
大人にこそ遊んでもらいたいボードゲームのおすすめ26選

今回は、大人にこそ遊んでもらいたい人気ボードゲームのおすすめ26選を紹介します。
ボードゲームと聞くと「人生ゲーム」を連想して子供向けと思ってしまう方もいるかもしれませんが、世界には大人が楽しめる面白いボードゲームがたくさんあります。
大人になってから一体感・ドキドキ感・ワクワクした気持ちを感じることがなくなったという方はぜひボードゲームで手軽に体験してみてください。
紹介するボードゲームは5種類のジャンルに分けているので、気になるジャンルがあれば下記リンクから飛んでください。
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目次
【協力系】大人におすすめのボードゲーム
学生時代はクラスや部活で協力して取り組む機会が多かったけど、大人になってからはそういった一体感を感じる機会が少なくなっていませんか。
そんな方には、みんなで力を合わせてクリアを目指す協力系ボードゲームがおすすめです。みんなで協力する一体感やギリギリクリアできた時の達成感を味わえます!
①ザ・マインド


タイプ | 協力系 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
ザ・マインドは「協力ゲームだけどお喋り禁止」という異色のボードゲームで、2018年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたことのある人気作です。
遊び方は、各プレイヤーに1~100までの数字がランダムに数枚配られて、全員が無言で数字カードを小さい順に出していくだけです。


ヒントになるのは”時間経過”で、「まだ誰も出さないということは、小さい数字を持ってないんだな」「じゃあ、そろそろこの数字出してもいいかな?」というようにカードを出そうとするまでの時間からお互いが持っている数字を推測します。
序盤はうまく噛み合わずにもどかしい展開になりがちですが、だんだんとお互いの感覚が合ってきます。そして、何度も失敗しながらも高レベルをクリアできたときの達成感がめちゃくちゃ気持ちよくて、クリアする度にハイタッチして盛り上がります。空気を読む力に長けたサラリーマンにおすすめしたいボードゲームです。
②メンタルブロックス


タイプ | 協力系 |
プレイ人数 | 2~9人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
メンタル・ブロックスは、みんなで協力してブロックを積み上げて立体パズルの完成を目指すボードゲームです。
各プレイヤーはそれぞれ、パズルのヒントとなる「1方向から見た完成図」を持っています。


それぞれが正解の一部分だけを知っていて、その情報を教え合いながらブロックを積み上げていきます。
「こっちは良い感じ」「えっ、これだと私がダメだけど…」「これをこうしてこっちから見たらどう?」「あっいいね」「いや、それだとこっちがダメだわ」というように、ああでもないこうでもないと喋っている時間が楽しいです。また、全員がテーブルの周りをぐるぐる回って色んな方向から見るという独特なプレイ感も気に入っています。
③itoレインボー


タイプ | 協力系 |
プレイ人数 | 2~14人 |
プレイ時間 | 15分 |
itoレインボーは、自分の数字カード(1~100)の大きさを「テーマに沿った言葉」で表現して、数字が小さい順に出していく協力系ボードゲームです。
お題が「あったらおいしそうなアイスクリームの味」なら、1に近いほどおいしくなさそうな味、100に近いほどおいしそうな味を表現します。例えば、自分のカードが「72」なら、かなりおいしそうな味として「一粒1000円の一語で作ったショートケーキ味」などと表現します。


各プレイヤーの表現を聞いて、みんなで協力して全てのカード(裏向き状態)を小さい順に並べられたらゲームクリアです。
45などの微妙な数字がきた時にはどう表現するかが悩ましくて、自分が遊んだ時には「コーラに少しだけドリアンを入れたジュース」「来航前のペリー」などよく分からない個性的な表現が飛び出してとても盛り上がりました。言葉のチョイスで数字の大きさを伝える繊細なゲームなので、大人にこそ遊んでもらいたいボードゲームです。
④パンデミック 新たなる試練


タイプ | 協力系 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
パンデミック 新たなる試練は、世界に蔓延する4種類のウイルスから世界を救うという協力系ボードゲームの定番です。
下の画像のように、世界中に「4色の病原体コマ」が蔓延しているので、プレイヤーは各病原体に対応した4種類の治療薬を作ることを目指します。


ゲーム中は「自分はあっちの病原体を処理してくるから、そっちお願い」「カード渡したいから、こっちで合流できる?」などと相談したり役割分担しながら進めていくので、本当にチームで仕事をしているような感覚になれるのが魅力です。
また、最後までクリアできるか分からない緊張感があるのも良いところ。難易度は3段階ありますが、中級でも結構負けます…。ただ、プレイを振り返って反省点を見つけやすいので、「次はこういう作戦でいこう」とすぐにもう1度挑戦したくなるゲームです。
⑤ジャストワン


