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ウイングスパンのドラゴン版『ワームスパン』を徹底紹介!

ワームスパン(Wyrmspan)
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ウイングスパンのドラゴン版『ワームスパン(Wyrmspan)』が発表されました。

ドラゴンテーマというだけでめちゃくちゃ気になって早速調べたところ、鳥からドラゴンに変わっただけかと思いきや、ウイングスパンをベースにしつつも、新しい独自要素がたくさんありました!

今回は、ワームスパン(Wyrmspan)の特徴ウイングスパンとの違いについて紹介します。

ゲーム名Wyrmspan
プレイ人数1~5人
プレイ時間90分
対象年齢14歳~
発売時期2023年3月
デザイナーConnie Vogelmann
アートClémentine Campardou
出版社Stonemaier Games
関連ページBoardGameGeek
ストーンマイヤー社の公式ページ
目次

ワームスパンはどんなゲーム?

ワームスパン(Wyrmspan)

ワームスパン(Wyrmspan)は、ウイングスパンを制作したストーンマイヤー社の新作で、今回は鳥ではなく、ドラゴンが主役になっています。

ワームスパンでは、プレイヤーがドラゴンの生息する世界のドラゴン研究者になります。自分の土地に隠された洞窟を発掘して、美しいドラゴンたちを自分の洞窟の保護区へと誘います。

手番では、洞窟の発掘やドラゴンの誘い込み、洞窟の探検を行って、様々なリソースや勝利点を獲得していきます。全4ラウンド行って、最も勝利点が高いプレイヤーの勝利です。

ウイングスパンのメカニズムを継承しつつも、洞窟カード、ドラゴンギルドやドラゴンの幼体など様々な独自要素が導入されています。

ティザートレイラー(1分46秒)

ワームスパンの特徴

ワームスパン(Wyrmspan)の特徴やゲームの流れを紹介していきます。

①手番の流れ

ワームスパンの手番でできることは、以下の3つのアクションのうちの1つです。

  • 発掘…洞窟カードを配置する
  • 誘い込み…ドラゴンカードを配置する
  • 探検…洞窟にいるドラゴンの能力を発動する

各アクションについて詳しく解説します。

②発掘アクション

発掘アクションは、個人ボードに洞窟カードを配置するアクションです。

ウイングスパンだといきなり鳥カードを配置できましたが、ワームスパンではいきなりドラゴンカードを置くのではなく、まずは洞窟カードを配置します。

洞窟カード

洞窟カード|ワームスパン(Wyrmspan)

引用:BoardGameGeek

ウイングスパンの個人ボードに3つのエリア(森林・草原・湿地)があったように、ワームスパンにも「クリムゾンの洞窟・黄金の洞窟・アメジストの深淵」という3つの洞窟エリアがあります。

3つの洞窟エリア(赤・オレンジ・紫)

3つの洞窟エリア|ワームスパン(Wyrmspan)

引用:BoardGameGeek

手札から洞窟カードを1枚選び、コスト(コインや卵)を支払って、いずれかのエリアに左詰めで配置します。洞窟カードに「プレイ時の効果」があれば発動します。

このアクションで、洞窟内に新しいスペースが作られ、後にドラゴンを配置できるようになります。

③誘い込みアクション

誘い込みアクションでは、ドラゴンカードを配置するアクションです。

手札のドラゴンカード1枚を選んで、コストを支払うことで、発掘済みの洞窟スペースにドラゴンを配置します。

ドラゴンカード

ドラゴンカード|ワームスパン(Wyrmspan)

引用:BoardGameGeek

ドラゴンを配置できる場所は、ドラゴンが好む生息地(ドラゴンカードの左側に表示)と一致する洞窟でなければなりません。

例えば、ドラゴンの好む生息地が「クリムゾンの洞窟」と「黄金の洞窟」なら、この2つのどちらかに配置できます。

ドラゴンには、プレイ時に即発動する効果もあれば、ゲーム終了時に発動する効果などもあります。

④探検アクション

探検アクションは、自分の洞窟を探検して、そこに住んでいるドラゴンの能力を発動させるアクションです。

まずは個人ボード上の3つの洞窟から1つを選び、探検するためのコストを支払います。(同ラウンド内で同じ洞窟に行く回数が増えるほどコストが重くなっていく)

人型のコマを洞窟の左端から1マスずつ右へと移動させていきます。

コマを左から1マスずつ移動させる

コマの移動|ワームスパン(Wyrmspan)

