コードネームデュエットを徹底紹介!2人用になった協力ボードゲーム
2人で遊べる軽めのボードゲームと言えば、コードネームデュエット。
バチバチの対戦ゲームではなく、一緒にクリアを目指す協力ゲームなので、2人でまったり遊びたい時にぴったりです。
今回は、コードネームデュエットのルール&レビューを紹介します。
▽コードネームデュエット
ゲーム名 | コードネーム:デュエット 日本語版 |
プレイ人数 | 2人(3人以上も可) |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 11歳~ |
ジャンル | 表現・ワードゲーム |
発売時期 | 2018年 |
デザイナー | Vlaada Chvátil, Scot Eaton |
版元 | Czech Games Edition |
日本語版販売 | ホビージャパン |
価格 | 3,300円(税込) |
関連ページ | BoardGameGeek ホビージャパン公式ページ |
▼2人用ボードゲームのおすすめ
コードネームデュエットはどんなゲーム?
コードネーム:デュエットは、人気ボードゲーム『コードネーム』が2人用の協力ゲームになったバージョンです。
お互いに〈1つの単語ヒント〉を出しあって、そのヒントから連想して25枚のワードから複数の正解ワードを見つけ出します。
例えば、正解ワードに「レモン」「農園」「ジュース」がある場合、それらに共通するヒントとして「果実」と伝えて、回答者側に当ててもらう感じです。
必死に捻り出した単語から3~4個の正解ワードを一気に見つけてもらえた時には思わずハイタッチしたくなるくらい嬉しくなります!
コードネームデュエットの違い
通常版のコードネームを知っている方に、コードネームデュエットの違いをまとめました。
- チーム戦ではなく協力ゲームになった
- プレイヤーはヒント役・回答役を兼任
- 9ターン以内にクリアを目指す
- キーカードが両面印刷(自分用・相手用)
- 暗殺者ワードが複数ある
通常版との大きな違いは、2人用の協力ゲームになっているところ。
さらに、「9ターンという絶妙なターン制限」&「即失格となる暗殺者ワードの増加」で、通常版コードネームよりも一段上の難易度になっていて遊びごたえがあります。
通常版のコードネームについて知りたい方は『コードネームのルール&レビュー』の記事で詳しく紹介しています。
コードネームデュエットの『内容物』
コードネームデュエットの内容物がこちら。
《内容物》
ワードカード400枚 / キーカード100枚 / エージェントカード15枚 / 暗殺者カード1枚 / 時間トークン11枚 / カードスタンド1個 / ミッションマップの冊子
ワードカードは両面にワードが書かれているので、表面と裏面を合わせると400ワードもあります。
コードネームデュエットの『ゲーム準備』
まずは、コードネームデュエットのゲーム準備です。
テーブルにワードカード25枚(縦5枚×横5枚)を並べます。
そして、時間トークン9枚も並べます。
時間トークンは1ターンに1枚ずつ消費していきます。つまり、9ターンでゲームが終わります。
キーカード1枚をランダムに取ってスタンドに立てます。
これで、ゲーム準備完了です。
コードネームデュエットの『ルール』
ここからは、コードネームデュエットのルール・遊び方を紹介します。
①ゲームの目的
ゲームの目的は、9ターン以内に正解ワード15枚をすべて当てることです。
②デュエットのキーカード
コードネームデュエットのキーカードには、両面に答えが印刷されています。
下の写真のように、AさんにはBさんの答えが見えていて、BさんにはAさんの答えが見えています。
キーカードには5マス×5マスが描かれていて、場のワードカード(5枚×5枚)に対応しています。
キーカードには「緑マスが9個」「黒マスが3個」が描かれていて、それ以外はベージュ色のマスです。これらのマスが示す内容は以下の通り。
正解 | 相手に当ててもらう単語。 |
一般人 | 不正解、ターンが終わる。 |
暗殺者 | この単語を選ぶと、即座にゲーム終了。 |
ここで、Aさん視点とBさん視点を比べると以下のような感じ。(緑枠が正解、黒枠が暗殺者、赤星は共通の正解)
Aさん視点
Bさん視点
Aさん視点、Bさん視点で、正解が9枚ずつありますが、3枚は重複している(画像の赤星)ので、場には全部で15枚の正解があります。
また、Aさん視点では不正解でも、Bさん視点では正解となるワードもあります。
③ヒントを出す
まずはどちらかのプレイヤーが、正解ワードを推測できるヒントを出します。
ヒントを出すときのルールは、「言葉1つ」と「当ててほしい枚数」を宣言すること。
そして、重要なポイントは、1つの単語で複数の正解が当てられるようなヒントにすること。1ターンにたくさん当ててもらえたほうがより勝利に近づきます。
例えば、下の状況なら、正解ワードに「ドローン」と「風船」がある場合、「飛ぶ」というヒントを出せば両方に共通したヒントになります。
ちなみに、下記のようなヒントの出し方はNGです。
こんなヒントはNG!!
