中量級ボードゲームのおすすめ26選(30分~60分)
ボードゲームの世界には、初心者向けからゲーマー向けまで様々な難易度のゲームがあります。
その中でも、中量級ボードゲームはルールが単純すぎず、かといって複雑すぎないのが良いところ。ちょうどいい難易度なので、友達や家族と一緒に楽しむのにぴったりです。
そこで今回は、プレイ時間が30分から60分の中量級ボードゲームのおすすめ26選を紹介します。
紹介しているゲームは全て実際に遊んでレビュー記事を書いているので、気になるゲームがありましたらレビュー記事もチェックしてみてください。
中量級ボードゲームのおすすめ
さっそくですが、中量級ボードゲームのおすすめを紹介していきます。
気になるゲームがありましたら、レビュー記事もご覧ください。
①カスカディア
プレイ時間 | 30~45分 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
対象年齢 | 10歳~ |
カスカディアは、「生息地」と「動物」の両方をうまく配置していく2層構造のパズル系ボードゲームです。
手番では、場にある「生息地タイル&動物ディスク」のペア4つから1つを選んで、手元に配置していきます。
生息地タイルはできるだけ地形が長く続くように配置して、動物ディスクは各動物の得点方法に則って高得点になるように配置します。
生息地と動物の2つのパズルを並行して行うので、生息地と動物のどちらを優先するかというジレンマが常にあります。一方で、タイルは四方八方に自由に伸ばせるので、窮屈感がなくて穏やかなプレイ感です。ルールがシンプルで遊びやすいので、ボードゲーム初心者やファミリーにもおすすめの中量級ボードゲームです。
②エルドラドを探して
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 10歳~ |
エルドラドを探しては、プレイヤーが探検家となって、南米の奥深くにある伝説の黄金都市「エルドラド」に到達することを目指すボードゲームです。
エルドラドを探しての特徴は、「すごろく」と「デッキ構築」が融合しているところ!通常のすごろくゲームでは「ダイス」を振ってコマを進めますが、エルドラドでは「自分で作ったデッキ」から引いたカードを使ってコマを進めます。
プレイ中は、「デッキを強化するか、コマを前進させるか」どちらを優先するかという選択に悩まされます。エルドラドでは、このバランスの判断がとても重要です。
ボードゲームのポジションとしては「デッキ構築ゲームの入門」という位置づけにぴったりです。有名なドミニオンよりも「カード効果がシンプル&勝ち負けが分かりやすい」ので、ボードゲーム初心者でもとっつきやすい中量級ボードゲームです。
③チャレンジャーズ!
プレイ人数 | 1~8人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 8歳~ |
チャレンジャーズ!は、たったの1時間弱でまるでTCG大会に参加しているような雰囲気を味わえるカードゲームです。1対1のカードバトルが複数の場所で同時に行われて、全7試合が終わったら上位2名での決勝戦が開催されます。
チャレンジャーズ!の独特な点は、試合がほぼオートで進むところ。対戦前にデッキを強化したら、デュエル開始。試合は山札からカードをめくっていくだけなので、難しい決断をする必要がなくサクサク進みます。
自分が調整したデッキがうまく回って、コンボが良い感じに繋がった時はかなり気持ちいいです。最後の上位2名による決勝戦では、みんなで観戦しながら「このコンボ、めっちゃいいな」「次はあのカード欲しい」とワイワイしながら盛り上がれます。
デッキ構築ボードゲームを極限までシンプルにしたようなゲームなので、TCGが苦手な人でも遊びやすい中量級ボードゲームです。
④天下鳴動 DELUXE
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
天下鳴動 DELUXEは、プレイヤーが戦国武将となって、日本全国の城を取り合うという陣取りボードゲームです。
このゲームの独特な点は、3個のサイコロを振って2組に分けることで「兵を送る国」と「兵の数」を決めるところ。3つの出目をどのように割り振るのかで戦況が変わるので、めちゃくちゃ悩ましいです。
天下鳴動の醍醐味は、自軍が連鎖的に増えていく援軍システムです。ひとつの地域で勝利すると、隣接する地域に援軍を送ることができます。計画通りに勢力を拡大できた時には爽快感があってかなり気持ちいいです。
また、慣れてきたら武将コマ&武将カードを追加することで、より戦略的なゲームを楽しめます。ダイス運と戦略性のバランスが絶妙で、中量級ボードゲームの中では屈指のお気に入りです。
⑤プロジェクトL
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
プロジェクトLは、パズルに『拡大再生産要素』が加わった新タイプのパズルボードゲームです。
最初の手持ちはピース2個だけですが、手番の度に「パズルやピースの獲得・ピースのグレードアップ・ピースの配置」などをして、パズルやピースが増えていきます。パズルの白枠が埋まるようにぴったりとピースを配置したら、新しいピースが手に入る上に使用済みのピースも再利用できるので、徐々に高難易度のパズルが解けるようになっていきます。
プロジェクトLの良いところは「パズルを完成させたときの喜び」と「ピースがどんどん増えていく気持ちよさ」があって、手番の度に気持ちよくなれる瞬間があること。特に、4枚のパズルを一気に完成させて大量のピースを一度に手に入れられた時は爽快でした!