タイプ | 協力系 |
プレイ人数 | 3~7人 |
プレイ時間 | 20分 |
ジャストワンは、1人だけお題を知らない回答者が、みんなが書いたヒントから連想してお題を当てるという協力系ボードゲームです。
面白いポイントは、他の人とヒントが被ってしまったら、そのヒントを回答者に見せることができなくなるというルールです。下の画像は答えが「チーズ」の時ですが、ヒント被りした「ネズミ」は回答者に見せられなくなります。


他の人と同じヒントを書いたらアウトなので、みんなが書かないような「ちょっと外したヒント」を書くのがこのゲームのコツです。一方で回答者は、微妙なヒントばかりから答えを連想しなければならないという難しさがあります。
ゲーム後も「あそこで被らなければなぁ…」「このヒントはひどくない!?」などとみんなでワイワイ言い合いながら盛り上がれます。お題が「畳(たたみ)」の時にみんなで「和室」と書いてしまって、ヒントが全て消えた時は大爆笑でした。安直なヒントは禁物です!
⑥ザ・ゲーム


タイプ | 協力系 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
ザ・ゲームは、具体的な数字を言うのは禁止というルールの中で、各プレイヤーが持っている数字カードを降順の場・昇順の場に出し切ることを目指す協力系ボードゲームです。


具体的な数字が言えないので「”まぁまぁ”近いから出していい?」「私は”けっこう”近いよ」「僕も”かなり”近いのあるよ」というような曖昧なコミュニケーションで数字を擦り合わせていくのがめちゃくちゃ面白いです。2回・3回と遊んでいくうちに、相手の表現と数字の大きさが読めるようになってくるので、心が通じ合ったような一体感を味わえます。
終盤はすごく息苦しい展開になりますが、「もう次回ってきたらヤバイ」というギリギリの状況で勝利できた時は本当に気持ちいいです!みんなで協力して達成感を味わえるおすすめのテーブルゲームです。
【アイデア系】大人に人気のボードゲーム
次に、大人におすすめしたいアイデア系ボードゲームを紹介します。
柔軟な発想力が必要になるので、頭が固くなりがちな大人にこそ遊んでもらいたいゲームです!
⑦ミリオンヒットメーカー


タイプ | アイデア系 |
プレイ人数 | 1~12人 |
プレイ時間 | 20~60分 |
ミリオンヒットメーカーは「ワードカードを組み合わせてヒット商品を作る」という大喜利系ボードゲームです。
手札のワードカードを組み合わせて、「本・映像・おもちゃ」などのヒット商品名を作り、その内容をプレゼンします。


全員が発表し終わったら、投票で「最もヒットした」と思う商品に投票します。最多票を獲得した商品は「ミリオンヒット商品候補」として残り、最終的に複数の候補からNo.1ヒット商品を決めるというゲームです。
僕が友人5人で遊んだ時は下ネタ商品がバンバン生まれて、ゲスい商品の数々に大爆笑でした!プレゼン力が試されるので、社会人におすすめの大喜利ゲームです。
⑧へんなかんじ


タイプ | アイデア系 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
へんなかんじは、お題の言葉ををオリジナルの創作漢字1字で表すというボードゲームです。
さっそくですが、下の漢字は何でしょう?


答えは「ハンモック」です。木と木の間に「寝」という字をハンモックのように繋げた創作漢字です。こんな感じで、各プレイヤーは自分のお題をムリヤリ作った漢字で表現します。
他のプレイヤーに当ててもらえれば得点になりますが、それだけでなく、最後に「最も良い感じの漢字」をみんなで選び、その漢字を作ったプレイヤーに高得点が入ります。そのため、みんなが認める漢字になるように、独創的な発想やうまい表現を考えることが大事なゲームです。
⑨キャット&チョコレート


タイプ | アイデア系 |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 20分 |
キャット&チョコレートは、「ピンチな状況を限られたアイテムを使って切り抜ける」という大喜利系カードゲームです。
自分の手番では、3つのアイテムカードを使って、そのピンチを回避するストーリーを発表します。例えば、ピンチのお題が「両親がケンカ、仲直りさせたい!」の場合はこんな感じです↓


