ピクチャーズを徹底紹介!5つの素材を使ってお題を表現
ピクチャーズ(Pictures)は、積み木や石、紐など様々な材料を使って、お題の写真を表現するボードゲームです。2019年に発売され、『2020年ドイツ年間ゲーム大賞』を受賞しました。
今回は、表現系パーティーゲーム『ピクチャーズ(Pictures)』のルール&レビューを紹介します。
▼ピクチャーズ 日本語版
▼ピクチャーズに合うスリーブ
商品名 | ピクチャーズ(Pictures) |
---|---|
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | 表現力 |
発売時期 | 2019年 |
デザイナー | Christian Stöhr Daniela Stöhr |
販売元 | PD-Verlag |
関連ページ | ホビージャパンの公式ページ BoardGameGeek |
▽ボードゲームのおすすめランキングはこちら
ピクチャーズはどんなボードゲーム?
5つの素材で写真を表現するゲーム
ピクチャーズは、5つの素材(積み木・棒や石・カラーキューブ・紐・カード)のどれかを使って、お題の写真を表現するボードゲームです。
自分のお題を材料で表現したら、自分以外のプレイヤーの表現を見て、たくさんある写真の中から他のプレイヤーのお題を当てることを目指します。
「お題を当てたプレイヤー」と「当ててもらった出題者」に点数が入り、5ラウンドプレイして、最も点数の高いプレイヤーの勝利となります。
『2020年ドイツ年間ゲーム大賞』を受賞
2020年7月20日にドイツ年間ゲーム大賞2020が発表され、『ピクチャーズ(Pictures)』が大賞を受賞しました!
2020年ドイツ年間ゲーム大賞一覧
ピクチャーズ以外の2作品も既に日本語版が発売しています。レビュー記事も書いているので、ぜひチェックしてみてください。
ピクチャーズの『内容物』
ピクチャーズ(Pictures)の内容物はこちら。
写真カード91枚 / 石と棒 / 積み木 / カラーキューブ&額縁 / 紐2本 / アイコンカード19枚 / 座標トークン48枚 / 座標マーカー8枚 / ピクチャーズプレート4枚 / 布袋1枚 / スコアシート1冊 /
ピクチャーズの『ゲーム準備』
まずは、ピクチャーズ(Pictures)のゲーム準備からです。
写真を並べる
写真カードをランダムに16枚選んで、テーブルに並べます。
外側には「A~D」「1~4」の座標マーカーを配置します。
材料セット1つを受け取る
各プレイヤーは、任意の材料セット1つを受け取ります。
材料セットは「石と棒」「カラーキューブ」「積み木」「紐」「アイコンカード」の5種類があります。
石と棒
カラーキューブと額縁
積み木
長い紐と短い紐
アイコンカード
ピクチャーズの『ルール』
ここからは、ピクチャーズのゲームの流れ・ルールを紹介します。
自分のお題を確認する
各プレイヤーは、布袋から座標トークンを1個取り出します。
座標トークンを取り出したら、自分の座標が示すお題(写真)を確認します。
実際には、自分のお題は他のプレイヤーにバレないように確かめます。
材料セットを使ってお題を表現する
各プレイヤーは一斉に、自分の材料セットを使ってお題を表現します。
イメージしやすいように、5種類の材料を使ってどのように表現するのかを具体例で紹介します。
例①:「石と木」の場合
▽お題
▽「石と木」で表現
写真の傘を棒と石で表現しました。石と棒を全部使わなくてもOKです。
例②:「カラーキューブと額縁」の場合
▽お題
▽「カラーキューブ」で表現
カラーキューブの場合は、額縁に入る3×3マス(計9個)で表現します。写真の色をそのままキューブで表しました。
例③:「積み木」の場合
▽お題
▽「積み木」で表現
かごに見立てたブロックの上にさらにブロックをのせて、かごに入った山盛りのフルーツを表現しました!
