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レヴィアスを徹底紹介!海の怪獣と戦う心理戦ゲーム

【ボドゲ紹介】『レヴィアス(Leviath)』怪獣ボードゲームのルール&レビュー
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レヴィアス(Leviath)は、怪獣災害ボードゲーム「Kaiju on the Earth」シリーズの第2弾で、海の怪獣と人間チームが戦う心理戦ゲームです。

2020年4月からクラウドファンディングサイトで先行予約が始まり、2020年7月に発売しました。

今回は、怪獣災害ボードゲーム『レヴィアス(Leviath)』のルール&レビューを紹介します。

▼レヴィアス(Leviath)

アークライト(Arclight)

▼レヴィアスに合うスリーブ

商品名レヴィアス
プレイ人数2-5人
プレイ時間30-60分
対象年齢10歳~
ジャンル心理戦
発売時期2020年
デザイナー金子裕司
メーカードロッセルマイヤーズ
アークライトゲームズ
関連ページアークライトゲームズの公式ページ

▼第1弾『ボルカルス』

アークライト(Arclight)

関連『ボルカルス』のルール&レビュー

目次

レヴィアスはどんなボードゲーム?

KAIJU ON THE EARTHシリーズの第2弾

レヴィアス|KAIJU ON THE EARTHシリーズの第2弾

KAIJU ON THE EARTHシリーズは、アークライトとドロッセルマイヤーズが手を組んで世界に仕掛ける日本発の大作ボードゲームプロジェクトです。その第1弾として、2019年に怪獣災害戦略ボードゲーム『ボルカルス(Vulcanus)』が発売されました。そして、今回の『レヴィアス(Leviath)』はシリーズ第2弾にあたります。

クラウドファンディングサイト「Makuake」で4月8日から先行予約がスタートし、なんと15日ほどで支援金額1000万円を突破しました。その後、2020年7月に一般発売されました。

レヴィアスのゲームデザイナーは、ボードゲームサークル「かぼへる」の金子裕司さんです。

レヴィアスは心理戦ゲーム

レヴィアスは、津波を引き起こす海の怪獣「レヴィアス」と「海上自衛隊」との戦いをテーマにした心理戦ゲームです。

「レヴィアス」と「海上自衛隊」との戦いをテーマにした心理戦ゲーム

ボルカルス同様に、怪獣役1人vs人間チーム(1~4人)で戦います。

レヴィアスは深海に潜んでいるため、人間側には怪獣がどこにいるのか分かりません。そのため、人間チームは「ソナー」を使って海域を探ったり、津波がやってきた方向から怪獣の位置を推測します。

人間の目的は、怪獣が嫌いな超音波を発生させる「機雷」で取り囲み捕獲することです。

レヴィアスを機雷で取り囲む

一方で、津波によって陸地の多くを水没させられたり、船を全滅させられたら負けとなってしまいます。

プレイ時間は30~60分。ボルカルスは60分越えとちょっと重めでしたが、レヴィアスはより遊びやすいプレイ時間になっています。

アークライト(Arclight)

レヴィアスの『内容物』

レヴィアス(Leviath)の内容物がこちら。

レヴィアスの内容物

マップボード / 怪獣ボード / アクションボード / ついたて / サマリーシート4枚 / 機雷タイル10枚 / 水没タイル4枚 / 堤防タイル5枚 / エネルギータイル7枚 / メモ帳1冊 / ペン / 怪獣コマ1個 / 船コマ4個 / アクションカード38枚 / 覚醒能力カード15枚 / 進化能力カード13枚 / ボルカルスのプロモーションカード1枚 /

レヴィアスの『ゲーム準備』

まずは、レヴィアス(Leviath)のゲーム準備からです。

マップボードのセッティング

下の写真のように、マップボードやカード類などをセッティングします。

マップボードのセッティング|レヴィアス

最初は、マップボードに船コマを3つ配置します。

マップボードに船コマを3個配置する|レヴィアス

人間チームは手札を引く

人間プレイヤーは、山札から2枚ずつカードを引きます。

手札を2枚引く|レヴィアス

怪獣役は「初期位置」を決める

怪獣役は、ついたての中にメモ用紙とペンを隠しておきます。

怪獣レヴィアスはマップのどこかに潜伏している状態からスタートします。レヴィアスの初期位置として「27・29・31」のうち1マスを秘密で選び、メモ用紙に番号をメモします。

怪獣の位置をメモ用紙に書く|レヴィアス

メモには、レヴィアスを移動させる度にその位置番号を書きこきます。

人間は怪獣の位置を予想する

その後、人間チームはどこにレヴィアスがいるのかを予想して、怪獣コマを予想したマスに置きます。

怪獣コマを動かす|レヴィアス

怪獣コマはレヴィアスの本当の位置ではなく、あくまで「人間チームの予想の目印」として使います。人間チームが怪獣の位置を話し合うために使うので、怪獣役が動かすことはありません。