他のプレイヤーはそのストーリーを聞いて、「ピンチを乗り越えられたか」をジャッジします。
ピンチとは全く関係なさそうなアイテムカードを使いどうやって切り抜けるのかという発想力やアドリブ力が求められます。また、ストーリーを聞いた他のプレイヤーから「だったらこっちの方が面白くない?」などとダメだしが入ることもあり、勝敗関係なく盛り上がるカードゲームです。
【騙し合い】大人が楽しめるボードゲーム
大人になってから会社と家の往復ばかりで刺激が足りない…という方には、手軽にドキドキ感が味わえる騙し合い系ボードゲームがおすすめです。
ハッタリをかまして相手を騙したり、自分の正体を偽ったりするゲームを紹介します。
⑩スカル


タイプ | 騙し合い |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
スカルは、相手が伏せたカードが「花」か「ドクロ」かを読み合う心理戦ボードゲームです。
各プレイヤーの手札は「花3枚」と「ドクロ1枚」のみ。最初は1枚ずつ選んで伏せていき、2巡目からは「さらにカードを伏せる」か「花のみをめくれると思う枚数を宣言する」こともできます。最も多い枚数を宣言したプレイヤーが場のカードをめくっていきます。


めくっている途中でドクロがでたら失敗で、自分のカードをランダムで1枚失います。宣言した数の花をめくれたらチャレンジ成功で、2回成功したプレイヤーの勝利です。
ドクロか花のどちらを置いたのかを当てるだけなのに、ヒリヒリするような読み合いの緊張感、カードをめくる時のドキドキ感が凄いです。特にバラを置いたと見せかけて相手にドクロをめくらせてハメた時は快感です。たった4枚、たった15分で、誰でも楽しめる最高の心理戦ゲームです。
⑪ブラフ


タイプ | 騙し合い |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
ブラフは、たくさんのダイスを転がしてハッタリで勝負するボードゲームです。
各プレイヤーは自分にしか見えないように5つのダイスを振って、全員のダイスの出目の数を予想し宣言します。「3が7個」「4が7個です」「じゃあ、2が8個で」という感じで、出目 or 個数をつり上げていきます。


前のプレイヤーの宣言が疑わしいと思ったら「ブラフ」を宣言して、全員のダイスをオープンにします。間違っていたプレイヤーはダイスを失い、すべてのダイスを失ったプレイヤーの負けとなります。
このゲームでは「ハッタリ」がとても重要です。例えば、3の出目が全く出ていなくても「3が6個!」と自信たっぷりに言うことで、相手を信じ込ませることができれば自分に有利な展開を作れます。このブラフ要素に確率計算・ダイス運が絶妙に絡み合っているので、アナログゲーム初心者からブラフ好きな方まで楽しめるボードゲームです。
⑫レジスタンスアヴァロン


タイプ | 騙し合い |
プレイ人数 | 5~10人 |
プレイ時間 | 30分 |
レジスタンスアヴァロンは「正義チーム」と「邪悪チーム」に分かれて戦う正体隠匿系ボードゲームです。脱落なし・ゲームマスター不要なので、遊びやすい人狼系ゲームとしても人気です。
レジスタンスアヴァロンでは、アーサー王の家来となったプレイヤーがクエストを成功に導くことを目指します。ただし、メンバーの中には、クエストを妨害しようとする「邪悪な存在」が紛れ込んでいるので要注意!


正義側のプレイヤーは、クエストの達成度・投票・会話などから、誰が邪悪側なのかを推理していきます。一方で、邪悪側は、正義側のフリをして怪しまれないようにプレイします。
このゲームで気に入っているのは、一発逆転できる要素(暗殺者)があるところ。このおかげで、正体がバレてしまっても最後まで諦めずに楽しめて、ラストのドラマチックな展開で大盛り上がりできます。「誰が邪悪なんだ…」というドキドキ感がたまらなく面白いゲームです。
⑬ディセプション


タイプ | 騙し合い |
プレイ人数 | 4~12人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
ディセプションは、法医学者のヒントから、捜査官に紛れ込んでいる殺人犯の「殺害手段」と「証拠」を当てるという推理&正体隠匿系ボードゲームです。
法医学者役は無言でマーカーを置いて犯行現場や死因などのヒントを出して、捜査官たちはそのヒントを頼りに「犯行現場が”キッチン”ってことはスポンジじゃない?」「ヒントに”突然の音”もあるから、ネズミの可能性もあるよね」というように話し合って推理していきます。


