【拡張2弾】『ウイングスパン拡張:大洋の翼』7つのトピックを徹底紹介

この記事では、『ウイングスパン拡張:大洋の翼』のトピック7つを徹底紹介します。
※Amazon等で予約・購入する場合は「価格」をしっかりと確認してください。2020年1月14日現在、異常な価格になっています。(定価は税込み4,400円)


ウイングスパンとは
鳥類繁栄を目指すボードゲーム
ウイングスパンは、鳥の愛好家となったプレイヤーが「餌を集める・鳥を呼び寄せる・卵を産ませる」などして、鳥類の繁栄を目指すボードゲームです。


2019年に「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞」を受賞して話題となった人気作です。


ウイングスパンの拡張は2種類
現在、ウイングスパンには2種類の拡張版が展開されています。
- 【第1弾】ウイングスパン:欧州の翼
- 【第2弾】ウイングスパン:大洋の翼
今回紹介する大洋の翼には「新しい餌トークン」「新ダイス」「新しい個人ボード」などが入っていて、欧州の翼よりも変化の大きい拡張になっていると思います。


ウイングスパン拡張:大洋の翼の特徴
ここからは、ウイングスパン拡張:大洋の翼のトピック7つを紹介していきます。
その内容がこちら。
- 主役は「オセアニアの鳥」
- 新しいエサ「花蜜」が追加
- 新アクション「リセット」
- 「飛べない鳥」が登場!
- 「ゲーム終了時能力」が追加
- 今回の卵は「黄色」
- カラスはゲームから除外する!?
①主役は「オセアニアの鳥」
ウイングスパンの拡張第1弾ではヨーロッパの鳥たちが主役でしたが、拡張2弾の大洋の翼では「オセアニアの鳥たち」が主役になっています。


オセアニアとはオーストラリア大陸とその周辺の島々からなる地域のことで、オーストラリアとニュージーランドの鳥にスポットが当たっています。
なぜ第2弾でオセアニアが選ばれたのかというと、2019年に起こったオーストラリアの山火事で影響を受けた鳥が多かったためです。
出版元のストーンマイヤーゲームズは早い段階から「オセアニアの鳥にフォーカスする」と発表しており、オーストラリアの野生動物救援団体「WIRES」に寄付もしています。
関連 ⇒Stonemaier Games -Wingspan Oceania Expansion
②新しいエサ「花蜜トークン」
5種類のエサの代わりになる「花蜜トークン」
オセアニアの鳥たちにとって植物性の糖分は重要な食糧源として知られていて、オーストラリアでは他の地域よりも多くの花蜜(かみつ)が摂取されているそうです。
今回の拡張では、その「花蜜」が新しいエサとして加わります。
下の画像のピンク色のトークンが花蜜です。


この花蜜の特徴は「他の5種類のエサのどれかとして使える」こと。つまり、とても便利なワイルドトークンということです。
ダイスも新しくなり、出目に「花蜜」が加わっています。


ダイスの出目を見ると「果実または花蜜」や「種子または花蜜」といった出目があって「花蜜1択じゃん」と思うかもしれませんが、花蜜にもデメリットがあります。
というのは、花蜜トークンは次のラウンドに持ち越せません。ラウンド終了時に未使用の花蜜は全て廃棄されてしまいます。手に入れた花蜜はできるだけ使い切るように計画的に獲得するのが良さそうです。
花蜜の使用数がボーナス点になる
鳥カードのプレイなどで花蜜を使ったら、その生息地(森林・草原・湿地のいずれか)の「使用済み花蜜スペース」に花蜜トークンを置きます。


各エリアの使用済み花蜜トークンは、ゲーム終了時にボーナス点になります。
エリアごとに使用済み花蜜トークンの数を比べて、たくさん持っている人に以下のようにボーナス点が加算されます。
- 最も多くの花蜜を持っている人は5点獲得
- 2番目に多くの花蜜を持っている人は2点獲得
エリアごとに1位・2位を決めるので、他のプレイヤーがどのエリアに花蜜トークンを溜めているのかをチェックしながら、自分がどこで花蜜を使うのかといった判断も重要そうです。
③新アクション「リセット」
ウイングスパン:大洋の翼には新しい個人ボードがあり、そこに新アクションの「リセット」があります。


リセットは、森林と湿地の2列目と4列目にあって、エリアごに効果が違います。
- 森…餌を1個捨てると、鳥の餌をリセットできる
- 湿地…餌を1個捨てると、鳥のトレイをリセットできる
これにより、ダイスやカードトレイのリセットが起こりやすくなるので、ゲームがよりスピーディーに動きます。
④「飛べない鳥」が登場
ウイングスパン:大洋の翼には、シリーズ初の「飛べない鳥」が登場します。
飛べない鳥は、翼長に「*」のマークが付いています。


この飛べない鳥は「翼長を任意の数字に変える」ことができます。これは、鳥の能力やボーナスカードで機能します。
例えば、狩猟能力の「その鳥の翼長が75cm未満なら」という条件を満たすことができますし、ボーナスカードの「翼長が65cmを超える鳥カード」という条件も満たすことができます。
この飛べない鳥が加わったことで、ボーナスカードなどの条件が達成しやすくなっています。
⑤「ゲーム終了時能力」が追加
ウイングスパンの拡張第1弾では水色の「ラウンド終了時能力」が追加されましたが、第2弾の大洋の翼では黄色の「ゲーム終了時能力」が追加されました。
⑥今回の卵は「黄色」
ウインスパンの拡張1弾では紫色の卵が付いていましたが、拡張2弾では「黄色の卵」が付いています。


⑦カラスはゲームから除外する!?
ウイングスパンの基本セットで猛威を振るっていた「シロエリガラス」と「ワタリガラス」。


強力なカードなので、既に抜いてプレイしているという方もいると思いますが、大洋の翼の説明書ではこの2羽について言及されていたので紹介します。
<説明書要約>
・強すぎると感じたら、この2羽はゲームから除外してください。
この2羽のカラスは「卵を1個捨てて、好きな餌を2個獲得する」という能力。今回の拡張では好きな餌に花蜜トークンも含まれるため、強力だった効果がさらに強化されてしまいます。
公式でも「これはさすがに…」となったということでしょうか…。
ウイングスパン拡張:大洋の翼に合うスリーブ
最後に、ウイングスパン拡張:大洋の翼に合うスリーブを紹介します。
ウイングスパン拡張:大洋の翼のカードサイズは「57×87mm」なので、『ドイツゲーム用スリーブ ユーロサイズ56mm×87mm用・厚口タイプ』がジャストサイズです。
スリーブサイズが「58×89mm」で、カードに対して1~2mm大きいだけなので、下の写真のようにぴったりです!


硬さは、少し柔らかめのハードタイプです。
ウイングスパン拡張:大洋の翼には111枚のカードが入っているので、このスリーブが2袋あればOKです。


ウイングスパン拡張:大洋の翼は2月4日発売!
以上が、『ウイングスパン拡張:大洋の翼の特徴7つの徹底紹介』でした。
記事中では触れていませんが、この他にも新しいボーナスカードや目的タイルも入っています。セット内容からすると、欧州の翼がミニ拡張で、大洋の翼が大型拡張のように感じました。
ウイングスパン拡張:大洋の翼の発売日は「2021年2月4日」です。
※Amazon等で予約・購入する場合は「価格」をしっかりと確認してください。2020年1月14日現在、異常な価格になっています。(定価は税込み4,400円)


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