引用:BoardGameGeek

移動時に「起動時効果」を持つドラゴンカードの上を通るたびに、その能力を発動します。コマが右端まで行ったら終了です。

はとまめ

ウイングスパンでは右から起動していきましたが、ワームスパンは左から発動していきます。

⑤ドラゴンギルド

ワームスパンの新要素の目玉がドラゴンギルドです。

これがドラゴンギルドのボードです。

ドラゴンギルド|ワームスパン(Wyrmspan)

引用:BoardGameGeek

マスが円状に並んでいます。スタート時は全員、自分のギルドトークンを上部のマス(スタート位置)に置きます。

特定のドラゴンや洞窟カードをプレイすることで、自分のギルドトークンを時計回りに前進させます。

トークンが止まったマス(通り過ぎたマス)に表示されているもの(コイン・卵・カード・肉やミルクなどの資源)を即座に獲得できます。

また、トラック上の「上部または下部のマス(茶色)」に到達するたび、ドラゴンギルドタイルに書かれているボーナスを1つ受けられます。

ボーナスの例

  • 手札の洞窟カードをコストなしで配置できる。
  • 手札のドラゴンカードをコストなしで配置できる。
  • 1コインと2枚のドラゴンカードを獲得。
  • ゲーム終了時:個人ボーのドラゴンの列が1つ埋まるごとに3勝利点を獲得。

ボーナスのマスに自分のプレイヤーマーカーを置くことでボーナスを受けられます。プレイヤーマーカーは4個あるので、1人4回までです。

ただ、各ボーナスのマスの数が限られているので、マスが埋まってしまったら置けなくなってしまいます。

ギルドタイルのボーナスは勝利点にも繋がるので、重要な要素です。

⑥ドラゴンの幼体が成長する!

ワームスパンには、成長要素がある「ドラゴンの幼体」が登場します。

ドラゴンの赤ちゃん

ドラゴンの幼体|ワームスパン(Wyrmspan)

引用:BoardGameGeek

ドラゴンの幼体をプレイするためには、特別なコストとして「卵」と「ミルク」が必要です。ドラゴンの赤ちゃんが成長するために必要な食べ物ということです。

ドラゴンの幼体の特徴は、成長することで能力が強くなるという点。

幼体の起動時効果は、リソース(ミルクや肉)をその幼体カードの上に置いたり、幼体カードの下に他のカードを挿し込むことで発動します。

リソースまたはカードを3つ溜めこむことで、1回限りのボーナス効果が発動します。これは、ドラゴンの幼体が成長したことを表しています。

はとまめ

ドラゴンの幼体は地中深くで生まれ、成長するために紫水晶を必要とするので、ほとんどの幼体はアメジストの深淵に生息しているようです。

ウイングスパンとの違い

ウイングスパン

ワームスパンは、ウイングスパンのメカニズムをベースにしながらも、独自の要素やルールを導入しています。

ウイングスパンとワームスパンの主な違いを以下にまとめました。

  • カードの種類: ウイングスパンの主役は鳥カードのみでしたが、ワームスパンではドラゴンカードと洞窟カードの2種類が重要なカードです。
  • アクションの仕組み: ワームスパンでは、ウインスパンのようなアクションキューブではなく、コインや卵を使ってアクションを実行します。コインや卵は、今後のラウンドのために貯めておくことも可能です。
  • ドラゴンの幼体: ワームスパンには成長要素のあるドラゴンの幼体がありますが、ウイングスパンには幼体要素はありません。
  • リソース交換: ワームスパンでは、ゲーム中に2つのリソースを1つの別のリソースに交換できます。
  • ドラゴンギルド: ワームスパンにはドラゴンギルドという要素があり、ギルドトラックを進むことでボーナスが得られます。
  • ピンクのカードなし:ワームスパンには相手の手番中に使える能力(ピンク色)はなし。
  • ダイスとボーナスカードなし

ウイングスパンについて知りたい方は『ウイングスパンのルール&レビュー』をご覧ください。

最後に:ワームスパンは3月下旬にリリース

以上が、ワームスパン(Wyrmspan)の紹介でした。

かっこいいドラゴンの数々、イラストを見るだけでめちゃくちゃワクワクします!

気になったところは、餌のダイスがない・ピンクカードがないことで、ウイングスパンよりもさらにインタラクションがなさそうな点。ただ、相手の手番に発動する能力がないことで、よりテンポよくなり、初心者でも遊びやすくなっている気がします。

ストーンマイヤー社の公式ページでは、3月下旬に全世界発売となっています。日本語版のアナウンスはまだありません。

また、情報がありましたら、内容を更新します!

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