殺害手段と証拠を両方当てるのはめちゃくちゃ難しいですが、「証拠は当てられたんだから、次こそは」とつい意地になって何度もプレイしてしまう中毒性があります!
また、ディセプションでは推理を間違った方向に誘導する犯人役がいますが、犯人を見つけだす必要はないので、「正体隠匿要素」よりも「推理要素」の方が強いです。そのため、人狼みたいな攻撃的な会話にならないので、人狼嫌いの人にもおすすめできる正体隠匿ゲームです!
【戦略系】大人におすすめのボードゲーム
ここからは、じっくり考えるタイプの戦略系ボードゲームを紹介します。大人にも人気の定番ボードゲームばかりです!
⑭カタン


タイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 3~4人 |
プレイ時間 | 60分 |
カタンは、カタン島と呼ばれる無人島を誰よりも早く開拓しようというボードゲームです。
ダイスを2個振って、出た目の土地に建設物を持つプレイヤーはその土地の資源(木材・レンガ・小麦・羊毛・鉱石)を獲得できます。手に入れた資源を支払うことで、「開拓地・都市の建設」や「カードの購入」をして勝利点を獲得していきます。


そして、カタンの醍醐味といえば”交渉”です。自分が手に入れづらい資源などがあれば、他のプレイヤーと交渉することで自由なレートで交換することができます。相手が欲しそうな資源を察して、「小麦2個あげるから、レンガ1個と交換して」などとWin-Winな提案をすることが重要です。
戦略性・ダイス運・交渉・資源管理など、アナログゲームの面白さがギュッと詰まった王道感のあるボードゲームです。
⑮天下鳴動


タイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
天下鳴動は、プレイヤーが戦国武将となって、日本全国の城を取り合うという陣取りボードゲームです。
このゲームの独特な点は、3個のダイスを振って「兵をどこに何人送り込むのか」を決めるところです。3個のダイスのうち、2個のダイスの合計値が「兵を送る地域」、1個のダイスが「兵の数」を決めます。そのため、3個のダイスをどのように割り振るのかといった悩ましさがあります。


そして、天下鳴動の醍醐味は、自軍が連鎖的に増えていく援軍システムです。ひとつの地域で勝利すると、隣接する地域に援軍を送ることができます。その援軍のおかげでまた勝つことができれば、また隣国に援軍を送って…と連鎖反応のように自軍がどんどん増えることがあります。計画通りに勢力を拡大できた時には爽快感があってすごく気持ちいいです!
見た目は地味ですが、ダイス運と戦略性のバランスが絶妙で、凄まじい中毒性があります。国産アナログゲームでは屈指のお気に入りです。
⑯ウイングスパン


タイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 40~70分 |
ウイングスパンは、鳥の愛好家となったプレイヤーが鳥類の繁栄を目指すボードゲームです。
手番では「鳥カードを出す・餌の獲得・産卵・鳥カードの獲得」のうち1つを実行するだけなので、遊び方はかなりシンプル。多種多様な鳥カードには様々な能力があり、カード同士のコンボを組み立てるのが楽しいゲームです。


また、ウイングスパンの良いところは遊び心地がとても穏やかなこと。相手を邪魔する妨害要素がないので、他の人のプレイを気にせず自分がやりたいことだけに集中できるので遊びやすいです。攻撃的なゲームが苦手な方には特におすすめです。
さらに、ウイングスパンのコンポーネントは、170種類の美しい鳥カード・かわいい卵型トークン・巣箱型のダイスタワーなどどれもクオリティーが高くて、プレイヤーをどっぷりとウイングスパンの世界に浸らせてくれるのも魅力です。
⑰アズール


タイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
アズール(Azul)は、プレイヤーがタイル職人となって、宮殿の壁に美しくタイルを配置することを目指すボードゲームです。
手番の度にタイルを1色ずつ獲得していき、獲得したタイルを色ごとに自分のボードに並べていきますが、余ったタイルはマイナス点になってしまいます。


タイルを余らせないように計画的にタイルを獲得しつつ、いかに相手にマイナス点を押し付けるかを考えるゲームです。手番の度に「自分の欲しいタイルを取るか」「相手の妨害をするか」というジレンマに悩まされ続けるので、シンプルだけどしっかりとした遊び応えがあります。
2人で遊んでも面白いので、カップル・夫婦でじっくり頭を使って遊びたいという方にもおすすめです!
⑱チャレンジャーズ!


