ニャーメンズを徹底紹介|妨害を目論むアサシンは誰だ!
ニャーメンズは、プレイヤーが北極で遭難したニャーメンズとなって、壊れた「通信機」と「スノーモービル」を修理して生還しようというボードゲームです。
ただし、メンバーに紛れ込んだアサシン(殺し屋)が妨害してきたり、オオカミやシロクマに襲われるというハプニングが起こったりします。そんな中で、力を合わせて機械を修理することができるでしょうか!?
商品名 | ニャーメンズ |
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プレイ人数 | 2-5人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | 正体隠匿系 |
難易度 | ★★☆ |
発売時期 | 2019年11月 |
デザイナー | akidelic |
販売元 | MAGI |
関連ページ | ニャーメンズ公式ページ |
▼ニャーメンズ2
▼『正体隠匿系』のおすすめボードゲーム
ニャーメンズはどんなボードゲーム?
猫のマスクを被ったニャーメンズたちが遭難!
いつも仲良しニャーメンズ
みんなで協力して「壊れた通信機」と「壊れたスノーモービル」を修理して生還しよう!
みんなで協力して直そう!!
ただし、メンバーの中には、ニャーメンズの壊滅を目論む「アサシン」が紛れ込んでいます!
ニャーメンズの壊滅を目論む者…怖い
修理の妨害をする「アサシン」が潜んでいる中で、ニャーメンズたちは協力して、1~30までの修理カードを全て出すことを目指します。
この30枚のカードを出し切ることができれば修理成功して、ニャーメンズたちは無事生還できます!
ニャーメンズの『準備』
まずは、ニャーメンズのゲーム準備からです。
メンバー(役職)決め
まずは役職決めからです。
役職を決めるメンバーカードには「ニャーメンズ」と「アサシン」があります。
これらのメンバーカードをシャッフルしてから、1人1枚選び、自分の役職を確認します。
自分の役職は他の人には秘密です!
このカードで自分が「ニャーメンズ陣営」なのか「アサシン陣営」なのかが決まります。どちらの陣営か確認したら、裏向きのまま手元に置いておきます。
手札を配る
1から30までの数字が書いてある修理カードをよくシャッフルしてから、プレイ人数に応じた枚数を手札として配ります。
5人プレイの場合は1人3枚です。
山札の準備
残った修理カードに「イベントカード」を混ぜて、山札を作ります。
イベントカードには、オオカミが襲って来たり、シロクマが襲来したりするカードがあります。
カードを配置
テーブルの中央に『リサイクルボックス』『壊れた通信機(アップ)』『壊れたスノーモービル(ダウン)』『山札』を配置します。
これで準備完了です。
ニャーメンズの『ルール』
ニャーメンズのルール・遊び方を紹介します。
アサシン同士の確認
4人・5人でプレイする場合は、アサシンが2人いることがあるので、まずはアサシン同士の確認をします。
全員目を閉じた後、アサシン役だけ目を開けて、仲間がいるかを確認します。
アサシン役は確認が終わったら目を閉じて、最後に全員目を開けます。
ニャーメンズ陣営はずっと目を閉じているので、誰がアサシンなのかは分かりません。
①サイコロを振る
まずは、サイコロを振って、修理に必要なカード枚数を決定します。
最初のプレイヤーが修理当番として、サイコロを振ります。
出た目の数が『今回の修理に必要なカード枚数』になります。
上のように「5」がでたら、今回の修理に必要なカード枚数が「5枚」になります。
ただし、1・6が出たときは例外です。
「山札から1枚引く」か「リサイクルボックスにあるカードを焼却・回収する」のどちらかができます。(※リサイクルボックスについては後述)
そして、修理当番を左隣の人に交代して、新しい修理当番がもう一度サイコロを振り直します。
②相談してカードを集める
次に、よりうまく修理できるようにみんなで相談して、必要な枚数のカードを集めます。
この時、以下の『修理ルール』に沿うようにカードを集めなければなりません。
【重要】修理ルール
壊れた通信機(アップ)には、1→30に向かって数字が大きくなるように置かなければなりません。
「1→3→5→8→…」というように、数字が飛んでもOKです。ただ、できるだけたくさんのカードを置くためには、あまり数字を飛ばさないように「1→2→3…」と置いていくのが理想です。
