今回は、『9人・10人でできるゲームのおすすめ15選』を紹介します。
どのゲームもすぐに遊べて、大勢で盛り上がれるゲームばかりです。中には、10人以上で遊べるゲームもあります。
「10人前後で集まるけど、何で遊べばいいのか迷っている…」という方はぜひボードゲームで遊んでみてください!
▼大人数向けゲームをジャンル別に紹介
9人・10人できるゲーム
まずは、『9人~10人でできるゲーム』を紹介します。もちろん、7人・8人で遊んでも遊べます。
①ito(イト)
ジャンル | 表現 |
プレイ時間 | 30分 |
プレイ人数 | 2~10人 |
ito(イト)は、自分の数字カード(1~100)の大きさを「テーマに沿った言葉」で表現して、数字が小さい順に出していく協力系ボードゲームです。
例えば、テーマが「こわいもの」で自分のカードが「71」だった場合、71は100に近いのでかなり怖いもの(バンジージャンプなど)を表現します。(1は全然怖くないもの、100がめちゃくちゃ怖いもの)
数字の大きさを、テーマに沿った言葉で表す
各プレイヤーの表現を聞いて、自分の数字の方が小さいと思った人から場に出していき、全てのカードを小さい順に出すことができたらゲームクリアです。「40」などの微妙な数字がきた時にはどう表現するかが悩ましくて、自分が遊んだ時には「コーラにちょっとだけドリアンを絞ったジュース」「ネットがないサッカーゴール」「来航前のペリー」など、よく分からない個性的な表現が飛び出してとても盛り上がりました!
また、自分からすると100に近い表現でも他の人からすると50程度の表現だったりして、価値観のズレにも笑えます。「10人前後で遊ぶ時」や「場を盛り上げたい時」におすすめのパーティーゲームです。
▼ito(イト)の詳しいルールはこちら。
②クイズいいセン行きまSHOW!
ジャンル | パーティー |
プレイ時間 | 10~30分 |
プレイ人数 | 3~10人 |
クイズいいセン行きまSHOW!は、クイズでありながら明確な答えがありません。
贅沢な外食は、何円以上から?
というような「答えのないクイズ」が出題されて、みんなの解答のうち「ちょうど真ん中の数字」が正解となるゲームです。
このゲームの良いところは、クイズ番組のように知識人が勝つのではなく「知識がない人でも勝てる」というところ!むしろ知識があるとそれに引っ張られて負けてしまうこともあります…。
たまに、予想外の「ぶっとんだ数字」を書く人がいたりして、解答を見せ合う度に笑えます!大人数向きのパーティー系ボードゲームです。
▼クイズいい線行きまSHOW!の詳しいルールはこちら。
③コヨーテ
ジャンル | ブラフ |
プレイ時間 | 15~30分 |
プレイ人数 | 2~10人 |
コヨーテは「みんなが持っている数字の合計値を予想する」というゲームですが、面白いのが「他の人の数字は見えるのに、自分の数字だけ見えない」ということ。
カードをおでこに当てるので、自分の数字が見えない
上のように自分の数字が見えない状況で、他のプレイヤーが宣言する数字や周りの表情などをよく観察することで自分の数字を推理します。
また、ハッタリをかまして周囲を騙すこともできて、うまく決まった時の気持ち良さは格別です!みんなで騙し合いが手軽にできるので、軽ゲーの中でも特に気に入っています。
▼コヨーテの詳しいルールはこちら。
④ニムト
ジャンル | 駆け引き・心理戦 |
プレイ時間 | 30分 |
プレイ人数 | 2~10人 |
ニムトは、牛の絵が描かれたカードを4つの列に置いていくというシンプルなカードゲームです。
遊び方は手札を一斉に1枚出して各列に配置していくだけですが、各列の6枚目になってしまった人にはペナルティが発生するので、カードを出す時には熱い読み合いがあります。「このカードなら大丈夫でしょ」と思っても、他の人が出すカードによって予想外の展開になりやすく、その度にとても盛り上がります!
「ルールが簡単」「読み合いが熱い」「10人まで遊べる」ので、ひとつ持っておくと、旅行や親戚・友達の集まりなどで大活躍してくれます!
