アイスクールを徹底紹介!指で弾くアクション系ボードゲーム
最近、子供たちが毎日のように「ペンギンのゲームやる~!」と言ってハマっているのが、アイスクール。
ペンギンコマを指ではじいて鬼ごっこするというプレイ感がツボのようです。
また、大人もやりこみがいのあるテクニック要素もあるので、子供と大人が一緒に楽しめるのがGOODです!
今回は、アクション系ボードゲーム『アイスクール(ICECOOL)』のルール&レビューを徹底紹介します。
▼アイスクール 日本語版
ゲーム名 | アイスクール 日本語版 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 6歳~ |
ジャンル | アクション系 |
発売時期 | 2017年1月 |
デザイナー | Brian Gomez |
版元 | Brain Games Publishing SIA |
日本語版販売 | ホビージャパン |
価格 | 4,400円(税込) |
関連ページ | BoardGameGeek ホビージャパンの公式ページ |
▽子供におすすめのボードゲームはこちら
アイスクールはどんなボードゲーム?
アイスクールは、ペンギンコマを指ではじいて鬼ごっこするアクション系ボードゲームです。
プレイヤーの1人が風紀委員となって、その他の生徒役を追いかけます。 生徒は自分のコマを指ではじいて、風紀委員から逃げながら、特定のドアを通過することで点数カードを獲得できます。途中で風紀委員にぶつかってしまったら、生徒手帳を取られて、風紀委員に点数が入ります。
アイスクールの面白い点は、うまくはじくことで、カーブさせたり、壁を飛び越えたりできるところ。ドアを2つ通過するスーパーショットを決めた時はめちゃくちゃ気持ちよくて、すごく盛り上がります!
子供に分かりやすい鬼ごっこ形式&指ではじくというアクション要素で、子供たちがハマるのも納得です!大人でもやりこみがいのあるテクニック要素があるので、子供と一緒に大人も楽しめるファミリー向けボードゲームです。
2017年ドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞
アイスクールは、2017年6月19日にドイツ年間キッズゲーム大賞2017を受賞しています。
2017年以降のキッズゲーム大賞がこちら。※タイトルのリンクはレビュー記事に飛びます。
キッズゲーム大賞を受賞した次の年の2018年には、続編となるアイスクール2(拡張ではなく単独で遊べる)も発売されています。
アイスクールの『内容物』
アイスクールの内容物がこちら。
《内容物》
プラスチック製ペンギン4個 / 厚紙製ボックス(部屋)5つ / 魚トークン16個 / 魚カード45枚 / プレイヤーカード4枚 / ペンギン学生証カード4枚
アイスクール初版の魚トークンは木製でしたが、現在はプラスチック製に変わっています。
アイスクールの『ゲーム準備』
まずは、アイスクールのゲーム準備からです。
5つのボックスを正方形になるように並べて、ボックスとボックスを白の魚トークン4個で固定します。
5つのボックスを正方形に並べる
魚トークンで固定
各プレイヤーは、自分の色を決めて、自分の色のプレイヤーカード・学生証カード・魚トークン3個を受け取ります。
最後に、魚カードの山札をシャッフルしたら、準備完了です。
アイスクールの『ルール』
ここからは、アイスクールのルール・遊び方を紹介します。
①魚トークンをドアの上につける
最初の風紀委員を1人決めて、ほかのプレイヤーは生徒役になります。
ラウンドを始める前に、生徒役は自分の魚トークンを3か所のドアの上につけます。
風紀委員は、自分のペンギンをキッチンの赤枠の中に置きます。
②ペンギンコマを指ではじく
風位委員の左隣の生徒から、自分のペンギンを教室に置いて、そのペンギンを指ではじきます。
順番にすべての生徒が指でペンギンをはじいたら、最後に風紀委員が同様に自分のペンギンをはじきます。
③生徒は自分の魚を取りにいく
生徒役は自分の魚トークンがあるドアを通過したら、その魚トークンを獲得できます。
その魚トークンを手元に置いたら、山札から魚カードを1枚引きます。
魚カードには1~3の勝利点が書かれています。この魚カードは、ほかのプレイヤーに見えないように裏向きで置いておきます。
ちなみに、ペンギンのはじき方によって、カーブさせて2つのドアを通過したり、壁をジャンプしたりすることもできます。
下のホビージャパンのプロモーション動画を見ると、どんなことができるのかわかりやすいです。
④風紀委員は生徒を捕まえる
風紀委員は、自分のペンギンと他のペンギンがぶつかったら、生徒役の学生証カードを取り上げます。
ちなみに、学生証を取り上げられてもゲームから脱落することはありません。
⑤魚カード公開で連続プレイできる
勝利点1の魚カード2枚を表向きにすることで、すぐにもう1回ペンギンをはじくことができます。(風紀委員・生徒ともに可能)
表向きにしたカードは失われることなく、ゲーム終了時に点数になるので、1点カードがたくさんあるなら積極的に使っていきましょう。
⑥ラウンドの終了
以下の条件のどちらかを満たしたら、ラウンド終了です。
- 生徒が自分の色の魚トークンを3個集めた
- 風紀委員が全ての生徒から学生証を取り上げた
ラウンドが終わったら、自分が持っている学生証1枚につき、山札から魚カード1枚を引きます。
次のラウンドに向けて、自分の学生証と魚トークンを確保します。
風紀委員を左隣のプレイヤーに移して、次のラウンドを開始します。
⑦ゲーム終了
各プレイヤーが1回ずつ風紀委員をやったら、ゲーム終了です。
自分が手に入れた魚カードの勝利点を合計して、最も勝利点が高い人の勝ちです!
