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【ボドゲ紹介】『オリフラム』左か右か表か裏かの心理戦ゲーム

【ボドゲ紹介】『オリフラム』左か右か表か裏かの心理戦ゲーム

オリフラム(Oriflamme)は、フランス年間ゲーム大賞2020を受賞した心理戦ボードゲームです。

オリジナル版は2019年に発売し、2020年10月にアークライトから日本語版が発売されました。

今回は、短時間で濃密な読み合いが楽しめる『オリフラム』のルール&レビューを紹介します。

▼オリフラム 日本語版

商品名オリフラム
プレイ人数3~5人※2人可
プレイ時間20分
対象年齢10歳~
ジャンル心理戦
発売時期2019年
デザイナーAdrien Hesling
Axel Hesling
販売元アークライト
価格2,400円(税抜き)

オリフラムはどんなボードゲーム?

左端か右端かを選んでカード配置する心理戦ゲーム

オリフラムは、手札1枚を選び、場の「左端に置くか・右端に置くか」を選択してカードを配置していく心理戦ボードゲームです。

左端か右端を選んでカード配置するボードゲーム|オリフラム

10種類あるキャラクターカードはどれも効果がシンプルですが、「どっちに置く?」「カードを公開する?しない?」という判断がとても悩ましいです。

10枚弱のキャラクターカードを駆使する心理戦ゲーム『ラブレター』や『あやつり人形』が好きな人には特におすすめです。個人的には、1ゲームの20分という軽さでありながら濃密な読み合いができるので、この系統で一番のお気に入りになりました!

フランス年間ゲーム大賞2020を受賞

フランス年間ゲーム大賞

オリフラムは、2020年フランス年間ゲーム大賞(As d’Or – Jeu de l’Année)の一般部門で大賞となりました。

各部門の受賞作品はこちら。

一般部門オリフラム
エキスパート部門レスアルカナ
キッズ部門ドリームキャッチャー

2020年フランス年間ゲーム大賞については、下記の記事でまとめています。

関連2020年フランス年間ゲーム大賞まとめ

オリフラムの「2人専用ルール」が公開

先日、アークライトの公式ページに「オリフラムの2人用ルール」が公開されました。

2人用では各プレイヤーが2色のカードを使い、1ラウンドで2枚のカードを配置するというルールに変更されています。

詳しいルールを知りたい方は、下記のページからPDFをダウンロードしてみてください。

公式オリフラムの2人用ルール(PDF)

オリフラムの『内容物』

オリフラムの内容物がこちら。

オリフラムの内容物

【オリフラムの内容物】
協力者カード50枚 / 早見表カード5枚 / 勝利点トークン 70個 / 親タイル 1枚 / 解決順タイル 1枚 /

 

ちなみに、ゲームと直接関係ありませんが、初めて開封した時に驚いたのが、箱がスライド式になっていたこと!

スライド式の箱|オリフラム

ボードゲームというと大半が蓋タイプなので、この形状はかなり新鮮でした。ちょっとした高級感があって、オリフラムの世界感に合っていました!

オリフラムの『ゲーム準備』

オリフラムには、5色のカードがそれぞれ10枚ずつあります。

5色のカード|オリフラム

各プレイヤーは1色のカードを受け取ります。

色によって差はなく、どの色も全て同じ10枚のキャラクターカードです。

10種類のキャラクターカード|オリフラム

 

10枚のカードからランダムに3枚取り除き、7枚を手札にします。

オリフラムのゲーム準備

除外した3枚のカードは、今回のゲームで使用することはできません。このランダム要素によって、毎回異なる手札でゲームをプレイすることになります。

オリフラムの『ルール』

ここからは、オリフラムのルール・遊び方を紹介します。

ゲームの流れ・目的

ゲームは6ラウンド制で、各ラウンドでは「①配置フェイズ」「②解決フェイズ」の順に行います。

6ラウンド終了した時点で、勝利点トークンを最も多く手に入れたプレイヤーの勝利となります。

①配置フェイズ

最初のプレイヤーは、カード1枚を伏せてテーブル中央に配置します。

カード1枚を伏せておく|オリフラム

 

