ウボンゴのルール&レビュー|枠にぴったり合わせるパズルゲーム
ウボンゴ(Ubongo)は、パズルの完成スピードを競うという定番のパズル系ボードゲームです。
ルールがとてもシンプルで6歳くらいならすぐに遊べるので、我が家では家族みんなで遊ぶ時の定番ゲームになっています。
今回は、ウボンゴ スタンダード版のルール&レビューを紹介します。
▼ウボンゴ スタンダード版
商品名 | ウボンゴ |
---|---|
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | パズル系 |
発売時期 | 2003年 |
ゲームデザイン | Grzegorz Rejchtman |
販売元 | GP |
関連ページ | BoardGameGeek |
パズルが完成したら「ウボンゴ」と叫ぶゲーム
ウボンゴは、パズルの完成スピードを競うボードゲームです。
使用するピースを決めるダイスをふって、砂時計を逆さまにしたらゲームスタート!
ボードの枠内にピースを隙間なくはめることができたら完成です。完成した人はみんなに分かるように「ウボンゴ!」と叫びます。
早くパズルを完成させた人ほど高得点のボーナスがもらえます。9ラウンド行って、最も点数を稼いだ人の勝ちです。
ウボンゴ(Ubongo)とはスワヒリ語で「脳」を意味する言葉です。その名の通り「脳トレ感覚」で遊べるので、子供の知育ゲームにもピッタリです。
ウボンゴの内容物
ウボンゴ スタンダード版に入っているものがこちら。
《内容物》
パズルボード / パズルピース(4人分) / 袋 / 砂時計 / ダイス / 宝石 / ラウンドボード
ウボンゴのルールを紹介
ウボンゴ スタンダード版のルール・遊び方を詳しく紹介します。
①パズルボードを受け取る
最初に「このラウンドで使うパズルボード1枚」と「12枚のピース」を受け取ります。
②ダイスを振って、問題を決める
誰か1人がダイスを振って、このラウンドで使うピースを決めます。
たとえば、ダイスの出目が「鹿のマーク」なら、今回はパズルボードの「鹿」の問題になります。鹿の横に描かれている「3つのピース」だけを使います。
③急いでパズルを完成させる
ダイスのマークを確認したら、「砂時計」を逆さまにしてゲームスタートです!
ここからは、誰よりも早くパズルの完成を目指します。
まずは、急いで12枚のピースから今回の問題で使う3つのピースを集めます。
そのピースを、自分のパズルボードの白いマスにぴったりとはめることができれば完成です!
簡単なようですが、意外に裏返すことを思いつかずに「え、え、これ無理でしょ!」ということがよくあります。笑
④完成したら「ウボンゴ!」と叫ぶ!!
白い枠に全てのピースがピッタリはまったら、完成の合図として「ウボンゴ!」と大きな声で叫びます。
まだ問題が解けていない人は、砂時計が落ちきるまで続けます。
砂時計が落ちきったら、ラウンド終了です。
⑤報酬の獲得
ラウンド終了時に貰える報酬は2種類あって、「1位と2位が貰える報酬」と「クリアした全員が貰える報酬」があります。
1位・2位が貰える報酬
1位の人は「3点の青い宝石」、2位の人は「1点の茶色の宝石」が貰えます。
クリアした全員が貰える報酬
さらに、順位に関係なく問題をクリアした人全員が貰える報酬もあります。(先ほど報酬を受け取った1位と2位の人も貰えます)
たくさんの宝石が入った黒い宝石袋から、中身を見ないで宝石を1個だけ引くことができます。
宝石は全部で4色あり、「赤=4点、青=3点、緑=2点、茶色=1点」となっています。
これらをランダムで手に入れることができるので、たとえ1位2位になれなくても4点の赤い宝石を引ければ高得点をゲットできます!
⑥ゲームの終了
報酬を受け取ったら、また新しいパズルボードを受け取り、次のラウンドを行います。
これを9ラウンドまで行い、最終的に最も得点の高い人の勝利です。
ウボンゴの上級者向けルール
ウボンゴに慣れたら、上級者向けルールに挑戦しましょう。
A.「上級問題」に変更
もっと難しい問題で遊びたい人は、パズルボードの裏面が「上級問題」になっています。
通常の問題では「使用するピースが3つ」でしたが、上級問題では「使用するピースが4つ」になります。通常の問題に慣れてきたら、上級問題にチャレンジしましょう!
