ワードバスケットのルール&レビュー|スピード勝負のしりとりゲーム
ワードバスケットは、ひらがなカードを使うしりとりカードゲームです。
誰もが知っている「しりとり」がベースなので、誰でもすぐに遊べるのが良いところ。
今回の記事では、『ワードバスケット』のルール&レビューを紹介します。
▼ワードバスケット
▼ワードバスケットに合うスリーブ
ゲーム名 | ワードバスケット |
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 10分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ジャンル | ワードゲーム |
発売時期 | 2002年 |
デザイナー | 小林 俊雄 |
販売 | メビウスゲームズ |
ワードバスケットはどんなゲーム?
ワードバスケットは、ひらがなカードを使うしりとりカードゲームです。
使うのは「ひらがな1文字」だけが書かれたカード。「場の文字」から始まって、「手札の文字」で終わる言葉を宣言しながらカードを出します。
上の画像では、場のカードが「は」で、手札に「い」があるので、「はくさい」と言ってカードを出すことができます。
ただ、普通のしりとりと大きく違うのが、思いついたら誰でもすぐにカードを出せるというところ。そのため、カードを出そうとした瞬間に他の人に出されてしまい、「えっ、今出そうとしたのに!」と何度も悲鳴があがって盛り上がります。誰もが知っているしりとりがベースなので、子供からお年寄りまで誰でもすぐに遊べるのが良いところです。
ワードバスケットのルール
ワードバスケットのルール・遊び方を紹介します。
①ゲーム準備
カードをシャッフルして、全員にカードを5枚ずつ配ります。
フタを取った状態の箱をテーブルの中央に置いて、その隣に山札を置きます。(箱は場と呼びます)
②山札から1枚めくる
山札からカードを1枚めくって、箱に入れたらゲームスタートです。
箱の中で一番上のカードを場札と呼びます。
③単語を宣言しながらカードを出す
ワードバスケットでは、「場札の文字」で始まって、「手札の文字」で終わる単語を考えます。
例えば、場に「は」、手札に「い」があったら、「はくさい」と言って場に出すことができます。
すると今度は、場が「い」に変わるので、次は「い」から始まる単語を考えます。
手札に「か」があれば、「いるか」と言って場に出せます。
こんな感じで、しりとりをするように、手札を出していきます。
ちなみに、カードを出す時の単語には以下の2つのルールがあります。
- 3文字以上
- みんなが知っている名詞(よく知られている人名・地名もOK)
この2つのルールを満たせなかった場合は、ペナルティとしてそのカードを手札に戻し、山札からカードを1枚引いて手札に加えなければなりません。
また、しりとりとの大きな違いは、順番制ではないことです。
つまり、思いついたらいつでも出せます!
もたもたしていると、他のプレイヤーがカードを出して、どんどん場札が変わっていきます。
い、い、い…あれもう変わった!と、と、と…
そして、いざ出そうとすると、ギリギリの差で他の人に先を越されてしまうことも…。
か、か、か…!かたつむr…
かいがら!
ギリギリの差で相手に先に出されてしまうと、めちゃくちゃ悔しいんですよね…。
よく他の人とほぼ同時にカードを出すことがありますが、その場合にはカードが下になった人が優先されます。
④手札が悪いと思ったら全交換できる
もし「手札を変えたい」と思ったら、全交換することができます。
その場合は、手札を全て捨てて、山札から「手札の枚数+1枚」を引きます。
例えば、手札を3枚持っている場合は、それらを全て捨ててから山札から4枚引きます。
ちなみに、カードを捨てるときは好きな順番に捨ててOKです。交換後は一番上に置いたカード(文字)からスタートとなります。
⑤特殊なワイルドカード
またワードバスケットには、ワイルドラインカードとワイルドナンバーカードという特殊なカードがあります。
ワイルドラインカード
「あいうえお」「たちつてと」など、あ行・た行などが書かれているのがワイルドラインカードです。
ワイルドラインカードは、その行のどの文字としても使えます。
例えば、場が「せ」で、手札に「さ行」があれば、「せんす」と言って出すことができます。
ワイルドナンバーカード
5・6・7+といった数字が書かれているのが、ワイルドナンバーカードです。
ワイルドナンバーカードは、数字の文字数で終わる言葉なら最後の文字はなんでもOKです。(7+は7文字以上の言葉)
例えば、場が「し」で、手札に「6」があれば、「シンガポール」と言って出すことができます。
⑥残り1枚になったらリーチと宣言する
手札が残り1枚になったプレイヤーは、「リーチ」と宣言します。
宣言を忘れて他のプレイヤーに指摘されたら、ペナルティとして山札から1枚引かなければなりません。
⑦ゲームの終了
最後の1枚を出す時は、4文字以上の単語で出さないといけません。
一番早く手札がなくなった人の勝ちです。
ワードバスケットのレビュー
ワードバスケットを実際に遊んだレビューです。
しりとりがベースだから、誰でもすぐに遊べる
ワードバスケットは、みんなが知っている「しりとり」がベースなので、誰でもすぐに理解して遊べるのが良いところです。
我が家の子供たち(6歳の双子)にはまだ難しいかな…と思いましたが、「2文字可」「動詞でもOK」というルールにすると普通に遊べました。
子どもたちとワードバスケット!
