ウノ オールワイルドを徹底紹介!全部ワイルド化した狂気のカードゲーム
ウノ(UNO)オールワイルドは、全部のカードがワイルドカードという、狂気のカードゲーム!
なんとリバースやスキップ、ドロー2なども全てワイルドカードになっています。さらにびっくりしたのが、数字も色も関係なくなっていること。
今回は、ウノ(UNO)オールワイルドのルール&レビューを徹底紹介します。
ウノオールワイルドは2021年に50周年を迎えたUNOシリーズの新作で、日本では2022年4月に発売されました。
▼ウノオールワイルド
▼ウノオールワイルドに合うスリーブ
商品名 | ウノ(UNO)オールワイルド |
プレイ人数 | 2~10人 |
プレイ時間 | ‐ |
対象年齢 | 7歳~ |
発売時期 | 2022年4月 |
発売元 | マテル・インターナショナル |
価格 | 1,100円 |
ウノ(UNO)オールワイルドはどんなゲーム?
ウノ(UNO)オールワイルドは、全部のカードがワイルドカードになったUNOです。
ワイルドカードというと、場に関係なく出すことができて、色を指定できるという特別なカードでしたが、このゲームでは、リバース・スキップ・ドロー2など全てのカードがワイルド化してます。
全部がワイルドカード化していることで、色と数字の概念がなくなって、パスすることなく必ずカードが出せるようになっています。誰かの手札が残り1枚になったら、「2人の順番を飛ばす」「相手を指名するドロー2」「手札の強制入れ替え」などの効果カードであがるのを阻止します。
通常版のウノと比べると、考えどころが減って、思いっきりパーティーゲーム寄りになっています。一発ネタとしてはインパクト大です!
ウノ(UNO)オールワイルドの『特徴』
まずは、ウノ(UNO)オールワイルドの特徴を紹介します。
①カードが全てワイルドカード!
ワイルドカードというと、場に関係なく出すことができて、好きな色に変えられるカード。
通常版ウノには4枚しか入っていない特別なカードでしたが、オールワイルドでは下の画像のように全てのカードがワイルド化しています!
UNOでお馴染みの効果カードの「ドロー2」「リバース」「スキップ」なども全てワイルドカードになっています。
②数字・色の概念がない
全部がワイルドカードになったことで、数字と色の概念が消え去りました。
通常版UNOと同じように、ワイルドカードを出したら「黄色!」などと色を指定してもいいのですが、次のプレイヤーが持っているのは全部ワイルドカードなので全く意味がありません。
③基本パスしない
通常版UNOだと、カードが出せない場合はパスをして山札から1枚引きますが、全てのカードが場に関係なく出せるワイルドカードだと手札が出せないという状況がないので、基本的にパスすることがありません。
パスしないでできるので、手札からカードをバンバン出していけます。すごくスピーディーです!
ちなみに「基本的にパスしない」と書いたのは、パスした方がいいシーンもあるからです。次のプレイヤーの手札が残り1枚で自分の手札では妨害しようがない場合は、パスして山札から1枚引いて、そのカードに賭けることができます。
④遊び方はUNOと同じ
「最初に手札7枚ずつ配る」「手番ではカードを1枚ずつ出す」「1枚になったらUNOを宣言する」など、基本的な遊び方は通常のUNOと同じです。
ウノオールワイルドのカード8種類
ウノオールワイルドのカードの種類は全部で8種類あります。
お馴染みのリバース・スキップ・ドロー2などもありますが、「2人分スキップ」「相手を指名するドロー2」「強制手札入れ替え」といった新効果カードが加わっています。
①ワイルド
通常版のウノでもよく見る、ワイルドカード。通常版なら好きな色に変えられますが、このゲームでは色に意味がないので、ただの普通のカードです。
場のカードが何であっても捨てられますが、特別な効果はありません。
②ワイルドリバース
ワイルドリバースは、UNOで言うところのリバースカードと全く同じで、逆回りにする効果です。
左回りなら右回りに、右回りなら左回りに変わります。
③ワイルドスキップ
ワイルドスキップは、次の人の手番が飛ばすという効果です。
④ワイルドスキップ2
ワイルドスキップ2は、オールワイルド版で初めて登場する効果です。
「次のプレイヤー」と「次の次のプレイヤー」の2人の手番が飛ばされます。絵柄的にスキップの効果が2回発動するように見えますが、そうではないので注意しましょう。