次のプレイヤーは、場のカードの「左端」か「右端」のどちらかに配置することができます。

左端か右端のどちらかに配置する|オリフラム

それ以降のプレイヤーも、カード列の左端か右端に置いていきます。

全てのプレイヤーがカード1枚を配置したら、解決フェイズに進みます。

配置フェイズ|オリフラム

②解決フェイズ

解決フェイズでは、場のカードを左端から順に1枚ずつ解決していきます。

自分のカードの解決順になったら、そのカードを「公開しない or 公開する」を選びます。

公開しない場合

公開しない場合は、ストックから「1勝利点」を取って、カードの上にのせます。

勝利点トークンをのせる|オリフラム

何ラウンドも公開しない場合は、勝利点トークンが複数枚のります。

公開する場合

公開する場合は、カードを表にしてその効果を発動します。

カード効果を発動する|オリフラム

上のカード「密偵」の場合は、隣のカードを1枚を選び、その持ち主から1勝利点を奪うことができます。

また、公開するカードの上に勝利点トークンがのっていれば、その勝利点トークンを獲得できます。

カード効果に「捨て札とする」という指示がなければ、カードはそのまま場に残ります。公開状態で場に残ったカードは、今後のラウンドの解決フェイズでも効果が発動します。

【補足】カード破壊について

カードの中には「他のカードを破壊する」という効果のカードがいくつかあります。

破壊カード|オリフラム

カードを破壊したプレイヤーは、ストックから「1勝利点」を獲得できます。また、破壊されたカードの上に勝利点トークンがのっていれば、それらのトークンは全てストックに戻されてしまいます。

そして、破壊されたカードはカード列から取り除かれます。カード列の空いたスペースは、両脇のカードを動かしてすぐに詰めるようにします。

空いたスペースは詰める|オリフラム

 

ちなみに、カード破壊の対抗カードして「待ち伏せ」というカードがあります。

オリフラムの待ち伏せカード

待ち伏せは「カード効果で破壊された時に、その効果を発動したカードを捨て札にして4勝利点を得られる」という貴重なカードです。成功すれば一気に大量得点できます。

ラウンドの終了

解決フェイズが終わったら、ラウンド終了です。

カード列をそのままにして、再度「①配置フェイズ⇒②解決フェイズ」を実行します。

【重要】自分のカードに重ねることもできる

2ラウンド目以降から、自分のカードの上に重ねることもできます。重ねた場合、一番上にあるカードのみが存在しているものとして扱われます。

カードを重ねる|オリフラム

カードを上に重ねることで、下のカードを守ることができます。例えば、「カードを破壊する」という効果を受ける場合でも上のカードは破壊されますが、下のカードが破壊されることはありません。

ゲームの終了

6ラウンド終了したら、ゲーム終了です。(ゲーム開始時は手札7枚ですが、1ラウンドに1枚のカードを使用するので、6ラウンド終了時には手札が1枚になります)

勝利点トークンを数える|オリフラム

勝利点トークンの数を数えて、最も多いプレイヤーの勝利となります。

▼オリフラム 日本語版

オリフラムの『カード効果』

オリフラムの10種類のカード効果をまとめました。

▼ オリフラムのカード一覧 ▼

画像カード名効果
射手|オリフラムのカード射手両端のカードから1枚を選んで破壊する
兵士|オリフラムのカード兵士隣接するカード1枚を選び破壊する
世継ぎ|オリフラムのカード世継ぎ同じ名前のカードが公開されていないなら、2勝利点を得る
密偵|オリフラムのカード密偵隣接するカード1枚を選び、そのプレイヤーから1勝利点を奪う
侯爵|オリフラムのカード侯爵1勝利点を得る。隣接する自分のカード1枚につき、追加で1勝利点を得る。
転身者|オリフラムのカード転身者隣接する公開状態のカード1枚を選び、その効果をコピーする
暗殺|オリフラムのカード暗殺任意のカード1枚を選び破壊する。その後、これを捨て札にする。
勅命|オリフラムのカード勅命任意のカード1枚を選び、任意の場所に動かす。その後、これを捨て札にする。
待ち伏せ|オリフラムのカード待ち伏せこのカードが破壊されたら、その効果を発動したカードを捨て札にして、4勝利点を得る
陰謀|オリフラムのカード陰謀これの上の勝利点トークンを得る代わりに、その2倍の額を得る。その後、これを捨て札にする。