パズルゲームというとほとんどが早解きですが、プロジェクトLは早解きじゃない&超簡単なので、早解きパズルが苦手な人でも楽しめる間口の広いパズル系ボードゲームです。
⑥クリプティッド
プレイ人数 | 3人~5人 |
プレイ時間 | 30~50分 |
対象年齢 | 10歳~ |
クリプティッドは、マップ上のどこか1マスに隠れている未確認生物を見つけ出そうという推理系ボードゲームです。
各プレイヤーはそれぞれ異なる「未確認生物の手がかり」を秘密裏に知っています。お互いに「このマスに生息していますか?」と質問して、質問された人はキューブかディスクを置いて答えます。
ボード上のヒントを頼りに、たくさんのマスからジワジワと正解の1マスを絞り込んでいく過程がたまらなく楽しいです。パズルがひとつずつ埋まっていくような感覚にワクワクして、正解が分かった時のモヤが晴れたような気持ちよさが最高です!
相手の答えが最短で分かるような質問を考えたり、できるだけ自分の情報を隠してミスリードを誘うなど、かなり頭を使うゲームです!推理や謎解きが好きな人にはぜひ遊んでもらいたい中量級ボードゲームです。
⑦ヒート
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 60分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ヒートは、デッキから引いたカードをプレイすることで車を前進させていくカーレース系ボードゲームです。
ギアをシフト(1速~4速)することでプレイできるカード枚数を決定し、カードの数値で車の速度をコントロールして、誰よりも速くゴールすることを目指します。
このゲームの肝は「ヒートカードの管理」です。プレイヤーはデッキにお邪魔要素の「ヒートカード」を加えることで、ブーストしてよりスピードアップしたり、コーナーをオーバースピードで走り抜けることができます。ただ、ヒートカードを溜め込み過ぎると、手札の選択肢を狭めたり、最悪の場合コーナーで曲がり切れずにスピンしてしまうこともあります。そのため、タイミングを見て車をクールダウンさせて、ヒートカードをデッキから排除するのも大事です。
また、後続車を押し上げるシステムがあるので、抜きつ抜かれつの白熱したレース展開になりやすいのも良いところ。デッキに強力なカードを3枚だけ入れて車をカスタマイズできるのも面白いし、天候や路面状況を変化させて毎回違ったレースを楽しめるのもGOODです!
⑧宝石の煌き
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳~ |
宝石の煌き(Splendor)は、宝石商となって集めた宝石でカードを購入していくというボードゲームです。
手番でできるのは、2~3枚の宝石を獲得するか、宝石を支払って場のカードを購入するかです。
購入したカードには、勝利点のほかに次の手番から使える割引ボーナスも付いています。割引ボーナスが増えるにつれてコストが下がっていくので、ゲーム後半にかけて購買力がぐんぐんアップしていきます。計画通りに効率よく購入できた時はすごく気持ちいいです!