▼ニムトの詳しいルールはこちら。
⑤レジスタンス:アヴァロン
ジャンル | 正体隠匿 |
プレイ時間 | 30分 |
プレイ人数 | 5~10人 |
レジスタンスアヴァロンは「正義チームと邪悪チームに分かれて戦う」正体隠匿系ボードゲームです。脱落なし・ゲームマスター不要なので、遊びやすい人狼系ゲームとしても人気です。
レジスタンスアヴァロンでは、アーサー王の家来となったプレイヤーがクエストを成功に導くことを目指します。ただし、メンバーの中には、クエストを妨害しようとする「邪悪な存在」が紛れ込んでいるので要注意!
正義チームは、クエストの達成具合や会話、投票などから、誰が邪悪側なのかを推理していきます。一方で、邪悪チームは、正義側のフリをして怪しまれないようにプレイします。
個人的に気に入っているのは『一発逆転できる要素(暗殺者)』があるところです。このおかげで最後まで諦めずに楽しめて、ラストの劇的な展開で大盛り上がりできます!また、人狼系ゲームでありながら「脱落がない」ので、大人数で遊びやすいゲームです。
▼レジスタンスアヴァロンの詳しいルールはこちら。
⑥テストプレイなんてしてないよ
ジャンル | パーティー |
プレイ時間 | 5分 |
プレイ人数 | 2~10人 |
レビューサイトでは「愛すべきクソゲー」や「バカゲー(絶賛)」などと書かれており、とにかく予想外の展開で勝敗が決まる恐ろしいカードゲームです…。
「テストプレイなんてしてないよ」というタイトルの通り無茶苦茶なゲームバランスで、「じゃんけん」「2択問題」「NGワード」などで失敗すると即脱落となってしまいます。
こんな無茶苦茶なカードも…笑
僕は友達8人で遊びましたが、とにかく理不尽のオンパレードで「えー何それ!!」「いきなり負けた!?」とカードをプレイする度に大爆笑ですごく盛り上がりました!ルールが簡単で説明いらずなところも多人数向きだと思います。
▼テストプレイなんてしてないよの詳しいルールはこちら。
⑦メンタル・ブロックス
ジャンル | 協力ゲーム |
プレイ時間 | 10~20分 |
プレイ人数 | 2~9人 |
メンタルブロックスは、みんなで協力して立体的なパズルを完成させるボードゲームです。各プレイヤーはそれぞれ、パズルのヒントとなる「1方向から見た完成図」を持っています。
それぞれが正解の一部分だけを知っていて、その情報を教え合いながら一つの正解を作り上げます。
「こっちは良い感じ」「えっ、これだと私がダメだけど…」「これをこうしてこっちから見たらどう?」「あっいいね」「いや、それだとこっちがダメだわ」というように、ああでもないこうでもないと喋っている時間が楽しいです。また、全員がテーブルの周りをぐるぐる回って色んな方向から見るという独特なプレイ感も気に入っています。
最大9人でできるゲームなので、みんなで協力しながらワイワイ遊びたい時にぴったりです。
▼メンタルブロックスの詳しいルールはこちら。
⑧ファブフィブ
ジャンル | ブラフ系 |
プレイ時間 | 20分 |
プレイ人数 | 3~10人 |
ファブフィブは、相手を騙したり、嘘を見破ったりする、嘘つきのためのカードゲームです。
手番では「3枚の数字カード」を隣の人に渡す時に、そのカードで作れる「3桁の数字」を宣言します。ただし、宣言された数字は本当かウソか分かりません!
隣の人が極端な数字を宣言して「それは嘘でしょ…」と思ったら本当だったり、逆に本当だと信じてカードを受け取ったら全然違う数字で騙されたりします。笑
ゲーム終了後の答え合わせで「みんな嘘ついてたの!?」と口々に感想を言い合えるので、プレイ中も終わった後もすごく盛り上がります!10人まで遊べます。
▼ファブフィブの詳しいルールはこちら。
⑨ウノフリップ
ジャンル | 戦略 |
プレイ時間 | – |
プレイ人数 | 2~10人 |
ウノフリップは「カードを反転させて両面使う」という斬新なシステムが面白い、新しいUNOです。
最初は表面の「ライトサイド」でプレイしますが、あるタイミングから裏面の「ダークサイド」に切り替わって、カードの効果がより強力になりハードなゲームに変貌します!