⑤ワイルドドロー2
お馴染みのドロー2です。
次のプレイヤーは山札から2枚引きます。2枚引かされたプレイヤーはそれで手番終了で、カードを出すことができません。
⑥ワイルドドロー4
こちらもお馴染みのワイルドドロー4です。
次のプレイヤーは山札から4枚引きます。4枚引かされたプレイヤーはそれで手番終了で、カードを出すことができません。
⑦ワイルド 指名ドロー2
ワイルド指名ドロー2は、オールワイルド版で登場した新カードです。
効果はカード名の通りで、指名されたプレイヤーは山札からカード2枚を引きます。
めちゃくちゃ強力なカードです。だいたい残り手札1枚の相手に使われるので、なかなか終われません…。
⑧ワイルド 強制スワップ
こちらも恐ろしい新カード。
ワイルド強制スワップは、誰か1人を指名して、指名したプレイヤーと手札を全て入れ替えるといういやらしい効果。
一発逆転を狙えるカードで、手札が大量にある時に手札1枚の人と交換できたら気持ちいいです。
ウノオールワイルドの『レビュー』
最後は、ウノ(UNO)オールワイルド!のボードゲームレビューです。
パーティーゲームに振り切ったUNO
遊ぶ前は「ウノが進化してより戦略的になったのかな」と思っていましたが、数字も色もそぎ落とされてめちゃくちゃシンプルになっていました。特殊効果は増えたものの、スキップやドロー2、ドロー4のみで戦うようなものです…正直、めちゃくちゃ物足りない…。
通常版のUNOだと、カードを出すときに「どの数字・色を残そう」と考えますが、ウノオールワイルドはとりあえずただのワイルドカードをバンバン出していく感じです。考えどころが減って、UNOを思いっきりパーティーゲームに振った印象です。
ワイルドだらけの見た目は一発ネタとしてはインパクト大だけど、個人的には1回遊べば満足です。ただ、強制スワップやスキップ2などの効果は面白いので、これは通常版のウノの白いワイルド(効果を自由に書き込めるカード)に書き加えても良さそうです。
5歳の子供たちは「これUNOなの!?」と良い反応をしてくれて楽しそうに遊んでいますが、大人が遊ぶには物足りないと思います…。
UNOシリーズならウノフリップがおすすめ!
UNOシリーズのゲームなら、『ウノフリップ』の方が断然面白いです。
ウノフリップでは、カードの両面に数字が書かれていて、フリップカードが出ると全てのカードを反転させなければなりません。
「フリップカードを使うタイミング」や「フリップカードを使われても大丈夫なようにカードを出していく」などの新しい悩ましさ・戦略が増えて、これぞUNOの進化版です!
ウノフリップについては『ウノフリップのルール&レビュー』で詳しく紹介しています。
まとめ:ウノオールワイルドの個人的評価
最後に、ウノオールワイルドの個人的評価と良かった点/微妙だった点をまとめました。
ボードゲーム評価
おすすめ度 | (1.0) |
簡単さ | (5.0) |
盛り上がり度 | (2.5) |
考える要素 | (1.5) |
運要素 | (5.0) |
良かった点 | 微妙だった点 |
---|---|
UNOを知っている人にはインパクト大 | 通常版UNOと比べると考えどころがすごく少ない 1回遊べば満足する |
以上が、ウノ(UNO)オールワイルドのルール&レビューでした。
正直に言うと、ウノオールワイルドはかなり微妙でした…。50周年記念の一発ネタという印象。
オールワイルドを買うか迷っている方には断然『ウノフリップ』をおすすめします。カードを裏返すというギミックが面白くて、戦略性もアップしています。子供たちのウケもいいので、ファミリーにもおすすめです!
また、UNOのほかにも面白いカードゲームはたくさんあります。僕のおすすめのカードゲームについては『カードゲームのおすすめランキング』で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください。
▼ウノオールワイルド
ウノ(UNO)オールワイルドに合う『スリーブ』
ウノオールワイルドのカードサイズは「87㎜×56㎜」なので、『ホビーベース ボードゲームサイズスリーブ・ハード(90㎜×58.5㎜)』がちょうどいい大きさです。
ウノオールワイルドにはカードが112枚入っているので、この50枚入りスリーブが3セットあればOKです。
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