今回は、高齢者・シニア世代が遊べるレクリエーション向けゲーム13選を紹介します。
これまで自分が遊んできたボードゲームの中で、定年した両親やおじいちゃんおばあちゃんと一緒に遊びやすかったゲームをまとめています。
お年寄りが室内で遊べるゲームを探している方はぜひ参考にしてみてください!
レクリエーション系ゲームは『4タイプ』
今回紹介する『高齢者・シニア向けレクリエーションゲーム』は、以下の4タイプに分類しています。
- スピード系…素早く解決する
- 思考系…頭を使って考える
- バランス系…指先を使う
- 表現系…想像力・表現力を使う
どのゲームにも、素早く行動する・頭を使う・指先を使う・想像力を発揮するなどの要素が含まれているので、シニア世代の脳トレにぴったりです。
また、どれも直感的に遊べるくらい簡単なので、お年寄りでもすぐに遊べます。
高齢者のレクリエーション向けゲーム『スピード系』
まずは、高齢者のレクリエーションに向いている『思考系ゲーム』を紹介します。
どれもルールがとても簡単なので、シニア世代でもすぐに理解して遊べます。
①ウボンゴ
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
ゲームタイプ | スピード系 |
ウボンゴは、パズルの完成スピードを競うパズルゲームです。
最初にサイコロで使用するピースを決めて、白い枠内にピースを隙間なく埋めることができたら完成です。
全て埋めたら「ウボンゴ!」と叫び、一番早いプレイヤーから順番に宝石を獲得して、その点数を競います。
冷静になるとピースを回転させたり反転させればちゃんと解ける問題ですが、ゲーム中はつい焦ってしまい「あれ、なんで!?」「できないよ!」といった声が上がって盛り上がります。
ウボンゴは海外では小学生の知育教材としても使われていますが、高齢者のレクリエーションゲームにもピッタリです。

②ナインタイル
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
ゲームタイプ | スピード系 |
ナインタイルは、9枚のカードをお題通りの配置に並べ変えるという早解きボードゲームです。
お題カードを公開したら、全員一斉にゲームスタート!表・裏で絵柄の違う9枚のカードを動かしたり、ひっくり返したりしながら、お題通りの配置を目指します。
中央にあるお題カードと同じ配置に並べ替えるだけなので、子供から高齢者まで誰でもすぐに遊べるのが良いところです。我が家では、実家に帰省した時に幼児とおじいちゃんおばあちゃんが一緒に遊んでいます。
1箱で4人まで遊べますが、2箱用意すれば大人数(8人)でも遊ぶことができます。

③ワードバスケット
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 10分 |
ゲームタイプ | スピード系 |
ワードバスケットは、早い者勝ちのしりとりゲームです。
使うのは、ひらがな1文字のカードだけ。「場の文字」から始まって、「手札の文字」で終わる言葉を宣言しながらカードを出します。
ただ、普通のしりとりと大きく違うのが、思いついたら誰でもすぐにカードを出せるというところ。そのため、一足先に他の人に出されてしまい、「あっ今出そうとしたのに!!」と何度も悲鳴があがります。
誰でも知っているしりとりがベースなので、高齢者のレクリエーションゲームにおすすめです!

高齢者のレクリエーション向けゲーム『思考系』
次に、高齢者のレクリエーションにおすすめの『思考系ゲーム』を紹介します。
④ブロックス
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
ゲームタイプ | 思考型 |
ブロックスは、4色のブロックを盤面に置いていく陣取りボードゲームです。
遊び方はとても簡単!自分のブロックの角と角が接するように配置していき、手元のピースをたくさん置けた人の勝ちです。
ゲーム中は、自分のブロックをどの方向に広げていくか考えたり、自分が置けるところがないか探したりするので、頭の体操にぴったりです。
我が家では70歳を過ぎたおばあちゃんも一緒に遊べたので、僕は自分と妻の両方の実家に1個ずつ置いていて、いつでもみんなでできるようにしています。

