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『パンデミック:新たなる試練(Pandemic)』ボードゲームのルール&レビュー

4.5
『パンデミック:新たなる試練(Pandemic)』ボードゲームのルール&レビュー

パンデミック:新たなる試練は「世界に蔓延していくウイルスから世界を守れるか」という協力系のボードゲームです。原版は2008年に発売し、2013年にホビージャパンから新版が発売しました。

今回は、名作ボードゲーム『パンデミック:新たなる試練』のルール&レビューを紹介します。

▼ボードゲーム『パンデミック:新たなる試練』

商品名パンデミック:新たなる試練
プレイ人数2-4人
プレイ時間45分
対象年齢8歳以上
ジャンル協力系
発売時期2013年
デザイナーMatt Leacock
国内メーカーホビージャパン

 

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パンデミックはどんなボードゲーム?

パンデミック:新たなる試練では、プレイヤーが医療研究チームの一員となり、みんなで協力して世界に蔓延する病原体に立ち向かいます。

パンデミックは、みんなで協力して世界に蔓延する病原体に立ち向かうボードゲーム

 

このゲームでは、世界中に「4種類の病原体」が蔓延しています。

ボードゲーム『パンデミック』:世界に蔓延している4種類の病原体「青・黄・黒・赤」の4色の病原体がいる

プレイヤーの目的は「4つの病原体の治療薬を作る」ことです。

ボードゲーム『パンデミック』の目的:4つの病原体の治療薬を作ること

みんなで相談・協力して、世界中を移動しながら病原体の被害を抑えつつ、4つの治療薬を作ることを目指します。

パンデミック:新たなる試練の『準備』

まずは、ゲームの準備からです。

ゲームボードの準備

こちらがゲームボード。

パンデミック:新たなる試練のゲームボード

感染カード・プレイヤーカード・各マーカーをセッティングしておきます。

「役職」を決める

各プレイヤーは、自分の役職を決めます。

役職を決める役割カードがこちら。

「科学者・研究員・作戦エキスパート・衛生兵・通信指令員・危機管理官・検疫官」の7種類があります。役職ごとに「自分たちのチームを有利にする特殊能力」があります。

この役割カードからランダムに1枚引いて、表向きで手元に置きます。そして、手札となる「プレイヤーカード」を引きます。

4人プレイなら手札2枚を引く

ゲーム前から「9都市」が感染する

パンデミックでは「ゲーム前から9都市が感染した状態」になります。

最初に、感染カードを3枚引きます。

上の場合、「ワシントン」「イスタンブール」「香港」の都市が出たので、それらの年にカードと同じ色の病原体コマを「3個」置きます。

3つの都市に病原体コマを3個置く

同じように、感染カード3枚を引いて、その都市に「2個」の病原体を置きます。さらに、感染カードを3枚を引いて、その都市に「1個」の病原体を置きます。

これで、9都市が病原体に感染しました。

最初は「アトランタ」からスタート

最初は、アトランタに「調査基地コマ1個」「プレイヤーコマ」を置きます。

調査基地は「プレイヤーの移動」や「治療薬の発見」などで重要です。手札を消費することで、他の都市に調査基地を作ることもできます。

パンデミック:新たなる試練の『ルール』

ここからは、パンデミック:新たなる試練のルール・遊び方を紹介します。

【重要】パンデミックの勝利条件

パンデミックの勝利条件は「4種類の治療薬を全て作ること」です。

手番にやることは3つ

手番にやることは、以下の3つです。

「①アクションを4回実行する」⇒「②プレイヤーカードを引く」⇒「③観戦カードを引く」の順に実行していきます。

①アクションを4回実行する

手番にできるアクションは5種類あり、そのうち4回実行できます。

  • A. 移動
  • B. 病原体の除去
  • C. 調査基地を作る
  • D. カードを渡す
  • E. 治療薬の発見

1種類のアクションを4回実行してもいいし、4種類のアクションを1回ずつ実行してもいいです。4回であれば、どれを何回やってもOKです。

アクションA「移動」

基本は「1マス移動」

移動アクションでは、自分のコマを「隣の都市へ移動させる」ことができます。

上の画像では、「アトランタ」から隣の「ワシントン」に移動しました。

「カード」を使って遠くへ移動

ただ、遠くへ移動したい場合は「手札の都市カード」を使います。

都市カードを捨て札にすることで、その都市へ移動することができます。

イスタンブールのカードを使う

一瞬でイスタンブールに移動できる!!