通常版のウノよりも刺激的で面白く、見た目もカラフルでおすすめです!
「皆が知っているルール」「小箱」「10人まで遊べる」ので、大人数で旅行にいくときに活躍してくれます。
▼ウノフリップの詳しいルールはこちら。
10人以上でできるゲーム
次に、『10人以上』で遊べるゲームを紹介します。
もちろん8人・9人でも遊べるので、10人前後で集まる時には大活躍間違いなしのボードゲームです!
⑩ウェーブレングス
ジャンル | 大喜利 |
---|---|
人数 | 1~12人 |
時間 | 20~60分 |
ウェーブレングスは、出題者のヒントを頼りに隠された目盛りの位置を当てるというボードゲームです。
出題者は「熱い⇔冷たい」などの相反する2つの言葉がテーマとして与えられて、目盛りの位置を“テーマに沿った言葉”で表現します。
上の写真は「左側ほど熱い・右側ほど冷たい」というテーマの場合で、目盛りの範囲が左側寄りなので、わりと熱いものとして「サウナ」というヒントを出したところです。目盛りの位置が分からない回答者たちは「サウナだったらかなり左だよね」「けど太陽の熱さに比べたらそこまでじゃない?」などと話し合って目盛りの位置を予想して当てることを目指します。
ヒントの強弱について話し合う時間が楽しくて、個性的なヒントや価値観のズレに大笑いできます。個人的には、コミュニケーションゲームの中でトップクラスに好きなゲームです!
▼ウェーブレングスのルール&レビュー

⑪ミリオンヒットメーカー
ジャンル | 大喜利 |
---|---|
人数 | 1~12人 |
時間 | 20~60分 |
ミリオンヒットメーカーは「ワードカードを組み合わせてヒット商品を作る」という大喜利ゲームです。手札のワードカードを組み合わせて、「本・映像・おもちゃ」などのヒット商品名を作り、その内容をプレゼンします。
全員が発表し終わったら、投票で「最もヒットした」と思う商品に投票します。最多票を獲得した商品は「ミリオンヒット商品候補」として残り、最終的に複数の候補からNo.1ヒット商品を決めるというゲームです。
自分が遊んだ時は下ネタ商品がバンバン生まれて、ゲスい商品の数々にめちゃくちゃ盛り上がりました!柔軟な発想力とプレゼン力が試されるので、社会人にこそ遊んでもらいたいパーティーゲームです。10人以上でも遊べますが、大人数の時はチーム戦にするのがおすすめです。
▼ミリオンヒットメーカーの詳しいルールはこちら。
⑫みんなでぽんこつペイント
ジャンル | お絵かき |
プレイ時間 | 10分 |
プレイ人数 | 2~12人 |
みんなでぽんこつペイントは、お題を「直線」と「正円」だけで描いて伝えるお絵描き系パーティーゲームです。回答役以外のプレイヤーは共通のお題を与えられて、一斉に線と丸だけで絵を描きあげます。
線と丸だけしか描けないという制限も厳しいですが、さらに悩まされるのは「少ない画数の人から順に回答役に見せることができる」という斬新なルールです。回答役が当てた時点でゲーム終了となるので、「少ない画数で先に当ててもらうか、多い画数で発表順が後になってでも確実に分かる絵に仕上げるのか」が悩みどころです。
少ない画数の絵を発表して「これじゃ絶対伝わらないでしょ!」と総ツッコミを受けたりして盛り上がります!また、お絵かきゲームの中でも特に画力を必要としないので、万人ウケする安定感のあるボードゲームです。(チーム戦にすると12人まで遊べます)
▼みんなでぽんこつペイントの詳しいルールはこちら。
⑬ディセプション
ジャンル | 正体隠匿系 |
プレイ時間 | 15~30分 |
プレイ人数 | 4~12人 |
ディセプションは、法医学者のヒントから殺人犯の「殺害手段」と「証拠」を当てるという推理&正体隠匿系ボードゲームです。
「犯行現場が”キッチン”ってことはスポンジじゃない?」「ヒントに”突然の音”もあるから、ネズミの可能性もあるよね」というように、場に示されたヒントを頼りにみんなで推理していく過程が本当に楽しいです。「殺害手段」と「証拠」を両方当てるのはめちゃくちゃ難しいですが、「証拠は当てられたんだから、次こそは」とつい意地になって何度もプレイしてしまう中毒性があります!