⑤ドメモ
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
ゲームタイプ | 思考型 |
ドメモは、他のプレイヤーの数字は見えるけど、自分の数字だけ見えないというのが特徴の数字当てボードゲームです。
上の写真の通り、各プレイヤーは1~7までのタイルをランダムに引きますが、自分のタイルが見えないように背を向けて立てなければなりません。自分の数字を予想して「5」などと数字1つを宣言し、合っていればその数字タイルを倒すことができます。先に自分のタイル全てを倒した人の勝ちです。
やることは「1~7の数字を宣言するだけ」なので、シニア向けのレクリエーションゲームにも向いています。

⑥カタミノ
プレイ人数 | 1~2人 |
プレイ時間 | 10分 |
ゲームタイプ | 思考型 |
カタミノは、カラフルなブロックをボード上に隙間なく埋めたら完成、という1人用パズルゲームです。
カタミノの特徴は、「仕切り棒の位置」と「使用するブロック数」を変えることで難易度調整が簡単にできるところ。様々な難易度のパズルが500問用意されているので、幼児から高齢者まで楽しめます!
先ほど紹介したウボンゴやナインタイルなどのパズルゲームと違ってスピード勝負ではないので、お年寄り1人でもじっくり取り組めます。(2人対戦もできます)

高齢者のレクリエーション向けゲーム『バランス系』
ここからは、高齢者・シニア世代のレクリエーションに向いている『バランス系ゲーム』を紹介します。
⑦スティッキー
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 10分 |
ゲームタイプ | バランス系 |
スティッキーは、棒の束を崩さないようにしながら、サイコロで出た色のスティックを抜いていくというバランスゲームです。
赤・青・黄色の出目が描かれたサイコロを振って、出た色のスティックを抜いていきます。
スティックの束が崩れたらゲーム終了。スティックは色ごとに点数が異なるので、自分のスティックを数えて得点計算します。
接戦になると、もう1本も抜けないようなバランスで立っていることがあり、「もうこれ以上は無理!」という詰み状態になることもあります。これも、うちの子供たちとおじいちゃんおばあちゃんが一緒に遊んでいるゲームです。

⑧キャプテンリノ
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
ゲームタイプ | バランス系 |
キャプテン・リノは、ビルを倒さないように、壁カードと床カードをのせていくというバランスゲームです。
床カードには「順番を逆回りにする」「次の人の順番を飛ばす」などの特殊効果があります。自分の番が終わってホッとしていたところに、次の人が「逆回り」に変えて、またすぐに自分の番になって絶望…なんてこともよくあります!
また、ビルが倒れても「紙製」なので、痛くないし、うるさくないのもGOODです。子供から高齢者まで遊びやすくいれレクリエーション向けゲームです。

⑨ジェンガ
プレイ人数 | - |
プレイ時間 | 10分 |
ゲームタイプ | バランス系 |
ジェンガは「片手でブロックを抜き取り、最上段にのせる」という定番のバランスゲームです。
ジェンガのプチ情報ですが、「実はブロックの厚みが微妙に違う」ことをご存じでしょうか!
この僅かな厚みの差で「抜きやすい」「抜きにくい」ブロックがあるので、いろんな所をつついて動かしやすいものを探すのがジェンガで勝つコツです!
シニア世代にも説明不要のシンプルなゲームなので、みんなですぐに遊べるのが良いところです。

高齢者のレクリエーション向けゲーム『表現系』
最後は、高齢者・シニア世代のレクリエーションに向いている『表現系ゲーム』を紹介します。
⑩みんなでぽんこつペイント
プレイ人数 | 4~12人 |
プレイ時間 | 10分 |
ゲームタイプ | 表現系 |
みんなでぽんこつペイントは、お題を「直線」と「正円」だけで描いて伝えるお絵描きゲームです。回答役以外のプレイヤーは共通のお題を与えられて、一斉に線と丸だけで絵を描きあげます。
このゲームの面白いポイントは「少ない画数の人から順に回答役に見せることができる」というルール。回答役が当てた時点でゲーム終了となるので、「少ない画数で先に当ててもらうか、多い画数で発表順が後になってでも確実に分かる絵に仕上げるのか」が悩みどころです。
丸と線だけで書くというシンプルさで画力を一切必要としないので、高齢者でも遊びやすいゲームです。
※チーム戦なら最大12人という大人数で遊ぶこともできます。

