ディクシット(Dixit)拡張9種類の『おすすめ度』と『選び方』を徹底紹介
ディクシットは拡張の種類が多すぎて選べない…
という人に向けて、9種類ある拡張の「個人的おすすめ度」や「絵柄の特徴」を紹介します。
また、各拡張のイラストも載せているので、自分の好みの絵柄を探してみてください。
▼ディクシット(Dixit)
▼ディクシットカードに合うスリーブ
【まとめ】ディクシット(Dixit)拡張のおすすめ度
最初に、この記事のまとめとして、ディクシット(Dixit)の各拡張について個人的な「印象」と「おすすめ度」をまとめました!
拡張 | 印象 | おすすめ度 |
---|---|---|
①オデッセイ | 基本路線 | |
②クエスト | 基本路線 | |
③ジャーニー | 綺麗で幻想的 | |
④オリジン | かわいい&童話 | |
⑤デイドリーム | めちゃくちゃ暗い | |
⑥メモリーズ | カラフルポップ | |
⑦レヴェレイション | 独特でオシャレ | |
⑧ハーモニー | 薄暗い | |
⑨アニバーサリー | 絵柄いろいろ |
一番のお気に入りは『ディクシット:ジャーニー』です。
僕は基本セットを買う前に、全ての拡張のイラストを調べて、一番好きな絵柄の『ジャーニー(当時の名前はディクシット3)』から買いました。ジャーニーのカードは幻想的で綺麗なイラストで、かわいい系からダーク系まで描き分けられている印象です。
ただ、イラストは個人の好みなので、あくまで参考レベルに留めてください。記事中では、各拡張のイラストを紹介しているので、ぜひ自分好みのイラストを見つけてみてください。
▼ディクシット:ジャーニー
ディクシット(Dixit)の拡張とは
まずは、ディクシット(Dixit)の「拡張に入っているもの」や「種類」を紹介します。
拡張に入っているもの
ディクシットの拡張に入っているものは、基本的に「新カード84枚」です。
これらのカードは、基本セットや他の拡張と混ぜて遊ぶことができます。
『ディクシット:オデッセイ』のみ、基本セットとは異なる「得点ボード」や「投票用具」が入っていて、最大12人プレイができるようになっています。これらの道具が揃っているので、基本セットがなくても単体で遊ぶことができます。
拡張は全部で9種類
ディクシット(Dixit)シリーズの種類は現在「9種類」あります。
- ①ディクシット:オデッセイ
- ②ディクシット:クエスト
- ③ディクシット:ジャーニー
- ④ディクシット:オリジン
- ⑤ディクシット:デイドリーム
- ⑥ディクシット:メモリーズ
- ⑦ディクシット:レヴェレイション
- ⑧ディクシット:ハーモニー
- ⑨ディクシット:アニバーサーリー(10周年記念版)
ディクシット拡張の『選び方』
ディクシット(Dixit)拡張の選び方は、ナンバリング通りに買うのではなく「好きな絵柄で選ぶ」のがおすすめです。
なぜなら、拡張(オデッセイ除く)によって追加要素などなく、違いはイラストのみです。そのため、ナンバリング通りに『ディクシット:クエスト(旧名 ディクシット2)』『ディクシット:ジャーニー(旧名 ディクシット3)』という順番で買うメリットはありません。
ただ、イラストについては拡張によってデザイナーが違うので、かわいい絵柄から暗い絵柄、おしゃれな絵柄など様々です。せっかくなら気に入ったイラストのほうがリプレイ度も上がると思うので、好きなものを選びましょう。
また、個人的には「持っているものとは違う系統の絵柄を選ぶ」ようにしてバリエーションを増やすのがいいと思います。様々な雰囲気のイラストがあった方が、違う発想・違う表現を思いつきやすいからです。
ディクシットの『基本セット』
発売年 | 2008年 |
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デザイナー | Marie Cardouat |
拡張を紹介する前に、まずは基本セットのイラストと比較できるように、いくつか載せておきます。
基本セットを持っている人にはお馴染みの絵柄ですね。
カードの絵は、フランスのイラストレーター『マリー・カルドゥワ(Marie Cardouat)氏』が描いていて、他の拡張版のイラストも担当しています。
拡張①『ディクシット:オデッセイ』
発売年 | 2011年 |
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デザイナー | Marie Cardouat Pierô |
個人的評価 | 3.5 |
最初に紹介する拡張は『ディクシット:オデッセイ』。オデッセイには「長期の放浪・長い冒険」という意味があるそうです。
デザイナーは、基本セットを担当していた「マリー・カルドゥワ氏」と「ピエロ―氏」の2人。
「放浪・冒険」というテーマの通り、冒険をしているような様々なシーンが描かれています。
イラストの印象は「基本セットの延長」という感じ。
また、『ディクシット:オデッセイ』は新カードだけでなく、基本セットとは異なる「得点ボード」や「投票用具」が入っていて、最大12人プレイができるようになっています。
