)はどんなゲーム?
XENO(ゼノ)のストーリー
XENO(ゼノ)のストーリーは「皇帝の圧政に苦しむ国に、不老不死の英雄が現れた」というもの。
「力で支配する者は必ず滅ぶ」という教えを説いて回る英雄と、その英雄を処刑したい皇帝との戦い。
さらに、国が変わることを願う『少年』、英雄の逮捕を命じられた『兵士』、国の未来を占う『賢者』など10人の人物が登場します。
最終的に生き残った人物の中で「最も強い力を持っている人の勝利」となります。
▽XENOの詳しいストーリーは公式サイトに載っています。
オリラジ中田敦彦版のラブレター!
オリラジのあっちゃんこと中田敦彦さんが色んなカードゲームを買い漁った中で面白いと思ったのが『ラブレター』というカードゲームだったそうです。
ただ、遊んでいるうちに「メルヘンチックなストーリーをカッコ良くしたい」「もうちょっと長く戦えるようにしたい」と思い、ルールをアレンジして、ラブレターの原作者であるボードゲームデザイナーの「カナイセイジさん」にお話しして、XENOが実現したそうです。
▽ラブレターのルールはこちら。
有名人との対戦動画を公開!
中田さんと有名人がXENOをプレイする対戦動画が次々と公開されています。
これまでの対戦動画一覧がこちら。
どの勝負もヒリヒリとした心理戦を繰り広げているので、この動画を見るだけでもXENOの雰囲気・読み合いの面白さを感じることができると思います!
XENO(ゼノ)の内容物
XENO(ゼノ)に入っているものは、以下のカードです。
各カードの左上には『カードの強さを示す数字(Rank)』が書いてあります。
Rankは「1~10」まであります。
XENO(ゼノ)のゲーム準備
まずは、XENO(ゼノ)のゲーム準備からです。
①全員カードを1枚引く
全員、山札からカードを1枚引きます。
このカードが最初の手札になります。
②カードを裏向きで1枚置いておく
さらに山札からカード1枚を引いて、裏向きのまま山札の横に置きます。
このカードは「転生札」と呼びます。この転生札は、英雄カードを持っている時に使うことがあります。
XENO(ゼノ)のルール
ここからは、XENO(ゼノ)の『ルール・遊び方』を詳しく解説します。
①カードを1枚引く
最初のプレイヤーは、山札からカードを1枚引いて手札に加えます。
手札が2枚になる
②カードを1枚出す
2枚の手札から1枚を選んで、場に出します。
③カード効果を実行する
場に出したカードの効果を実行します。
カードの種類によって、カード効果は様々です。詳しいカード効果については記事後半でまとめています。
カード効果を受けて脱落した人は、自分の手札を公開して、捨て札にします。
④使ったカードは「捨て札」になる
使用したカードは自分の手元に「捨て札」として並べておきます。
上のように、出した順番が分かるように、左から順に置くようにしましょう。「どのカードをどの順で出したのか」という情報は相手の手札を推測するための材料になります。
ここまで終えたら「次のプレイヤーの番」になります。次の人も①~④を繰り返します。
⑤最後は「カードの強さ」で勝負!
山札がなくなったら「カードの強さ」で勝負です。
脱落していないプレイヤー全員が手札を公開します。カードの強さを比べて、最も数字の大きい人の勝ちです。
上の場合なら、最も大きい数字「10」の英雄を出した人の勝利です。
また、その他のプレイヤーが脱落して1人だけ生き残った場合、生き残った人の勝利となります。
XENO(ゼノ)のカード効果
XENO(ゼノ)に入っている『10種類のカード効果』をまとめました。
※【追記】貴族カードに新ルールが追加されました。
①英雄(Rank.10)×1枚
カード効果『潜伏・転生』
場に出すことができず、捨てさせられたら脱落する。『皇帝』以外に脱落させられた時に『転生札』で復活する。
②皇帝(Rank.9)×1枚
カード効果『公開処刑』
指名した相手に山札から1枚引かせて、手札を2枚とも公開させる。そしてどちらか1枚を指定し捨てさせる。
③精霊(Rank.8)×2枚
カード効果『交換』
指名した相手の手札と自分の持っている手札を交換する。
④賢者(Rank.7)×2枚
カード効果『選択』
次の手番で山札から1枚引くかわりに3枚引き、そのうち1枚を選ぶことができる。残り2枚は山札へ戻す。
⑤貴族(Rank.6)×2枚
1枚目の効果『対面』
指名した相手と手札を見せ合う。
2枚目の効果『対決』
指名した相手と手札を見せ合い、数字の小さい方が脱落する。(見せ合う際は他のプレイヤーに見られないようにする)
⑥死神(Rank.5)×2枚
カード効果『疫病』
指名した相手に山札から1枚引かせる。2枚になった相手の手札を非公開にさせたまま、1枚を指定して捨てさせる。
⑦乙女(Rank.4)×2枚
カード効果『守護』
次の自分の手番まで自分への効果を無効にする。
⑧占い師(Rank.3)×2枚
カード効果『透視』
指名した相手の手札を見る。
⑨兵士(Rank.2)×2枚
カード効果『捜査』
指名した相手の手札を言い当てると相手は脱落する。
⑩少年(Rank.1)×2枚
カード効果『革命』
1枚目の捨て札は何の効果も発動しないが、場に2枚目が出た時には皇帝と同じ効果「公開処刑」が発動する。
【公開中】カード効果一覧表を作りました!
