バウンス・オフ!のルール&レビュー|ピンポン玉投げアクションゲーム
バウンス・オフ!は「ピンポン玉を投げてトレーに入れる」という新しいタイプのアクション系ボードゲームです。
ボールさえ投げられれば誰でもできますし、ハンデもつけやすいので、我が家では友達が子供を連れて遊びに来たときに大活躍してくれました!
一方で「単純な遊びで子供向けなんでしょ…」と侮ってはいけません。ルールは簡単ですが、なかなか狙い通りにはいかないもどかしさがあって、子供と一緒に大人もついつい意地になって熱中してしまう面白さがあります!
今回は、そんな子供ウケ抜群の『バウンス・オフ!』の「基本ルール」から「より面白く遊ぶオリジナルルール」、さらに「4人で個人戦を遊ぶ方法」など、バウンスオフを遊びつくす方法を紹介します。
ゲーム名 | バウンス・オフ! |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 7歳~ |
ジャンル | アクション系 |
発売時期 | 2016年 |
バウンス・オフ!はどんなゲーム?
バウンス・オフは、ピンポン玉をトレーに投げ入れるアクション系テーブルゲームです。我が家の子供たちは「玉入れゲーム」と呼んでよく遊んでいます。
最初に指令カードを1枚めくり、指令カードと同じ形にボールを配置することを目指します。プレイヤーは自分のチームカラーのボールを持ち、ワンバウンドするように投げて、指令カード通りになったら得点ゲットとなります。
ボールさえ投げられれば遊べるので、5歳の子供でもすぐに遊べるゲームです。
また、「小さい子供は近くから、大きい子供は遠くから投げる」などハンデをつけやすいのもGOODです。
バウンス・オフ!の内容物
バウンスオフ!に入っているものは「ピンポン玉」「トレー」「指令カード」の3つです。
①2色のピンポン玉
ピンポン玉は青色と黄色の2色があって、各色8個ずつ入っています。
各プレイヤーが持つボールの数はプレイ人数によって変わり、「2人プレイ時は8個ずつ」「4人プレイ時はチームに分かれて4個ずつ」です。
②トレー
トレーは6マス×6マス構成になっています。
ゲーム中は、このトレーのマス目を狙ってピンポン玉を投げていきます。
③指令カード
指令カードには「ボールの配置図」が描かれています。
この指令カードの通りにボールを配置できれば得点できます。
指令カードには黄色と水色の2種類があり、「黄色が簡単なお題」「水色が難しいお題」となっています。
バウンス・オフ!のルール
ここからは、バウンス・オフ!のルール・遊び方(4人プレイ)を紹介します
①チーム分け
「青ボールチーム」と「黄色ボールチーム」の2チームに分かれます。
プレイヤーは、自分のチームカラーのボールを4個ずつ持ちます。
机に配置すると、下のようになります。
②「指令カード」を決める
山札から指令カードを1枚めくります。
めくった指令カードが全員共通のお題になります。
③ピンポン玉を投げる
今回の指令カードが決まったら、チームで交互にピンポン玉を投げていきます。
どのような投げ方でもいいですが、ひとつだけ大事な決まり事があります。
それは…
ワンバウンドさせること!
下のような感じです。
分かりづらいですが、上の動画ではボールを手前でワンバウンドさせています。ワンバウンド以上であれば、ツーバウンドでもOKです。
ノーバウンドでトレーに入ってしまった場合は、トレーからその玉を取り出しましょう。
投げ終わったら、相手チームの番になります。各チームが1人ずつ交互に投げます。
投げる球がなくなったらトレーから自分のチームの玉を取り出します。指令にあまり関わらなさそうな玉を選びましょう。
④指令カード通りになったら得点ゲット!!
ボールを投げ入れて、指令カードと同じ配置になったら得点ゲットです。
カードに描かれている形になればいいので、どのような向きでもOKです。
例えば、この指令カードの場合。
下の写真のような配置でも指令達成ですし、
このような配置でもOKです!
上記のように、カードを回転させて同じ形になっていれば指令達成になります。
得点したチームは、その「指令カード」を受け取ります。
この「指令カード」を3枚集めたチームの勝ちです。
1ラウンド目が終わったら、全てのボールを回収して、再び山札からカードをめくって、次のラウンドを始めます。
バウンスオフのオリジナルルール3選
自分の好きなようにルールをアレンジできるのがボードゲームの良いところですが、その中でも特にバウンスオフはルールを工夫して遊びやすいゲームです。
ここからは、我が家で実際に遊んだ『オリジナルルール3つ』を紹介します。
オリジナルルール①「たくさん入ったら勝ち」
まず、1つ目は『小さな子供向けに難易度を下げたルール』です。
8個のボールを投げ切った時点で、たくさん入っていたチームの勝ちというルールです。分かりやすいですよね!
