ガンナガンを徹底紹介!2丁の機銃で撃ち合うバトルゲーム
今回は、2丁の機銃を選んで撃ち合う2人用ボードゲーム『ガンナガン』のルール&レビューを紹介します。
▼ガンナガン
商品名 | ガンナガン |
---|---|
プレイ人数 | 2人専用 |
プレイ時間 | 10~30分 |
対象年齢 | 12歳~ |
ジャンル | 戦略 |
発売時期 | 2019年 |
ゲームデザイン | keepdry |
公式ページ | ガンナガン公式ページ |
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ガンナガンはどんなゲーム?
ガンナガンは、銃士と機銃2丁を選んで戦う2人専用ボードゲームです。
最初に「銃士1人」「機銃2丁」「技能1つ」を選びます。この4枚の組み合わせを選ぶだけで、速攻型・高火力型・妨害型など色んなタイプの戦略を取れるのがガンナガンの魅力です。
そして、2丁拳銃さながら「2つのデッキを使う」というのも面白いところ!
このほかにも、それぞれの銃に銃弾を装填する・射撃したらリロードするというシステムが銃撃戦のテーマに合致していて、雰囲気もバッチリです!
そして、一番の醍醐味は「カードを選ぶ時の読み合いと選択」。詳しくは記事後半のレビューに書いています。
ガンナガンの内容物
ガンナガンの内容物がこちら。
<内容物>
機銃カード 6枚 / 銃士カード 4枚 / 技能カード 12枚 / 機銃デッキカード 120枚
ガンナガンのゲーム準備
ガンナガンではゲームを始める前に「銃士1人・機銃2丁・技能1つ」を選んで、自分の場に並べます。
何を選ぶかで有利・不利が決まるので、ゲーム前の読み合い・選択がとても大事です!
①銃士を1人選ぶ
まずは、銃士を1人選びます。
銃士は全部で4人いて、それぞれ固有の「手札枚数・速度(先攻を決める数値)・特殊能力」が設定されています。
②機銃を2丁選ぶ
次に、今回のゲームで使う2丁の機銃を選びます。
機銃カードには「重量・装填数・ダメージ・効果」などが載っています。
③技能を1つ選ぶ
さらに、自分が選んだ銃士に対応する「技能カード」を1枚選びます。
何を選んだかは秘密なので、選んだら裏向きにしておきます。
④カードを並べる
ここまでで選んだカードを以下のように並べます。
- A. 銃士カード
- B. 機銃カード(2丁)
- C. 機銃デッキ(2丁分)
- D. 技能カード
Cの機銃デッキは、選んだ機銃に対応したデッキです。銃さえ選べば、決まったデッキが用意されているので楽ちんです。
このように、両脇に2丁の銃を携えるように、両サイドに機銃カードとデッキを配置します。
⑤手札を引く
銃士カードに書かれている「手札」の数だけカードを引きます。(3枚のキャラもいれば5枚のキャラもいる)
ただし、両方のデッキから引くのはNGです。必ず、どちらから引くかを決めて、一方のデッキのみから引くようにします。
これで、ゲーム準備完了です。
ガンナガンのルール
ここからは、ガンナガンのルール・遊び方を紹介します。
ゲームの目的
ゲームの目的は「相手のライフを0にする or 山札を0にする」です。
ゲーム開始時のライフはキャラに関係なく30ライフからスタートします。
手番でやること
手番でやることは、以下の①~⑤です。
- ①カードの使用
- ②装填
- ③射撃
- ④技能の使用
- ⑤手札の補
①~④を好きな順で実行し、最後に手札の補充をします。
先攻後攻はじゃんけんではなく、銃士カードの速度の値が高い方が先行になります。
①カードの使用
手札のカードをプレイして、様々な効果を発動します。
カードの右上に書いてある「コスト」の分だけ手札を捨て札にすることで、カードをプレイできます。
カードのタイプは大きく分けて、「行動・機能・対応」の3種類。
分かりやすく言い換えると、
- 行動…即時効果
- 機能…永続効果
- 対応…トラップ効果(相手の行動で起動する)
という感じです。
②装填
銃で攻撃するためには、銃弾を装填する必要があります。
どっちの銃に銃弾を込めるかを決めて、その銃の隣に好きな手札を裏向きで置きます。
これで、その機銃に銃弾1発を装填したことになります。
機銃の種類によって「1ターンに装填できる数」「最大装填量」が決まっています。
また、カードに銃弾と書かれた「銃弾カード」なら表向きで装填します。
この銃弾カードには様々な特殊効果があり、写真の徹甲榴弾なら「装填数が4以上なら、与えるダメージ+2」というダメージアップ効果です。
装填時は別のデッキから引いたカードを装填しても大丈夫です。例えば、「エンラ」のデッキから引いたカードを「ヌエ」に装填してもOKです。
③射撃
銃弾が装填された機銃を選び、相手を攻撃します。(各機銃1ターンに1回)
与えられるダメージは、装填されている銃弾の数で変わります。
例えば、「変質式連発銃 エンラ」に銃弾2つが装填された状態だとします。
機銃カードに書いてある「装填数2のダメージ」を確認します。
装填数2の場合は「3HIT」となっているので、この攻撃は3ダメージとなります。写真の通り、銃弾1つなら1ダメージ、銃弾3つなら5ダメージです。
銃弾として使ったカードは、捨て札ではなくボルテージエリアに置きます。
エンラは特殊効果のないノーマルな機銃ですが、他には「回復する銃」「強力だけど自傷する銃」などもあります。
④技能の使用
技能カードを使う時は、カード右上に書いてある枚数分のカードをボルテージエリアから捨て札に置くことで発動します。
⑤手札の補充
銃士カードの手札の値と同じ枚数になるようにカードを補充します。(どちらか一方のデッキから補充する)
⑥ゲームの終了
下記のどちらかの状況になれば勝ちです。
- 相手のライフを0にする
- 相手の両方のデッキがなくなる
以上が、ガンナガンのルール・遊び方です。
ガンナガンを遊んだ感想
実際にガンナガンを遊んだ感想をレビューします。
組み合わせを考えるのが楽しい!