ジャンル | 戦略系 |
プレイ時間 | 45分 |
プレイ人数 | 1~8人 |
チャレンジャーズ!は、たったの1時間弱でまるでTCG大会に参加しているような雰囲気を味わえるカードゲームです。1対1のカードバトルが複数の場所で同時に行われて、全7試合が終わったら上位2名での決勝戦が開催されます。
チャレンジャーズ!の独特な点は、試合がほぼオートで進むところ。対戦前にデッキを強化したら、デュエル開始。試合は山札からカードをめくっていくだけなので、難しい決断をする必要がなくサクサク進みます。


自分が調整したデッキがうまく回って、コンボが良い感じに繋がった時はかなり気持ちいいです。最後の上位2名による決勝戦では、みんなで観戦しながら「このコンボ、めっちゃいいな」「次はあのカード欲しい」とワイワイしながら盛り上がれます。
子供の時にTCGに熱中していた方は、あの頃の熱い気持ちが蘇ってきて童心に帰れるボードゲームです。
⑲カスカディア


ジャンル | 戦略系 |
プレイ時間 | 30~45分 |
プレイ人数 | 1人~4人 |
カスカディアは、「生息地」と「動物」の両方をうまく配置していく2層構造のパズル系ボードゲームです。
手番では、場にある「生息地タイル&動物ディスク」のペア4つから1つを選んで、手元に配置していきます。


生息地タイルはできるだけ地形が長く続くように配置して、動物ディスクは各動物の得点方法に則って高得点になるように配置します。
生息地と動物の2つのパズルを並行して行うので、生息地と動物のどちらを優先するかというジレンマが常にあります。一方で、タイルは四方八方に自由に伸ばせるので、窮屈感がなくて穏やかなプレイ感です。ルールがシンプルで遊びやすく、ゲーム後の満足度がとても高いので、ボードゲーム初心者やファミリーにもおすすめです。
⑳ヒート


ゲームタイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 60分 |
ヒートは、デッキから引いたカードをプレイすることで車を前進させていくカーレース系ボードゲームです。
ギアをシフト(1速~4速)することでプレイできるカード枚数を決定し、カードの数値で車の速度をコントロールして、誰よりも速くゴールすることを目指します。


このゲームの肝は「ヒートカードの管理」です。プレイヤーはデッキにお邪魔要素の「ヒートカード」を加えることで、ブーストしてよりスピードアップしたり、コーナーをオーバースピードで走り抜けることができます。ただ、ヒートカードを溜め込み過ぎると、手札の選択肢を狭めたり、最悪の場合コーナーで曲がり切れずにスピンしてしまうこともあります。そのため、タイミングを見て車をクールダウンさせて、ヒートカードをデッキから排除するのも大事です。
また、後続車を押し上げるシステムがあるので、抜きつ抜かれつの白熱したレース展開になりやすいのも良いところ。デッキに強力なカードを3枚だけ入れて車をカスタマイズできるのも面白いし、天候や路面状況を変化させて毎回違ったレースを楽しめるのもGOODです!
㉑リビングフォレスト


ジャンル | 戦略系 |
人数 | 2人・3人・4人 |
時間 | 40分 |
リビングフォレストは、森の精霊になって、悪しき鬼火に対抗するために、鬼火を消火したり、木を植えたり、守護獣を目覚めさせたりするデッキ構築系ボードゲームです。
面白いのは、デッキからカードを引くたびに「さらに引くか・やめるか」を選択できるところ。カードをたくさん引けばアクションの強度が高まっていきますが、3枚目の黒丸カードが出たらバーストして、その後のアクション回数が減ってしまいます。


ドロー時は常に「バーストしないようにここでやめるか、より強力なアクションができるように強気に引くか」というジレンマに悩まされます。ドキドキしながらも大量のカードをめくることができた時はかなり気持ちいいです!
また、勝利条件は「火を消す・木を植える・花を集める」の3つがあるので、どれを狙うかでデッキ構築・タイル配置・トークン集めの動きが変わるのも面白いポイント。特にデッキ構築とバースト系が好きな大人におすすめのボードゲームです。
㉒ワーリングウィッチクラフト


ゲームタイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
ワーリングウィッチクラフトは、作った資源を隣の人に送り込ん溢れさせるという独特なシステムのボードゲームです。
ドラフトしたカードを使って、生成した資源を右隣の人に送り込み、相手が所持上限を超えて溢れたら自分の得点になります。


