Geminoa(ジェミノア)を徹底紹介!ガンガンデッキ圧縮していくカードゲーム
今回は、デッキ圧縮で戦う1~2人用カードゲーム『Geminoa(ジェミノア)』のルール&レビューを紹介します。
▼Geminoa
▼Geminoaに合うスリーブ
商品名 | Geminoa |
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プレイ人数 | 1~2人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
対象年齢 | 12歳~ |
ジャンル | デッキ構築 |
発売時期 | 2020年 |
デザイナー | ポーン |
発売元 | 風栄社 |
価格 | 2,700円 |
関連ページ | Domina Games公式ページ |
▽カードゲームのおすすめランキングはこちら
Geminoa(ジェミノア)はどんなゲーム?
Geminoa(ジェミノア)は、よくあるデッキ構築ではなくて、どんどんカードを廃棄していく”デッキ削減”カードゲームです。有名なデッキ構築ボードゲーム『ドミニオン』が足し算なら、Geminoaは引き算のゲーム。
最初はお互い同じ30枚のデッキですが、手番の度にカードを廃棄していくことで、中盤~終盤には「物理特化デッキ」「魔法特化デッキ」などお互い全く違うデッキになっていきます。
そして、独特なのが「昇華」というシステムで、廃棄したカード7枚ごとにカード1枚を毎ターン使用可能にすることができます。
このように、Geminoaはカードを廃棄していくメリットが盛り盛りで、デッキ圧縮の気持ちよさが凝縮したようなカードゲームです!
Domina Games×ポーン氏の新作ゲーム
Geminoa(ジェミノア)はゲームマーケット2020秋にDomina Gamesから発売されました。
ゲームデザイナーは、Blade Rondoシリーズも手掛けていたポーン氏です。Domina Games×ポーン氏のタッグで制作されていたブレイドロンドシリーズは2020年に完結しましたが、このタッグから生まれた新たな作品が『Geminoa』です。(読み方はゲミノアではなくジェミノア)
ゲームマーケット2020秋では、購入者にGeminoaのカレンダーも配布されていました。(もちろんゲットしました!)
▼頂いたカレンダーがこちら。
ブレイドロンドシリーズが終了した後に2人向けのGeminoaが発売されたので、新たな長期シリーズ作品になるのではと密かに期待しています!
Geminoa(ジェミノア)のゲーム準備
まずは、Geminoaのゲーム準備からです。
個人ボードでは、「ライフ・シールド・マナ」を管理します。
- ライフ…HPのこと。0になると敗北
- シールド…物理攻撃を受ける盾
- マナ…主に魔法・召喚カードを使う時に消費する
初期値は「ライフ:20」「シールド:2」「マナ:0」にセットします。
お互いのデッキは30枚で、イラストは違いますが内容は全く同じです。
Geminoa(ジェミノア)のルール
ここからは、Geminoa(ジェミノア)のルール・遊び方を紹介します。
ゲームの目的は「先に相手のライフを0にする」ことです。
基本的に、カードを5枚引いて、手札をプレイしていきます。
カードのタイプは「物理・魔法・補助・召喚」の4種類だけ。
相手を攻撃するカードは主に「物理」と「魔法」です。
「物理カード」はまず相手のシールドから減らしてシールドが0になったらライフを減らすことができます。
一方で、魔法カードはシールド関係なくライフに直接攻撃できるのが特徴です。ただし、魔法カードは基本的に「マナ」を消費するので、マナが足りないと使うことができません。(マナは初期値0で、カード効果で溜めていく)
Geminoaの面白いポイント
ここまでの説明だとオーソドックスな対戦型カードゲームのように感じますが、Geminoaの独特なポイントは「廃棄」と「昇華」というシステムです。
①廃棄
まず「廃棄」については、自分のターン終了時にカードを2枚までゲームから除外できます。つまり、「デッキ圧縮」が毎ターンできるということです。
さらに、カード効果でも「カード1枚を廃棄する」といった内容が多いです。
山札が尽きたら捨て札をリシャッフルして再び山札に戻すので、新しい山札には廃棄したカードが含まれないようになっています。
こんな感じで、スタート時点では2人とも同じデッキですが、カードを廃棄していくことで、中盤~終盤には「物理型のデッキ」「魔法型のデッキ」「召喚メインのデッキ」などお互い全く違うデッキになっています。
②昇華
カードを廃棄することは、デッキ構築とはまた違ったメリットもあります。
それが「昇華」というシステムで、カードを7枚廃棄するごとにカード1枚を毎ターン使えるようにできるといったもの。
特定のカードを毎ターン使えるというのはめちゃくちゃ強力です!この昇華システムがあるので、プレイヤーは序盤からどんどんカードを廃棄していくことになります。
デッキ削減に色んなメリットがあるゲーム
また、『廃棄』『昇華』の他にも、自分のデッキが0枚になったら、毎ターン相手に4ダメージを与えるといったルールもあります。手札が0枚になっても、それまでに『昇華』で毎ターン使えるカードがセットされているはずなので、ダメ押しの大ダメージを与えることができます!
