【2022年】ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作品&ノミネート作品まとめ
この記事では、2022年ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres,SDJ)の情報についてまとめています。
2022年7月16日に大賞部門とエキスパート部門が発表されました。また、キッズ部門については2022年6月20日に発表済みです。
各部門の受賞作品がこちら。
- 【大賞部門】カスカディア
- 【エキスパート】リビングフォレスト
- 【キッズ】魔法の山
ドイツ年間ゲーム大賞2022のスケジュール
2022年ドイツ年間ゲーム大賞発表までのスケジュールは以下の通りです。
- 5月23日(月)10:30(日本時間17:30)にノミネート作品・推薦リスト・ロングリストを発表
- 6月20日(月)10:30(日本時間17:30)にキッズゲーム大賞を発表
- 7月16日(土)18:00(日本時間1:00)にドイツ年間ゲーム大賞&エキスパート大賞を発表
ドイツ年間ゲーム大賞2022の受賞作品
【大賞部門】カスカディア
ゲーム名 | カスカディア(Cascadia) |
デザイナー | Randy Flynn |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
日本語版の有無 | ケンビルから発売済み |
関連ページ | BoardGameGeek |
カスカディアは、「生息地」と「動物」の両方をうまく配置していく2層構造のパズル系ボードゲームです。
手番では、場にある「生息地タイル&動物ディスク」のペア4つから1つを選んで、手元に配置していきます。
生息地タイルはできるだけ地形が長く続くように配置して、動物ディスクは各動物の得点方法に則って高得点になるように配置します。
生息地と動物の2つのパズルを並行して行うので、生息地と動物のどちらを優先するかというジレンマが常にあります。一方で、タイルは四方八方に自由に伸ばせるので、窮屈感がなくて穏やかなプレイ感です。ルールがシンプルで遊びやすく、ゲーム後の満足度がとても高いので、ボードゲーム初心者やファミリーにもおすすめです。
日本語版はケンビルから発売
【エキスパート部門】リビングフォレスト
ゲーム名 | リビング・フォレスト(Living Forest) |
デザイナー | Aske Christiansen |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 40分 |
日本語版の有無 | ケンビルから発売予定 |
関連ページ | BoardGameGeek |
リビングフォレストは、森の精霊になって、悪しき鬼火に対抗するために、鬼火を消火したり、木を植えたり、守護獣を目覚めさせたりするデッキ構築系ボードゲームです。
面白いのは、デッキからカードを引くたびに「さらに引くか・やめるか」を選択できるところ。カードをたくさん引けばアクションの強度が高まっていきますが、3枚目の黒丸カードが出たらバーストして、その後のアクション回数が減ってしまいます。
ドロー時は常に「バーストしないようにここでやめるか、より強力なアクションができるように強気に引くか」というジレンマに悩まされます。ドキドキしながらも大量のカードをめくることができた時はかなり気持ちいいです!
また、勝利条件は「火を消す・木を植える・花を集める」の3つがあるので、どれを狙うかでデッキ構築・タイル配置・トークン集めの動きが変わるのも面白いポイント。特にデッキ構築とバースト系が好きな人におすすめの中量級ボードゲームです。
日本語版はケンビルから発売
【キッズ部門】魔法の山(Magic Mountain)
ゲーム名 | Zauberberg |
デザイナー | Jens-Peter Schliemann Bernhard Weber |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
魔法の山は、魔女たちよりも先に魔法使いの生徒たちを山から降ろすことを目指す協力系ボードゲームです。
傾斜のついたゲームボードに、魔女コマ4つと生徒コマ6つを置きます。手番では、1色のビー玉を上から転がして、いずれかのコマにぶつかって止まったら、そのコマをビー玉と同じ色のマスに移動させます。
コマを動かすとまたビー玉が転がっていくので、うまくやれば1個のビー玉で複数のコマを動かすこともできます。3人の魔女が山の下に辿り着く前に、4人の生徒を山の下に移動させることができれば、プレイヤーの勝利です。
協力ゲームなので、どこを狙ってどこから転がすかを話し合ったり、転がした結果にみんなで一喜一憂できるのが良いところ。ビー玉が思った通りに進まなくて「なんでそっち行くのー」と子供たちは大盛り上がりでした!
