【ボドゲ紹介】『コードネーム』1つの単語ヒントから連想して正解を当てるゲーム

コードネーム(Codenames)は、1つの単語をヒントに25枚のカードから正解を当てるボードゲームです。
原版は2015年に発売され、2016年に「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞した人気作です。日本語版は、2016年2月にホビージャパンから発売されました。
今回は、ボードゲーム『コードネーム(Codenames)』のルール&レビューを紹介します。
【追記】2021年6月にコードネームオンラインの遊び方を徹底解説の記事をアップしました!


▼ボードゲーム『コードネーム』


商品名 | コードネーム |
---|---|
プレイ人数 | 2-8人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 14歳~ |
ジャンル | 表現 |
発売時期 | 2015年 |
デザイナー | ヴラーダ・フヴァチル |
国内販売 | ホビージャパン |
コードネームの『ゲーム準備』
まずは、コードネームを遊ぶためのゲーム準備です。
①チーム分け
まずは、青チーム・赤チームの2チームに分かれます。
各チームごとに、ヒントを出す「スパイマスター」を1人決めます。その他の人は諜報員(回答者)になります。


例えば、6人プレイなら、以下のような内訳になります。
- 青チーム… スパイマスター1人、諜報員2人
- 赤チーム… スパイマスター1人、諜報員2人
②コードネーム25枚を並べる
様々なワードが書かれたコードネームカードが200枚あります。


カード裏面にも別のワードが書いてあるので、なんとお題の種類は400種類もあります!
このコードネームカードをランダムに25枚選び、「縦5枚×横5枚」となるように並べます。


③正解を示す「キーカード」を選ぶ
スパイマスターは青チーム・赤チームの正解を示す「キーカード」を1枚引いて、スタンドに立てます。


このキーカードは、両チーム共通のカードで、各チームのスパイマスターだけが見ることができます。(諜報員は見てはいけません)
このキーカードには5×5マスが描かれていて、テーブル上の25枚のコードネームカードの配置に対応しています。キーカードの見方は以下の通りです。
- 赤色マス … 赤チームの正解カード
- 青色マス … 青チームの正解カード
- 無色マス … ハズレ
- 黒いマス … 選んだら即負け(NGワード)
上の通り、キーカードはテーブル上のカードの正解・ハズレ・NGワードを表しています。黒いマスは NGワードとなっており、これを選んでしまったチームは即敗北となるので要注意です!
実際に、キーカードとテーブル上のカードを照らし合わせると、以下のようになります。


コードネームの『ルール』
ここからは、コードネームのルール・遊び方を紹介します。
ゲームの目的
コードネームのゲームの目的は、相手チームより先に全ての正解カードを当てることです。
正解の数は、先行が9枚、後攻が8枚となっています。



キーカードの4つの辺に先攻チームの色が描かれています。先ほどの写真のキーカードなら4辺が「青」なので、先攻は青チームになります。
①スパイマスターがヒントを出す
まずは先攻チームのスパイマスターから、同じチームの諜報員(回答者)にヒントを出します。
ヒントを出す時のルールは「1つの単語」で伝えること。
そして、大事なポイントは、1つの単語で複数の正解が当てられるようなヒントにすること。1ターンにたくさん当ててもらえたほうがより勝利に近づきます。
例えば、正解ワードに「ジャム」と「森」があるなら、「果物」と言うと両方に共通したヒントになります。


ヒントを言ったら、ヒントの後に「当てて欲しい数」を付け足します。例えば、「果物・2」「夜景・3」といった感じです。
また、下記のようなヒントの出し方はNGです。
こんなヒントはNG!!
- 正解ワードそのまま
- 外来語にしただけ(例:リンゴのヒントとしてアップル)
- 漢字の読み方を変えたもの(例:金のヒントとして、かね・きん)
②諜報員がコードネームを選ぶ
スパイマスターのヒントを聞いたら、同じチームの諜報員(回答者)は相談しながら、正解だと思うコードネームカードを選びます。この時、スパイマスターは声を出したり、表情を変えたりしてはいけません。
正解と思うカードが決まったら、諜報員の1人がそのカードに触れます。
A. 正解の場合
諜報員が選んだカードが正解だった場合、スパイマスターは自分のチームカラーのカードをのせます。


正解したら、続けて推理することができます。連続で回答できる数は「スパイマスターの当ててほしい数+1回まで」です。スパイマスターのヒントが「果物・2」なら最大で3回まで回答できます。
B. 相手チームの正解だった場合
誤って相手チームの正解を選んでしまった場合は、スパイマスターが相手のチームカラーのカードをのせます。


この場合、相手チームが答えなければならない正解ワードが1つ減ってしまいます。サッカーで言うところのオウンゴールです…。
自分チームのターンが終了し、相手チームのターンになります。
C. ハズレの場合
ハズレの場合は、スパイマスターが「一般人カード」をのせます。


自分チームのターンが終了し、相手チームのターンになります。
D. NGワードだった場合
NGワードを当ててしまった場合は、スパイマスターが「暗殺者カード」をのせます。


その時点で、暗殺者を選んでしまったチームの負けとなります。
③ゲームの終了


自分のチームの正解をすべて当てたら、その時点でチームの勝ちとなります。


コードネームの『シリーズ作品』
コードネームのシリーズ作品4種類を紹介します。
①コードネーム:ピクチャーズ
コードネーム:ピクチャーズは、コードネームカードが文字から「イラスト」に変わっています。通常版だと子供の知らない文字があったりしますが、イラストなら子供も一緒に楽しめるのが良いところです!


②コードネーム:デュエット
コードネーム:デュエットは、2人で遊べる協力系ゲームになっています。カップルや夫婦でボードゲームをやる時にピッタリです!


③コードネーム XXL版
コードネームXXL版は、なんとカードの大きさが4倍にもなったビックバージョンです!イベントなどで活躍してくれそうですね。


④コードネーム:ディズニーエディション
コードネーム:ディズニーエディションは、コードネームのディズニーverで、400種類のディズニーキャラクターが登場します。2021年6月に日本語版が発売します。


ブラウザ版で遊べる『コードネームオンライン』


コードネームには、公式が出している『コードネームオンライン』もあります。
登録不要・無料・日本語対応なので、友達を招待すればすぐに遊べます。オンライン飲み会などで、みんなで通話しながら遊ぶのがおすすめです。
別記事で、コードネームオンラインの遊び方や設定方法を解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。


コードネームの『ボードゲームレビュー』
初めて箱を開けた時にびっくりしたのが、カードの多さです!カードバリエーションが凄まじく豊富なので、何度も遊べるようになってます。
すごく悩むのは、スパイマスター役の時。どんなヒントなら複数枚のカードを当ててもらえるかでめちゃくちゃ考え込んでしまうので、コンポーネントに砂時計が入っているのも納得です。ただ、自分が意図した通りに4枚抜きしてもらえた時には、思わずハイタッチしてしまうほど気持ちよかったです!
また、ゲームが終わってからは「あのヒントってどういう意味?」「この単語からこの3枚を連想できるでしょ!」「そのヒントはないわ…」という感じでヒントへのダメ出しなどで盛り上がれます。
以上が、コードネームのルール&レビューでした。深い戦略性や心理戦といった要素はありませんが、ルールが簡単&ワイワイ盛り上がれるので、万人ウケするタイプのボードゲームだと思います。
コードネーム


コードネーム:ピクチャーズ


コードネーム:デュエット




【関連記事】連想系ワードゲーム
▼ジャストワン


▼ことばのクローバー!


▼死者の日の祝祭