⑪テレストレーション
プレイ人数 | 4~8人 |
プレイ時間 | 30分 |
ゲームタイプ | 表現系 |
テレストレーションは、イラストと言葉で交互にお題を伝えていく伝言系のパーティーゲームです。
最初のプレイヤーはお題を「絵」で描き、2番目のプレイヤーはその絵から連想する「文字」を書き、3番目のプレイヤーはその文字から連想できる「絵」を描く…ということを繰り返していきます。
上のように、プレイヤーは1人ずつ「絵⇒文字⇒絵⇒文字…」と描いていき、最後のプレイヤーまで終わったら答え合わせです。1枚目から順にどのように伝わっていったのか確認しましょう!
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絵⇒文字⇒絵⇒文字⇒…とチェックしていくとどこからズレてしまったかが分かって、それぞれの絵を見て会話が弾みます。子供からお年寄りまでワイワイ遊べるゲームです。
⑫ピクテル
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
ゲームタイプ | 表現系 |
ピクテルは、透明のイラストカード(ピクトグラム)を重ね合わせてお題を表現するというボードゲームです。
実際に見たほうが早いということで…下の絵は何でしょう?ヒントは『嫌なこと』です。
答えは…満員電車!
このように、出題者がお題を表現して回答者に当ててもらうゲームです。
自分には思いつかないような意外な組み合わせに思わず感心しちゃったり、逆に誰にも伝わらない表現をして周りからつっこまれることも…!やることはイラストを組み合わせるだけなので、直感的に遊べるおすすめのレクリエーション向けゲームです!

⑬はぁって言うゲーム
プレイ人数 | 3~8人 |
プレイ時間 | 15分 |
ゲームタイプ | 表現系 |
はぁって言うゲームは、〈はぁ〉〈さぁ〉〈にゃー〉といった短い言葉だけで「感心・怒り・驚き」などのお題を伝えて当ててもらうゲームです。
お題カードには8つのお題があり、各プレイヤーにランダムで1つのお題が割り当てられて、そのお題を短い言葉で表現します。
お題を表現したら、8つのお題のうちどれを表現したのかを他のプレイヤーに当ててもらい、多くの人に当ててもらったら高得点を獲得できます。中には、すごく微妙な違いのお題もあり、勘違いされないようにどう伝えるのかが悩ましいところです。
ゲームが終わった後は、自然とお互いの演技についての感想戦になるので、会話も盛り上がりやすいゲームです。演技が苦手でなければ、高齢者でも遊べます。

【まとめ】シニア世代が遊べるレクリエーション系ゲームの一覧表
今回紹介した高齢者・シニア世代が遊べるレクリエーション系ゲームを一覧表にしてまとめました。
画像 | タイトル | プレイ人数 |
![]() | ウボンゴ | 2~4人 |
![]() | ナインタイル | 2~4人 |
![]() | ワードバスケット | 2~8人 |
![]() | ブロックス | 2~4人 |
![]() | ドメモ | 2~5人 |
![]() | カタミノ | 1~2人 |
![]() | スティッキー | 2~4人 |
![]() | キャプテンリノ | 2~5人 |
![]() | ジェンガ | ‐ |
![]() | みんなでぽんこつペイント | 4~12人 |
![]() | テレストレーション | 4~8人 |
![]() | ピクテル | 3~6人 |
![]() | はぁって言うゲーム | 3~8人 |
以上が、高齢者・シニア世代が遊べるレクリエーション系ゲーム13選でした。
どれもルールがとても簡単なので、お年寄りでもすぐに遊べるゲームばかりです。気になるゲームがあれば、ぜひ詳細記事もチェックしてみてください!
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