アイスクール1と2の違い
2018年には、ホビージャパンからアイスクール2 日本語版が発売しました。拡張セットではないので、1を持っていなくても単独で遊べます。
アイスクール1と2の違いは、主に以下の3点です。
- 勝利点1のカードに”課題”がある
- 勝利点2のカードで、魚トークンを別のドアに移動できる
- コマやトークンの色が違う
アイスクール2の大きな違いは、勝利点1のカードに課題がある点です。
課題には「一気に2つのドアを通過」「壁で跳ね返ってドア通過」「壁の飛び越え」の3種類があります。
手番の前に、挑戦する課題を宣言して、見事達成できたら魚カード1枚が手に入ります。
また、2点のカードを2枚公開することで、自分の魚トークンを別のドアの上に動かすこともできます。
コマやトークンの色については、茶色・紫・オレンジ・黄緑色になっています。
さらに、アイスクール1と2を組み合わせることで、ボックスをすべて結合して巨大なフィールドを作って、8人プレイすることも可能です!
クリスマス会や誕生日会など子供たちが集まるときに、広大なボードを囲って遊ぶとめちゃくちゃ盛り上がりそうです!
アイスクールの『レビュー』
最後は、アイスクールのボードゲームレビューです。
子供たちがめちゃくちゃ盛り上がる!
我が家の双子たち(5歳)は定番遊びの鬼ごっこ要素と指ではじくアクション要素がツボみたいで、最近毎日のように「ペンギンのゲームやろ~」と言ってくるくらいのお気に入りです。
すごろくゲームやカードゲームにはない、大きなフィールドでコマを飛ばすという独特なプレイ感が新鮮なようで、しばらく飽きることはなさそうです。
アイスクールの良い点は子供たちが盛り上がりやすいところ!風紀委員が近づてい来るたびに「うわーキター」「逃げろー」と大騒ぎですし、一気に2つのドアを通るスーパーショットを決めた時も「すごい!」「ずるい!」と大盛り上がりです!
アクション系ボードゲームではよくKLASK(クラスク)でも遊んでいますが、子供たちのハイテンションっぷりは圧倒的にアイスクールの方が上です!
大人も一緒に楽しめるテクニック要素
アイスクールで面白いのは、はじき方やはじく強さでコマの動きが変わること。
コマの左側を打てば左に曲がり、右側を打てば右に曲がります。上部をはじくとコマをジャンプさせることもできます。
うまくカーブさせて、一気に2つのドアを通過できた時は爽快で、大人でもテンションが上がります!このテクニック部分は大人でもやりこみがいがあるので、子供と一緒に大人もちゃんと楽しめるようになっています。
ちなみに、初めて遊んだときは全力でデコピンするように強くはじいていましたが、何度もやっていると爪が痛くなりました…。そこから、弾き方を指で押し出すようにしたら、かなり狙いやすくなりました。爪が痛くなるからヤダ!という方は、押し出す感じの打ち方に変えてみてください。
微妙な点
アイスクールの微妙な点を挙げるとすると、ボードの周りを動き回らないといけない点。
自分のコマの位置と打つ方向によって、プレイヤーがボードの周りをぐるぐる動き回ることになります。自分が怠惰なだけかもですが、移動して打って、移動して打ってを繰り返すのはちょっと面倒でした…。ただ、その場に座ってじっくり遊ぶよりも体を動かす方が好きな子も多いと思うので、子供たちには向いていると思います。
また、子供たちのクリスマス会や誕生日会などで鉄板で盛り上がりそうだけど、MAX4人までだとちょっと使いづらいかなと思いました。子供のお友達が集まる機会があれば、アイスクール2を買い足して、超巨大ボードで8人プレイもしてみたいと思います。
まとめ:アイスクールの個人的評価
最後に、アイスクールの個人的評価と良かった点/微妙だった点をまとめました。
- 鬼ごっこ要素×アクション要素が子供ウケが良い
- 独特なプレイ感が新鮮
- 風紀委員に追いかけられて盛り上がる
- 大人も楽しめるテクニック要素
- ボードの周りを動き回らなければならない
- プレイ人数が4人まで
以上が、アイスクールのルール&レビューでした。
子供がハマる要素がしっかり押さえられている上に、大人も遊びごたえのあるテクニック要素があるので、特にファミリーにおすすめのボードゲームです。対象年齢が6歳からとなっていますが、5歳でも普通に遊べました。
また、アイスクールの他にも子供が楽しめるボードゲームはたくさんあります。詳しくは『子供におすすめのボードゲームを徹底紹介』の記事にまとめているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
▼アイスクール 日本語版
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