【徹底比較】ウボンゴミニの5つの違いを詳しく解説
ウボンゴミニはコンパクトになっただけ、と思っている方…
ウボンゴミニの違いは小さくなっただけではありません!
「使用できるピース・カウントダウンの方式・得点方法」など、実はルール部分でも違うところがたくさんあります。
そこで今回の記事では、『ウボンゴミニとスタンダード版の違い5つ』をそれぞれの画像付きで徹底比較します。ミニかスタンダードか迷っている人のお役に立てると思うので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
▼ウボンゴミニ
▼ウボンゴ スタンダード版
ウボンゴのスタンダード版・ミニ版について
まずは、『ウボンゴスタンダード版』と『ウボンゴミニ』の基本情報についてです。
ウボンゴスタンダード版について
ウボンゴ(Ubongo)は「パズルの完成スピードを競う」ボードゲームです。
原版は2003年にKOSMOS社から発売され、スウェーデンのゲーム賞『Åretsspel 2003』を始め様々な賞を受賞しています。
ゲームデザイナーは、グレゼゴルツ・レヒトマン(Grzegorz Rejchtman)氏で、パズルゲームの第一人者とも言われています。
ウボンゴミニについて
ウボンゴミニは、パズルのみに特化したコンパクト版です。カードの白いマスがぴったり埋まるように、パズルピースを配置します。
また、ウボンゴミニにはシリーズ化していて、現在3種類の日本語版が発売しています。
ウボンゴミニシリーズについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
ウボンゴミニはこちら
ウボンゴミニトライゴはこちら
ウボンゴミニエクストリームはこちら
ウボンゴミニの『5つの違い』
ここからは、ウボンゴミニとスタンダード版の5つの違いをそれぞれの画像付きで詳しく解説していきます。
①内容物の違い
まずは、『ウボンゴスタンダード版』と『ウボンゴミニ』の内容物の違いを紹介します。
【ウボンゴスタンダード】内容物
<ウボンゴスタンダード版の内容物>
パズルボード / パズルピース(4人分) / 袋 / 砂時計 / ダイス / 宝石 / ラウンドボード
【ウボンゴミニ】内容物
<ウボンゴミニの内容物>
パズルカード / パズルピース(4人分)
ウボンゴミニの内容物の違いは、「ダイス・砂時計・袋・宝石トークン・ラウンドボード」がないことです。
つまり、ウボンゴミニはパズル以外の要素がカットされて、ウボンゴスタンダード版からパズル部分だけが抽出されたようなゲームになっています。
また、1人あたりのピースは「スタンダード版が12個」「ミニ版が10個」となっています。
②使用できるピースの違い
パズルで使用できるピースにも違いがあります。ウボンゴスタンダード版では事前に使用するピースを決めますが、ウボンゴミニでは手持ちのピースのどれを使ってもOKです。
【スタンダード版】ダイスで決める
ウボンゴスタンダード版では、パズルを始める前に、ダイスを振って使用するピースを決めます。
出目に応じて、必要なピース3~4個を手元に集めてから、パズルをスタートします。
【ミニ版】どのピースを使ってもいい
ウボンゴミニでは、ゲーム前に使用するピースを決めずに、8個ある手持ちのピースのうちどれを使ってもOKです。
ウボンゴミニの独特な点は「正しいピースの組み合わせが分からない」というところです。ただ、全てのパズルの答えは3通り以上の組み合わせがあるので、そこまで難しくはありません。
③制限時間の違い
また、パズルの制限時間のカウント方法も違います。
【スタンダード版】砂時計を使う
ウボンゴスタンダードには砂時計が入っているので、ゲーム開始と同時に砂時計を反転させます。
砂時計が落ちきったら、パズル終了となります。
【ミニ版】最初に完成した人がカウントダウンする
一方でウボンゴミニには砂時計は付いていません。ゲーム開始時にはカウントダウンしませんが、最初にパズルが完成した人が「ウボンゴ!」と叫ぶと同時に、20秒のカウントダウンを始めます。
カウントダウンが0になったら、パズル終了になります。
まとめると、パズルを解く時間については、ウボンゴスタンダードは一定ですが、ミニ版は他のプレイヤーに依存します。
④得点方法の違い
【スタンダード版】宝石を獲得する
ウボンゴスタンダード版では、パズルが完成した人は「宝石トークン」を獲得します。
各宝石の点数は「赤4点・青3点・緑2点・茶色1点」となっていて、先に完成した人ほど高得点を獲得できるチャンスがあります。
【ミニ版】カードを獲得する
ウボンゴミニでは、パズルが完成した人は自分が解いた「パズルカード」を獲得します。また、最初に完成したプレイヤーは、パズルを解けなかったプレイヤーのカードもゲットできます。
⑤問題数の違い
『ウボンゴスタンダード版』と『ウボンゴミニ』の問題数は以下の通りです。
ウボンゴスタンダード | 432問 |
ウボンゴミニ | 64問 |
問題数は圧倒的にウボンゴスタンダードのほうが多くなっています。
【まとめ】ウボンゴミニの違い
以上が、ウボンゴミニとウボンゴスタンダードの5つの違いを徹底比較でした。
ウボンゴミニは、ウボンゴスタンダード版から「砂時計」や「宝石トークン」がカットされて、パズル部分に特化したゲームです。
ルールで特徴的なところは「どのピースを使ってもいい」「最初に完成した人が20秒のカウントダウンを始める」という点で、特にカウントダウンについては「10、9、8…」とカウントされると、本家ウボンゴにはない強烈なプレッシャーを感じてかなり焦らされます。これがウボンゴミニの面白い部分だと思います(ウボンゴでもこのルールを採用するのはありだと思います)。
また、今回の5つの違いでは書いていませんが、ウボンゴミニの一番の良さは「定価1,200円」というお手頃価格です。まずはお試し用でウボンゴミニを遊んでみて、子供の反応が良かったらウボンゴを買うというのもアリだと思います。
▼ウボンゴ スタンダード版
▼ウボンゴミニ