また、このゲームの醍醐味は「相手の欲しいカードをとらせないようにしつつ、自分が欲しいカードを手に入れる」という駆け引きです。宝石がなくても場のカードを予約することもできるので、「相手の狙いを妨害するのか」「自分の戦略を優先するのか」で悩みます。欲しかった宝石が目の前で取られた時は本当に悔しい気持ちになります。
⑨アズール
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
対象年齢 | 8歳~ |
アズール(Azul)は、プレイヤーがタイル職人となって、宮殿の壁に美しくタイルを配置することを目指すボードゲームです。2018年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した人気作です。
手番の度に共通の場にあるタイルから1色を獲得して、色ごとに自分のボードに並べていきますが、余ったタイルはマイナス点になってしまいます。
タイルを余らせないように計画的にタイルを獲得しつつ、いかに相手にマイナス点を押し付けるかを考えるゲームです。手番の度に「自分の欲しいタイルを取るか」「相手の妨害をするか」というジレンマに悩まされ続けるので、シンプルだけどしっかりとした遊び応えがあります。
2人で遊んでも面白いので、カップルや夫婦にもおすすめの中量級ボードゲームです。
⑩ドミニオン
プレイ人数 | 2人~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ドミニオンは、お金で好きなカードを購入して、自分のデッキを強化していくというボードゲームです。ドイツ年間ゲーム大賞2009をはじめ様々な賞を受賞し、デッキ構築というジャンルを築いた作品とも言われています。
最初はみんな同じ10枚のデッキですが、コインを払って新しいカードを購入していくことで「お金が豊富なデッキ」「アクションカードばかりのデッキ」「妨害系が多いデッキ」など様々なデッキが出来上がります。
最終的にはデッキに勝利点カードがたくさん入っている人の勝ちとなりますが、勝利点カードを手に入れるとデッキが弱体化してしまうといったジレンマがあるので、勝利点カードを集め始めるタイミングが重要です。
どんなデッキにするのか悩みながらプレイするのが楽しくて、狙い通りのコンボが繋がった時の快感がクセになります。一時期、アナログゲームで遊ぶときの締めは毎回「ドミニオン」という時期があったくらいです。思い出補正もありますが、個人的にはボードゲームの最高傑作と思っているくらい大好きなゲームです!
⑪ニダヴェリア
プレイ人数 | 2人~5人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ニダヴェリア(Nidavellir)は、ドラゴン討伐のために優秀な傭兵を競りあって、最強の師団を作ることを目指す競り系ボードゲームです。
場に提示されているドワーフたちをコインで競り合いますが、面白いのが5枚のコインをグレードアップさせていくところ。ゲーム中は常に5枚だけのコインしか持つことができず、そのコインをより価値の高いコインに変えることができます。
コインのグレードアップをするためには競りで負けることになるので、「コインの強化を優先するか、強力な傭兵を優先するか」という判断が悩ましい!
相手が何を集めているか、今何を取ろうとしているのかを察知して、どのくらいの大きさのコインで勝負するのかという判断が重要なボードゲームです。
⑫ディセプション
プレイ人数 | 4~12人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 14歳~ |
ディセプションは、法医学者のヒントから、捜査官に紛れ込んでいる殺人犯の「殺害手段」と「証拠」を当てるという推理&正体隠匿系ボードゲームです。
法医学者役は無言でマーカーを置いて犯行現場や死因などのヒントを出して、捜査官たちはそのヒントを頼りに「犯行現場が”キッチン”ってことはスポンジじゃない?」「ヒントに”突然の音”もあるから、ネズミの可能性もあるよね」というように話し合って推理していきます。
殺害手段と証拠を両方当てるのはめちゃくちゃ難しいですが、「証拠は当てられたんだから、次こそは」とつい意地になって何度もプレイしてしまう中毒性があります!
また、ディセプションでは推理を間違った方向に誘導する犯人役がいますが、犯人を見つけだす必要はないので、「正体隠匿要素」よりも「推理要素」の方が強いです。そのため、人狼みたいな攻撃的な会話にならないので、人狼嫌いの人にもおすすめできる正体隠匿ゲームです!