レヴィアスの『ルール』

ここからは、レヴィアスのゲームの流れ・ルールを紹介します。

ゲームの目的と流れ

人間側と怪獣役の目的は以下の通りです。

  • 人間側:レヴィアスを捕獲すること
  • 怪獣役:人間に壊滅的なダメージを与えること

ゲームの流れは、人間チームと怪獣役が交互に手番を行います。つまり「人間A⇒怪獣役⇒人間B⇒怪獣役⇒人間C…」という順になります。

人間側のプレイ

人間チームの手番では、

  1. 船の移動
  2. 手札を使用する
  3. 手札を補充する

という3つのアクションを順番に実行します。

①船の移動

船を0~2マス移動させます。

船の移動|レヴィアス

2つの船を1マスずつ動かすのもOKです。

②手札を使用する

手札を1枚使って、その効果を発動します。(また、手札を1枚を捨てて、船の移動をもう一度実行することもできます)

カード効果をいくつか紹介します。

ソナー・堤防建設・超音波機雷|レヴィアス

よく使うカード「ソナー・堤防建設・超音波機雷」

▽ソナー

ソナーカードの効果|レヴィアス

1つの船がある海域(白い線で囲われた4マス分)を選び、怪獣の探索を行います。怪獣役は、その海域にレヴィアスがいるかどうかを答えなければなりません。

▽堤防建設

堤防建設カードの効果|レヴィアス

レヴィアスの津波攻撃を無効化できる「堤防」を建てることができます。A~Eの陸地に対応した堤防タイルを1枚選び、裏向きで建設エリアにセットします。

▽超音波機雷

超音波機雷カードの効果|レヴィアス

船のあるマスに「機雷タイル」を置くことができます。怪獣役は、機雷タイルが置かれたマスにレヴィアスがいるかいないかを宣言し、いる場合は隣のマスに移動させなければなりません。(レヴィアスは機雷が発する超音波が苦手です)

※機雷でレヴィアスを取り囲むと、人間側の勝利になります。

③手札を補充する

手番の最後に、山札から1枚引いて手札を補充します。

怪獣側のプレイ

怪獣役は、5つのアクションうち1つを実行できます。

選択したアクションによって、怪獣エネルギーを消費したり、回復したりします。

①沈黙(エネルギー:+2)

エネルギーを2ポイント分回復させることができます。

沈黙|レヴィアスのアクション

エネルギーは最大7個まで補充することができます。

②捕食攻撃(エネルギー:+3)

怪獣役は、レヴィアスがいる場所から1マス以内にある船を、マップから取り除くことができます。さらに、エネルギーが3ポイント回復します。

捕食攻撃|レヴィアスのアクション

海から全ての船がなくなったら怪獣側の勝利となります。ただし、捕食攻撃をすることで、人間側にレヴィアスの位置のヒントを与えることにもなります。

③移動(エネルギー:-2)

レヴィアスを0~3マス分移動させて、手元のシートに移動先のマスを書き込みます。

移動|レヴィアスのアクション

ただし、レヴィアスは機雷タイルがあるマス・陸地マスには移動することができません。

④津波攻撃(エネルギー:-3)

レヴィアスは、津波で陸地を攻撃することができます。

レヴィアスがいるマスから直線上にある陸地マスを1つ選び、陸地のアルファベット(A~E)を宣言します。

津波攻撃|レヴィアスのアクション

人間側は、その陸地の堤防タイルをセットしていれば、それを消費することで、津波を無効化できます。

堤防がなければ、その陸地に水没タイルを置きます。

水没タイル|レヴィアス

怪獣役は、陸地マス5つのうち4マスを水没させても勝ちとなります。

⑤進化能力カードの使用

進化能力カード1枚を使用することができます。

進化能力カードの使用|レヴィアスのアクション

進化能力カードは、人間チームが手札を補充する時に山札から出てくることがあります。山札の一番上に出てきた瞬間に怪獣役はその進化能力カードを獲得できます。(最大3枚)

レヴィアスの覚醒

人間側が手札を補充した時に「怪獣覚醒」カードが出ることがあります。

怪獣覚醒カードが出たら、怪獣役が「覚醒能力カード」の山札から1枚引いて、すぐにその効果を発揮します。

覚醒能力カード|レヴィアス

レヴィアスが移動する効果や、堤防や機雷を取り除く効果など、怪獣役に有利なカードがたくさんあります。

ゲームの終了

ゲームの終了は、以下の4パターンがあります。

捕獲エンド(人間の勝利)

怪獣が機雷で取り囲まれて移動できなくなると、人間チームの勝利となります。

捕獲エンド|レヴィアスのゲーム終了

水没エンド(怪獣の勝利)