また、壊れたスノーモービル(ダウン)には、30⇒1に向かって数字が小さくなるように置いていきます。
こちらも、「30→28→25→22」と数字が飛んでもOKですが、できるだけたくさんのカードが置けるように「30→29→28…」と少しずつ数字を下げていくのが理想です。
このアップ&ダウンの修理ルールに従って、ニャーメンズたちは1~30の数字が書かれた修理カードを全て出すことを目指します。一方で、アサシン役は修理カードが置けなくなるように妨害しましょう。
相談では”具体的な数字”を言うのは禁止
相談する時は「具体的な数字を言う」「数字が推測できることを言う」などは禁止です。
そのため、相談は「抽象的な会話」になります。
具体的な数字が言えないので抽象的な会話になる
上のように探り探りの相談をしながら、全員で修理に必要な枚数のカードを裏向きで出します。
全員で必要枚数に達していればOKなので、「1人で全てのカードを出す」「1人が0枚」でも大丈夫です。
アサシン役はタイミングを見計らって、修理が失敗するように場の数字から大きく飛ぶカードを出しましょう。
③修理する
集めた修理カードは、誰が出したカードなのか分からないようにシャッフルしてから公開します。
誰がどのカードを出したのかは分かりません
修理当番は『修理ルール』に従って「アップ」か「ダウン」のどちらかに1枚ずつ置いていきます。
上の写真では、アップに1→3の順に置き、ダウンに30→29の順に置きました。
しかし、残った「16」は数字がかなり飛ぶのでどちらにも置きづらい…。こういう時はリサイクルボックスを使いましょう。
リサイクルボックスに置く
使いにくそうなカードはリサイクルボックスに1枚だけ捨てることができます。
既にリサイクルボックスにカードが入っている場合は置くことができません。
ただし、サイコロを振って「1」「6」が出たらボックス内のカードを焼却・回収できるので、再び使用できるようになります。
④手札の補充
最初に配られた手札枚数になるように手札を補充します。
補充が終わったら、次のプレイヤーが修理当番となって、「①サイコロを振る」からスタートします。
ただし、補充時にイベントカードが出たら、すぐに公開します。
オオカミやシロクマが襲来することも!!
イベントカードが出たら、次の修理当番の人はサイコロを振らずに、その指示に従います。
⑤修理の成功・失敗
①~④を繰り返しながら、全ての修理カードを使い切れたら修理成功です!
ニャーメンズの勝ち、アサシンの負けとなります。
逆に、修理カードがうまく出せなくなったら修理失敗です。
次の「⑥アサシンの逮捕」で決着となります。
⑥アサシンの逮捕
修理失敗した場合は、「アサシンの逮捕」フェイズが始まります。
全員で「誰がアサシンなのか」を1~2分話し合います。
話し合いが終わったら、「せーの」でアサシンだと思う人を指さしをして、投票数が最も多い人が逮捕されます。
逮捕されたのが「アサシン」なら、ニャーメンズの勝利です!
逆に「ニャーメンズ」を逮捕してしまったら、アサシンの勝利となります。
ニャーメンズのシリーズ作品『ニャーメンズ2』
ニャーメンズのシリーズ作品に『ニャーメンズ2』があります。
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
2020年11月14~15日に開催された「ゲームマーケット2020秋」で発売されました。
相手プレイヤーの心を読み、失敗させたり、スパイを送り込んだりして、最後には自分の思う通りに相手を操るカードゲームです。ニャーメンズをプレイしていなくても遊べます。
ニャーメンズの『レビュー』
最後は、『ニャーメンズ』のボードゲームレビューです。
ボードゲーム好きな人向けに説明すると「ザ・ゲームのシステムに正体隠匿要素を加えた」ようなイメージです!
ただ、ザ・ゲームのようなヒリヒリとした息苦しさはなく、人狼ゲームのような複雑な嘘をつくこともないので、ボードゲーム初心者が遊びやすい、ライトな正体隠匿ゲームです。サクサクできるのが良いですね!
まだ、回数を遊べていませんが、今のところ「全カードを出し切って勝つ」ことが難しく、「アサシンの逮捕」までいくパターンばかりでした。アサシン勝利が続く場合は、イベントカードを1~2枚取り除いてバランス調整するのが良いかもしれません。
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