ウボンゴミニトライゴの3つの特徴と難易度を徹底解説
ウボンゴミニトライゴは、定番パズルゲーム『ウボンゴ』のピースが三角形に変わったボードゲームです。
ただ、これがかなり難しい…。難易度はウボンゴミニとは段違いの難易度です!
今回は、ウボンゴミニトライゴの「3つの特徴」や「ウボンゴミニとの難易度の違い」について詳しく紹介します。
商品名 | ウボンゴミニ トライゴ |
---|---|
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 7歳~ |
ジャンル | パズル |
発売時期 | 2012年 |
デザイナー | Grzegorz Rejchtman |
販売元 | GP |
ウボンゴミニトライゴはどんなゲーム?
三角形になって難易度アップ!
ウボンゴミニトライゴは、定番パズルゲーム『ウボンゴ』のピースが三角形になってより難しくなったゲームです。
また、「ピースを配置する白い枠が左右に2か所ある」のも特徴で、どのピースをどちらに置くのか分からないというのもこのゲームの難しいところ!
通常版の四角形は頭の中でイメージしやすいのですが、三角形は頭の中で想像するのが難しくてかなり混乱します。実際に遊んでみると、すぐにウボンゴミニとは段違いに難しいことがわかると思います。ウボンゴミニを遊んだ方は、次のステップとして是非この難しさにチャレンジしてみてください!
ウボンゴミニシリーズは3種類
ウボンゴには様々なシリーズ作品があり、最近ではウボンゴミニ3種類の日本語版が発売しています。
ちなみに、トライゴは「中級」、エクストリームは「上級」とパッケージに表記されています。ウボンゴミニには難易度表記がありませんが、トライゴと比べると超簡単なので「初級」という位置づけでいいと思います。
ウボンゴミニはこちら
ウボンゴミニエクストリームはこちら
ウボンゴミニトライゴの『内容物』
ウボンゴミニトライゴの内容物がこちら。
「ピース7種類×4セット」と「カード32枚」です。
ウボンゴミニと比べると、ウボンゴミニには「8種類のピース」が入っているのでピースの数が若干違いますが、カード枚数は同じです。ウボンゴスタンダード版のような「砂時計・ダイス・宝石トークン・布袋」は付きません。
ウボンゴミニトライゴの『3つの特徴』
ここからは、ウボンゴミニトライゴの「3つの特徴」を紹介します。
①パズル枠が2つある
ウボンゴミニトライゴの独特なところは「パズル枠が2つある」という点。上の画像のように、左右に白い枠が2つあります。
もちろん片方だけ完成してもダメで、両方のパズル枠にぴったりとピースをはめたら完成となります。
②どのピースをどちらに置くのかが分からない
ウボンゴミニトライゴでは、使用するピースは決まっていますが、どのピースをどちらに置くのかは分かりません。
左のパズルを完成させても、右のパズルを完成させることができずに、左のパズルを崩さなければならないこともあります。
③初級者向け・上級者向けの2段階レベル
カードは両面仕様となっていて、「初級者向け(A面)」と「上級者向け(B面)」があります。(ウボンゴミニと同じです)
大きな違いは使用するピースの数で「初級者向け:4枚」「上級者向け:6枚」となっています。(使用ピースはカードの左側に番号で記載されている)
この上級者向けが本当に難しいです!どのくらい難しいのかは後半のレビューにウボンゴミニとの難易度比較について書いているので、ぜひ読んでみてください。
【その他】基本ルールはウボンゴミニと同じ
そのほかの基本ルールについては、ウボンゴミニと同じで以下の通りです。
- 最初に完成した人が20秒数える
- 完成した人はカードを獲得する
- 8ラウンドでゲーム終了 など。
詳しいルールが知りたい方は、ウボンゴミニのレビュー記事をチェックしてみてください。
ウボンゴシリーズの『難易度』
これまで日本語化されているウボンゴシリーズ5種類のレビュー記事を書いていますが、「実際にどれが難しいのか?」と思ったので、ウボンゴシリーズの難易度を比較してみました。