各部門のノミネート作品&ロングリスト
2022年5月23日に発表された、ドイツ年間ゲーム大賞(大賞部門・エキスパート部門・キッズ部門)のノミネート作品とロングリストを紹介します。
※ロングリストとは、ノミネート作品が選ばれる前段階のリストのことです。
大賞部門
大賞部門のノミネート作品は『カスカディア』『Scout』『Top Ten』です。※大賞はカスカディア
Nominiert für das Spiel des Jahres 2022: Cascadia (@KOSMOS_Verlag, @alderac, @FlatoutGames), Scout (@oinkgms), Top Ten (@CocktailGames) #SdJ22 pic.twitter.com/kC2hHVerFs
— Spiel des Jahres (@SpieldesJahres) May 23, 2022
Scout
ゲーム名 | スカウト(Scout) |
デザイナー | 梶野 桂(Kei Kajino) |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 15分 |
日本語版の有無 | ※国産ボードゲーム |
関連ページ | BoardGameGeek |
ワンモアゲーム!版
オインクゲームズ版
トップテン(Top Ten)
ゲーム名 | トップテン(Top Ten) |
デザイナー | Aurélien Picolet |
プレイ人数 | 4~9人 |
プレイ時間 | 30分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
日本語版はJELLY JELLY GAMESから発売
ロングリスト一覧
惜しくもノミネート作品に選ばれなかった作品がこちら。
画像 | ※リンクはBGG | ゲーム名
世界の七不思議:建築家たち(7 Wonders: Architects) | |
echoes: The Dancer | |
Magic Rabbit | |
My Gold Mine | |
言葉のクローバー(So Clover!) | |
トレック12(Trek 12: Himalaya) |
▽世界の七不思議 建築家たち 日本語版
▽トレック12 日本語版
▽ことばのクローバー 日本語版
エキスパート部門
エキスパート部門のノミネート作品は、『クリプティッド』『デューン 砂の惑星:インペリウム』『リビングフォレスト』です。※エキスパート大賞はリビングフォレスト
Nominiert für das Kennerspiel des Jahres 2022: Cryptid (Skellig, @OspreyGames), Dune – Imperium (@direwolf), Living Forest (@pegasusspiele) #KeSdJ pic.twitter.com/NgURG3ISwu
— Spiel des Jahres (@SpieldesJahres) May 23, 2022
クリプティッド(Cryptid)
ゲーム名 | クリプティッド(Cryptid) |
デザイナー | Hal Duncan Ruth Veevers |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30~50分 |
日本語版の有無 | JELLY JELLY GAMESから発売済み |
関連ページ | BoardGameGeek |
日本語版はJELLY JELLY GAMESから発売
デューン 砂の惑星:インペリウム(Dune: Imperium)
ゲーム名 | デューン 砂の惑星:インペリウム(Dune: Imperium) |
デザイナー | Paul Dennen |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 60~120分 |
日本語版の有無 | アークライトから発売済み |
関連ページ | BoardGameGeek |
日本語版はアークライトから発売
ロングリスト一覧
惜しくもノミネート作品に選ばれなかった作品がこちら。
画像 | ※リンクはBGG | ゲーム名
アークノヴァ(Ark Nova) | |
Khôra:Rise of an Empire | |
ウィッチストーン(Witchstone) |
▽Khôra:Rise of an Empire 日本語版
▽ウィッチストーン 日本語版
※アークノヴァ日本語版は各通販サイトに在庫なし
キッズゲーム部門
キッズ部門のノミネート作品は、『魔法の山(Magic Mountain)』『クレバーキッズ(Auch schon clever)』『クアックスと仲間たち(Mit Quacks & Co. nach Quedlinburg)』でした。※キッズ大賞は魔法の山
Nominiert für das Kinderspiel des Jahres 2022: Auch schon clever (Schmidt), Mit Quacks & Co. nach Quedlinburg (Schmidt), Zauberberg (@AMIGOSpiele) #KiSdJ22 pic.twitter.com/4aWWgAHJAd
— Spiel des Jahres (@SpieldesJahres) May 23, 2022
クレバーキッズ(Auch schon clever)
ゲーム名 | Auch schon clever |
デザイナー | Wolfgang Warsch |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
※ガンシュンクレバーのキッズ版。
クアックスと仲間たち(Mit Quacks & Co. nach Quedlinburg)
ゲーム名 | Quacks&Co. |
デザイナー | Wolfgang Warsch |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 25分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
※クアックサルバ―のキッズ版です。
ロングリスト一覧
惜しくもノミネート作品に選ばれなかった作品がこちら。
画像 | ※リンクはBGG | ゲーム名
Die Villa der Vampire | |
Fröschis | |
Golden Ei | |
Honey |
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