【2023年】ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作品&ノミネート作品まとめ
この記事では、2023年ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres,SDJ)の情報についてまとめています。
各部門の受賞作品がこちら。
- 【大賞部門】ドーフロマンティックボードゲーム
- 【エキスパート】チャレンジャーズ!
- 【キッズ】ミステリウムキッズ
ドイツ年間ゲーム大賞2023のスケジュール
2023年ドイツ年間ゲーム大賞発表までのスケジュールは以下の通りです。
- 5月22日(月)にロングリスト・ノミネート作品を発表
- 7月16日(日)にドイツ年間ゲーム大賞&エキスパート大賞&キッズ大賞を発表
ロングリストからノミネート作品(ショートリスト)が選ばれて、選ばれなかったゲームは推薦リストに入る。
ドイツ年間ゲーム大賞2023の受賞作品
【大賞部門】ドーフロマンティックボードゲーム
ゲーム名 | ドーフロマンティックボードゲーム(Dorfromantik: The Board Game) |
デザイナー | Michael Palm Lukas Zach |
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 30~60分 |
日本語版の有無 | テンデイズゲームズから発売予定 |
関連ページ | BoardGameGeek |
ドーフロマンティックボードゲームは、六角形のタイルを配置して村を成長させていく、協力系タイル配置ボードゲーム。ベルリンのゲームデザインの学生4人によって開発されたデジタルゲーム「Dorfromantik」のボードゲーム版です。
森や畑や村のタイルを繋げていき「森を4つ繋げる」「村を5つ繋げる」といった課題をクリアすることで、得点を獲得していきます。
ゲーム終了時の得点に応じて、新しい要素がアンロックされていくキャンペーンゲームになっています。
日本語版はテンデイズゲームズから発売予定
今年のドイツ年間ゲーム大賞がさきほど発表され、テンデイズゲームズで日本語版が発売予定の「ドーフロマンティックボードゲーム」が年間ゲーム大賞を受賞いたしました。発売までもう少しかかる見込みですが、楽しみにお待ちいただければと思います。 pic.twitter.com/tXw3fV6wDs
— タナカ マコト (@tanakama) July 16, 2023
【エキスパート部門】チャレンジャーズ!
ゲーム名 | チャレンジャーズ!(Challengers!) |
デザイナー | Johannes Krenner Markus Slawitscheck |
プレイ人数 | 1~8人 |
プレイ時間 | 45分 |
日本語版の有無 | ホビージャパンから発売予定 |
関連ページ | BoardGameGeek ホビージャパン公式ページ |
チャレンジャーズ!は、たったの1時間弱でまるでTCG大会に参加しているような雰囲気を味わえるカードゲームです。1対1のカードバトルが複数の場所で同時に行われて、全7試合が終わったら上位2名での決勝戦が開催されます。
チャレンジャーズ!の独特な点は、試合がほぼオートで進むところ。対戦前にデッキを強化したら、デュエル開始。試合は山札からカードをめくっていくだけなので、難しい決断をする必要がなくサクサク進みます。
自分が調整したデッキがうまく回って、コンボが良い感じに繋がった時はかなり気持ちいいです。最後の上位2名による決勝戦では、みんなで観戦しながら「このコンボ、めっちゃいいな」「次はあのカード欲しい」とワイワイしながら盛り上がれます。
デッキ構築ボードゲームを極限までシンプルにしたようなゲームなので、TCGが苦手な人やカードゲームに慣れていない人でも遊びやすいのがGOODです。
詳しくは『チャレンジャーズ!のルール&レビュー』の記事で紹介しています。
【キッズ部門】ミステリウムキッズ
ゲーム名 | ミステリウムキッズ(Mysterium Kids) |
デザイナー | Karim Aouidad Johann Roussel |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
ミステリウムキッズは、音からカードを当てる協力系ボードゲーム。
1人がゴースト役になって、他のプレイヤーを正解カードに導くためにタンバリンで音を出してヒントを与えます(強く叩く・素早く何度もタップする・爪でひっかくなど)。
他のプレイヤーは、みんなで相談しながら場の5枚のカードから正解カードを当てます。
大賞部門のノミネート作品&ロングリスト
2023年5月22日に発表された、ドイツ年間ゲーム大賞 大賞部門のノミネート作品とロングリストを紹介します。
※ロングリストとは、ノミネート作品が選ばれる前段階のリストのことです。
ファンファクト(Fun Facts)
ゲーム名 | ファンファクト(Fun Facts) |
デザイナー | Kasper Lapp |
プレイ人数 | 4~8人 |
プレイ時間 | 30分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
質問に数字の大きさで回答して、それらを協力して並べるゲーム。
「睡眠不足のとき、どれくらい不機嫌になる?」「暗闇をどれだけ怖がる?」「スパイになることにどれくらい興味がある?」といった質問に対して、自分のボードに数字の大きさで答えを書く。ボードを裏向きにして、みんなで話し合いながら数字順になるように並べる(もちろん数字を言ってはダメ)。
ネクストステーションロンドン(Next Station London)
ゲーム名 | ネクストステーション ロンドン(Next Station London) |