⑬キャット・イン・ザ・ボックス
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 13歳~ |
キャット・イン・ザ・ボックスは、手札から出したカードの強さを比べるトリックテイキングゲームですが、革新的なのがカードの色(スート)を自分で決められるところ。
一般的なトリックテイキングではスタートプレイヤーが出したカードと同じ色を出さなければなりませんが、このゲームのカードは全部真っ黒です。手札からカードを出した時に、プレイヤーが宣言した色(赤・緑・黄・青)になります。
そして、プレイヤーを苦しめるのは、スート4色に対して同じ数字が5枚あるところ(1枚定員オーバー状態)。もちろん既に出ている色を宣言することはできないので、うまくやりくりしないと手札が出せないパラドックス状態になって、マイナス点をくらうことも…。終盤のカードを出せるか出せないかの瀬戸際で「誰か先に破綻してくれ」と祈るような緊張感がたまりません。
また、このラウンドで何回勝つかを予想するビッド(賭け)要素や、ボーナス点をアップする陣取り要素がうまく組み合わさっていて、革新的なトリックテイキングゲームになっています。新しいトリテを体験したい方におすすめです!
⑭ワーリングウィッチクラフト
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 14歳~ |
ワーリングウィッチクラフトは、作った資源を隣の人に送り込ん溢れさせるという独特なシステムのボードゲームです。
ドラフトしたカードを使って、生成した資源を右隣の人に送り込み、相手が所持上限を超えて溢れたら自分の得点になります。
ただ、自分の左からも資源が回ってくるので、自分もパンクしないようにうまく資源を消化しなければなりません。相手をバーストさせるための攻めと自分がバーストしないための守りをバランスよく構築できた時はかなり気持ちいいです。
全員同時プレイでサクサク遊べて、プレイ時間も20~30分なので、ボードゲーム初心者でも遊びやすい部類です。負ける度に「もっと守りを意識すればよかった、もう1回!」となるくらい中毒性が高くて、僕は一度遊ぶと最低3回は遊んでしまいます。
⑮宿命の旅団
人数 | 2人~5人 |
時間 | 30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
宿命の旅団は、9人の団員から4人を選出して、お互いのカードを読み合うボードゲームです。
ラウンドの最初に4枚の団員カードを選んだら、カードを1枚ずつ出しながら団員の能力を使っていきます。
このゲームの特徴は、それぞれの団員に「すぐ使える弱めの能力」と「次のターンで使える強力な能力」があってどちらを使うか選べるところ。ただし、強力な能力は他のプレイヤーによって打ち消されるかもしれないというリスクがあります。
「今回はどの4人にするか」「カードを出す順番をどうするか」「弱か強のどちらにするか」といった悩ましいポイントが至るところにあって、心理戦要素の強い中量級ボードゲームです。
⑯カートグラファー
人数 | 1人~100人 |
時間 | 30~45分 |
対象年齢 | 10歳~ |
カートグラファーの意味は「地図製作者」で、その名の通り、紙に書き込んで地図を作っていくボードゲームです。
探索カードをめくって、自分のシートに「森・川・農場・村」などを描きこんでいきます。4つのシーズンに渡って地図を描き、最後に一番素晴らしい地図を完成させたプレイヤーの勝利となります。
カートグラファーの一番の特徴は、隣の人にモンスターを描きこまれるというお邪魔要素。モンスターを描きこまれると、「モンスターを囲って失点を抑えたいけど、自分の計画通りにも配置したい…」という葛藤に悩まされます。ただ、自分も隣の人の計画を台無しにできるのは快感です。
ルールが簡単&お絵描き感覚で遊べるので、ファミリーや夫婦におすすめの中量級ボードゲームです。
⑰モダンアート
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 40分 |
対象年齢 | 10歳~ |
モダンアートは、絵画を売る商人になって「絵を安く仕入れて、高く売る」ことでお金を稼ぐ競り系ボードゲームです。
手札から絵画カードを1枚出して「公開競り・一声・入札・指値」といった4つのオークション形式で売りさばきます。
うまく自分の想定通りにカードの価値をコントロールできた時には、自分が流行を操作した感覚になれて、て市場を牛耳ったような感じがたまらなく気持ちいいです!
