ボードゲーム『ファラウェイ』のルールを徹底紹介
2024年フランス年間ゲーム大賞の中級部門を受賞した『ファラウェイ(Faraway)』。
気になって調べてみるとボードゲームアリーナでプレイできたので、友達と遊んでみたのですが、これがなかなか面白い!
独特なポイントは、カードを出した順番とは逆順に得点計算するところ。プレイ感は軽めですが、程よい悩ましさがあり、序盤に計画したことがうまくハマったときはかなり気持ちいいです。
そこで今回は、ファラウェイのルール・遊び方を徹底紹介します。
得点計算についても詳しく書いているので、得点方法を詳しく知りたい方もぜひ参考にしてみてください。
ファラウェイはEngamesさんから2024年6月27日発売します!
ゲーム名 | ファラウェイ 日本語版 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 25分 |
対象年齢 | 10歳~ |
デザイナー | Johannes Goupy Corentin Lebrat |
アート | Maxime Morin |
価格 | 3,300円 |
発売元 | Engames |
関連ページ | BoardGameGeek |
ファラウェイはどんなゲーム?
ファラウェイは「手札3枚の中から1枚を出す」を繰り返して、8枚出したら得点計算するというシンプルなボードゲームです。
このゲームの独特なポイントは、得点計算を逆順で行うところ。
自分が出した8枚のカードを全て裏返し、最後に出したカードから順番に表にして、「動物アイコン1つにつき4点」「赤色カード1枚につき3点」などの条件で得点していきます。ただし、得点の対象はオモテ向きカードのみなので、最初に出したカードほど表向きのカードが多いので得点しやすくなっています。
ボードゲームでは珍しく、最後に出すカードよりも最初に出すカードの方が大量得点できるので、序盤にどのカードを選ぶかが重要で、最初から気が抜けないボードゲームです。
ファラウェイのルール
ファラウェイのルールを詳しく紹介します。
使うもの
ファラウェイで使うものは、地域カード(正方形)と聖域カード(縦長)のみです。
ゲーム準備
地域カードをシャッフルして、各プレイヤーに手札として3枚ずつ配ります。
地域カードの山札からプレイヤー人数+1枚を場に公開します。
聖域カードはシャッフルして、山札にして置いておきます。
手番の流れ
手番の流れは以下の通りです。
- 地域の探索
- 聖域の発見
- 探索の終了
①地域の探索
各プレイヤーは同時に手札3枚の中から1枚を選び、自分のプレイエリアに裏向きに置きます。
2ラウンド目以降は、前にプレイしたカードの右隣に置いていきます。(出した順が分かるようにする)
②聖域の発見
全員が地域カード1枚を選んだら、一斉にカードをオモテ向きにします。
前のラウンドにプレイした地域カードと今回プレイしたカードの左上の数字(探検時間)を比べます。
今回プレイしたカードが前のカードよりも大きければ、聖域を発見します。
聖域を発見したプレイヤーは、聖域カードを1枚引きます。
さらに、自分のプレイエリアにあるカードに手がかりアイコン(地図アイコン)があれば、1つにつき聖域カードを追加で1枚引きます。(手がかりアイコンは地域カード・聖域カードのどちらにもある)
上の場合は、手がかりアイコンが3つあるので、聖域カードを全部で4枚(1枚+追加の3枚)引けます。
③探索の終了
このラウンドでプレイした地域カードの左上の数字(探索時間)が小さいプレイヤーから順番に場からカードを獲得していきます。(左上の数字が大きいと、先に他のプレイヤーにカードを取られるので、カード選択の幅が狭まる)
まずは、場にある地域カードから1枚を選び、手札に加えます。
これで、手札が3枚に戻ります。
前のフェイズに聖域カードを1枚以上引いていた場合、その中から1枚だけ選びます。
選んだ聖域カードは、プレイエリアに配置します。
選ばなかった聖域カードは、裏向きにして聖域カードの山札の下に置きます。
全員が手番を終えたら、場に残っている地域カードを取り除き、新しい地域カードをを場に公開します(枚数は、プレイヤー人数+1枚)。
④ゲームの終了
8ラウンド目が終わって、手元に地域カードを8枚出した状態になったら、ゲーム終了です。
⑤得点計算
各プレイヤーの得点(名声)を合計します。
得点は、地域カードと聖域カードから得られます。
地域カードからの得点
点数を数えやすくするため、まず自分の地域カードをすべてウラ向きにします。聖域はオモテ向きのままです。
最後にプレイしたカードから順番に、地域カードを1枚ずつオモテ向きにします。
1枚の地域カードをオモテ向きにしたら、その時点でオモテ向きになっている地域カード・聖域カードから点数を獲得します。
得点するための条件は、各カードの下段に書かれています。
得点条件の例
手がかりアイコン1つにつき1点 | |
動物アイコン1つにつき4点 | |
鉱物アイコン1つにつき2点 | |
植物アイコン1つにつき4点 | |
赤色カード1枚につき4点 | |
黄色または緑色カード1枚につき3点 | |
4色1セットにつき10点 | |
夜のカード1枚につき2点 | |
5点獲得 |
例えば下の場合、5枚目(盤面の右上)に表向きにしたカードの得点条件は「植物1つにつき2点」です。
見えている植物アイコンが3つあるので、6点(2点×3)獲得となります。
また、カードによっては、点数を得るために満たさなければならない前提条件があるものもあります。
上のカードの場合は、前提条件が「動物1つ・植物1つ」なので、オモテ向きカードの中にこの2つが見えていれば、前提条件クリアになり、「手がかりアイコン1つにつき3点獲得」できるようになります。(前提条件をクリアしていないと得点できない)
聖域カードからの得点
地域カードの得点計算が終わったら、聖域カードも得点を計算します。
合計点を比べる
全ての得点計算が終わったところ
地域カードと聖域カードの点数を合計して、最も得点の高いプレイヤーの勝ち。
ファラウェイは2024年6月27日発売
ファラウェイのボードゲームは、Engamesから日本語版が発売します。
【ファラウェイ日本語版の販売について】
— Engames@ゲームマーケット2023秋A05 (@EngamesToyama) February 23, 2024
日本時間の本日未明に発表されました、フランス年間ゲーム大賞の中量級部門において大賞を受賞しました『ファラウェイ』の日本語版をEngamesにて発売いたします。今春の発売予定となります。
パッケージは赤をベースに、青、黄、緑の4色展開となります。 pic.twitter.com/OGZSOc1OXv
発売日は2024年6月27日です。
パッケージは、橙・黄・青・緑の4パターンあります。
パッケージイラストがそれぞれ違いますが、中身は全部同じです。
通常版が橙で、販売限定カラーの青・黄・緑はEngamesの通販サイトで購入できます。※限定カラーについては現在(2024年6月7日時点)補充された分で最後となる見込み、だそうです)
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