キャラ1人を選び、銃2丁を選び、技能1つを選ぶだけ。
これを選ぶだけで「最速でライフを削り取る速攻タイプ」「相手の行動を制限する妨害タイプ」「相手のデッキを削るデッキ破壊タイプ」など色んな型が作れるのがガンナガンの魅力です。
TCG好きなら、この組み合わせを考える瞬間からワクワクすると思います!また、ゲームが終わる度に「この銃ならこっちのキャラのが合いそう」「次はこの銃とあの銃を組わせてみよう」とか試したいことが次々に浮かんできます。
個人的に好きなのは「ダタラ&エンラ」の妨害セット!パラライズバレットで相手の行動カードを使用不能にし、フリーズバレットで相手が装填できなくなるといういやらしいプレイングができて、うまくハマって相手を行動不能に陥れた時はすごく気持ちいいです!笑
醍醐味はカードの読み合い
ガンナガンを始めたての頃は色んな組み合わせを試して、自分が強いと思うセットを探すのが楽しいです。ただ、強そうな組み合わせを選べば有利になるか…というと、そう単純ではありません。というのは、銃には相性があるからです。
機銃はざっくり3タイプ(ライト・ヘビー・スペシャル)に分けられて、これらの相性が三すくみ(ライト⇒スペシャル⇒ヘビー⇒ライト…)になっています。そのため、この最強の組み合わせを選んでおけば絶対有利、なんてことはありません。どんなに強そうに見える組み合わせにも必ず天敵がいるのです!
そういうことで、このゲームで一番大事なのは、相手が選ぶカードの読み合いです。「このキャラならあの銃は選びそうだよなぁ」「この銃を選んだということは、2つ目の銃はあれかな」と相手の選択を読んで、それに有利を取れるカードを選ぶというのが重要です。この読み合い、選択の決断がガンナガンの醍醐味だと思います!
【最後に】2丁銃で戦うカードバトルゲーム
以上が、ガンナガンのルール&レビューでした。
ゲームの面白さ以外にも、「2丁銃を持つように2つのデッキを両サイドに置く」「銃に弾を装填していく」「射撃したらリロードが必要」といったゲームシステムがテーマにぴったりで、すごく統一感があって綺麗なゲームに感じました!
ここまで良い点ばかり書いてきたので最後にひとつネックを挙げるとすると、カードの読み合いができるレベルに到達するには少し時間がかかること。キャラや銃の特徴を理解するまでに数ゲーム遊ぶ必要があります。これはガンナガンに限らずTCG系ゲームの宿命ですね…。
ただ、最初の手探り感もそれはそれで色々な発見があって面白いですし、カードの内容も複雑ではないのでとっつきやすいレベルだと思います。キャラや銃の特徴が分かってくると一気に面白くなるので、ぜひそこまで遊んでみてください!
そして、贅沢をいうと2セット用意して、お互いが好きなキャラ・銃を遊べる状態で読みあったほうが絶対に面白いと思います。(1セットと2セットではカードの選び方が違います)
ガンナガンのほかにも面白いボードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのボードゲームについては『ボードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
ガンナガンに合うスリーブ
ガンナガンに入っている2種類のカードサイズ(88㎜×63㎜・118㎜×58㎜)に合うスリーブを紹介します。
88㎜×63㎜に合うスリーブ
88㎜×63㎜のカードには『エポックカードスリーブレギュラーサイズ・ハード』がおすすめです。(スリーブサイズ92㎜×66㎜、80枚入り)
88㎜×63㎜サイズのカード枚数は136枚なので、このスリーブが2セットあればOKです。
118㎜×58㎜に合うスリーブ
118㎜×58㎜の機銃カードには『BODOGE SLEEVES コヨーテ専用カードスリーブ』がおすすめです。(スリーブサイズ118㎜×60㎜、50枚入り)
カードの頭がギリギリはみ出しますが、気になるほどではありません。
機銃カードの枚数は6枚なので、このスリーブが1セットあればOKです。
※このほかのスリーブも知りたい方は『ガンナガンにおすすめのスリーブ4種類を紹介』をご覧ください。
拡張シリーズ・コラボ作品
ガンナガンの拡張シリーズや、派生作品を紹介します。
拡張シリーズ3種類
ガンナガンの拡張シリーズは以下の3種類があります。
ガンナガンが5人で遊べる『クイナガン』
ガンナガンとアークライトゲームズのクイックショット!がコラボした『クイナガン』が発表されました。
ゲームシステムはクイックショット!で、世界観(イラスト)はガンナガンになっています。
クイナガンは5人まで遊べるので、ガンナガンを複数人で遊びたい方は要チェックです。詳しくは『ガンナガン×クイックショット!のコラボ作品クイナガンを紹介』の記事をご覧ください。
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