オリフラムには10種類のカードがありますが、「カードを破壊する効果が3枚」「勝利点を奪う効果が1枚」と攻撃的なカードが多めです。

オリフラムの『スリーブ』

オリフラムのカードサイズは「61×112mm」なので、『MAYDAY GAMES 61X112 mm用スリーブ』がちょうどいい大きさです。

ただし、価格がかなり高騰していることもあるので、購入される方は値段に注意してください。

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オリフラムの『拡張』

Oriflamme Embrasement|オリフラムの拡張

出版社のスタジオHから、オリフラムの続編となる拡張版『Oriflamme Embrasement』が発表されています。

この拡張を加えることで、新たに10人のキャラクターを追加できます。

新しい10枚のカード|オリフラムの拡張

うまく使うことで、複数のキャラクターを排除したり、敵キャラクターの支配権を握ることができるようです。

この拡張は、基本セットに混ぜて遊ぶだけでなく、単体だけでも遊ぶことができます。(現在、日本語版の発売は不明です)

オリフラムの『ゲームビュー』

最後は、オリフラムのボードゲームレビューです。

思惑通りになった時の気持ちよさ!

ボードゲームレビュー|オリフラム

オリフラムは「左端に置くか、右端に置くか」「表にするか、裏のままにするか」を選択するだけのシンプルなカードゲームですが、この選択が本当に悩ましい!

伏せられているカードが何かを予想しながら、解決順やコンボを考えてカードを配置したり、破壊される前に勝利点をギリギリまで貯められるよう公開するタイミングを見計らったり。

特に気持ちいいのは「待ち伏せ」が決まった瞬間。攻撃系カードの割合が多いので、その対抗カードの「待ち伏せ」の使い方は重要です。決まると4勝利点も入るので一気に勝ちに近づきます。逆に、「コレどうせ待ち伏せでしょ」と思わせておいて「陰謀(勝利点トークン2倍獲得)」で大量得点できた時も爽快です。この陰謀と待ち伏せの熱い読み合いが面白かったです!

毎回違った展開を楽しめる!

オリフラムのカード

オリフラムではランダムに3枚のカードを除外するので、ゲームの度に「今回待ち伏せなしかー」「破壊系カードが3枚ともあるぞ」と手札の構成が変わります。そのため、前回と同じコンボ・戦略が使えないことがあるので、毎回違ったゲーム展開になるのが良いところ!

ちなみに、除外された3枚は自分しか知ることができないので、除外されていたとしても「これ、待ち伏せだから危ないよ~」と口で戦うこともこのゲームの醍醐味です。

相手を選んで攻撃する効果が多い!

オリフラムの攻撃系カード

オリフラムは相手を選んで攻撃する効果の比率が多め(10枚中4枚)です。「両端のカードを1枚選んで破壊」「隣接するカードを1枚選んで破壊」「任意のカード1枚を破壊」などがあります。

選べる範囲が限定されているカードが多いものの、個人に攻撃が集中してしまうこともあるので、若干のギスギス要素ありです。そのため、人を選んで攻撃するのが苦手な人にはあまり向かないかもしれません。

最後に:短時間で深い読み合いができる心理戦ゲーム

ボードゲーム『オリフラム』のルール&レビュー

以上が、心理戦ボードゲーム『オリフラム』のルール&レビューでした。

10枚弱のキャラクターカードで心理戦ができるカードゲームといえば『ラブレター』や『あやつり人形』がありますが、ラブレターはあっさり終わることがある、あやつり人形はカードドラフトの読み合いが面白いけどプレイ時間が長め…。一方で、オリフラムは20分ほどの短時間で濃密な心理戦を楽しめるので、この系統では一番好きなゲームになりました!

ちなみに、このゲームの面白さが分かるのは、カード効果を覚えてからです。最初の1・2ゲームでカード効果を覚えて、3ゲーム目くらいからちゃんとした読み合いが回ってきます。面白いのはここからなので、まず数回遊んでほしいゲームです!

▼オリフラム 日本語版

こちらのボードゲームもおすすめ!

ラブレター

ラブレターは、カードを引いて、〈手札〉か〈引いたカード〉のどちらか1枚を出してその効果に従うという心理戦カードゲームです。

XENO(ゼノ)

XENO(ゼノ)は、オリラジの中田敦彦氏が作ったラブレターのリメイク版です。ラブレターの心理戦要素はそのままに「より脱落が起こりづらい」ようになっているので、良い調整が施されたラブレターだと思います。

『心理戦』のおすすめボードゲーム

おすすめの心理戦ゲームを下記の記事でまとめているので、心理戦ゲームが好きな方はぜひチェックしてみてください。