例えば、下の画像では「黄色6個」「青色8個」で青チームの勝ちです。
小さい子供だとまだ狙いを定めて投げるのが難しいので「とにかくたくさん入った方が勝ち!」というシンプルなルールにすることで、小さな子供でもすぐに理解して遊べます。
一見大人にはちょっと物足りないルールにみえますが、裏を返すと「外したら負ける…」というシビアなルールでもあるので、緊迫感のあるゲームを楽しめます!
オリジナルルール②「連鎖が長ければ勝ち」
「隣接するボールの連鎖の長さ」を競います。
隣接とは「縦横に並んだボールの状態」を指し、斜めの場合は隣接には含めません。
連鎖の長さは「ひと筆書き可能なボールの並び」で、分岐している場合は長い方で計算します。
例えば、下の状態では、「黄色6連鎖」「青5連鎖」で黄色チームの勝ちとなります。
このルールでは「序盤に良いポジションを確保する」のが攻略のカギです。時には、相手の邪魔をしつつ、どのように連鎖を作っていくかを考えながらプレイするのがコツです。
通常のルールとは違った面白さがあるので、バウンスオフに慣れてきた方はぜひ遊んでみてください!
オリジナルルール③「4人で個人戦を遊ぶ」
バウンスオフに入っている玉は2色ですが、さらに2色のピンポン玉を追加することで、4人で個人戦を遊べます。
この「4人で個人戦を遊ぶルール」は下記の記事で紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
すぐできる!ハンデのつけ方
どんなボードゲームにも言えますが、バウンス・オフ!はアクション系ボードゲームで技術的な要素が強いので、とくに慣れている経験者が有利になりやすいゲームです。またファミリーゲームなので、子供と大人が一緒に遊ぶシーンも多いはず。
ということで、『バウンスオフですぐできるハンデのつけ方3つ』を紹介します。
ハンデ①「ツーバウンドさせる」
基本ルールでは「ピンポン玉をワンバウンド」させるところを、難易度を少し上げて「ツーバウンド」に変更します。
ワンバウンドの時よりも、より精度の高い投球が求められます!これ、けっこう難しいです。
子供と一緒に遊ぶときは「子供がワンバウンド」「大人がツーバウンド」にすると良いに具合にバランスが取れます。
ハンデ②「遠くから投げる」
次のハンデは、トレーから自分の距離を伸ばします。
子供が「60cm」くらい、大人は「2m」にしましょう。
色々距離を試しましたが、ギリギリなんとかなりそうな距離が「2m」でした。個人の力量にもよるので、色んな距離を試してみてください。
個人的には、ハンデ①の「ツーバウンド」よりも難易度が上がって難しいです。
ハンデ③「障害物を置く」
3つ目は「トレーの前に障害物を置いて、バウンドで障害物を越えなければならない」というハンデです。
例えば、下の画像ではブックエンドを置いています。ちょうどいい高さです。
この他にも障害物になるものなら、本でもティッシュ箱でも何でもOK。
個人的には、このハンデが一番難しいと思います。障害物ばかりに気を取られればトレーに狙いが定まらず、トレーに集中すれば障害物にひっかかってしまいます。
バウンス・オフ!のレビュー
「ボールを投げる」「ルールがシンプル」なので、子供たちが夢中になって遊んでくれます!僕の家では、子連れの友達が遊びに来た時の鉄板ゲームになっています。
初めはなかなか思う通りに狙えませんが、何回か遊んでいると、ある程度狙えるようになります。狙い通りのところに綺麗にはまったときは、なんとも言えない快感があります!これは、頭を捻りながらやる一般的なボードゲームにはない感覚です。
なんとなく狙えるようになると「相手の邪魔をする」という選択肢も増えて、戦略的な要素も楽しめるようになります。
ただ、慣れている人と初心者では、ちょっとテクニック的な差ができてしまいます。そういう時は、今回紹介したハンデの「バウンドを二回以上にする」、「少し遠くから投げる」などを試してみてください。
また、バウンスオフの新バージョン「バウンスオフ ロックン・ロール」もあります。
これの面白いところは「ボールの重みでトレーが色んな方向に傾く」こと!バウンスオフに慣れてきて次のステージで遊んでみたい方におすすめです!
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