— はとまめ@ぼくとボドゲ (@boku_bodo) November 20, 2022
2文字あり・動詞ありにすると、子どもたちでも余裕でできる。10ゲーム以上やってるけど、まだ終わらない😅 pic.twitter.com/AOfPgFzE1g
ゲーム中は「めっちゃいいカードきた!」「はやく変えてよ~」「“た”があったらよかったのに…」と時々文句を言いながらも楽しそうでした。
想像以上に盛り上がる
また、ワードバスケットは一見子供向けに見えますが、大人が遊んでもめちゃくちゃ盛り上がります!
他のプレイヤーに一瞬先にカードを出された時に「今出そうと思ったのにー」とか、みんながカードをぽんぽん出していくと「はやい!はやい!はやいって!」といった叫び声が上がります。
さらに、ワードバスケットに慣れてくると、頭の中で手札の文字をつなげていって、瞬く間に連続してカードを出して大逆転!というプレイを狙う人もいます。
「イルカ!かみなり!りんご!ココナッツ!つみき!ずっと俺のターン!」という感じ。うまく決まるとかなり気持ちいいので、慣れてきたら狙ってみてください。
最後に:ワードバスケットの評価
- 子供からお年寄りまで誰でもすぐに遊べる
- スピード勝負だから脳みそフル回転
- 場札がどんどん変わって盛り上がる
- 好き嫌いがハッキリ分かれる
まとめると、ワードバスケットは、説明が簡単・みんなが喋れる・すぐ終わるので、ちょっとした隙間時間に場を温めるのにぴったりのゲームです。僕はボードゲーム慣れしていない人と遊ぶ時の最初のゲームとしてプレイすることも多いです。
また、誰でも知っているしりとりがベースなので、ボードゲームをやったことのないお年寄りでもすぐに遊べます。実際に、年末に帰省した時に両親と遊んだことがありますが、普通に負けました…。お年寄りのボキャブラリーを侮ってはいけません。
また、帰省した時に、子供とおじいちゃんおばあちゃんと一緒に遊ぼうと思います。
ワードバスケットに合うスリーブ
ワードバスケットはカードメインのゲームなので、遊び始める前にスリーブをつけて保護しましょう。
ワードバスケットのカードサイズは「56㎜×87㎜」なので、『ホビーベース ボードゲームサイズ・ハード(58.5㎜×90㎜)』がちょうどいい大きさです。
実際にスリーブを付けた写真
ホビーベース ボードゲームサイズ・ハードは50枚入りなので、ワードバスケットの全カード(60枚)を収納するには2セット必要です。
子供用のワードバスケットジュニアもある!
ワードバスケットには、対象年齢が4歳からの『ワードバスケットジュニア』もあります。
ワードバスケットジュニアの特徴は、カードにヒントとなるイラストが描かれています。
例えば、「ね」のカードなら、ねぎとねこの絵が載っています。
このほかにも、小さい子供でも出しやすいスペシャルカードがいくつか入っています。(どの文字で終わってもいいなんでもカードなど)
4~5歳くらいの子供がいるご家庭なら、ワードバスケットジュニアがおすすめです。
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