ピクテルは「ピクトグラムというイラストカードを使って、お題を表現する」ボードゲームです。
2015年のゲームマーケットで発売され、現在ではアークライトから販売されています。
今回は『ピクテルのルール&レビュー』を紹介します。
商品名 | ピクテル |
---|---|
プレイ人数 | 3-6人 |
プレイ時間 | 15-30分 |
対象年齢 | 6歳以上 |
ジャンル | 表現力 |
---|---|
発売時期 | 2015年 |
デザイナー | 藤田真吾・大木基至 |
メーカー | アークライト |
ピクテルはどんなボードゲーム?
さて、下の絵は何でしょう?ヒントは『嫌なこと』です。
答えは「満員電車」です。
このように、『ピクテル』はイラスト(ピクトグラム)を組み合わせてお題を表現して、回答者が当てるというボードゲームです。
表現の仕方が人それぞれなので、個性がかなり色濃く表れます。自分には思いつかないような意外な組み合わせに思わず感心しちゃったり、逆に誰にも伝わらない表現を自信満々に披露されて頭を悩ませられたり…お題の表現の仕方で盛り上がれるゲームです。
ピクテルの『内容物』
おしゃれな小箱です。
中には、「カード」「得点チップ」「サイコロ」「ペン」が入っています。
カードは、イラスト以外の部分が透明になっています。
ピクテルの『ルール』
ここからは、ピクテルのルール・遊び方を紹介します。
①テーマ決める
まずは「テーマ決め」からです。
出題者は、サイコロを2回振ってテーマを決めます。
1回目のサイコロ振りで、奇数が出たら「ものシリーズ」、偶数が出たら「ことシリーズ」になります。そして、2回目のサイコロ振りで、具体的なテーマが決まります。
▽詳しくはこちら。
例えば、1回目の出目が「4」で、2回目の出目が「1」なら、テーマは「楽しいこと」になります。
②お題決める
テーマが決まったら、出題者はお題を考えます。
テーマが「楽しいこと」なら、お題は「釣り」「カラオケ」「ボーリング」といった感じです。
付属のペンを使って、箱の裏の「お題記入エリア」に書き込みます。
他の人には見えないように書き込みましょう。
ちなみに、ペンの裏側を使えば簡単に消すことができます。
③お題を表現する
作成者がカードを組み合わせて表現する
出題者の隣の人が「作成者」となって、お題を表現します。
作成者は、こっそりと箱の裏に書かれているお題を確認します。そして、ピクトグラムカードを重ね合せていくことでお題を表現していきます。
お題が「釣り」の場合で作ってみましょう。
まずは釣りの道具を表現!
そして、近くに魚っぽく見える図形をおく!
最後に、釣り人を座らせて完成!
このように、ピクトグラムを好きなように組み合わせて、お題を表現します。
回答者はいつ答えてもOK!
作成者が作り始めたら、その他の回答者はいつ答えてもOKです。また、何度間違えてもペナルティはないので、どんどん回答しましょう。
正解者がでたら、「正解者」「作成者」「出題者」が1点チップを獲得します。
ちなみに、なかなか正解が出ない場合は、「出題者」がサポートに入って、ピクトグラムを作ることもできます。それで正解者が出た場合は、『出題者』の得点が2点となります。
それでも正解できなかった場合は、全員0点となります。
④ゲームの終了
得点が「5人プレイなら5点以上」「6人プレイなら6点以上」になったプレイヤーの勝利となります。
ピクテルの『プレイ記』
ピクテルを実際に4人で遊んだ時のプレイ記です。
お題:トライアスロン
まず、自分が「作成者」。
テーマは「スポーツ」で、渡されたお題は「トライアスロン」。なるほど、なかなかしぶいところをついてきます。
とりあえず、水泳っぽい感じを表現する。
「水泳!」
「違います」
「トライアスロン!」
「( Д ) ゚ ゚」
瞬殺でした。。
いや、当ててもらえて光栄なんだけど、もう少し表現を楽しみたかった…スポーツってテーマ、けっこう絞られるから、すぐ当たっちゃいますね。
テーマ:人物・キャラクター
次は、自分が「回答者」。
テーマは「人物・キャラクター」です。
作成者が1枚のカードを置いたとき、他のプレイヤーの口が開く…
「アンパンマン!」
「正解です…」
「( Д ) ゚ ゚」
丸だけで正解って、どんだけ勘いいんですか。
こちらも瞬殺。
テーマ:漫画・アニメ・ゲーム
また、自分が「作成者」の時。
テーマは「漫画・アニメ・ゲーム」です。
とても有名な作品だけど、自分はちゃんと見たことがない。曖昧な記憶を辿って、作成したイラストがこちら。
分かりますか?
自分で言うのもなんですが、見たことないなりには頑張ったと思います。
答えは「風の谷のナウシカ」です。肩に動物をのせていたこと、眼がたくさんある大きな虫がいたことは記憶にありました。
時間はかかったけど、また勘のいい人が答えてくれて正解。けっこう作るの難しかったけど、お題は難しい方が断然面白いと思いました。
※また、こちらで
ピクテルの『レビュー』
ピクテルが面白くなるかは、お題を考える「出題者」にかかっています!
上にも書いた通り、お題によっては一瞬で終わってしまいます。たとえば、お題「サッカー」だと、「人間」と「丸」をおけば、すぐ当てられちゃいますよね。
ピクテルの醍醐味は、作成者なら「カードで表現しきれずに苦しんだり、閃いたりするところ」で、回答者なら「よくわからないイラストから推理していくところ」です。ただ、お題によっては、数枚置いたら即終了、みたいなことも結構あります…これではピクテルの本当に面白い部分を堪能できません…。
そのため、出題する時は「これ無理でしょ?」というくらいの高難易度にしちゃったほうが断然面白くなります。ピクトグラムが1・2枚で正解してしまった場合には、出題者にペナルティを与えてもいいかもしれません。高難易度の出題をして盛り上がりましょう!
▼『ピクテル』はこちら。
ピクテルが好きな人はこちらもおすすめ!
ピクテルは「イラスト」を使って表現しましたが、「言葉」を使って表現するゲームもおすすめです!
ディクシット
「言葉・歌・ジェスチャー」などでお題を表現するボードゲームです。
はぁって言うゲーム
「はぁ」などの短い言葉で、色んな感情を表現するボードゲームです。
ito(イト)
数字の大きさを「テーマに沿った言葉」で表現するカードゲームです。