ジャストワンを徹底紹介!ヒントが消えるお題当てボードゲーム
ジャストワン(Just One)は「みんなが出したヒントから答えを連想する」という連想系ボードゲームです。その特徴は「自分のヒントが他の人と被ったら、そのヒントが消える」というルール。
今回は、ヒントを考えるのが悩ましくて面白い!ジャスト・ワン(Just One)のルール&レビューを紹介します。
終わった後も「このヒント、どういう意味?」「それは分からんわー!!」とワイワイ盛り上がれます。
商品名 | ジャストワン(Just One) |
---|---|
プレイ人数 | 3~7人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | 協力・表現 |
発売時期 | 2018年 |
デザイナー | Ludovic Roudy Bruno Sautter |
国内販売元 | アークライト |
受賞歴 | ドイツ年間ゲーム大賞2019 |
関連ページ | アークライトの公式ページ BoardGameGeek |
読みたいところまで飛ぶ
ヒントが消える!お題当てボードゲーム
ジャストワンは、みんなが書いたヒントから答えを連想する協力型クイズゲームです。
回答役は、みんなが書いたヒントを見て、そこから連想できるお題を推理して答えます。
ただし、みんながすぐに思いつきそうなヒントは禁物です。
なぜなら、ヒントが被ったら回答者に見せられなくなってしまうからです。
上の場合、3人のヒントが「カフェイン」で被っているので、これらのヒントは除外されてしまいます。
そのため、みんなが書きそうなありきたりなヒントではなく、「誰とも被らないような絶妙なヒント」を考えなければなりません。これがジャストワンの面白くも悩ましいところです。
遊び方が分かる公式動画(1分12秒)
ジャストワンで使うもの
ジャストワンの内容物がこちら。
【内容物】
カード:110枚 / イーゼル:7本 / フェルトペン:7本
この中で面白いなーと思ったのは、イーゼルの使い方。
このイーゼル、カードを立てることができて、さらにヒントを書くホワイトボード的な使い方もできます。
このように2つの使い方ができるので、自分が「ヒント役」か「回答役」かで使い分けをします。
ジャストワンのルール
ここから、ボードゲーム『ジャストワン(Just One)』のルール・遊び方を紹介します。
①13枚の山札を作る
最初にカードの束から13枚のカードを引いて、そのカードで山札を作ります。
②カードを引いて、イーゼルに置く
回答者は山札からカードを1枚引いて、カード内容を見えないようにイーゼルに置きます。
上の画像のようにすることで、自分からはカード内容が分かりませんが、他のプレイヤーからは見ることができます。
③1~5の数字を宣言する
回答者は、1~5のうち好きな数字を選びます。
その他のプレイヤー(ヒント役)は、カードを見てその数字のお題を確認します。上の場合では、「4」を選んでいるので、お題が「チーズ」になります。
④ヒントを書く
お題を確認したら、お題を連想できるようなヒントを書き込みます。
ヒントは基本的に「単語」で書きましょう。また「数字」や「オノマトペ(擬声語)」もOKです。
⑤ヒントが被ったらアウト
ヒント役の全員が書き終わったら回答者は目を閉じます。
そして、ヒント役は自分のヒントを他の人に見せます。
そこで、全員のヒントを確認しあって…
ヒントが被っていたらアウトです!
