ごきぶりポーカーを徹底紹介!嘘を見抜くブラフ系カードゲーム
ごきぶりポーカーは、ゴキブリやカメムシ、ネズミなどの「嫌われ者カード」を押し付け合いながら、相手の宣言が「嘘」か「本当」かを見抜くブラフ系カードゲームです。
ドイツのドライ・マギアから2004年に発売し、日本ではメビウスゲームズが販売しています。
今回の記事では、『ゴキブリポーカーのルールからレビュー評価』まで詳しく紹介します。
▼ごきぶりポーカー
▼ごきぶりポーカーに合うスリーブ
商品名 | ごきぶりポーカー |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | ブラフ ハンドマネジメント セットコレクション 心理戦 |
難易度 | ★☆☆ |
発売時期 | 2004年 |
デザイナー | Jacques Zeimet |
日本語版販売 | メビウスゲームズ |
関連ページ | BoardGameGeek |
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ごきぶりポーカーはどんなゲーム?
ごきぶりポーカーは、ゴキブリ・カメムシ・コウモリといった嫌われ者のカードを押し付けながら、相手の宣言が「嘘」か「本当」かを見抜くカードゲームです。
下の画像のように、カードを差し出しながら「これはゴキブリです」などとカード内容を宣言しますが、ウソをついても構いません。
ウソと真実が飛び交って、終盤には誰の言葉も信じられなくなります…。ドキドキの心理戦を楽しみたいという方におすすめです。
ごきぶりポーカーの『内容物』
こちらがごきぶりポーカーのパッケージ。いじわるそうなゴキブリが映っています。
この箱に入っているのはカードのみです。
虫や動物などの「8種類の嫌われもの」カードが入っています。
まずは、嫌われ者の代表格、ゴキブリ。
1種類につき8枚あるのですが、どれも絵が違うところが良いですね。
次に、クモ。顔が怖い。
そして、カメムシ。これは8種類の中ではかわいい方。
その他にも、ネズミ、サソリ、ハエ、コウモリ、カエルのカードがあります。
また、カードの裏面を見ると「全8種類の嫌われもの」が載っています。こんな感じ↓
「あれ、あと何がいたっけ?」となっても裏を見ればすぐに分かるようになっているので親切ですね!
ゴキブリポーカーの『準備』
まずは手札となるカードをランダムに配ります。
他の人に見えないように持ちます
カードは全部で64枚(8種類×8枚)あるので、これらのカードが余らないように各プレイヤーに配りきります。
ごきぶりポーカーの『ルール』
ここから、ごきぶりポーカーのルール・遊び方を詳しく紹介していきます。
①カードを1枚選んで任意の人に渡す
最初のプレイヤーは、手札から「人に押し付けたいカード」を1枚選んで、押し付けたい人に裏向きで渡します。
カードを渡す時は「ゴキブリです」などと生き物の名前を宣言します。
ただこの時、嘘をつくのもアリです!
上のように、カメムシを渡しながら「ゴキブリです!」と言ってもOKです。
②渡された人は「本当かウソかを当てる」か「他の人に渡す」
カードを渡された人は、次の2つのどちらかを行います。
- 本当かウソかを当てる
- 他の人に渡す
A. 本当かウソかを当てる
カードを渡してきた相手の宣言が「本当」か「ウソ」かを答えます。
答えたら、カードを表にして答え合わせをします。
その結果、答えが
- 合っていたら、宣言した人のミス
- 間違っていたら、答えた人のミス
となります。
ミスした人は、ペナルティーとして、そのカードを自分の手元に置きます。
手元にカードが溜まると負けてしまいます
手元にカードを置いたら、ミスした人が手札から1枚選んで同じようにプレイを続けます。
B. 他の人に渡す
また、本当かウソかを当てずに「カードを他の人に渡す」こともできます。
カードを渡す場合は、カードの内容を自分だけこっそり確認します。
そして、まだこのカードを見ていない人に、「嫌われ者の名前」を宣言しながら裏向きで渡します。
この宣言も、前の人と同じことを言っていいし、変えても大丈夫です(本当でもウソでもOK)。
上のように「ゴキブリです」と言って渡されたカードを、他の人に「ハエでした」と宣言を変えても構いません。
次に渡されたプレイヤーも、同じように「A.本当か嘘かを当てる」か「B.他の人に回す」のどちらかを行います。
カードを他の人に渡すときは、カードをまだ見ていない人にしか渡せません。つまり、まだカードを見ていない人が自分だけの時は必ずウソか本当かを当てなければなりません。
このような流れでプレイを続けていくと、次第に各プレイヤーの前にペナルティーのカードが溜まっていきます。
ゲームの終了
ゲームが進んで手元に「同じカードが4枚溜まった人の負け」となります。
一人負けが決まった時点でゲーム終了です。
また、バリエーションルールですが、手元に「8種類全てのカードが溜まったら負け」というルールもあります。
このルールを追加した方が絶対に面白いです。自分が遊ぶときは必ず採用しています!
以上が、『ごきぶりポーカーのルール紹介』でした。
要約すると「カードを渡して、渡された人は答えるか、他の人に渡すかを選択するだけ」というとてもシンプルなルールです。ゲームをやりながらルール説明すれば、初めての人でもすぐに理解できます。
ごきぶりポーカーに合う『スリーブ』
ごきぶりポーカーのカードに傷や汚れが付くと、それが目印となってカード内容がバレてしまうかもしれないので、スリーブをつけて保護するのがおすすめです。
ごきぶりポーカーのカードサイズは「59mm×91mm」なので、『ホビーベースのユーロサイズスリーブ(61mm×94mm)』が対応しています。
詳しくは、こちらの記事『ゴキブリポーカーにぴったりのスリーブを紹介』でも紹介しています。
ごきぶりポーカーの『レビュー』
ごきぶりポーカーを遊んだ感想
簡単なブラフゲーム
ごきぶりポーカーはルールがとても簡単で、これ以上ないというくらい簡単なブラフゲームです。
負けに近づくと周りがトドメを刺そうと集中的に狙ってくるので、その立場になるとかなり緊張感のある読み合いを楽しめます!
また、みんながゴキブリポーカーに慣れてくると「狙っている人にダイレクトにカードを渡さずに、何人かを経由して送りこむ」といった連携プレイができることがあります。決して言葉には出しませんが、ゲーム状況から察して意思の疎通ができるんですよね。これが決まるとかなりテンション上がります!
「集中狙い」が起こる
「1人が負けたらゲーム終了」なので、少しでも手元にカードが溜まったら、みんなから集中狙いされます。
自分が遊んだ時は涙ぐんでしまった人がいてとても気まずい雰囲気になりました…。その後、集中狙いを避けたプレイになったのですが、手加減しているような感じになってかなり微妙な空気でした…。
ごきぶりポーカーは万人受けしそうなゲームに見えて、かなり人(間柄)を選ぶゲームです。「集中狙いカモン!」くらい言えて潰し合える間柄で遊びましょう。
「蚊帳の外」問題
これも集中狙いに関係しますが、「1人が狙われやすいゲーム性」で「ミスした人から始まる」ので、人数が多いと全くカードが回ってこない人もいて、蚊帳の外になることがあります。
ゲームが終わったら「いやー今の読み合いは熱かったね!」と周りが盛り上がってる中、(自分は何もしてないんだけどな…)というような温度差が生まれることも…。
人数が多くなるとその傾向が顕著になるので、遊ぶなら4人前後がおすすめです。
▼ごきぶりポーカー
▼ごきぶりポーカーに合うスリーブ
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