XENOのカードにはテキストが一切なく、説明書もないので、QRコードから公式サイトに飛んでスクロールしながらカード効果を確認するのが面倒でした…。
そのため、印刷して使える『XENOのカード効果一覧表(PDF)』を作りました!
この一覧表が手元に1枚あると、すぐに効果を確認できて便利です!通常版サイズのカードサイズと同じ大きさにしてあるので、箱に入れて保管できます。
また、プリンターをお持ちでない方向けに、『スマホ用のXENOカード効果一覧表』も作成しています。
スクロールなしで効果を確認できるので、公式サイトよりも見やすいと思います。
XENOのカード効果一覧表は下記の記事からダウンロードできるので、XENOを買ったばかりの方やカード効果を覚えていない方はぜひチェックしてみてください!
装飾が豪華になった『XENO豪華版』
今回のルール紹介では『XENO 通常版』を使いましたが、実は『XENO 豪華版』もあります!
XENO豪華版では、ケースやカードの装飾が豪華になっていて、オシャレ感が増しています!
下記の記事で、『XENO通常版と豪華版の5つの違いを徹底比較』しているので、豪華版が気になる方はぜひチェックしてみてください。
▼XENO(ゼノ)豪華版
XENO(ゼノ)にぴったりのスリーブ
XENOは相手のカードを読み合いゲームなので、カードに傷や汚れが付くとゲームが成り立たなくなります。そのため、遊び始める前にスリーブをつけてカードを保護するのがおすすめです。
XENO通常版のカードサイズは「58×89mm」なので、『青雲商店のぴったりスリーブ(60×92mm)』がぴったりサイズです。
カード枚数は22枚なので、このスリーブが1セットあればOKです。
※下記の記事で『XENO通常版のカードサイズに合うスリーブ3種類』をまとめているので、スリーブを検討している方はチェックしてみてください。
ZENO(ゼノ)のレビュー
XENOの基本的な部分は人気カードゲーム『ラブレター』なので、「深い読み合いに短時間で到達できる」「後半戦の読み合いが面白い」という点は同じです。
ラブレターのレビューは『ラブレターのルール&レビュー:恋文を託して姫に届けよう!』に詳しく書いているので、ここからはラブレターとの違いについてレビューします。
XENO(ゼノ)を遊んだ感想
「これ運ゲーじゃん…」になりにくい
ラブレターでは序盤にいきなり脱落することがあり「これ運ゲーじゃん…」と言われることがあったのですが、XENOではその「脱落」が起こりづらいのが嬉しい!
「脱落する・させるカードが少ない」「ラブレターの大臣がいない」「ラブレターの姫に当たる英雄が脱落しづらい」などありますが、特に良かったのが「兵士の枚数が少なく貴重になっている」こと!
兵士が2枚しかなく序盤に当てずっぽうで使うのが勿体ないので、「ゲーム開始直後にいきなり脱落させられる」ということが起こりづらいです。また、カードの種類も増えていることもあって、適当に使ってもなかなか当たりません。
「序盤から脱落させられてゲームに参加できない」という事態になりづらいので、個人的には良いアレンジだと思います。
最強クラスのカードが明確
ラブレターでは「強いカードは序盤に引くと大きなリスクにもなる」一方で、XENOでは「強いカードは序盤から引いても強力」です。誰もが手札として持っておきたい最強クラスのカードがハッキリしているので、カードの読み合いがしやすくなっている気がします。
「テキストなし」は慣れるまで大変
唯一気になるのは「カードに効果の説明がない」こと。
ルールはQRコード読み取りなので、慣れないうちはいちいちスマホでカード効果を確認しなければならず、かなり面倒…。「動画映え」でテキストレスになっているのかなと思いますが、個人的には初めての人とも安心して遊べる「テキストあり」が良かったです…。
まとめ:オリラジ中田版のラブレター
ラブレターで引っかかっていた「初めて遊んだ人がいきなり脱落することでゲームの印象が悪くなる」という部分が解消されているので、個人的には良い調整が施されたラブレターだと思います。
そして、「700円という安さ」「美しいイラスト」で間口の広いゲームになっています。ただ、効果を覚えるまでのハードルの高さだけがとても気になります…。テキストありが欲しい!
▼XENO
▼XENOに合うスリーブ
▼XENO 豪華版
▽『XENO豪華版』を徹底比較
▽XENOの『カード効果一覧表』を公開中!
▽XENOにぴったりのスリーブを紹介!
▽カードゲームのおすすめランキング