ワードウルフのボードゲーム版(幻冬舎)を徹底紹介
ワードウルフは、会話から少数派を見つけ出す正体隠匿系ボードゲームです。
ワードウルフはスマホアプリで大人気のパーティーゲームですが、そのボードゲーム版が幻冬舎から2020年4月25日に発売しました。
今回は、ワード人狼こと『ワードウルフ』のボードゲーム版(幻冬舎)を徹底紹介します。
▽ワードウルフ
▽ワードウルフに合うスリーブ
▼アプリ版のワードウルフも紹介中!
▼おすすめの正体隠匿ゲームを紹介
ワードウルフはどんなボードゲーム?
ワードウルフは、あるお題について話し合いをする中で、微妙に違うお題を配られた少数派(ワードウルフ)を見つけ出す正体隠匿系ボードゲームです。
例えば、プレイヤーの多くが「砂糖」というお題を与えられた場合、「塩」というお題を与えられた少数派がワードウルフ、ということになります。(下図参照)
最初は、秘密裏に自分のお題を確認するので、自分が市民(多数派)なのか、ワードウルフ(少数派)なのか分かりません。みんなで話し合う中で、自分が多数派だと思ったらワードウルフを見つけ出しましょう。もし自分がワードウルフかも…と思ったら、話を合わせたり、ウソをついたりして自分の正体がバレないようにします。
話し合いが終わったら、多数決でワードウルフだと思う人に投票します。「ワードウルフが最多票なら市民チームの勝ち」で、「市民が最多票ならワードウルフの勝ち」となります。
ワードウルフの『内容物』
ワードウルフ(幻冬舎版)の内容物がこちら。
<内容物>
お題カード65枚 / ミニホワイトボード8枚 / ホワイトボードマーカー1本 /
ワードウルフの『ルール』
ぼーどゲーム版『ワードウルフ』のルール・遊び方を紹介します。
お題決め
まずは「司会者」を1人決めます。司会者によるお題決めは、他のプレイヤーに見られてはいけないので、その他のプレイヤーは目を閉じましょう。
司会者は、他のプレイヤーには見えないように、たくさんあるお題カードから1枚を選びます。
1枚のカードに6つのお題がある
お題カードを選んだら、6つのお題から2つを選びます。
2つのお題をミニホワイトボードに書き込みます。
ちなみに、プレイ人数ごとのお題の割合は以下の通りです。
3人プレイ | 2:1 |
4人プレイ | 3:1 |
5人プレイ | 4:1 |
6人プレイ | 4:2 |
7人プレイ | 5:2 |
8人プレイ | 5:3 |
司会者は、お題を書いたミニホワイトボードを伏せたままシャッフルして、各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
お題を確認する
自分のミニホワイトボードを見て、お題を確認します。
話し合い
プレイヤーは、お題について自由に会話します。話し合いの時間は基本的に3分ですが、人数によって増減してもOKです。
自由に会話しながら、自分が市民(多数派)かワードウルフ(少数派)かを見極めます。「自分が少数派かも…」と気づいたら、ワードウルフだとバレないように嘘をついて周りの会話に合わせましょう。
ワードウルフと思う人に投票する
話し合いが終わったら、プレイヤーは「ワードウルフ」だと思う人に一斉に指差しで投票します。
最多票の人が決まったら、全員ホワイトボードを公開して、市民(多数派)・ワードウルフ(少数派)をチェックします。
その結果、
- 最多票の人がワードウルフなら市民の勝ち
- 最多票の人が市民ならワードウルフの勝ち
となります。
【オプションルール】ワードウルフの逆転チャンス
オプションルールとして、ワードウルフがバレてしまった場合の逆転ルールがあります。
最多票に決まった人は、ホワイトボードを公開する前に、自分とはちがう相手のお題を答えます。
最多票の人がワードウルフでも、市民側のお題を当てることができればワードウルフの逆転勝利となります。
ワードウルフの『レビュー』
最後は、『ワードウルフ』のボードゲームレビューです。
誰とでもサクッと盛り上がれる!
僕は、アプリ版のワードウルフを3年前くらいから飲み会・旅行先・ゲーム会・ちょっとした空き時間などによく遊んでいて、今でもたまに遊ぶことがあるくらい、好きなゲームです。
ワードウルフの良さは「誰とでもサクッと盛り上がれるところ」です。すごくルールが簡単でほぼ100%盛り上がる(お題がひどい時以外)ので、最高レベルのパーティーゲームだと思っています!
家族・親戚で健全なお題で盛り上がるのも良し、友人とちょっとアダルトなお題ではしゃぐのも良し!年齢問わず誰でもすぐに遊べるという使い勝手の良さが強みだと思います。
ボードゲーム版のメリット
ワードウルフのアプリ版はとても便利ですが、ボードゲーム版にはアナログならではの良さがあります。
ボードゲーム版のメリットは「ひどいお題の組み合わせになりづらい」こと。
アプリ版で遊んでいると、2つのお題の距離が遠すぎて、「ワードウルフがゲーム開始直後に一言、二言話しただけで正体がバレてしまう」というような悲しい事態がよく起こります…。すごく極端に言うと「飛行機とドーナッツ」みたいなお題。全然かすっていないじゃんっていう。その時は「なんでこのお題なんだろう…」と微妙な空気になってしまいます…。
ただ、ボードゲーム版だとお題を選ぶのはプレイヤーです。人間が選ぶので、ヒドイお題の組み合わせにはなりません。変な組み合わせにしてしまうと、責められるのは出題者です。
また、ボードゲーム版なら、お題カードを見て「ひとつはこのお題にして、もう一つはオリジナルにしよう」と臨機応変に変えられます。遊んでいるうちに試したいお題が思いついたりするので、それをすぐに試せるのもGOODです!
最後に
以上が、ワード人狼こと『ワードウルフ(幻冬舎版)』のルール&レビューでした。
もちろん、アプリ版は「司会者が不要」「ボードにお題を書く手間がない」ので、とても便利です。
ただ、個人的にボードゲームに慣れているせいもあってか、スマホを一人ずつ回して見ている時間にもどかしさを感じてしまいます…。やっぱり、全員で目を閉じて、伏せられたカードを配られて、一斉にお題を確認するという、人狼・正体隠匿ゲームならではの工程があったほうがワクワク感があって好きです。
▽ワードウルフ
また、ワードウルフのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
ワードウルフにぴったりの『スリーブ』
ワードウルフ(幻冬舎版)のカードサイズは「88×63mm」なので、『エポックのレギュラーサイズスリーブ(92×66mm)』がおすすめです。
ワードウルフのカード枚数は65枚なので、このスリーブ(80枚入り)が1セットあればOKです。
ワードウルフの『お題集』
ワードウルフを何度も遊んで既存のお題を遊び尽くしてしまったら、自分でお題を作成して遊ぶのがおすすめです。とは言っても「お題を考えるのが面倒だ…」という方もいると思うので『ワードウルフのお題集』を作成しました!
「一般的・食べ物・企業(お店)・難しい系・恋愛系・盛り上がる系」という6つのジャンルに分けてリスト化しています。お題に困っている方はぜひ使ってみてください。
▽ワードウルフのお題集はこちら。
ワードウルフの『アプリ版』
ワードウルフには『アプリ版』もいくつかあります。
ワードウルフ決定版【新人狼ゲーム】
アプリ版の特徴は「司会者不要」で「お題もアプリが設定してくれる」ので、とても楽ちんです。(もちろん、ボードゲームにはボードゲームならではの良さもあります)
ワードウルフのアプリ版については、下記の記事で詳しく紹介しています。