また、別の方法として、自分のコマが置いてある都市のカードを使うと、好きな都市に飛ぶこともできます。

「基地」から「基地」へ移動

また、調査基地が複数ある場合、「基地」から「基地」へ移動することもできます。

カードを消費しなくても遠くへ移動できるので便利ですね。

アクションB「病原体の除去」

自分のコマがいる都市の「病原体コマ1個を取り除く」ことができます。

上の画像では黒色を1個だけ取り除いていますが、2アクション消費することで「2個」取り除くことも可能です。

「治療薬」が発見されている場合、一度にその色の病原体コマを全て取り除くことができます。(後述)

アクションC「調査基地をつくる」

手札を消費することで、「調査基地」を作ることができます。

「自分のコマがいる都市名のカードを捨て札にする」ことで、その都市に調査基地を設置できます。

上のように、「チェンナイ」にいる場合、「チェンナイ」のカードを捨てることで、そこに調査基地が建てられます。

アクションD「カードを渡す」

同じ都市にいるプレイヤーに、その都市のカードを渡す(または受け取る)ことができます。

上のように、自分と他のプレイヤーがサンパウロにいる場合、サンパウロのカードの受け渡しが可能です。

アクションE「治療薬の発見」

自分のコマが調査基地にある時に、「同じ色の手札5枚を捨てることで、その色の治療薬を作る」ことができます。

治療薬を作ることは勝利条件になっているだけではなく、様々なメリットがあります。

治療薬があれば「病原体の除去」が強化される!

治療薬の効果は絶大です!

アクション②の「病原体の除去」が強化されて、「治療薬と同じ色の病原体コマを全て除去できる」ようになります。

1個だけでなく、全て取り除ける!!

治療薬があれば、病原体を「根絶」できる!

作成済みの治療薬と同じ色の病原体コマがボード上から全てなくなったら、病原体が「根絶」されたことになります。それ以降、その色の病原体がボード上に発生しなくなります!

病原体が「根絶」したら、治療薬マーカーを裏返して「根絶状態」の表示にしておきます。

青色が根絶状態なので、今後青色の病原体は発生しない

②プレイヤーカードを引く

アクションを4回実行し終わったら、プレイヤーカードの山札から2枚引きます。

「エピデミックカード」が出たら感染拡大!!

プレイヤーカードを引くと、「エピデミック(病気の流行)カード」が出ることがあります。エピデミックカードが出ると、感染が拡大してしまいます!

1. 感染率上昇

ゲームボード上の感染率を1段階アップさせます。

2. 感染

そして、感染カードの山札の一番下のカードを引いて、その都市に病原体コマを「3個」置きます。

マイアミを引いたので、マイアミに3個置く

3. 感染カードの捨て札を山札に戻す

感染カードの捨て札をシャッフルして、山札の上に置きます。

捨て札が山札に戻ることで、これまで感染が起こった都市でまた感染が起こる可能性があります。

③感染カードを引く

現在の「感染率」と同じ枚数の感染カードを引きます。

感染カードが示す都市に「病原体コマ1個」を置きます。(ただ、その色の病原体が根絶状態なら置きません)

【緊急事態】アウトブレイク発生!!

病原体コマが4個以上になったら「アウトブレイク」

ひとつの都市における病原体コマは3個までです。病原体コマが4個以上になってしまったら、アウトブレイク発生です!(※アウトブレイクとは、感染者が予想よりも多く発生すること。)

1. アウトブレイクマーカーを1段階アップ

まず、アウトブレイクマーカーを1段階アップ。

アウトブレイクが8回起こると、人類滅亡です…(ゲームオーバー)。

2. 隣の都市に病原体が拡散!!