損得勘定が重要な競りジャンルなので、特に大人がハマるタイプのアナログゲームです。「競り系ゲームを遊んでみたい!」という方がまず最初に買うべき名作だと思います。
⑱街コロ
人数 | 2人~4人 |
時間 | 30分 |
対象年齢 | 7歳~ |
街コロは、サイコロを振って自分の街を開発していく街づくりボードゲームです。
最初は「麦畑」と「パン屋」しかない小さな街ですが、サイコロを振ってお金を稼ぎ、そのお金で新たな施設を建設して、街を大きくしていきます。一番最初に、高コストの大型施設4つを作った人の勝利となります。
街コロの良いところは、サイコロを振るだけという簡単さ・街を大きくなっていくワクワク感・適度な戦略性もあるという点で、普段ボードゲームを遊ばない人を惹きつける要素が揃っています。
また、街コロをプレイする時は、拡張版の『街コロプラス』も加えると、戦略の幅が広がってぐんっと面白くなるのでおすすめです!
⑲レヴィアス
人数 | 2人~5人 |
時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 10歳~ |
レヴィアス(Leviath)は、津波を引き起こす海の怪獣「レヴィアス」と「海上自衛隊」との戦いをテーマにした心理戦ボードゲームです。「怪獣役1人」と「人間チーム1~4人」に分かれて戦います。
このゲームの面白いポイントは、人間側からレヴィアスの位置が分からないこと!人間はどこにレヴィアスが潜んでいるか分からないドキドキ感、怪獣役は相手の推理で追い詰められていくドキドキ感があって、いい緊張感のあるゲームです。相手がレヴィアスがいる位置とは全く反対方向にいると予想している時にはニヤニヤが止まらなくなります…笑
プレイ感は、怪獣役はわりとサクサク好きなようにプレイできて、人間側は相手の見えない位置を推理しなければならないのでちょっと考え込む感じ。最初は、ゲーム慣れしている人が怪獣役に回るのがおすすめです。
⑳ファーナス ロシア産業革命
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
対象年齢 | 12歳~ |
ファーナス-ロシア産業革命-は、4つのディスクを使ってカードを競る、オークション形式の拡大再生産ボードゲームです。
競りに勝つとカードを獲得できますが、面白いのは競りに負けても資源獲得などの恩恵があるところ!
時には「ここは絶対に負けたい!」という場面もあって、わざと負けて資源を獲得するというプレイ感がユニークでした!
重要なのは、カードコンボによって資源を効率よくお金に変えていくことです。終盤までにガッツリ換金できる仕組みを作っておいて、最後に大量得点して逆転できた時はめちゃくちゃ気持ちよかったです!
㉑花火 スターマイン
人数 | 2人~5人 |
時間 | 25~45分 |
対象年齢 | 8歳~ |
花火:スターマインは、プレイヤーが花火師となって、数字カードを小さい順に出していくことで、綺麗な花火をたくさん打ち上げようという協力系ボードゲームです。有名な協力ボードゲーム『花火』の豪華パワーアップ版です。
このゲームの独特なポイントは周りのプレイヤーの手札は見えるけど、自分の手札だけ見えないというところ!
そのため、他のプレイヤーから「コレとコレが黄色だよ」「コレだけ1ね」というように1種類の色か数字のどちらかを教えてもらいます。ただし、ヒントを出す時は限られたヒントトークンを使わなければなりません。この厳しい状況の中、ヒントの意図を読み取ってドンピシャで当てた時は、ヒントを出した側も読み取った側も最高に気持ちよくなれます!
花火:スターマインは、カードサイズの変更・カードスタンド付きで格段に遊びやすくなり、さらに「黒色の花火」「ボーナスタイル」といった新要素が追加されてやり込み度がアップしています。
㉒レジスタンスアヴァロン
プレイ人数 | 5~10人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 13歳~ |
レジスタンスアヴァロンは「正義チーム」と「邪悪チーム」に分かれて戦う正体隠匿系ボードゲームです。脱落なし・ゲームマスター不要なので、遊びやすい人狼系ゲームとしても人気です。
レジスタンスアヴァロンでは、アーサー王の家来となったプレイヤーがクエストを成功に導くことを目指します。ただし、メンバーの中には、クエストを妨害しようとする「邪悪な存在」が紛れ込んでいるので要注意!