デザイナー | Matthew Dunstan |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 25~30分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
ロンドンの地下鉄網を設計する、紙ペンゲーム。
乗り継ぎを効率良くし、たくさんの観光スポットを巡り、都市の条件を満たすように配慮しながら、地下鉄を繋げていく。
ロングリスト一覧
2023年エキスパート部門のロングリストに入っていた作品がこちら。(ノミネート作品を除く)
画像 | ※リンクはBGG | ゲーム名
アクロポリス(Akropolis) | |
ヒットスター(Hitster) | |
クズーカ(KuZOOkA) | |
マンティス(Mantis) | |
QE | |
シーソルト&ペッパー(Sea Salt & Paper) | |
それは帽子ではありません(That’s Not a Hat) |
▽アクロポリス 日本語版
エキスパート部門のノミネート作品&推薦リスト
2023年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門のノミネート作品とロングリストを紹介します。
IKI(江戸職人物語)
ゲーム名 | IKI |
デザイナー | 山田 空太 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 60~90分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
IKI(江戸職人物語)は、最も粋な江戸っ子を目指すボードゲーム。
プレイヤーは江戸時代の親方になって、職人を雇ったり、旬の魚を食べたり、煙管を買ったりして、粋な人を目指します。
日本のボードゲームデザイナーの山田空太さんの作品で、2014年にゲームマーケットで発表した「江戸職人物語」がもとになっています。
『IKI(江戸職人物語)』がなんと、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞(KdJ)にノミネートされました!!
— やまだくうた | ボードゲームデザイナー (@postmanrace) May 23, 2023
関わってくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。 https://t.co/gOvGrBSWAe
プラネットアンノウン(Planet Unknown)
ゲーム名 | プラネットアンノウン(Planet Unknown) |
デザイナー | Ryan Lambert Adam Rehberg |
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 60~80分 |
日本語版の有無 | Engamesから発売予定 |
関連ページ | BoardGameGeek |
プラネットアンノウンは、中華テーブルに乗ったタイルを選んで、未知の惑星を開発していくタイル配置ボードゲーム。
手番プレイヤーが中華テーブル(回転するテーブル)を回してタイルをとり、他のプレイヤーは自分の前にきたタイル(2つのうちどちらか)を取るというのが特徴。
弊社にて日本語版を製作中の『プラネットアンノウン』がKDJにノミネートされました。
— Engames (@EngamesToyama) May 22, 2023
すでに原稿は仕上がっており、印刷出来次第の流通となります。今しばらくお待ちください。 pic.twitter.com/cJ2QNiGQBg
ロングリスト一覧
2023年エキスパート部門のロングリストに入っていた作品がこちら。(ノミネート作品を除く)
画像 | ※リンクはBGG | ゲーム名
影の評議会(Council of Shadows) | |
マインドバグ(Mindbug) |
キッズ部門のノミネート作品&推薦リスト
2023年ドイツ年間ゲーム大賞キッズ部門のノミネート作品とロングリストを紹介します。
カルラキャラメル(Carla Caramel)
ゲーム名 | カルラキャラメル(Carla Caramel) |
デザイナー | Sara Zarian |
プレイ人数 | 1~6人 |
プレイ時間 | 10~25分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
アイスクリーム屋さんになって、子供たちにアイスを届ける協力系ボードゲーム。
ダイスを振って、アイスクリームに味をつけたり、太陽を1つ動かしたり、子供たちにアイスクリームをあげたりして、アイスクリーム屋さんの前に並んでいる子供たちを満足させることを目指す。太陽の光で、アイスクリームが溶けてしまうことがあるので注意。
箱がそのままアイスクリームスタンドのようになるので、アイスクリーム屋さんごっこのように遊べる。
ギガモン(Gigamon)
ゲーム名 | ギガモン(Gigamon) |
デザイナー | Karim Aouidad Johann Roussel |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
日本語版の有無 | なし |
関連ページ | BoardGameGeek |
ギガモン(Gigamon)は、特殊効果のある神経衰弱系ボードゲーム。
場に3×3のカードを裏向きで並べて、神経衰弱のように2枚めくる。ペアが揃ったら、それらのカードを獲得するとともに固有の特殊効果を発動する。(山札から1枚カードを獲得・裏向きのタイルを4枚見れる・手番を1回増やすなど)
同じ種類のカードを3枚獲得するとギガモンを捕まえることができる。最終的に、ギガモンをたくさん持っていた人の勝ち。
ロングリスト一覧
2023年キッズ部門のロングリストに入っていた作品がこちら。(ノミネート作品を除く)
ゲーム大賞の関連記事
ドイツ年間ゲーム大賞
フランス年間ゲーム大賞