また、ディセプションでは犯人捜しをしなくてもいいので、「正体隠匿要素」よりも「推理要素」の方が強いです。そのため、人狼みたいな攻撃的な会話にならないので、人狼嫌いの人にもおすすめできる正体隠匿ゲームです!最大12人まで遊べるゲームは貴重なので、大勢で遊ぶことが多い人は持っていて損はないボードゲームだと思います。
▼ディセプションの詳しいルールはこちら。
⑭ゴリラ人狼
ジャンル | 正体隠匿系 |
プレイ時間 | 5~45分 |
プレイ人数 | 4~21人 |
ゴリラ人狼は、「ゴリラ陣営」と「密猟者陣営」に分かれて戦う、異色の人狼系ゲームです。
このゲームの一番の特徴は、最初は「ウホッ」しか喋れないこと。
ただし、ゴリラたちは毎日「ヤバイ」「オマエ」「ねむい」などの3文字の言葉を覚えていきます。少しずつ喋れるようになるので、その言葉をうまく利用して、ゴリラに紛れた密猟者を見つけ出します。
とは言っても、まあ真面目な議論にはなりません。ゴリラのモノマネをし合ったり、ドラミング合戦(ゴリラのように胸を叩く)になったり、「はなげ、でてる」「パンツ、ウマい」などのひどいワードばかり飛び交ったり…もう終始笑いっぱなしで笑い疲れました!
プレイ人数は、10人以上どころか、最大で「21人」までとなっています。ただ、あまりに大人数だと脱落した人が暇になってしまうので、個人的には8人~10人くらいが適正だと思います。
▼ゴリラ人狼の詳しいルールはこちら。
⑮ワインと毒とゴブレット
ジャンル | 読み合い・心理戦 |
プレイ時間 | 30分 |
プレイ人数 | 2~12人 |
ワインと毒とゴブレットは、ワイングラスにこっそりと毒を盛って、ターゲットを暗殺するというボードゲーム。コンポーネントの「グラス」が場の雰囲気を作ってくれて、見た目にも盛り上がります!
プレイ人数は「2-12人」と10人以上で遊べますが、7人-12人の時は「チーム戦」に変わって「裏切り要素」が加わります。数人の時と大人数の時で楽しみ方が変わるので、1つで2度おいしいボードゲームです。
▼ワインと毒とゴブレットの詳しいルールはこちら。
【まとめ】9~10人で遊べるボードゲーム一覧表
今回紹介した9人~10人でできるゲームを一覧表にしてまとめました。
▼『9人・10人』でできるボードゲーム
画像 | タイトル | プレイ人数 |
![]() | ito(イト) | 2~10人 |
![]() | クイズいいセン行きまSHOW! | 3~10人 |
![]() | コヨーテ | 2~10人 |
![]() | ニムト | 2~10人 |
![]() | レジスタンスアヴァロン | 5~10人 |
![]() | テストプレイなんてしてないよ | 2~10人 |
![]() | メンタルブロックス | 2~9人 |
![]() | ファブフィブ | 3~10人 |
![]() | ウノフリップ | 2~10人 |
▼『10人以上』で遊べるボードゲーム
画像 | タイトル | プレイ人数 |
![]() | ミリオンヒットメーカー | 1~12人 |
![]() | みんなでぽんこつペイント | 2~12人 |
![]() | ディセプション | 4~12人 |
![]() | ゴリラ人狼 | 4~21人 |
![]() | ワインと毒とゴブレット | 2~12人 |
【最後に】大人数ならボードゲームで遊ぼう!
以上が、『9人・10人でできるゲームのおすすめ15選』の紹介でした。
いかがでしたでしょうか。9~10人でできるボードゲームは意外とたくさんあります!今回の記事が、大人数で遊べるゲームを探している方の参考になれば嬉しいです。
大人数でできるゲームを「ジャンル別」に徹底紹介
『大人数で遊べるボードゲーム』をジャンル別に紹介しています。
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