ナインタイルパニックのルール&レビュー|進化したスピードパズルゲーム
今回は ナインタイルの続編『ナインタイルパニック』を紹介します。
ナインタイルパニックもナインタイル同様に「スピードパズルゲーム」ですが、その特徴は「3つのお題に沿うようにタイルを配置する」というところ。「早く完成させたいけど、もう少し時間をかけたい」というジレンマがあり、単純なスピード勝負ではなくなっています。戦略的な要素も加わって、まさにナインタイルの進化版です。
タイトルの通り「パニックになりそうなわちゃわちゃ感」と「最後まで誰が勝つか分からないドキドキ感」があって、個人的には前作よりもナインタイルパニックの方が好みです!
今回はそんなナインタイルパニックのルール・遊び方を詳しく紹介します。
商品名 | ナインタイルパニック |
---|---|
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 7歳~ |
ジャンル | スピード系 |
発売時期 | 2019年 |
ゲームデザイン | Jean-Claude Pellin、Jens Merkl |
販売元 | オインクゲームズ |
関連記事 | オインクゲームズ公式ページ |
ナインタイルパニックはどんなゲーム?
ナインタイルパニックは「9枚のタイルを素早く動かして、お題に沿った町を作る」というゲームです。
タイルを移動させたり、向きを変えたり、裏返したりして、道が繋がった町を完成させます。ゆっくりしていると、時間制限で町が完成しないことも…。
ただ、ナインタイルの難しいところは「3つのお題のクリアを目指す」という点です。お題は全部で26個ありその中からランダムで3つ選びます。
ランダムに引いた3つのお題に沿うように、タイルを動かして町を完成させます。ゲームが終了したら、お題ごとに順位をつけて、上位の人ほど高い点数を獲得できます。
そのため、各お題で高得点を取るために、色んな組み合わせの中から最適解を探しましょう。
ナインタイルパニックの内容物
ナインタイルパニックに入っているものがこちら。
- タイル:1セット9枚(全5セット)
- お題カード:26枚
- コマ:5個
- 順番マーカー:5枚
- スコアボード:3枚
- 砂時計:1個
箱を開けた時に、小さな小箱にこれだけのものが入っていることに驚きました!通常版のナインタイルと比べると、かなりボリュームアップしています。
ただ、小物が増えたとはいえ、ナインタイルの主役はやっぱり「9枚のタイル」です!
今回のタイルには、「道」や「宇宙人」、「エージェント」「ハンバーガー」などのイラストが描かれています。
また、前作ナインタイルと同じように、表と裏で絵柄が違います。
このタイルの向きを変えたり、裏返したりして、道と道を繋げながら3×3マスの町を作っていきます。
このように、やることは「タイル配置を変える」だけなので、とても簡単です。
ナインタイルパニックのルール
ここからは、『ナインタイルパニック』のルール・遊び方を紹介します。
①ゲームの準備
各プレイヤーは「1セット9枚のタイル」を受け取ります。(内容は全て同じです)
中央に「お題カード」「順番マーカー」「砂時計」を置いたら、準備完了です。
②お題カードを3枚引く
お題カードを3枚引きます。
この3つが今回のお題となります。
③一斉に町づくり!
お題を確認したら、「よーい、スタート!」で一斉にタイルを並べて街づくりスタートです!
「どうしたら3つのお題に合った町ができるのか」を考えながら、道と道が繋がるように、タイルを移動させたり、向きを変えたり、裏返したりします。
④最初に完成した人は砂時計をひっくり返す
1番最初に町が完成した人は、「順番マーカー」を取って、すぐに「砂時計」をひっくり返します。
この砂時計が落ちきるまでに他のプレイヤーも町を完成させなければなりません。
その後、町が完成した順に、順番マーカーを「2⇒3⇒4」と取っていきます。
⑤ラウンド終了
「砂時計が落ちきる」か「全員が町を完成させる」とそのラウンドの終了です。
⑥よりお題に沿っている人が高得点!
最後に得点計算です。
みんなの町を比べて、それぞれのお題ごとに順位をつけます。
「エージェントが多い」というお題なら、全員の町のエージェント数を数えて、一番多い人が高得点ゲットです。
また、「道が長い」というお題なら、一番長い道の長さを数えて、最も長い人が高得点となります。
2位、3位…と順位が下がるにしたがって、獲得できる点数が小さくなります。
もし、お題についての評価が同じ人がいたら、先に町を完成させた人が上位となります。
点数を獲得したら、スコアボード上の自分のコマを動かします。
⑦ゲームの終了
スコアボードのコマを動かしたら、また新たにお題カードを3枚引いて、新しいラウンドを始めます。
これを繰り返し、誰かが既定の点数(プレイ人数による)に達したらゲーム終了です。その時点で最も点数の高い人の勝利です。
ナインタイルパニックのレビュー
以上が、『ナインタイルパニック』の紹介でした。
実際に遊んでみると「スピード重視の戦略」や「お題重視の戦略」が取れて、前作のナインタイルよりも悩ましい部分が増えて面白くなっていました!個人的にはこちらのほうが好みです。
僕は、3つのお題全てで高得点を狙いにいくとまさしくパニック状態になってしまうので、1つ・2つのお題に絞ってスピード重視で完成させるほうが性に合っていました。ここは、人によってプレイングが分かれると思います。
このように「スピードor完成度のどっちを優先する?」「どのお題を重視する?」という悩ましい部分がありつつも、やることは「タイル配置を変えるだけ」というお手軽な遊び方なので、すぐにみんなでワイワイしながら盛り上がりたい時におすすめのゲームです!
ナインタイルパニック
また、ナインタイルパニックのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
ナインタイルのシリーズ作品
現在、ナインタイルにはナインタイルパニックの他にも「木製版・コラボ版」などが登場しています。
以下にナインタイルシリーズをまとめました。
最近では、ナインタイルのコラボ版がどんどん増えています。
我が家の子どもたちはちょうどキティちゃんやピカチュウが大好きだったので、『サンリオ版』と『ポケモン版』も買ってしまいました!
▼我が家のナインタイルシリーズ
それぞれレビュー記事を書いているので、気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。
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