さらに、怖いのは「病原体の拡散」です。

アウトブレイクが起こった場所に隣接する都市すべてに、病原体コマを「1個」ずつ配置します。

このように、病原体を放置していると一気に感染が広がってしまいます…。さらに、このアウトブレイクにより、他の都市がアウトブレイクしてしまい、一気に病原体が広がることもあります。

手番の終了

少し説明が長くなってしまいましたが、実際に手番でやることは

  1. アクションを4回実行
  2. プレイヤーカードを引く
  3. 感染カードを引く

という3ステップだけです。

この3つが終わったら、隣のプレイヤーの番になります。

ゲームの終了

パンデミックの「勝利条件」

4つの治療薬を全て発見したら、プレイヤーの勝利です。

パンデミックの「敗北条件」

敗北条件は以下の3つ。

  • アウトブレイクが8回起こった時。
  • 病原体コマのストックが足りなくなった時。
  • プレイヤーカードの山札が足りなくなった時。

▼ボードゲーム『パンデミック:新たなる試練』

パンデミックの『追加シナリオ』

販売元のホビージャパンのサイトで、パンデミックのゲームデザイナー「マット・リーコック」が手掛けた追加シナリオ『ISOLATION』の日本語版が公開されています。

サンフランシスコ・ロサンゼルス・ニューヨーク・サンパウロの4都市が完全に封鎖された状況からスタートするシナリオです。パンデミック:新たなる試練を手に入れたら、ぜひ遊んでみましょう。

パンデミック用の追加シナリオはこちら。

パンデミック:新たなる試練に合う『スリーブ』

パンデミック:新たなる試練のカードサイズは「63×88mm」なので、『エポックのレギュラーサイズスリーブ(66×92mm)』がおすすめです。

このスリーブは1袋「80枚入り」なので、パンデミックの全てのカード(118枚)を入れるには「2袋」必要です。

パンデミック:新たなる試練の『レビュー』

最後に、『パンデミック:新たなる試練』のボードゲームレビューです。

協力ボードゲームの定番!

言わずと知れた協力ボードゲームの代名詞『パンデミック:新たなる試練』。長くなりそうだったのでなかなか手を出せませんでしたが、ようやく書けました。

まず、個人的に好きなのが「みんなで世界の脅威に立ち向かう」というテーマです!「世界の危機を救う」というストーリーがとても入り込みやすく、チームで団結しやすい内容が素晴らしいと思います。

そして、パンデミックの醍醐味は、ギリギリの状況でクリアできた時の達成感!「ザ・マインド」や「ザ・ゲーム」のような軽量級の協力ゲームでも終わった後に達成感がありますが、パンデミックはグッと噛みしめるタイプの重みのある達成感。大きい仕事をやり遂げたような感覚があって、これは遊びごたえのあるゲームならではです。

また、「最後までクリアできるか分からない緊張感」があるのも良いところ。難易度は3段階ありますが、中級でも結構負けます…。アウトブレイクが立て続けに起こっていきなり負けることも…。カードの引き運の影響ももちろんありますが、ゲームに負けても「あの時、ああしていれば」とプレイから反省点を見つけやすいので、すぐにもう1度挑戦したくなります。

1人が全てを仕切る「奉行問題」

パンデミックの問題点としてよく挙がるのが「奉行(ぶぎょう)問題」。

「パンデミックに慣れた人」や「ゲームが得意な人」がリーダーシップをとって、他のプレイヤーの行動まで指示するという問題。他のプレイヤーは楽しくないですよね…。そのため、パンデミックは誰と遊んだかで、評価がガラっと変わるゲームだと思います。

僕はこの状況が大嫌いなので、お互い対等に喋れるメンバーの時にだけ遊ぶようにしています。幸い、ひどい奉行問題に直面したことはありません。もちろん、口が達者な人もいますが、遊ぶ前に「相談できるけど、最後にアクションを決定するのは自分だよ」と念押ししておくといいです。

ただ、やっぱり初めての人と経験者が混ざると、初心者は「経験者が言うなら…」と経験者の言葉に従ってしまいがちです。僕が初めてパンデミックを遊んだ時に面白く感じたのは、何が正しいか分からない初心者同士で相談しながら自分でアクションを選んでクリアした時です。

そのため、パンデミックを初めて遊ぶ人ばかりの時は、「初回は参加せずにサポートに徹して、みんなが慣れたら難易度を上げて一緒に遊ぶ」ようにしています。同じ経験値同士で遊んだほうが、断然面白さが伝わると思います!

最後に:

以上が、協力系ボードゲームの定番『パンデミック:新たなる試練』のルール&レビューでした。

わりと手番にできることが多いので、初めての人がいる時は最初にしっかりインストするのがいいです。難易度調整もしやすく、上級はかなり歯ごたえのある難易度なので、リプレイ性も高いボードゲームです。おすすめ!

▼ボードゲーム『パンデミック:新たなる試練』