お題の表現が激ムズ!『ブロック・アンド・ゲス』を徹底紹介
ホビージャパンからブロック・アンド・ゲス(Alan and Bobby’s Block and Guess)の日本語版が3月上旬に発売されます。
「様々なブロックを使ってお題を表現する」という一見よくあるゲームのようですが、ユニークなのが自分の使うブロックが相手チームに選ばれるという点。
個人的に表現系のパーティーゲームは大好きなので、今回は『ブロック・アンド・ゲス』を紹介します。
ゲーム名 | ブロック・アンド・ゲス |
プレイ人数 | 3~8人 |
プレイ時間 | 約30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
発売時期 | 2024年3月 |
デザイナー | Alan R. Moon Bobby West |
アート | Monstroman |
版元 | Matagot |
価格 | 3,960円(税込) |
関連ページ | ホビージャパン公式ページ BoardGameGeek |
ブロック・アンド・ゲスはどんなゲーム?
ブロック・アンド・ゲスは、複数のブロックを使ってお題を表現して当ててもらうパーティーゲームです。
プレイヤーは2つのチームに分かれて、各チームの1人が「ビルダー(建築者)」となります。ビルダーは、様々な形のブロックを組み合わせて与えられたお題を表現します。残りのチームメンバーは推測者となって、ビルダーが何を作ったのかを当てます。
このゲームの面白いポイントは、ビルダーが使用するブロックを相手チームのビルダーが選ぶところ。
ビルダー同士はお互いのお題を知っているので、相手にとって難易度の高いブロックを渡すことでお題を表現しづらくすることができます。使いづらいブロックを渡される上に、目を閉じるなどの縛りが入るので、お題の表現が激ムズです。当てる側は予想外の難題に悩まされることになります。
見た目は単純そうですが、鋭い洞察力が試されるお題当てゲームです。
ブロック・アンド・ゲスのルール
ブロック・アンド・ゲスのルールを紹介します。※今回は4人でプレイする場合を例にします。
①2つのチームに分かれる
4人プレイの場合は、2人ずつのチームに分かれます。
各チームの1人がビルダー(建築者)となり、残りの1人が推測者となります。
②各ラウンドには5つのフェイズがある
各ラウンドには、以下の5つのフェイズがあります。
- 準備フェイズ
- 第一建築フェイズ
- 第一推測フェイズ
- 第二建築フェイズ
- 第二推測フェイズ
4人プレイの場合は、全4ラウンド行います。
③建築カードでルール追加
ラウンドの開始時に、ビルダーの1人が建築カードを引きます。
この建築カードにより、建築フェイズ中のルールが1つ追加されます。
「目を閉じて作る」「積み重ね禁止」「利き手禁止」など、様々な追加ルールがあります。
建築カードの内容(一部)
- 目を閉じて組み立てなければならない。
- 全てのブロックはテーブルに接していなければならない。積み重ね禁止。
- どのブロックも他のブロックに触れてはいけない。
- 親指を使わずに組み立てる。
- 利き手でないほうの手だけで組み立てなければならない。
- テーブルに触れることができるブロックは1つだけである。他のブロックはすべて積み重ねなければならない。
④準備フェイズ
手がかりカードの山札から1枚めくって、全てのプレイヤーに見えるように表向きにします。
手がかりカードには7つのお題が書かれています。
例
- ウサギ
- フクロウ
- カタツムリ
- 足
- 電話
- 傘
- トラ
各ビルダーは1~7までの数字カードをシャッフルして引きます(推測者には見せない)。
ビルダーは、手がかりカードに書かれたお題のうち、自分の数字カードと一致するものを作らなければなりません。
その後、相手チームのビルダーにだけ数字を見せます。
同じ数字カードを引いたら、同じものを作ることになります
⑤第一建築フェイズ
ブロック・アンド・ゲスでは、自分が使うブロックは相手に選ばれます。
各ビルダーは交互に15個のブロックから1個を選び、相手チームのビルダーに渡します。各ビルダーが3個のブロックを持つまで続けます。
様々な形のブロックがある
引用:ホビージャパン公式ページ
相手のお題が分かっているので、使いにくそうなものを選びましょう。
ビルダーは渡されたブロックを使い、以下の建築ルールを守りながらお題を表現します。
建築ルール
- ビルダーと推測者で、お題についての会話禁止
- 渡された全てのブロックを使う
- 各ブロックは少なくとも1つの他のブロックに接していなければならない
- 建築物はそれ自体で自立できなければならない
- 自分のブロック以外は使用できない
建築フェイズはだいたい1 分ほどで終わるようにします。
⑤第一推測フェイズ
各チームが建築物を完成させたら、推測者が自分のチームのお題を当てます。(手がかりカードの中から選ぶ)
お題を答えられる回数は、1人1回まで。
正解・不正解で以下のようになります。
- 正解⇒そのチームが2点獲得
- 不正解⇒そのチームは第二建築フェイズに進む
どちらのチームも正解なら、今回のラウンドを終了し、次のラウンドに移ります。
⑥第ニ推測フェイズ
不正解だったチームが第二推測フェイズに進み、ブロックの数が6個に増えます。
両チームがまだ参加している場合、各ビルダーは交互に残りのブロックから1個を選び、相手チームのビルダーに渡します。各ビルダーが新しいブロックを3個ずつ受け取り、合計ブロック数が6個になったらOKです。(1チームしか参加していない場合は、相手チームのビルダーが3個を選んで渡す)
第一推測フェイズと同様に、全てのブロックを使って、お題を表現します。
⑦第ニ推測フェイズ
推測者は再び1回だけお題を答えることができます。
正解・不正解で以下のようになります。
- 正解⇒そのチームが1点獲得
- 不正解⇒そのチームは得点なし
これでラウンド終了です。
⑧次のラウンドを始める
ラウンドが終了したら、ビルダーと推測者の役割を入れ替えます。
「③建築カードでルール追加」から次のラウンドを始めます。
⑨ゲームの終了
4人プレイの場合は、4ラウンド終わったらゲーム終了です。
この時点で、得点の多いチームの勝ちです。
最後に:ブロック・アンド・ゲスは3月上旬発売
以上が、ブロック・アンド・ゲスのルール紹介でした。
お題からかけ離れたブロックを渡されて苦悩するビルダーに、よくわからないオブジェクトから回答しなければいけない推測者たち。ビルダーがチームメイトから野次られて盛り上がりそうです!
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