例④:「紐」の場合
▽お題
▽「紐」で表現
短い紐で人間を表して、長い紐で雲を表現しました…かなり苦しい…。
例⑤:「アイコンカード」の場合
▽お題
▽「アイコンカード」で表現
アイコンカードは全部で19枚あり、そこから選んで2~5枚で表現します。
答えを書きこむ
他のプレイヤーが表現した材料セットを見て、誰がどの写真を表現したのかを当てます。各プレイヤーのお題だと思う座標をシートに書きこみます。
答え合わせ
プレイヤーの1人が座標トークンを公開して、答え合わせをします。
- 答えを当てたプレイヤーは1点獲得
- 当ててもらったプレイヤーはその人数分の点数を獲得
この答え合わせを全プレイヤー分行います。
次のラウンドへ
得点計算が終わったら、今のラウンドで使っていた材料を左隣の人に渡します。
次のラウンドは、回ってきた新しい材料を使って、最初のラウンドと同様にプレイします。
ゲーム終了
5ラウンド終わったら、ゲーム終了です。
点数を合計して、最も点数の高い人の勝利となります。
ピクチャーズを『6人以上で楽しむ方法』
ピクチャーズで唯一惜しいと思ったのが、プレイ人数が「3人~5人」という点。表現系の盛り上がるパーティーゲームなら、やっぱり大人数でも遊びたくなります。
ただ、ピクチャーズの遊び方なら、自分で「材料セット」さえ用意すれば、6人でも7人でも8人でも遊ぶことができると思います。
まだ試していないですが、いずれ大人数で遊ぶときに使おうと思っているものをいくつか紹介します。
▽つまようじと輪ゴム
▽折り紙
※折り紙は、折る回数に制限をつける。(5回まで折ってOKとか)
▽他のボードゲームのコマを使う
上のように、素材さえあれば何でもアリです。外で拾ってきた石でもいいし、紐をもう1セット用意するのでもOK。特にボードゲーマなら、他のゲームのコンポーネントを活用するのが良いと思います。
僕は、今度紹介した素材を使って、8人前後で遊んでみようと思います。
ピクチャーズの『レビュー』
最後は、『ピクチャーズ(Pictures)』のボードゲームレビューです。
万人におすすめできるゲーム!
個人的には、めちゃくちゃ好みのパーティーゲームです!友達、家族、子ども、誰と遊んでも楽しいのが想像できます。
答え合わせの時に「なんでこれなの?」「この写真のココを表現したんだよ」「それじゃ分からん」「だったら、こうしたほうがいいじゃん」と感想戦でお互いの表現について言い合って盛り上がれます!
お題を表現するパーティーゲームなら特に『はぁって言うゲーム』や『ディクシット』が好きですが、人によっては表現をすることに照れてしまい苦手に感じる人もいます。その点、ピクチャーズは素材で表現するので、照れや恥ずかしさを感じることがない分、誰でも遊びやすいのが良いところです。
待ち時間なしでストレスフリー!
ピクチャーズのもうひとつ良いのが「全員同時プレイなのでテンポよく遊べる」ところです。
はぁって言うゲームやディクシットなど多くの表現系ゲームは「1人が表現して、その他の人がお題を回答する」という流れですが、ピクチャーズは「全員同時に表現しつつ、全員のお題を回答する」という流れです。全員一斉に出題者と回答者を同時にやるので、待ち時間が一切なくてサクサク遊べます。このストレスフリーなテンポの良さも気に入っています。
視線でバレやすい!?
自分のお題を表現しようとすると、どうしてもじっくりと写真を見てしまいます。お題を何度も確認する視線で、「あの人はだいたいこっちばかり見ていたな」と正解の位置がなんとなく分かってしまうことがあります…。
自分が遊んだ時は「意識して視線を分散させよう」ということにしましたが、どうしても気になる場合は「一人ずつ目を開けて自分の写真を確認する」などしてもいいかもしれません(テンポは悪くなりますが…)。
最後に:おすすめのパーティーゲーム
以上が、ボードゲーム『ピクチャーズ(Pictures)』のルール&レビューでした。
5つの材料の中では「積み木」や「石と木」が自由度が高くて表現しやすく感じました。「紐」はちょうちょや三角など分かりやすい形ならしっかりと伝えられるけど、複雑な写真だとかなり難しいです。
惜しむらくは、せっかくの鉄板パーティーゲームだけど「プレイ人数が5人まで」というところ。やっぱりパーティーゲームなら6~8人くらいでも遊びたい…。ただ、記事中でも紹介した通り、表現する材料セット(つまようじや輪ゴムなど)さえ自分で用意すれば遊べるので、大人数で遊びたい方はぜひ参考にしてみてください。
個人的には、パーティーゲームのレパートリーに加えたい、万人におすすめできるボードゲームでした。
また、ピクチャーズのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
ピクチャーズに合う『スリーブ』
ピクチャーズのカードサイズは「88×63mm」なので、エポックの『レギュラーサイズスリーブ・ハード(66×92mm)』がおすすめです。
ピクチャーズのカード枚数は110枚なので、80枚入りスリーブなら2袋あればOKです。