正義側のプレイヤーは、クエストの達成度・投票・会話などから、誰が邪悪側なのかを推理していきます。一方で、邪悪側は、正義側のフリをして怪しまれないようにプレイします。
このゲームで気に入っているのは、一発逆転できる要素(暗殺者)があるところ。このおかげで、正体がバレてしまっても最後まで諦めずに楽しめて、ラストのドラマチックな展開で大盛り上がりできます。正体隠匿ゲームが好きな方におすすめの中量級ボードゲームです。
㉓カーニバルモンスターズ
人数 | 2人~5人 |
時間 | 45分 |
対象年齢 | 12歳~ |
カーニバルモンスターズは、動物園ならぬ”怪物園”のオーナーになって、たくさんのモンスターを展示して怪物園作りをするボードゲームです。TCGで人気のマジック:ザ・ギャザリングを作ったリチャードガーフィールド氏の作品です。
ゲーム内容は『全員同時型カードドラフトゲーム』になっていて、全員一斉に手札からカード1枚を選んで、残った手札を隣の人に回して、カードがなくなるまでドラフトを続けます。
カードが回ってくるたびに、「今回は土地にしようか?いや、スタッフを増やそうか?」や「後半戦のために強いモンスターをキープしておくか?」など、何を選ぶかというのが本当に悩ましいです!
実際に遊ぶ前まではカードの多さと豪華な見た目で「ちょっと大変そう…」という印象でしたが、実際に遊んでみるとめちゃくちゃサクサク遊べる良作でした!
㉔リトルタウンビルダーズ
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
リトルタウンビルダーズはワーカー(労働者コマ)をマスに配置していくワーカープレイスメントゲームです。
手番にやることは「ワーカーを置く or 建物を建てる」の2択だけ。ワーカーを置くとその周囲8マスの土地から資源を獲得できます。そして、獲得した資源を支払って自分の建物タイルを建てていきます。
このゲームの独特なポイントは、1金支払うことで、他のプレイヤーの建物タイルの効果も使えるところ。相手が良い建物を建てたら、その近くに自分の建物タイルを配置して、建物のコンボにしてしまうのもアリです!
ワーカープレイスメント系の中でも特にシンプルなので、ワカプレの入門にぴったりの中量級ボードゲームです。
㉕タイニータウン
プレイ人数 | 1人~6人 |
プレイ時間 | 45~60分 |
対象年齢 | 14歳~ |
タイニータウンは、4×4マスの個人ボードに資材を配置して、その資材を建物に変換していくパズル系ボードゲームです。
複数の資材を建物のレイアウト通りに配置することで、資材コマを建物コマに置き換えることができます。隙間なく美しい街を作ったプレイヤーの勝利となります。
特徴は、毎ターン変わる「棟梁プレイヤー」が資材1種類を選び、その資材を全員が自分のボードに配置しなければならないというルールです。お互いのボードは常に見えているので、相手が欲しくない資材を強制的に取らせることもできます。
5人・6人で遊ぶと、どんどん要らない資源が入ってきて、「もう小麦いらないからー!」「お願いだからレンガにして~」と悲鳴が上がってワイワイ遊べます。
㉖ザ・クルー
人数 | 3人~5人 |
時間 | 20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ザ・クルーは、プレイヤーが宇宙船の乗組員となって、みんなで協力しながらミッションのクリアを目指すカードゲームです。「トリックテイキングが協力ゲームになった」という点が革新的で大きな話題となり、2020年ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞しました。
ザ・クルーでは「全員が手札のカードを1枚出す」ことを繰り返して、「あるプレイヤーが特定のカードを獲得すること」などの指令をクリアしていきます。
他プレイヤーのヒントや出したカードの意図をしっかり考えるのでカードプレイに重みがあり、「ゲームを台無しにしないように…」というヒリヒリとした緊張感があります。その分、クリアできた時の達成感が大きくて、先ほど紹介したザ・マインドと同じようにクリアする度に盛り上がれます!
簡単なミッション1から少しずつ難易度がアップしていくようになっているので、トリックテイキング初心者でもチュートリアルで練習しながら理解していける感じが良かったです。
最後に:ボドゲ初心者におすすめの中量級ゲーム
以上が、中量級ボードゲームのおすすめでした。
最後に、特にボードゲーム初心者におすすめの中量級ゲームを紹介します。
どちらのボードゲームもルールが難しすぎず、それでいてゲーム終了後の満足度がとても高いので、おすすめです。
今回の記事が中量級ボードゲームを探している方の参考になれば嬉しいです!