こんな感じで、カードを廃棄するメリットがたくさんあるので、プレイヤーがガンガンデッキ圧縮したくなるカードゲームです。
▼Geminoa
Geminoa(ジェミノア)のソロプレイ
Geminoa(ジェミノア)には、ソロプレイ用のカードも付属しているので、1人で遊ぶこともできます。
自分が使うデッキは2人対戦用と同じですが、仮想の対戦相手はソロプレイ専用のカードを使います。一定のターンが過ぎると、相手のカードがランダムに公開されてどんどん強くなっていく感じです。
開封したての時にソロに挑戦しましたが、最初は全く歯が立たず「本当に勝てるのか」と疑ったほどです…。ただ、その後、カード効果や相手の行動パターンを把握することで戦略を考えている時間がすごく楽しくて、夢中で5回挑戦してなんとか倒せました。
Geminoa(ジェミノア)のレビュー
最後は、Geminoa(ジェミノア)のボードゲームレビューです。
デッキ圧縮の気持ちよさが手軽に味わえるゲーム
デッキ圧縮が必須で、デッキ圧縮が正義のゲーム…なんて気持ちいいゲームでしょうか!
要らない要素を削ってブラッシュアップしていく過程が楽しくて、30枚ある山札からコンボが繋がる数枚にまで圧縮できた時は快感です。デッキ構築ボードゲーム『ドミニオン』でデッキ圧縮が好きな人には、デッキ圧縮のみが凝縮したこのゲームをぜひ遊んでみてもらいたいです。
同じくDomina Gamesの対戦カードゲーム『ブレイドロンド』とは全然違う感じですが、あえて比べるとスタートを切りやすいのが良かったです。というのは、ブレイドロンドはゲーム開始前に使用するカード7枚を絞るのですが、これで結構悩んでしまってなかなか始められないこともしばしば。一方で、Geminoaではゲーム中にデッキを絞っていきます。悩むことなくいきなりスタートできるので、Geminoaの方が初心者のハードルは低いように感じました。
個人的に好きなデッキタイプは「物理特化」です(多分ほとんどの人はコレ)。廃棄の場を整えてから大ダメージを与えるのがすごく気持ちいいです。一方で、魔法は小ダメージでチクチクする感じであまり性に合わない感じでした…。ブレイドロンドのようにシリーズが拡大していくなら、魔法で大ダメージを与える系にも期待したいです!
ソロプレイの難易度は、なんとなくのプレイではなかなか勝てない歯ごたえのあるレベルでした。序盤は攻撃してきませんが、終盤に大ダメージを与えてくる怪物です…。この攻略を考えていると、自然とゲームの理解度が上がっていくので、対人戦前の練習にもぴったりです。ただ、欲を言うと、相手の行動パターンが8通りしかないので、もう少しアクションにバリエーションがあるともっと楽しめる気がします。
【最後に】ブレイドロンドのようにシリーズ化してほしいゲーム!
Geminoaはデッキ圧縮が必須なゲームで、個人的にはめちゃくちゃ好きなタイプでした。
本当にブレイドロンドのようにシリーズ化してほしい作品です。相手の廃棄カードや昇華カードに干渉するカードなどまだまだ広がりがありそうな気がします。デッキ構築ゲームが好きな方はぜひぜひGeminoaを遊んでみてください!
▼Geminoa
また、ジェミノアのほかにも面白いカードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのカードゲームについては『カードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
Geminoa(ジェミノア)に合うスリーブ
透明スリーブ
Geminoa(ジェミノア)のカードサイズは「89×63mm」なので、『エポック レギュラーサイズスリーブ・ハード(92×66mm)』に入ります。
このスリーブは80枚入りなので、1袋あればGeminoa(ジェミノア)の全てのカード(66枚)を入れることができます。
Domina Games 公式スリーブ
また、Domina Gamesの公式スリーブ(92×67mm)も多数発売しているので、こちらにも入ります。
▼Blade Rondo Sylphy
▼Eresia Ratie
▼Eresia Verche