津波攻撃などで、陸地マスに4つ目の水没タイルが置かれたら、怪獣の勝利となります。

水没エンド|レヴィアスのゲーム終了

全滅エンド(怪獣の勝利)

海洋にある船の数が0になったら、怪獣の勝利となります。

全滅エンド|レヴィアスのゲーム終了

時限エンド(怪獣の勝利)

人間側の山札が尽きて、アクションボードの「GAMEOVER」が現れたら、怪獣の勝利となります。

時限エンド|レヴィアスのゲーム終了
アークライト(Arclight)

レヴィアスの『レビュー』

最後は、レヴィアス(Leviath)のボードゲームレビューです。

遊び応えのある心理戦ゲーム

ボードゲームレビュー|レヴィアス

まだ怪獣役で1回だけしか遊べていませんが、印象は“遊び応えのある”心理戦ゲーム。心理戦ゲームというと『コヨーテ』『ブラフ』『ハゲタカのえじき』などが好きですが、レヴィアスはそれらのライトなゲームとは違って、選択肢が豊富でしっかりとした満足感があります。

このゲームの面白いポイントは、人間側からレヴィアスの位置が分からないこと!人間はどこにレヴィアスが潜んでいるか分からないドキドキ感、怪獣役は相手の推理で追い詰められていくドキドキ感があって、いい緊張感のあるゲームです。

ボードゲーム『レヴィアス(Leviath)』

今回は、僕がレヴィアス役、妻が人間側をやりましたが、捕食で船を全滅させて自分の勝ちでした。初見ではレヴィアスがシンプルに「移動⇒捕食」をするのが強い気がしましたが、人間側が慣れてくるとどうなるか。今回はやりませんでしたが、レヴィアスは移動したとみせかけてその場にとどまることもできるので、動いた・動いてないの読み合いも面白そう。相手がレヴィアスがいる位置とは全く反対方向にいると予想している時にはニヤニヤが止まりませんでした…笑

プレイ感は、怪獣役はわりとサクサク好きなようにプレイできて、人間側は相手の見えない位置を推理しなければならないのでちょっと考え込む感じ。最初は、推理が好きな人が怪獣役に回ると良い気がします。

2人プレイで面白い!

2人プレイで面白い|レヴィアス(Leviath)

また、レヴィアスで良かったのが、2人プレイで面白いこと。ボルカルスは2人プレイだと1人2役になって結構大変な印象でしたが、こちらは2人でも遊びやすいです。2人でボードゲームをじっくり遊びたい方にもおすすめです。

個人的には心理戦ゲームは大好きなので、レヴィアスはかなりツボです!まだ、3人以上では遊んでいないので、近いうちに遊んでみようと思います。

以上が、ボードゲーム『レヴィアス(Leviath)』のルール&レビューでした。

▼レヴィアス

アークライト(Arclight)

また、レヴィアスのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。

レヴィアスに合う『スリーブ』

レヴィアス(Leviath)のカードサイズは「88×63mm」なので、エポックの『レギュラーサイズスリーブ・ハード(66×92mm)』がおすすめです。

レヴィアスのカードサイズに合うスリーブ

レヴィアスのカード枚数は全部で66枚なので、このスリーブ(80枚入り)なら1セットでOKです。

Kaiju on the Earthの『シリーズ作品』

最後に、「Kaiju on the Earthシリーズ」の他の作品も紹介します。

第1弾は『ボルカルス』

ボルカルス「東京に現れた怪獣”ボルカルス”と人間が戦う」という災害戦略ボードゲームで、「怪獣役1人vs人間チーム1~3人」で対戦します。

怪獣ボルカルスが溶岩を垂れ流しながら東京中を暴れ回る一方で、人間チームは消防隊や自衛隊で対応して怪獣を倒すことを目指します。

アークライト(Arclight)

関連『ボルカルス』のルール&レビュー

第3弾は『ユグドラサス』

Kaiju on the Earthシリーズ第2弾のレヴィアスに続く、第3弾は植物怪獣の「ユグドラサス」です!

【日刊KOE3情報②】Kaiju on the Earthの主役といえば…もちろん怪獣!

第三弾は「植物」の怪獣です!!

しかしこの外観はまるでツボミの様。ということは…?

怪獣デザインは今作初参加の新鋭、松本智明@matsutomo_kaiju さん!

ボルカルス&レヴィアスの中北晃二@bing_chang さん原案です。#KOE3 pic.twitter.com/SozODmPQTb

— ドロッセルマイヤーズ (@Drosselmeyers_) October 27, 2020

プレイヤー達は各国のリーダーとなり、世界中に繁殖した植物怪獣と戦います。

そして、これまでは「怪獣vs人間チーム」という1対多数の構図でしたが、第三弾からは、協力要素なしの完全な「対決ゲーム」になります。

アークライト(Arclight)

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