
【ボドゲ紹介】『街コロ』街が大きくなるワクワク感がたまらない!!

街コロは「自分の街を開発して、大都市に発展させていく」というボードゲームです。サイコロを振って、コインを獲得し、自分の街に新しいお店を作っていきます。
この街コロ、実はかなりの「ボードゲーム初心者キラー」です。その理由は「ダイスを振るだけという簡単さ」「街を大きくしていくワクワク感」という部分が初心者ウケしているのかなと思います。
ちなみに、街コロは日本産でありながら、2015年に「ドイツ年間ゲーム大賞」にもノミネートされており、世界でも認められているボードゲームです。その人気ぶりから拡張も充実していて、「街コロプラス」「街コロシャープ」も発売しています。
今回は、そんな人気のボードゲーム『街コロ』のルール・遊び方を詳しく紹介します。
▼街コロ
商品名 | 街コロ |
---|---|
プレイ人数 | 2-4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 7歳~ |
ジャンル | 拡大再生産 |
発売時期 | 2012年 |
デザイナー | 菅沼 正夫 |
販売元 | グランディング |
▼街コロ通(ツー)
街コロのレビュー記事一覧
目次
街コロはどんなボードゲーム?
ダイスを振って街を作るボードゲーム
街コロは、ダイスとカードを使って自分の街を発展させていくボードゲームです。
最初は「麦畑」と「パン屋」しかない小さな街ですが、ダイスを振ってコツコツとお金を貯めて施設を増やしていき、最終的には誰よりも発展した大都市を作り上げます!


では、どうやったら大都市になるのかというと、それは自分の街に「駅・ショッピングモール・遊園地・電波塔」の4つを建てることです。ゲーム中ではこの4つの大型施設を「ランドマーク」と言います。


最初にこのランドマーク(大型施設)を4つ完成させたプレイヤーの勝利となります。
街コロはシリーズ作品も充実!


街コロには、通常版に加えて遊べる『街コロプラス』『街コロシャープ』という拡張版があり、新しい施設をたくさん増やし、より戦略的なゲームを楽しむことができます。
また、2019年には街コロのレガシー版『街コロレガシー』が登場し、2020年には街コロの第2弾にあたる『街コロ通(ツー)』が登場します。
※詳しくは、記事後半で紹介しています。
施設カードの読み方
まず、最初に街コロに入っているカードの読み方を説明します。
自分の街に施設を建てた時に手に入るのが「施設カード」です。施設カードは全部で15種類あります。


これらの施設カードには「建設コスト」「施設効果」「施設効果を受けられる出目」が書かれています。


上の森林カードの場合は、「建設時に3コイン必要」で、サイコロを振って「5」が出た時に、施設効果「誰のターンでも銀行から1コインをもらう」を受けられる、という意味です。
カードの情報量は少ないので、少し遊ぶとすぐに慣れます。
街コロを始める『準備』
まず最初に場のセッティングをします。
①手元に「自分の街」を作る
まずは「自分の街」を作ります。
最初は、「麦畑」と「パン屋」しかない小さな町からスタートです。
手元に「麦畑カード」と「パン屋カード」を並べます。さらに「ランドマークカード4枚」を裏向きにして「工事中」の状態にしておきます。下のような感じです↓


②場の施設カードをセッティング
※拡張ルールの方が断然面白いので、今回はそちらのルールで説明します。
裏向きでシャッフルした施設カードの山札から「施設の種類が10種類になるまで」中央にオープンにしていきます。もし同じカードがでた場合は、同じカードの上に重ねてください。


ゲーム中に、施設が購入されて種類が減ってしまったら、再度山札から施設カードを引いて、常に10種類の施設が並ぶようにします。
街コロの『ルール』
街コロのルールはとてもシンプルです。
自分の手番でやることは以下の3つだけです。


では、プレイ画像を例に見てみます。
①ダイスを振る
まずはダイスを振ります。


ダイスの出目は「4」でした。
ちなみに、序盤はダイス1個だけですが、ゲームが進んでランドマークの「駅」を建てるとダイスを2個振れるようになります。
②出目に一致した「施設の効果」を受ける
次に、自分の街に「ダイスの出目に一致する施設」があれば、その施設効果を受けることができます。
下の画像は、既にいくつか施設を購入している状態です。先ほどのダイスの出目が「4」だったので、対応する施設を探すと…


