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『ウイングスパン』ボードゲームのルール&レビュー:たくさんの鳥を繁栄させよう!

4.5
『ウイングスパン』ボードゲームのルール&レビュー:たくさんの鳥を繁栄させよう!

ウイングスパンは「プレイヤーが鳥の愛好家になり、餌を集める・鳥を呼び寄せる・卵を産ませるなどして、鳥の繁栄を目指す」ボードゲームです。

『2019年ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門大賞』を受賞しています。日本語版はアークライトから2019年10月17日に発売しました。

今回は、鳥がテーマのボードゲーム『ウイングスパンのルール&レビュー』を詳しく紹介します。

▼ウイングスパン 日本語版

ジャンル拡大再生産
プレイ人数1-5人
プレイ時間40-70分
対象年齢10歳以上
発売時期2019年
デザイナーElizabeth Hargrave
原版メーカーstonemaier Games
国内メーカーアークライト
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【まとめ】ウイングスパンの評価

個人的評価:4.5

最初見た時は「鳥がテーマってかなりニッチだなぁ…」とあまり印象良くありませんでしたが、ごめんなさい!さすがエキスパート大賞です!

 

瞬間的な盛り上がりはありませんが、得点源が多いので、終わる度「次はもっとうまくできるはず!」と沸々と再戦欲が湧き上がります。

 

カードの引き運が勝敗に影響する割合が大きい気がしますが、裏を返すと、初心者も経験者と一緒に楽しめるゲームです。また「見た目の美しさ」「シンプルな遊びやすさ」があって、ボードゲーム初心者にもおすすめの中~重量級ゲームです。個人的にはかなり好き!

ウイングスパンはどんなゲーム?

ウィングスパンは「プレイヤーが鳥の愛好家になり、餌を集める・鳥を呼び寄せる・卵を産ませるなどして、鳥を繁栄させよう」というボードゲームです。

ウイングスパンは「プレイヤーが鳥の愛好家になり、餌を集める・鳥を呼び寄せる・卵を産ませるなどして、鳥を繁栄さよう」というボードゲーム

 

まず注目なのが、1枚として同じカードのない「170種類」もの鳥カード!

ウイングスパン:1枚として同じカードのない170種類の鳥カード

カードにはリアルなイラストに加えて「翼長」や「鳥の解説」が書かれていて、鳥の詳細な情報が載っています。

また、「餌箱に見立てたダイスタワー」や「かわいい卵トークン」もあります!