難易度を比較する方法として「10分間でパズルを完成させられる回数」を比べました。
その結果、ウボンゴシリーズの難易度をまとめると以下の通りです。(あくまで個人の見解です)
【ウボンゴシリーズの難しい順】
エクストリーム > トライゴ > 3D > スタンダード=ミニ
難しさにどのくらい差があるのかということは、別記事で「10分で正解できた回数」を詳しくまとめているので、シリーズの購入を検討している方はぜひ下記の記事もチェックしてみてください。
ウボンゴミニトライゴの『レビュー』
最後は、ウボンゴミニトライゴのボードゲームレビューです。
「ウボンゴミニ」と難易度を比較
ウボンゴミニトライゴの難易度は、ウボンゴミニよりも2段階くらい難易度が跳ね上がったような難しさです!「ちょっと変わっただけでしょ」と思っていたら、いやほんと難しい…。ちなみに、難しいというのは「上級者面」のことで、「初級者面」はかなり簡単です。
ただ「難しい、難しい」と言ってもどの程度か伝わらないと思ったので、今回は『ウボンゴミニ』と難易度を比較してみました。「制限時間は2分」「上級者向けの面」という条件で、各10回ずつプレイして何回正解できるかを比べた結果がこちら。
▼2分以内でのクリア回数▼
ウボンゴミニ | 10回中10回正解 |
ウボンゴミニトライゴ | 10回中2回正解 |
上の通り、ウボンゴミニは1分もかからずに全問正解できましたが、トライゴの方は2分以内に完成したのは2回だけでした。その2回も運よく間に合ったという感じで、トライゴは2分で完成させられるレベルではなさそうです…。(ちなみに、ウボンゴミニシリーズは2分の制限時間はありません)
トライゴが難しい3つの理由
ウボンゴミニトライゴを何度もプレイして、トライゴが難しいと思ったポイント3つを紹介します。
①ピースを「6個」使用する
ウボンゴミニトライゴが難しい一番の理由は単純で、使用するピースが多いからです!
ウボンゴスタンダード版やウボンゴミニでは上級者向けでもピース「4個」でしたが、トライゴでは「6個」も使います。2つ増えるだけで組み合わせ方のパターンが一気に増えるので、シンプルにこれが難しさの一番の要因だと思います。
②パズルの枠が「2つ」ある
また、先ほど紹介したように「パズル枠が左右に2つある」のも難易度アップのポイントです。
左が完成して「よし、あとは右だけ!」となっても、右側がどうしても完成できずに、結局完成していた左側を崩してやり直す、なんてもこともあります…。この時は本当に心が折られます…。笑
③四角よりもイメージしづらい
ウボンゴやウボンゴミニの四角形ピースは頭の中でイメージして組み立てやすかったのですが、トライゴの三角形ピースはかなりイメージしづらいです。
その理由は、ピースの角の角度が2種類(急な角度・緩やかな角度)あるなど複雑な形になっているからだと思います(四角形は直線的でイメージしやすい)。そのため、イメージよりもとにかくピースを動かして組み合わせるのが大事で、通常版よりも手先の器用さ&スピード感が必要だと思います。
まとめ:ウボンゴミニからのレベルアップにおすすめ!
以上が、ウボンゴミニトライゴのゲームレビューでした。
ウボンゴミニトライゴは、ウボンゴミニよりも「初級面」「上級面」の差が大きいです。そのため、子供と遊ぶ場合はトライゴの方が強力なハンデになっているので、大人側のやりがいは大きいと思います。
また、最後に難点を挙げるとすると「ピースの細かさ」です。ウボンゴミニよりも細かいので、少しピースが取りづらい印象です。不器用な人には辛いかもしれません。ただ、ファミリーで遊ぶ時は、それも大人側のちょっとしたハンデになっていいかもしれません。笑
「ウボンゴは簡単すぎる!」「ウボンゴミニからレベルアップしたい」という方はぜひ挑戦してみてください。想像以上に歯がゆい難易度になっています!
▼ウボンゴミニ:トライゴ
▼ウボンゴミニ:エクストリーム
▼ウボンゴミニ
また、ウボンゴのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。