サメマゲドンを徹底紹介!奇妙なオリジナル融合ザメを作るゲーム
今回は、オリジナルの融合ザメを作り出すボードゲーム『サメマゲドン~解き放たれた融合ザメ~』を紹介します。
様々なサメの身体パーツを組み合わせてバトルする融合ザメカードバトルです。2021年4月から一般販売が開始されています。
商品名 | サメマゲドン |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10~15分 |
対象年齢 | 10歳~ |
発売時期 | 2021年 |
制作 | Azb.studio |
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サメマゲドンはどんなゲーム?
オリジナル融合ザメを作るゲーム
サメマゲドンは、サメの頭・胴体・しっぽのパーツを組み合わせて新種のサメを作り出してバトルするカードゲームです。
パーツはどれも「ゴリラ・ゲーミング・トルネード・アイス」などありえないものばかりで、完成するのはむちゃくちゃな融合ザメばかり!
完成したサメで人間たちを襲って得点を稼ぎ、最終的に最も点数が高いプレイヤーの勝利です。
ゲームマーケット2021春で販売
サメマゲドンは2021年4月のゲームマーケット2021春で販売されました。制作しているのはAzb.Studioさん。
【出展のお知らせ】https://t.co/mdpkn2EZoqはゲムマ2021春で新作ボードゲーム「サメマゲドン」を販売します!
「サメマゲドン」は様々なパーツを組み合わせて独自のサメを作り、カップルや警察官を襲って独創的なサメ映画を撮る融合サメカードバトルです! pic.twitter.com/yOm1M87eeD— Azb.Studio▶︎サメマゲドン販売中! (@azb_studio) April 7, 2021
以前には、偉人の体パーツを融合させてオリジナル偉人を作る『ソクラテスラ~キメラティック偉人バトル~』も制作されています。
サメマゲドンの『ゲーム準備』
まずは、サメマゲドン~解き放たれた融合ザメ~のゲーム準備からです。
場は以下のようにセッティングします。
陸(緑)・海(青)・空(赤)の置き場所カード3枚を並べて、「通常の山札」と「しっぽカードの山札」を配置します。
各プレイヤーは手札6枚(うち1枚はダブルヘッドカード)からスタートします。
これでゲーム準備完了です。
サメマゲドンの『ルール』
ここからは、サメマゲドンのルール・遊び方を紹介します。
カードを繋げて融合ザメを作る
手番では「カードを1枚出す or カードを1枚引く」を計3回行います。
カードを出すときは、まずは「サメの頭」から出します。サメの頭を出したら、すぐにしっぽカードを引いて、頭の後ろにくっつけます。
サメの頭の色でそのサメの属性が決まります。緑色なら陸、青色なら海、赤色なら空です。上の写真のサメなら、赤色なので「空属性」になります。
また、カード左上の数字の合計値がそのサメの攻撃力になります。
サメが場に出ていれば、手札から「胴体カード」1枚を出して、頭としっぽの間に入れてサメを強化できます。
上の画像の場合、頭としっぽだけの時は攻撃力が「3(2+1)」でしたが、胴体を付けることで攻撃力が「5(2+2+1)」に強化されました。
敵となるエネミーカードが出てくる
山札からカードを1枚引く時は、サメの頭や胴体の他にエネミーカードが出ることがあります。
エネミーカードにもサメ同様に「陸・海・空」の属性があり、陸のエネミーなら陸置き場へ、海のエネミーなら海置き場へ、空のエネミーなら空置き場に配置します。
配置する時は裏向きに置くので、エネミーを引いたプレイヤー以外は何のカードか分かりません。エネミーカードを引いたプレイヤーは、もう1枚カードが引いて手札補充ができます。
プレイヤーがカードを引くことで、下の画像のようにどんどんとエネミーカードが溜まっていきます。
サメマゲドンの発動(エネミーとのバトル)
エネミーと勝負したい時は、手番を飛ばす代わりに「サメマゲドン」を発動できます。