「基本セットの絵柄が気に入っている」「大人数で遊びたい」という人にはおすすめです。
拡張②『ディクシット:クエスト』
発売年 | 2010年 |
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デザイナー | Marie Cardouat |
個人的評価 | 3.0 |
もともと「ディクシット2」というタイトルでしたが、リニューアルして『ディクシット:クエスト』になりました。「quest」を直訳すると「探究」。ただ、イラストとはあまり関係ない気がします。
デザイナーは基本セットと同じ「マリー・カルドゥワ氏」です。
デザイナーが同じなので基本路線ですが、イラストがシンプルで「なんとなく寂しい感じ」がします。
個人的には、ディクシットシリーズの中ではあまりパッとせず、印象に残っていない拡張です。
拡張③『ディクシット:ジャーニー』
発売年 | 2012年 |
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デザイナー | Xavier Collette |
個人的評価 | 5.0 |
この『ディクシット:ジャーニー』からは、これまでイラストを担当していた「マリー・カルドゥワ氏」が外れて、拡張の種類によってデザイナーが変わっていきます。
ジャーニーのデザイナーは、フランスで活躍している『ザビエル・コレット氏』で、ミステリウムやタイムラインなどのイラストも描いています。
僕は、ディクシットを買う前に、全シリーズのイラストを調べて、このジャーニー(当時のディクシット3)のイラストが一番好きだったので、基本セットではなくこの拡張を最初に買いました。(工夫すれば拡張だけでも遊べます)
タイトルの「journey」の意味は「旅」。このタイトルの通り、物語を旅しているようなシーンが描かれています。
絵柄がとても綺麗で、幻想的な雰囲気もあって、お気に入りの拡張です!かわいい絵柄からダークな絵柄まで描き分けられているところもGOOD。
個人的には、基本セットと違うタッチのイラストの方が、また違った発想をするきっかけになると思うので、これまでの絵柄とはガラッと変わったジャーニーはおすすめです。
拡張④『ディクシット:オリジン』
発売年 | 2013年 |
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デザイナー | Clément Lefevre |
個人的評価 | 4.0 |
ディクシット4からリニューアルしたのが『ディクシット:オリジン』。タイトルになっている「origins」の意味は「起源」。
イラストデザイナーは、フランスのイラストレーター『クレマン・ルフェーブル氏』。
かわいい系のイラストで、全体的に「童話っぽい雰囲気」が漂っています。
個人的にはかなり好きな絵柄!
かわいい系ではもうひとつ『メモリーズ』がありますが、「オリジンは落ち着いたかわいさ」「メモリーズはポップなかわいさ」という印象です。オリジンのかわいい感じが好きな人はメモリーズと比較して選ぶのがおすすめです。
拡張⑤『ディクシット:デイドリーム』
発売年 | 2015年 |
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デザイナー | Franck Dion |
個人的評価 | 2.0 |
タイトルのdaydreamsは『白昼夢』のこと。その意味は「真昼に夢を見ているような、非現実的な空想」。
この拡張、めちゃくちゃ暗い!
白昼夢というだけあって、「モヤッとした薄暗い絵柄」ばかりです。
うーん…暗すぎないですか…
お題付けも暗いものになりがちで、盛り上がりづらいので、個人的には苦手な拡張。ディクシットシリーズをコンプリートしたい人向けです。
拡張⑥『ディクシット:メモリーズ』
発売年 | 2016年 |
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デザイナー | Carine Hinder Jérôme Pélissier |
個人的評価 | 4.5 |
タイトルのmemoriesは『思い出』。
この拡張は、カラフルでポップ!
現代的なかわいいイラストが多いです。
オリジンもメモリーズもかわいい系統ですが、『オリジンはノスタルジック(懐かしい感じ)』で『メモリーズはモダン(現代的)』とどちらもタッチが違うので、両方揃えるのも全然アリだと思います!
明るいイラストが多めで、おすすめの拡張です!
拡張⑦『ディクシット:レヴェレイション』
発売年 | 2016年 |
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デザイナー | Marina Coudray |
個人的評価 | 4.5 |
拡張7弾のレヴェレイション(revelations)の意味は『啓示』。
この拡張は、独特な画風でお洒落!