「コンビニ」がありました。
「コンビニ」のカード効果は「自分のターンなら銀行から3コイン受け取る」なので、3コイン受け取ります。


③「施設の購入」か「ランドマークの建設」
手番の最後には、建物を建てることができます。
具体的には、「A.場の施設カードの購入」か「B. ランドマークの建設」のどちらかです。
A. 場の「施設カード」を購入
場に並んでいる10種類の施設カードから1枚を選び、カードの左下に書かれている「建設コスト」を支払います。
例えば、場から「りんご園」を買う場合は「3コイン」を支払います。


購入したカードは自分の街(手元)に並べましょう。
B. ランドマークの建設
手元にある4つのランドマーク(大型施設)は最初「工事中(裏向き)」ですが、コストを払うことで建設することができます。


ランドマークを建設したら「工事中の裏面」から「建設済みの表面」にします。
ランドマークはコストがかなり高いですが、それに見合った強力な効果を持っています。
ゲーム終了
様々な施設を建ててコインを貯めていき、一番初めに4つのランドマークをすべて建設した人の勝ちです。


街コロの『シリーズ作品』
街コロには「2種類の拡張セット」があり、新しい施設を増やすことができます。
①拡張1弾『街コロプラス』
拡張第1弾は『街コロプラス』です。「役所」や「港」「空港」など新しい施設が13種類も追加されました!
僕は、街コロを遊ぶときには必ず街コロプラスも加えて遊んでいます。これがあると戦略の幅がぐんっと広がってさらに面白くなるので「街コロには必須級の拡張」だと思っています。
②拡張2弾「街コロシャープ」
拡張第2弾は『街コロシャープ』。
街コロプラスと同じく「新施設が13種類」入っていて、さらに「休業システム」が追加されました。これまでの街コロとはまた違ったゲーム展開を楽しめます。
③レガシー版「街コロ・レガシー」
街コロのレガシー版『街コロ レガシー』が2020年2月に登場しました。
街コロレガシーは、ゲームを進めることで「新しいストーリー・新カード・何が入っているか分からない玉手箱」などが追加されていき、どんどん内容が変わっていきます。全10回のゲームが終わったら、自分たちのプレイが反映した自分だけの街コロレガシーが出来上がります。
④新しくなった『街コロ通(ツー)』


街コロの第2弾にあたる『街コロ通(ツー)』が2020年12月に一般販売されます。
街コロのルールや施設カードが見直されていて、「スピーディーな展開」と「戦略性アップ」で街コロよりも遊びやすくなっている印象です。ベースの街コロに良調整が入った、新しいスタンダード版だと思います。
街コロに対応した『スリーブ』
街コロのカードサイズは「58×89mm」なので、「青雲商店のぴったりスリーブ(60×92mm)」がちょうどいい大きさです。
街コロには全部で「108枚」のカードが入っているので、100枚入りのスリーブセットが2つ必要となります。
街コロの『ゲームレビュー』
街コロはボードゲーム初心者におすすめ!
街コロは「ルールが簡単」「街が大きくなっていくワクワク感がある」「サイコロ運が絡むので初心者でも勝てる」という点で、ボードゲーム初心者でものめり込みやすいゲームです。
実際に普段ボードゲームをやらない友人と街コロで遊ぶと、毎回かなり盛り上がって自然と2ゲーム目が始まります。微妙な空気になったことがないので、個人的にはボドゲ初心者と遊ぶときの鉄板ゲームだと思っています。
街コロのプレイ人数は「3人」がおすすめです。4人になるとゲーム時間が1時間20分くらいかかるので、簡単なダイスゲームにしては少し長く感じます。4人で遊ぶ場合は、ゲームがよりスピーディーに調整されている『街コロ通(ツー)』がおすすめです。
ちなみに、街コロを遊ぶときは、拡張版の『街コロプラス』を入れましょう!この拡張を入れると、戦略の幅が一気に広がって、ゲームの充実度が全く変わってきます。街コロを全力で楽しむためには必須級の拡張です!
▼街コロ
▼街コロ:プラス
▼街コロ:シャープ
▼街コロレガシー
▼街コロ通(ツー)
街コロの関連記事はこちら。
街コロシリーズの紹介記事はこちらです。
街コロプラス
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