B. 報酬の運要素をなくす
報酬を受け取るときに「宝石袋からランダムに1個獲得する」ところで運が絡んできます。この運要素をなくしたい時は、1位=赤い宝石(4点)、2位=青い宝石(3点)、3位=緑の宝石(2点)、4位=茶色の宝石(1点)としましょう。
ウボンゴを遊んだ感想
実際にウボンゴを遊んだ感想をレビューです。
家族で遊びやすいパズルゲーム
ウボンゴは、我が家の双子が6歳になってから、家族でよく遊ぶようになりました。
パズルの難易度はやさしめなので、小学生低学年でもそんなに苦労しないレベルです。
家族全員で遊ぶ時は、子供は簡単な面・大人は難しい面にすることで、ちょうどいいハンデになります。
また、1位・2位になれなくても、時間内にパズルを解ければ、引き運次第で高得点できるのも子供にやさしいポイントだと思います。
難易度について
ウボンゴ スタンダード版の難易度は、他のパズル系ゲームと比べるとかなり易しい方です。大人なら難しい面でも1問あたり30秒くらいで解けます。
では、ウボンゴスタンダード版はウボンゴシリーズの中でどのくらいの難易度なのかを検証してみました。比較方法は「10分間でパズルを完成させられる回数」です。
その結果、ウボンゴシリーズを難易度が高い順に並べたのがこちら。(詳細は、別記事のウボンゴシリーズの特徴&難易度を徹底解説にまとめています)
エクストリーム>トライゴ>3D>スタンダード=ミニ
上の通り、ウボンゴスタンダード版はウボンゴミニと同じく超簡単な部類です。
一方で、ウボンゴエクストリームやウボンゴトライゴはめちゃくちゃ難しいので、パズルゲームが苦手な人はストレスが溜まるので注意してください。僕は完成させても運よく完成した感じがして達成感が薄いです。
ウボンゴ3Dは難易度が高いですが、パズルのつながりをイメージしながら組み立てられるので、自分の力で完成させた達成感があります。他のウボンゴシリーズよりもパズルゲームならではのスカッとする気持ちよさが強いように思います。
最後に:ウボンゴの評価
最後に、ウボンゴの感想&評価をまとめます。
- 6歳でもすぐに遊べる簡単さ
- 「ウボンゴ!」と叫ぶだけでなぜか盛り上がる
- 点数計算がシンプル(小学生低学年でもできる)
- 易しい面・難しい面があるので、ハンデをつけやすい
- 大人には簡単すぎる
以上が、ウボンゴのルール&レビューの徹底紹介でした。
ファミリーで楽しむなら『ウボンゴ スタンダード版』を最初にプレイして、ステップアップとして『ウボンゴ3D』に挑戦するのがおすすめです。
個人的にはパズルゲームとしての面白さ・爽快感はウボンゴ3Dの方が一段上だと思っています。
▼ウボンゴ スタンダード版
▼ウボンゴ 3D 日本語版
ウボンゴシリーズの種類
最後に、ウボンゴシリーズの種類を紹介します。
①ウボンゴミニ
ウボンゴミニはウボンゴが旅先に持って行けるように小さくなったミニ版です。
スタンダード版との違いは以下の通り。
- ダイスで使用するピースを決めずに、どのピースを使ってもOK
- 最初にパズルを完成させた人が20秒のカウントダウンを行う
- 宝石ではなく、カードを獲得する
上記のような違いがあり、ウボンゴミニはウボンゴよりもルールが簡略化されています。
②ウボンゴミニ:トライゴ
ウボンゴミニ:トライゴは「ピースが三角形になっている」「パズルの枠が2つある」のが特徴です。
どちらか一方だけを完成させるだけではダメで、両方のパズル枠にピースをぴったりとはめたら完成となります。
③ウボンゴミニ:エクストリーム
ウボンゴミニ:エクストリームは、ピースが「六角形」になった上級者向けです。
箱に「上級」と書いてある通りマジで激ムズなので、パズルゲームに自信がある方は挑戦してみてください。
④ウボンゴ3D
ウボンゴ3Dはウボンゴが立体的に進化したパズルゲームです。
3D版では、パズルの枠に合わせて、ブロックを2段分ぴったり埋まるように組み立てたら完成です。
平面から立体に変わっただけですが、おそろしく難易度が上がっています!個人的には、ウボンゴで一番好きな最高傑作だと思います。
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