ウイングスパン:餌箱型ダイスタワーと卵トークン

このように、コンポーネントの至るところから作者の鳥への愛情が伝わってきます。

ウイングスパンの『準備』

まずは、ウイングスパンを遊ぶ準備からです。「場の準備」と「各プレイヤーの準備」に分けて説明します。

場の準備

3枚のカードをトレイにセット

山札から鳥カード3枚引いて、カードトレイに表向きでセットします。

ウイングスパンの準備:山札から鳥カード3枚引いて、カードトレイに表向きでセットする

ダイスタワーにダイスを入れて振る

餌箱型ダイスタワーの裏からダイスを5個入れて、振っておきます。

ウイングスパンの準備:餌箱型ダイスタワーにダイスを入れて振る

このダイスの出目は数字ではなく「餌」が描かれています。プレイヤーはこの餌箱から鳥の餌を仕入れます。

「各ラウンドのボーナス条件」を決める

最後に、「各ラウンドごとのボーナス条件」を決めます。

「目的タイル」をシャッフルして、「目的ボード」にランダムに4枚配置します。

ウイングスパン:目的タイルと目的ボード

目的ボードは4列あり、それぞれ1~4ラウンド終了時の「ボーナス点の獲得条件」を表しています。※詳しくは後述

各プレイヤーの準備

各プレイヤーは「個人ボード」「アクションコマ8個」「鳥カード5枚」「餌トークン5個」を受け取ります。

ウイングスパン:各プレイヤーの準備

手札にする鳥カードを選ぶ

「5枚の鳥カードのうち手札として残すカード」を決めます。

残したいカードが決まったら、その枚数と同じ数の餌を支払わなければなりません。

例えば、鳥カードを2枚残すなら、餌トークンを2個支払います。

『ウイングスパン』手札にする鳥カードを選ぶ

この場合、手元に残るのは「カード2枚」と「餌トークン3個」になります。

ボーナスカードを1枚選ぶ

さらに、ボーナスカード2枚を引き、1枚を選びます。

ウイングスパン:ボーナスカードを1枚選ぶ

ゲーム終了時に、このボーナスカードの達成度合いで点数を獲得できます。

ウイングスパンの『ルール』

ここからは、ウイングスパンのルール・遊び方を紹介します。実際に遊んでみると、重量級ボードゲームの中でもかなりシンプルです。

手番でできる4つのアクション

手番でできることは、4つのアクションのうち1つだけです。

ボードゲーム『ウイングスパン』のルール:手番にできる4つのアクション

手番を1回行うごとに、自分のアクションコマを1つ消費します。

①鳥カードを出す

ウイングスパンのルール:アクション①「鳥カードを出す」

手札の鳥カードを個人ボードに出すことができます。

カードを出す時には、カードの左上に描かれている「生息地」と「餌」を確認します。

ウイングスパン:カードの左上の「生息地」と「餌」を確認する

上の鳥なら、「無脊椎動物」と「果実」を払うことで「草原」に置けます。

個人ボードには3種類の生息地(森林・草原・湿地)があります。

ウイングスパンの個人ボード:3種類の生息地(森林・草原・湿地)がある1段目が森林、2段目が草原、3段目が湿地

鳥カードを出すときは、必要な餌を消費して対応している生息地に左詰めで置きます。

ウイングスパン:鳥カードを出すときは対応している生息地に左詰めで置く

カードを左から2列目以降に置く時は「卵」が必要になります。「2・3列目は卵1個」「4・5列目は卵2個」を支払います。

②餌の獲得

ウイングスパン:アクション②「餌の獲得」

餌箱からダイスを取る

「森林エリア」の最も左側の空いているマスのアイコンを確認して、そのアクションを実行できます。

例えば、森林にカードが配置されていなければ、最も左側のアクション「餌を1個獲得」となります。

ウイングスパン:餌を1個獲得するダイスの数が「獲得できる餌の数」を表している

また、4列目まで鳥がいたら、最も左側の空いてるマスが5列目になり「餌を3個獲得」となります。

ウイングスパン:森林の4列目に鳥がいたら、餌を3個獲得するダイス3個が描かれているので、餌を3つ獲得できる

このように、鳥がたくさんいるとアクションの内容が強化されていきます!

餌の獲得は、餌箱から好きなダイスを取って、その出目の餌トークンを手に入れます。

ウイングスパン:餌箱から好きなダイスを取って、その出目の餌トークンを手に入れる

獲得したダイスは餌箱の外に置いておきます。

ダイスがなくなるか餌が1種類になったら、全てのダイスを振り直して補充します。

「森林」にいる鳥の能力発動

餌の獲得が終わったら、森林にいる鳥の能力が発動します。

カード下部に「起動時」と書かれた鳥がいれば、その能力を発動できます。

ウイングスパン:森林にいる鳥の能力を発動するこのカードなら「果実」が手に入る

森林エリアに複数の鳥がいる場合は、右から順に発動していきます。

③産卵

ウイングスパンのアクション③「産卵」

卵は、「鳥カードの配置」で必要になったり、「ゲーム終了時の得点」にもなる重要なアイテムです。

卵を獲得する

「草原エリア」の最も左側の空いているマスを確認して、そのアクションを実行できます。

例えば、草原の2列目まで鳥がいたら、3列目のアクション「卵を3つ獲得」ができます。

ウイングスパンのアクション「産卵」:草原の2列目に鳥がいたら、3列目のアクション「卵を3つ獲得」ができる卵マーク3つだから3個獲得

獲得した卵は自分が配置した鳥カードの上に置くことができます。鳥の種類ごとに「卵の配置上限数」が決まっています。(カードの左側に載っています)