- 正解ワードそのまま
- 外来語にしただけ(例:みかんのヒントとしてオレンジ)
- 漢字の読み方を変えたもの(例:金のヒントとして、かね・きん)
この他にも、ヒントの出し方については禁止事項があります。詳しくは、別記事の『コードネームでの正しいヒントの出し方&禁止ルール』で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
④ワードカードを選ぶ
ヒントを出したら、もう片方のプレイヤーがそのヒントから正解のワードを推測します。(ヒントを出したプレイヤーは声を出したり、表情を変えたりするのはNG)
正解と思うカードが決まったら、そのカードに触れます。
A. 正解の場合
選んだカードが正解だった場合、そのカードの上に緑のエージェントカードをのせます。
正解したら、続けてもう1枚のカードを選択することができます。正解が出る限り、2枚目、3枚目、4枚目…とめくり続けることができます。
また、正解した後に、ターン終了を選択することもできます。
その場合、場から時間トークン1枚を取って、裏面を上にした状態で手元に置きます。
場の時間トークンが1個減ったら次のターンになり、もう片方のプレイヤーがヒントを出す番になります。
B. 一般人(不正解)の場合
一般人(不正解)の場合は、場から時間トークンを取って、一般人の面を上にしてカードの上に置きます。
このターンが終了して、もう片方のプレイヤーがヒントを出す番になります。
C. 暗殺者だった場合
暗殺者に触れてしまった場合は、この時点でゲーム終了となり、両者ともに負けになります。
⑤次のターン
場の時間トークンを消費したら、次のターンになり、ヒントを出す役を交代します。
既に緑のエージェントカードが載せられているカードはこれ以上推測の対象にしません。
一方で、時間トークンが置かれているワードは、もう片方のプレイヤーにとって推測が必要なワードです。(Aさん視点では不正解でも、Bさん視点では正解かもしれないから)
⑥片方の正解9枚が出たら
Aさんが正解ワード9枚を全て当てたら、残りのターンはすべてBさんが回答者側になります。
⑦時間トークンがなくなったら
場から時間トークン9枚が全てなくなって、まだ正解が残っている場合はサドンデスターンになります。
サドンデスターンでは、新たなヒントを出すことはできません。
そのため、今までに出されたヒントのみが手掛かりになります。
推測は交互に1回ずつ行い、間違った時点で敗北となります。
⑧ゲームの終了
キーカードの両面に書かれている15枚の正解カードを当てたら勝利となります。
▽コードネームデュエット
3人以上で遊ぶ方法
コードネームデュエットを3人以上で遊ぶ場合は、2チームに分かれて、2人ゲームと同じようにプレイするだけです。
ヒントを出すときは相談してOKですが、相手チームに聞こえないようにしなければならないので、思いついた人がヒントを出すようにした方が遊びやすいです。
推測側のプレイヤーも相談OKですが、自分の側のキーカードの情報については話してはいけません。
コードネームデュエットの『レビュー』
最後は、コードネームデュエットのボードゲームレビューです。
我が家では、子供たちが寝てから、妻と喋りながら軽めに遊ぶ時の定番ゲームです。対戦ではなく協力なので、「バチバチにやり合うのはちょっとしんどいかも…」という時にぴったりです!
