
【徹底レビュー】『スピーディロール』ボールを転がす新感覚すごろく

スピーディロール(Speedy Roll)は、2020年ドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞した子供向けボードゲームです。
斬新なポイントは、ダイスを転がす代わりに「ボールを転がしてキノコやリンゴをくっつける」というところ!
今回は、新感覚すごろくゲーム『スピーディロール』のルール&レビューを紹介します。
▼スピーディロール 日本語版
商品名 | スピーディロール |
---|---|
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 4歳~ |
ジャンル | すごろく系 |
発売時期 | 2019年 |
デザイナー | ウルティス・シュリンスカス |
出版社 | ライフスタイルボードゲームズ |
日本語版販売 | ホビージャパン |
価格 | 3,300円(税込) |
目次
スピーディロールはどんなボードゲーム?
ボールを転がしてコマを進めるすごろくゲーム
スピーディロールは、ボールを転がして、キノコや葉っぱ、木の実を集めてコマを進めるすごろく系ボードゲームです。


キノコやリンゴの裏はマジックテープになっていて、ボールが通るとピタッとくっつきます。
▼ ボールにくっつく様子 ▼


転がすときは「次のマスに必要な素材を狙う」「少なすぎずくっつきすぎないようにする」などアクション要素も重要です!
サイコロの代わりにボールを転がすというのが新鮮で、子供たちはくっつく度に大興奮でした!
2020年ドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞
スピーディロールは、2020年ドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞した作品です。
近年のキッズゲーム大賞がこちら。※タイトルのリンクはレビュー記事に飛びます。
スピーディロールの他にも、キッズゲーム大賞になった作品のレビュー記事を書いているので、他の作品も気になる方は関連記事をチェックしてみてください。
スピーディロールの『内容物』
スピーディロールの内容物がこちら。


【スピーディロールの内容物】
毛玉ボール / マジックテープトークン18枚 / ハリネズミコマ4個 / キツネコマ / ハリネズミの顔トークン / ゲームボード7枚 /
スピーディロールの『ゲーム準備』
まずは、スピーディロールのゲーム準備からです。
※競争モードと協力モードがありますが、ここでは「競争モード」を紹介します。
ボードをセットする
道が繋がるようにボードを繋げてコースを作ります。


組み合わせ方は自由で、コースのパターンは100通り以上あります。
スタート地点にハリネズミを置く
スタート地点にプレイヤー人数分のハリネズミを置きます。


森の恵みトークンを裏向きにして置く
スピーディロールには、キノコ・リンゴ・木の葉の森の恵みトークンがあります。


この森の恵みトークン18枚は、裏面のマジックテープ側を上にして並べます。


これで、スピーディーロールのゲーム準備完了です。
スピーディロールの『ルール』
ここからは、スピーディロールのルール・遊び方を紹介します。
ボールを転がす
プレイヤーは、毛玉ボールを転がして、森の恵みトークンをくっつけます。


毛玉ボールにくっついたトークンを剥がして、手元に置きます。




たくさんくっつけたらアウト!
5枚以上トークンがくっついたら、そこで「手番終了(一回休み)」となってしまいます。
たくさんくっつけたほうがマスをたくさん進めますが、くっつけすぎてもダメということです。
森の恵みの数だけコマを動かす
手に入れたキノコ・木の葉・リンゴの数だけ、その絵が描いてあるマスを移動することができます。(1枚につき1マス進める)


周りのマスと一致するトークンがない場合、トークンが余ってしまうこともあります。余ったトークンを次の手番に持ち越すことはできません。
今回くっついたトークンは、全員共通の場所にまとめておきます。ここに同じトークンが4個以上集まったら、全てのトークンを裏向きにして並べなおします。
ゲームの終了
手番の度に、ボールを転がしてコマを進めていき、先にゴールに到着した人の勝ちとなります。


スピーディロールの『協力モード』
スピーディロールには「協力モード」もあります。我が家の子供たちは負けたら拗ねてしまうことがよくあるので、協力モードがあるのはすごくありがたいです!
全員で1つのハリネズミを動かす
協力モードでは、みんなで1つのハリネズミを動かします。


後ろからキツネが追いかけてくる!
協力モードでは、1手番ごとに後ろからキツネが2マスずつ迫ってきます。


ハリネズミがキツネに捕まったら、プレイヤーの負けとなります。


キツネに捕まる前に、ゴールにたどり着きましょう。
スピーディロールの『ゲームレビュー』
最後は、スピーディロールのボードゲームレビューです。
ボールにくっつく度に大興奮!


スピーディロールのユニークな点は、ダイスの代わりに「ボールを転がす」というところ。サイコロだと完全に運ですが、ボールの場合、「次のマスに必要なリンゴを狙う」「たくさんくっつきすぎないように投げる」などアクション要素が重要になります。
我が家の3歳児たちはまだ上のように狙うことはできませんが、ボールにくっつく度に大喜びし、5個以上くっつく(1回休み)と残念そうにして、一喜一憂しながら遊んでいました。ダイスよりもボールを投げるほうが手番の楽しさは各段に上のようです!
また、親視点で良かったのは「協力モード」があること。負けてしまうと子供が不機嫌になって泣いてしまうこともあるので、みんなで「やったー!キツネに捕まらなかったね!」と平和に終われるのは本当にありがたいです!笑
遊んでいるとボードがズレる


1つ気になったのは、ボードが何度もズレること…。
コースは数枚のボードを繋げて作りますが、固定するものがないので、子供たちがコマを動かしたり、ボールを取りに行ったりする度にボードがズレてちょっとストレスでした…。
遊ぶ時はクリップなどで固定して遊ぶのが良さそうです。
最後に:我が家の休日用ゲームの仲間入り!
以上が、新感覚すごろくボードゲーム『スピーディロール』のルール&レビューでした。
娘たちは狙いを定めずにとりあえず転がすという感じで遊んでいますが、「次に何が必要かを考えて狙う」ようになればさらに面白くなると思います!
手番の度に「ボールを転がす⇒トークンを剥がす」という流れがあるので、一手番は少し長くなりがちです(ボールを遠くに飛ばして取りに行くことも…笑)。そのため、我が家では、平日夜に遊ぶゲームというよりも休日にちゃんと遊ぶゲームになりそうです!
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