ディクシットの拡張シリーズの中ではかなりリアル寄りなイラスト。
印象的なのは「偉人のような人物が多い」こと。
他の拡張のどれにも似ていない独創的な絵柄なので、バリエーションを増やすという意味ではおすすめの拡張です!
拡張⑧『ディクシット:ハーモニー』
発売年 | 2017年 |
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デザイナー | Paul Echegoyen |
個人的評価 | 2.5 |
拡張8弾のハーモニー(harmonies)の意味は『調和』。
ハーモニーは「薄暗い」という印象。
デイドリームほどではないけど、Dixitシリーズでは2番目に暗い印象です。個人的には、後回しで良いと思ってしまう拡張。
拡張⑨『ディクシット:アニバーサリー』
発売年 | 2017年 |
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デザイナー | Paul Echegoyen |
個人的評価 | 4.5 |
『ディクシット:アニバーサリー』は、「ディクシット発売10周年記念版」として作られた拡張セットです。
今までディクシットの絵を担当してきた9人のイラストレーターが描いているのが特徴。
9人のデザイナーが描いているだけあって「バリエーションが豊富」なのが良いところ!
全体的に、明るいデザインから暗いデザインまでバランスよく入っています。
また、「着物の女の子」や「日本の城」「桃太郎」など日本をイメージしたイラストもいくつかあります。
1つの拡張でカードのバリエーションが一気に増えるので、おすすめの拡張です。
また、「拡張を選べない…」という人はまずはアニバーサリーから入って、好みのイラストがあったらそのデザイナーの拡張を買い足すというのもいいと思います。
【最後に】おすすめのディクシット拡張まとめ
最後に、ディクシット(Dixit)拡張のおすすめをまとめます。
個人的に一番好きなのは『ジャーニー』
キレイで幻想的なイラストで、明るい系からダーク系まで描き分けられています。個人的には一番好きな絵柄!
明るい&かわいい系なら『メモリーズ』
全体的にカラフルでポップな印象で、現代チックな画風です。明るくてかわいい系ならメモリーズでしょう。
独創的な絵柄なら『レヴェレイション』
『レヴェレイション』は独創的でオシャレな拡張。どの拡張にもない独特なタッチなので、他の拡張と雰囲気が被らないのが良いところ!
選べない人は色々入った『アニバーサリー』
ディクシット発売10周年記念版のアニバーサリーは、Dixitシリーズのイラストを担当してきた9人のイラストレーターが参加しています。絵柄のバリエーションが豊富なので、まずはここから入って、好きな絵柄を見つけるのも良いと思います。
ディクシットに『スリーブ』を付けよう!
ディクシットにスリーブを付けていない人は、カードに傷がつかないようにスリーブをつけるのがおすすめです。
ディクシットのカードサイズは「80×120mm」なので、『ホビーベースのラージユーロサイズ・ハード(82×124mm)』がぴったりです。
このスリーブは「50枚」入りなので、1つの拡張(84枚)なら「2セット」あれば足ります。
長く遊べるゲームなので、カードに傷や汚れが付く前にスリーブで保護するようにしましょう。
その他のスリーブはこちら
【ハードタイプ】
82×122㎜ / 100枚入り
【ソフトタイプ】
82×122㎜ / 100枚入り
以上が、『ディクシット拡張シリーズの特徴とおすすめの徹底紹介』でした。
▼ディクシット(Dixit)
▼ディクシット:オデッセイ
▼ディクシット:クエスト
▼ディクシット:ジャーニー
▼ディクシット:オリジン
▼ディクシット:デイドリーム
▼ディクシット:メモリーズ
▼ディクシット:レヴェレイション
▼ディクシット:ハーモニー
▼ディクシット:アニバーサリー(10周年記念版)
▽ディクシットのルールはこちらで紹介中!
表現系ゲームはこちらもおすすめ!
ディクシット(Dixit)の他にも、お題を表現するゲームはたくさんあります。おすすめは以下の3つです。
はぁって言うゲーム
「はぁ」などの短い言葉で、色んな感情を表現するボードゲームです。みんなの苦しい表現を見て大爆笑できるので、ゲームで盛り上がりたい人におすすめです。
ito(イト)
ito(イト)は、数字の大きさを「テーマに沿った言葉」で表現するカードゲームです。お互いの感性のズレに大笑いできます。
ボブジテン
ボブジテンは、「チョコレート・ベルト・キャンプ」などのカタカナ語を、カタカナを使わずに表現するボードゲームです。カタカナ禁止なので、簡単そうなお題でもおかしな説明になってしまい、皆から総ツッコミを付けることがあります。笑