【ボドゲ紹介】『ドメモ(Domemo)』見えない数字を推理するゲーム
ドメモ(Domemo)は、見えない自分の数字を読み当てる推理系のボードゲームです。遊び方はとてもシンプルですが、相手を騙すための動きをしたり、相手の思惑を読んだりと、奥深い心理戦を楽しめます!
僕はドメモを購入した当初、なんとなく「子供用の知育ゲーム」のような気がして棚に眠らせていましたが、実際に遊んでみたら、これがめちゃめちゃ面白い!今まで棚に眠らせていたのを後悔させられたくらいです!
今回は推理系ボードゲーム『ドメモ(Domemo)』のルールを紹介します。
追記
現在販売されている商品は『ドメモ 木製タイル版』です。プラスチック製・紙製は販売されていません。
▼ドメモ(DOMEMO)木製タイル版
商品名 | ドメモ |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 6歳~ |
ジャンル | 推理 |
発売時期 | 1975年 |
デザイナー | Alex Randolph |
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ドメモはどんなゲーム?
ドメモは、他のプレイヤーの数字は見えるけど、自分の数字だけ見えないというのが特徴の数字当てボードゲームです。
自分の数字を予想して「5!」などと数字1つを宣言し、合っていればその数字タイルを倒すことができます。先に自分のタイル全てを倒した人の勝利となります。
他のプレイヤーの見えている数字やみんなの発言から予想したり、時には周囲を惑わすような宣言をして心理戦をしかけることもできます。使うのは1~7の数字タイルだけなので、誰でもすぐに楽しめる頭脳戦ゲームです。
ドメモの『内容物』
こちらがドメモ(プラスチック版)の外箱です。(※最新のドメモは木製版です)
ドメモの内容物は「1から7までの数字タイル」です。
数字タイルは「数字と同じ数」だけあります。
つまり「1なら1個」「5なら5個」「7なら7個」あり、全部で28個の数字タイルがあります。
ドメモ(Domemo)の『ゲーム準備』
まずは、ドメモ(DOMEMO)を遊ぶ準備を紹介します。
数字タイルをシャッフルする
全ての「数字タイル」を裏向きにした状態で、シャッフルします。
数字タイルを「自分に見えない」ように立てる
自分の数字タイルを取りますが、注意したいのが「自分に見えないようにする」ことです。
下の画像のように、数字タイルを自分からは見えないように立てます。
数字の面を他のプレイヤー側に向けるので、自分の数字を見ることはできませんが、他のプレイヤーの数字は見ることができます。
余りは「公開タイル」「伏せタイル」になる
各プレイヤーが数字タイルを取ったら数枚の数字タイルが余るので、余りは「公開するタイル」と「伏せておくタイル」に分けます。
「自分の枚数」「公開枚数」「伏せ枚数」はプレイ人数によって、下記のように変わります。
人数 | 自分の枚数 | 公開枚数 | 伏せ枚数 |
2人 | 7枚 | 7枚 | 7枚 |
3人 | 7枚 | 0枚 | 7枚 |
4人 | 5枚 | 4枚 | 4枚 |
5人 | 4枚 | 4枚 | 4枚 |
これで、ドメモを遊ぶ準備は完了です。
ドメモ(Domemo)の『ルール』
ここからは、ドメモのルール・遊び方を紹介します。
①「自分が持っていると思う数字」を宣言する
手番のプレイヤーは、自分が持っていると思う数字を1つだけ宣言します。
たとえば、下の画像のような状況だとします。
5は5枚あるはずだけど、自分から見えているのは2枚だけ。
残りの3枚が見えていないから、1枚くらい自分が持っていそうだな。
というように考えて「5」と宣言したとします。
②正解したら、数字タイルを倒す
宣言が正解だったら、右隣の人がその数字タイルを1枚倒してあげます。
ただし、宣言した数字が複数枚あったとしても、倒すのは1枚のみです。
倒したタイルは、テーブルの中央にまとめておきます。
③不正解なら「ありません」と伝える
もし、宣言した数字がなければ「ありません」と教えてあげます。
そして、次の人の手番になります。
④他のプレイヤーの宣言から自分の数字を読もう
ゲームを進めていくと、他の人の宣言から自分の数を読むこともできます。
たとえば、下の画像のような場合です。
この場合、「3」がまだ2枚隠れているのに、周りが「3」を避けて宣言しているので、自分の手札に「3」があるということが予想できます。
また、すごくいやらしい人がいたら、他の人をはめようとするかもしれません。
下のプレイヤーが「1」を持っているのが見えているのに、あえて「1」を宣言することで、下のプレイヤーに「自分は1を持っていないんだな」と思わせることができます。
正直、これはかなりいじわるな例です。笑
これを仕掛けられた側は、この策略にハマってしまうと、最後まで自分の手札を当てることができなくなります…。ただ、仕掛けた側も1ターン無駄にしてしまうので、いい作戦とは言えません。大体の場合、共倒れになってしまいます。
⑤ゲームの終了
ここまで紹介したように、見えているタイルや他プレイヤーの宣言から、自分の数字を推理していき、一番初めに自分のタイル全てを当てた人の勝ちとなります。
ドメモ(Domemo)の『レビュー』
正直、知育ゲームと思って期待していませんでしたが、これは傑作の面白さでした!棚に放置していてごめんなさい。。
ドメモはとてもルールが簡単ですが、簡単なわりに熱い駆け引きや読み合いが楽しめます。慣れてきて周りがブラフを混ぜ始めると「相手がなぜその数字を言ったのか」「もしかして嵌められてるんじゃないか?」などと疑心暗鬼にさせられます。笑
1回のミスが命取りになるので、数字を言うだけですがかなり緊張感あります。
ドメモはファミリーで遊ぶことも多いと思いますが、子供の年齢によってはハンデが必要な場合があると思います。そのときは「子供だけ正解すると続けてプレイできる(大人は正解しても失敗しても次の人に交代)」とするといいバランスになります。
また、唯一不満点を挙げるとすると、「準備するときに裏を向けてジャラジャラと混ぜるところ」です。気を抜くとすぐひっくり返っちゃうんですよね。。これがスムーズにできるようになって初めてドメモプレイヤーを名乗れます!笑
【追記】廃版になったプラスチック製ドメモ
この記事で紹介している『プラスチック版のドメモ』は、現在「廃版」となってしまいました。(amazonでもまだ商品が買うことができますが、かなり値上がりしています)
新たにリニューアルして『紙製』になりましたが、少し不評のようです。
僕は「新版の紙製ドメモ」も組み立てましたが、作るのがちょっと面倒ではありますが、その分価格が安いので値段相応のように感じました。遊んでいる中で破れたりしてしまうのは、紙製ボードゲームの宿命なので仕方ないと思います。
※さらに追記
紙製が不評だったためか、新たに別の会社から『木製のドメモ』が発売されました。『木製ドメモ』については、こちらの記事でも紹介しています。
関連⇒ドメモの新版『木製』が登場!プラスチック製⇒紙製の歴史を振り返る
▼ドメモ 木製タイル版
▼ドメモ プラスチック版
▼ドメモ 紙製版
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