ただ、自分の左からも資源が回ってくるので、自分もパンクしないようにうまく資源を消化しなければなりません。相手をバーストさせるための攻めと自分がバーストしないための守りをバランスよく構築できた時はかなり気持ちいいです。
全員同時プレイでサクサク遊べて、プレイ時間も20~30分なので、ボードゲーム初心者でも遊びやすい部類です。負ける度に「もっと守りを意識すればよかった、もう1回!」となるくらい中毒性が高くて、僕は一度遊ぶと最低3回は遊んでしまいます。
㉓ローゼンケーニッヒ


タイプ | 戦略系 |
プレイ人数 | 2人用 |
プレイ時間 | 30分 |
ローゼンケーニッヒは、イングランドで起こったバラ戦争を題材にした2人用の陣取りボードゲームです。
ボード上にある共通の王冠コマを動かすことで自分の陣地を増やしていきますが、独特なのが手札を使ってコマを動かす点。 手札には「進行方向」と「何マス進めるか」が描かれています。


カードは公開情報なので、盤面の状況と相手の手札から先の展開をしっかりと予想して次の手を考えなければなりません。 また、ゲーム中に4回だけ相手の陣地を自分の陣地に変えることができるので、いつどの位置で使うのかも悩ましいところ。
囲碁に似ていますが、カードの引き運要素と手札公開による先の読みやすさもあって、囲碁や将棋よりも断然遊びやすいボードゲームです。1対1でバチバチの頭脳戦を楽しみたい方におすすめです!
【表現系】大人におすすめのボードゲーム
ここからは、大人におすすめしたい表現系ボードゲームを紹介します。
様々な制約がある中で、お題を言葉でうまく表現した人が勝つゲームです。
㉔ディクシット


タイプ | 表現系 |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
ディクシットは、抽象的なイラストを「言葉・歌・踊り・ジェスチャー」などで自由に表現して、自分のカードを当ててもらうというボードゲームです。
下の画像のように、手番のプレイヤーはカードを自由に表現して、他のプレイヤーに複数のカードの中から自分のカードを当ててもらいます。


他のプレイヤーに当ててもらうと言いましたが、実は「全員に当てられてはダメ」という絶妙なルールがあります。そのため、何人かにだけ伝わるように具体的すぎず抽象的すぎない曖昧な表現をするのがこのゲームの肝です。
その曖昧さの加減が悩ましくて、毎回みんなの微妙な表現に笑わせてもらっています。正解を発表した後に「なんであのタイトルをつけたの?」「さすがに分からん」などと口々に感想を言い合う時間も楽しいです。
㉕ウェーブレングス


タイプ | 表現系 |
プレイ人数 | 2~12人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
ウェーブレングスは、出題者のヒントを頼りに隠された目盛りの位置を当てるという表現系ボードゲームです。
出題者は「熱い⇔冷たい」などの相反する2つの言葉がテーマとして与えられて、目盛りの位置を“テーマに沿った言葉”で表現します。


上の写真は「左側ほど熱い・右側ほど冷たい」というテーマの場合で、目盛りの範囲が左側寄りなので、わりと熱いものとして「サウナ」というヒントを出したところです。目盛りの位置が分からない回答者たちは「サウナだったらかなり左だよね」「けど太陽の熱さに比べたらそこまでじゃない?」などと話し合って目盛りの位置を当てることを目指します。
ヒントの強弱について話し合う時間が楽しくて、個性的なヒントや価値観のズレに大笑いできます。
㉖ボブジテン


タイプ | 表現系 |
プレイ人数 | 3~8人 |
プレイ時間 | 30分 |
ボブジテンは、カタカナ語のお題を”カタカナを一切使わず”に説明するというパーティーゲームです。
出題者はお題カードをめくって、そのお題をカタカナを使わずに説明しなければなりません。例えば、お題が「ダウンロード」の場合がこちら↓


ダウンロードなら「パソコン」や「インターネット」などの言葉を使いたくなりますが、どちらもカタカナなので使えません!出題者以外のプレイヤーは、お題が分かった時点で当てることができ、最初に正解した人が点数を獲得できます。
カタカナを使わずに伝えようとすると、面白い発言や意味不明な言葉が飛び出したりして、終わったら「あの説明はひどい…」「〇〇って言えばすぐ分かるのに!」と総ツッコミを受けることも。ルールがとても簡単なので、子供も大人もみんなで楽しめるゲームです!
最後に:童心にかえってボードゲームを楽しもう!


以上が、大人に遊んでもらいたいおすすめボードゲームでした。
どのゲームもお手軽に童心にかえって夢中で楽しめるゲームばかりです。「最近心から笑っていない…」「久しぶりに仲間と一体感を感じてみたい」といった方は、ぜひ遊んでみてください。
また、このほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
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