被ったヒントは、イーゼルを倒して見えないようにします。
⑤ヒントから連想してお題を答える
「回答役」は目を開けて、残っているヒントを確認します。
そこから、連想できるお題を答えます。
その結果、「正解時」「失敗時」の処理がこちら。
正解した時は、正解した証として山札の隣に「今回のお題カード」を置きます。
失敗した時は、「今回のお題カード」と「山札の一番上のカード1枚」をゲームから除外します。
また、「このヒントだけでは分からない…」と思った時はスキップする(回答しない)こともできます。スキップすると、除外されるのは「今回のお題カード1枚」だけで済みます。
これで1ラウンド終了です。今回の回答者の左隣の人が新しい回答者となって、次のラウンドをプレイします。
⑥ゲーム終了
これを繰り返して、最初に作った13枚の山札がなくなったらゲーム終了です。
今回のゲームで何回クイズに成功できたかというハイスコアを目指す協力系ボードゲームなので、プレイヤー間の勝ち負けはありません。
ジャストワンを遊んだ感想
最後に、ジャスト・ワンを遊んだ感想をレビューします。
誰でも遊びやすい間口の広いゲーム
とにかくルールが簡単で誰でもすぐにできるので、普段ボードゲームを遊ばない人とも遊びやすいのが良いです。 年末に実家で遊んだり、子供の友達が遊びに来た時にママ友パパ友と遊んだりしましたが、毎回とても好評です。 勝ち負けなく、みんなで平和に終われるという点もボードゲーム初心者向けだと思います。
ヒント役の時は、お題を連想できる範囲で、他の人が書かなさそうなワードを考えるのが悩ましくも楽しいです。 自分では分かりやすいヒントを書いたつもりでも、他の人には説明するまで分かってもらえなかったりすることもあり、 仲のいい友達と遊ぶ時は「このヒントはセンスないわー」「さすがにわざとでしょ」と罵り合いながら盛り上がっています。
一見簡単そうなゲームですが、回答役の時は「ヒントが少ない」か「答えから遠いヒントが多い」という状況になりやすいので、 ヒントを書いた人の意図をしっかりと読み取って連想しなければならないという難しさがあります。 ヒント被りで微妙なヒントが2個しかない時に、鋭い推理で正解した時はみんなでハイタッチしてめちゃくちゃ盛り上がりました。
プレイ人数的には、6~7人で遊ぶのがおすすめです。 4人でも遊んだこともありますが、人数が少ないとこのゲームの肝であるバッティングが起こりづらく、ジャストワンの面白さが半減したように感じました。 人数が多ければ多いほどバッティングが発生しやすくなって盛り上がるので、6~7人で遊んだ時にこそ本領を発揮するボードゲームだと思います。
イーゼルの汚れの消し方
ジャストワンを遊んでいると、次第にイーゼルにペンの消し跡が残って汚れが目立ってきます。
イーゼルの汚れを消すために、水洗いや中性洗剤、アルカリ電解水などを試しましたが、なかなか落ちず…
最終的に、たどり着いたのがサラダ油でした。ティッシュにサラダ油をふくませて何度も拭いていると次第に色が落ちていきます。
イーゼルの汚れをしっかりと拭き取りたい方は参考にしてみてください。
ジャストワンの評価
最後に、ジャスト・ワンの感想&評価をまとめます。
- ルールが簡単で、誰でもすぐに遊べる
- 他の人が書かなそうな絶妙なヒントを考えるのが楽しい
- ヒントが少ない状況でお題を当てると盛り上がる
- 勝敗がないので、気持ちよく終われる
- ペンの消し跡が残りやすい
以上が、ジャスト・ワンのルール&レビューでした。
「ボードゲームに慣れていない人が多い時はとりあえずジャストワン!」というくらい安定感があって、大好きなゲームの1つです。
また、ジャストワンのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
お題カードに合うスリーブ
ジャストワンにはカードが「110枚」入っています。ペンで書いたりするボードゲームなので、カードが汚れないようにスリーブをつけたほうがいいと思います。
ジャストワンのカードサイズは「63mm×88mm」なので、ホビーベース TCGサイズスリーブ・ハード(91.5×66㎜)がちょうどいい大きさです。
写真の通り、スリーブに入れてもイーゼルに立てることができるのでゲームに支障をきたすことはありません。
関連記事
-
【2024年】皆におすすめしたい人気ボードゲームTOP130
-
協力型ボードゲームのおすすめランキング22選
-
みんなでできるパーティーゲームのおすすめ40選を徹底紹介
-
【第2弾】itoレインボーの8つの違いを徹底解説
-
カイトを徹底紹介!砂時計で凧揚げする協力型ボードゲーム
-
ことばのクローバーを徹底紹介!2つの単語から連想する協力ゲーム
-
無言で協力!? ザ・マインドのルール&レビューを徹底紹介
-
死者の日の祝祭を徹底紹介!人物名を単語に4回変換する連想系ボードゲーム
-
花火:スターマインを徹底紹介!遊びやすくなったパワーアップ版
-
コードネームのルール&レビュー|1つの単語ヒントから正解ワードを当てる!
-
ザ・クルーのルール&レビュー|協力型トリックテイキングボードゲーム
-
協力系ボードゲームの定番『パンデミック:新たなる試練』を徹底紹介