サメマゲドンを宣言したプレイヤーは、どの属性とバトルするのかを選んで、その属性のエネミーカードを全てオープンにします。
エネミーカードの左下には「攻撃力」が書かれています。各数値の合計値が今回の敵の攻撃力になります。上の画像なら、エネミーの攻撃力は「6」ということです。
バトルに参加するのは、エネミーと同じ属性のサメを持っているプレイヤー全員です。例えば、「空」のエネミーとバトルする場合は、空属性のサメを持っているプレイヤーが対象になります。
バトルに参加するプレイヤーは、自分のサメの攻撃力を確認します。バトルの対象となっているサメ全ての攻撃力を合計した数値がそのプレイヤーの攻撃力になります。複数匹いたら複数匹の攻撃力を合計します。
上の写真の場合の攻撃力は、2匹の攻撃力(カード左上の数値)の合計値である「9」になります。
全員の攻撃力を比べて、最も攻撃力の高いプレイヤーがエネミーとバトルできます。エネミーの合計攻撃力以上であれば、プレイヤーの勝ちです。勝利したプレイヤーはエネミーカード全てを獲得できます。その後、バトルに参加した全てのサメを捨て札にします。
エネミーに負けた場合は、エネミーカードとバトルに参加したサメを捨て札にします。
ゲームの終了
山札からカードがなくなったらゲーム終了です。獲得したエネミーカードの合計値が最も高いプレイヤーの勝利です。
サメマゲドン
サメマゲドンの『レビュー』
最後は、サメマゲドンのレビューです。
大喜利チックだけど、ちゃんと悩ましい部分がある!
ゲームの雰囲気はソクラテスラに似ていて、面白い融合ザメを作って盛り上がれるゲームです。サメの名前を声に出しながらカードを出すと、自然に大喜利っぽくなります。
ただ、サメマゲドンはインパクトだけでなく、「サメをどの程度強化するのか」や「いつサメマゲドンを宣言するのか」といった悩ましい要素もしっかりあります。相手のサメの強さや相手の宣言に左右されるので、見た目以上に駆け引き要素が強いです。
また、特殊効果の「ダブルヘッド(攻撃力2倍)」「マスクド(サメの属性を隠す)」も読み合いの良い材料になっていて面白かったです。
ただ、そんなこと関係なしによくやってしまうのが、面白いサメを作りたいがために長いサメを作ってしまうこと。面白さに走っただけですが、これが意外に厄介です!長いサメになるほどサメが強化されるので、他のプレイヤーが同じ属性のサメを作りづらくなります(同属性で負けると点数を獲得できずにサメが廃棄されるので)。1匹の強すぎるサメは他のプレイヤーへの抑止力のようになって、これが本当に邪魔で邪魔で仕方ありませんでした…笑
まとめ:ソクラテスラよりも遊びやすくなっている!
以上が、カードゲーム『サメマゲドン~解き放たれた融合ザメ~』のルール&レビューでした。
ソクラテスラと比べると、サメマゲドンはより遊びやすくブラッシュアップされている印象でした。というのは、ソクラテスラは「武力・知力」の2種類の数値があって文字も小さかったのですが、サメマゲドンは「攻撃力」のみになって文字が大きくなっているので、シンプル化&視認性アップでかなり遊びやすくなっていました。
まとめると、面白い見た目やネーミングで盛り上がるパーティーゲームのようで駆け引き要素もしっかりあるゲームです。とにかく見た目のインパクトが凄まじいので、普段ボードゲームをしない人の興味を引きやすいゲームだと思います。気になった方はぜひ遊んでみてください!
また、サメマゲドンのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
サメマゲドン
サメマゲドンの『スリーブ』
サメマゲドンのカードサイズは「85×54㎜」なので、88×57㎜サイズの『ヤノマン カードプロテクター アーケードT2・ハード』がちょうどいい大きさです。
サメマゲドンにはカードが123枚入っているので、このスリーブが3セット必要です。
その他のスリーブについては、下記サイトの『サメマゲドンのカードサイズに合うスリーブを徹底紹介』をご覧ください。