コードネームデュエットの醍醐味は、意味もジャンルも違う複数のワードの共通点を捻りだして、それがバッチリ伝わった時の気持ちよさです。この以心伝心したような心地よさは、コードネームならではです。ゲーム後に「あのヒントってどれを指してたの?」「そういうことか!」などと会話が弾みやすいのもGOODです。
また、通常版のコードネームと比べて良かったのが、待ち時間の過ごし方です。通常版のコードネームで唯一微妙なのが、相手チームのターンの時に回答者役が暇になることです。ただ、コードネームデュエットはこの点がうまく解消されていて、1人が出題者と回答者を兼任するので、相手がヒントを考えている間に自分もヒントを考えるので待ち時間が気になりません。
そして、もう1つ良いのが、9ターン以内にクリアしなければならないという絶妙な難易度です。あと1枚でクリア!というところまでいって、ギリギリゲームオーバーになることがよくあります…。実際、10回プレイして2回クリアできるくらいです。協力ゲームの場合、クリアが簡単だとすぐ飽きてしまいますが、このゲームはクリアできそうでできないというちょうどいい難易度に設定されているのが素晴らしいと思います!
ちなみに、コードネームデュエットはブラウザでできる『コードネームオンライン』でも遊べます。僕は2人でPCを前にして遊ぶのは味気ないので、デュエットはボードゲームで遊んでいますが、通常版のコードネームはオンライン飲み会などで遊ぶことがよくあります。
詳しくは『コードネームオンラインのルール&遊び方を徹底紹介』の記事にまとめているので、興味がある方はチェックしてみてください。
まとめ:コードネームデュエットの個人的評価
最後に、コードネームデュエットの個人的評価と良かった点/微妙だった点をまとめました。
ボードゲーム評価
おすすめ度 | (4.5) |
簡単さ | (4.0) |
盛り上がり度 | (3.5) |
考える要素 | (3.0) |
運要素 | (2.0) |
良かった点 | 微妙だった点 |
---|---|
ヒントがうまく伝わった時の気持ちよさ 待ち時間が気にならない クリアできそうでできない絶妙な難易度 ゲーム後に会話が盛り上がる | なし |
以上が、コードネームデュエットのルール&レビューでした。
相手のことを考えてヒントを出す&会話が弾む&協力してクリアを目指すゲームなので、まったり遊びたいカップルや夫婦におすすめのボードゲームです。
また、2人で遊べるおすすめのボードゲームは『カップルや夫婦で楽しめる!2人用ボードゲームのおすすめ』の記事で色んなゲームを紹介しているので、2人用ボードゲームを探している方はこちらもチェックしてみてください。
▽コードネームデュエット
コードネームデュエットの『スリーブ』
コードネームデュエットのワードカードのカードサイズは44×68㎜なので、ホビーベース ミニユーロサイズ・ハード(47×71㎜)がぴったりです。
ワードカードは200枚あるので、100枚入りのホビーベース ミニユーロサイズ・ハードが2袋あればOKです。
コードネームのシリーズ作品
コードネームは、その人気からシリーズ化していて、通常版やデュエットを含めると以下の5作品があります。
画像 | ゲーム名 |
コードネーム ・通常版 | |
コードネームデュエット ・2人用の協力ゲームになった | |
コードネームピクチャーズ ・ワードからイラストに変わった ・子供でも遊びやすい | |
コードネーム XXL版 ・カードサイズが4倍に! ・イベントなどにおすすめ | |
コードネーム:ディズニーエディション ・ディズニーコラボ ・400種類のキャラクターが登場 |
通常版のコードネームについては、別記事の『コードネームのルール&レビュー』で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
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