ウイングスパン:獲得した卵は自分が配置した鳥カードの上に置くこの鳥の上には卵を5個まで置ける

ちなみに、卵の色は特に関係ないので、好きな色を使ってOKです。

「草原」にいる鳥の能力発動

先ほどと同じように、草原にいる鳥カードに「起動時」と書かれていれば、その能力を発動できます。

④鳥カードの獲得

ウイングスパンのアクション④「鳥カードの獲得」

鳥カードを手札に加える

「湿地エリア」の最も左側の空いているマスを確認して、そのアクションを実行できます。

例えば、湿地の4列目まで鳥がいたら、5列目のアクション「カードを3枚獲得」ができます。

ウイングスパンのアクション「鳥カードの獲得」:湿地の4列目まで鳥がいたら、5列目のアクション「カードを3枚獲得」ができるカードマークが3枚だから3枚獲得

獲得するカードは「カードトレイにあるカード」か「山札の一番上」から選びます。

ウイングスパン:獲得するカードは「カードトレイにあるカード」か「山札の一番上」から選ぶ

「湿地」にいる鳥の能力発動

湿地にいる鳥カードに「起動時」と書かれていれば、その能力を発動できます。

ラウンドの終了

手番1回につきアクションコマを1つ消費していき、全てのコマを使ったらラウンド終了となります。

ゲームスタート時はアクションコマを8個持っているので、1ラウンド目なら8回の手番で終了です。

ラウンドボーナス点の獲得

1回のラウンドが終了したら、「目的タイルのボーナス条件」で順位をつけて、順位に対応した点数を獲得します。

下の場合、1ラウンド目の目的タイルが「森林にある鳥カードの数」で、「1位が4点獲得」、「2位が1点獲得」となっています。

ウイングスパン:ラウンドボーナス点の獲得

各順位に自分のアクションコマを置いておきます。

ラウンドごとにアクション数が減っていく

ラウンドごとに使えるアクションコマの数が1個ずつ減り、手番の数が少なくなっていきます。

  • 1ラウンド目…8手番
  • 2ラウンド目…7手番
  • 3ラウンド目…6手番
  • 4ラウンド目…5手番

ゲームの終了と得点計算

4ラウンド終えると、ゲーム終了して、得点計算を始めます。

まずは、個人ボード上に出した「鳥カードの得点」を計算します。

鳥カードの左側には勝利点が描かれているので、自分が出した鳥カードの点数を合計します。

ウイングスパンの鳥カードの左側に「勝利点」が書かれているこの鳥カードの勝利点は4点

この他にも、以下の点数を計算します。

  • ボーナスカードの得点
  • ラウンド終了時ボーナスの得点
  • 個人ボード上に配置した「卵」「餌」「鳥カードの下に差し込んだカード」1つにつき1点

これらの点数を合計して、最も点数の高い人の勝利です。

ウイングスパンに合う『スリーブ』

ウイングスパンにはカードがたくさん入っているので、スリーブをつけて保護するのがおすすめです。

ウイングスパンのカードサイズは「87mm×57mm」なので、『ホビーベースのボードゲームサイズスリーブ(90mm×58.5mm)』がちょうどいい大きさです。

ウイングスパンのカードサイズにぴったりのスリーブ

ウイングスパンのカードは、1人プレイ用のカード(オートマカード)を含めると全部で「212枚」あるので、この50枚入りスリーブが「5袋」あれば足ります。

ウイングスパンの『拡張セット』


ウイングスパンの拡張第1弾は『ヨーロッパの鳥(Wingspan European Expansion)』です。

通常版は「北米の鳥」がメインでしたが、次は「ヨーロッパの鳥」が大量に増えます!海外の公式サイトで11月6日から先行予約がスタートします。※日本語版ではありません。

今後は、地域別に拡張が出そうですね!いつか日本版の拡張が出るのを期待しています。

【レビュー】ウイングスパンの総合評価

ウイングスパンを遊んだ感想

ボードゲーム『ウイングスパン』のレビュー

ボードゲーム初心者も遊びやすい

実際にプレイしてみると、その遊び心地はとても穏やか!他の人のプレイを気にせずに「自分がやりたいことだけに集中できる」のでかなり遊びやすい。邪魔し邪魔されることがないので、負けても嫌な気分になりません。

また、「惹きつけられる見た目」と「シンプルな遊びやすさ」で、ボードゲーム初心者でも遊びやすい重量級ゲームだと思います。

色んな得点方法がある

「勝ち筋が多い」のもウイングスパンの良いところ!「鳥を出す」「卵を増やす」「ボーナスを狙う」など得点源がたくさんあるので、ゲームが終わる度に「次はもっとうまくできるはず!」とすぐにリプレイしたくなります。

個人的には「卵の量産プレイ」が安定して強い気がしますが、もっと他の戦略も試していきたいです。

運要素は強め

あえてデメリットを挙げるとすると「運要素が強め」ということ。序盤に強力な効果を持つ鳥カード(特にカラス)が出せるとめちゃくちゃ有利!カードの引き運が勝敗に占める要素はわりと大きい気がします。

ただ、裏を返すと、ウイングスパンを初めて遊ぶ人でも経験者に勝ちやすいということ!そういう意味でも、初心者向けの重量級ゲームだと思います。

まとめ

最初に見た時は「鳥がテーマって…かなりニッチなボードゲームだな…」と思っていましたが、遊んでみるとこれは面白い!さすが、エキスパート大賞です。

瞬間的な盛り上がりはありませんが、終わった後に沸々とくる「もう1度やりたい欲」が大きいゲームで、お気に入りゲームの仲間入りです。おすすめ!

ウイングスパンの総合評価

5段階評価

個人的評価4.5
簡単さ2
戦略性4
運要素4
盛り上り度2
メリット
  • 重量級の中でもシンプル
  • 得点方法が多く、リプレイ性が高い
  • 見た目の引きが良い
デメリット
  • カード運の要素が大きい

▼ウイングスパン 日本語版