【ボドゲ紹介】『ルーム25』25部屋から唯一の脱出部屋を見つだせ!
ルーム25(Room25)は、5×5部屋の中から唯一脱出できる部屋を協力して探し出すボードゲームです。ただし、メンバーの中には「妨害役」が潜んでいます!
実は、ルーム25は実際の映画を参考にしていて、このゲームのキャラクターまで映画の人物を模しています。
この記事では、『ルーム25(Room25)』のルール&レビューを紹介します。
▼ルーム25 日本語版
商品名 | ルーム25 |
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プレイ人数 | 1-6人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 13歳~ |
ジャンル | 正体隠匿 |
発売時期 | 2014年 |
デザイナー | François Rouzé |
販売元 | ホビージャパン |
ルーム25(Room25)の『ルール』
ここからは、ルーム25のルール・遊び方を紹介します。
25部屋の施設から脱出
ルーム25というタイトルの通り、閉じ込められた施設には25の部屋があります。プレイヤーは協力してこれらの部屋を探索し脱出を目指します。
脱出するためには、この25部屋のうちのどこかにひとつだけ存在する脱出部屋「ルーム25」を見つけなければなりません。下の画像が「ルーム25」です。
ただし、探索できる時間には制限があるため、プレイヤー間で協力して部屋を効率よく探索していきましょう。
キャラクター選び
今回の番組で囚人となるキャラクターを選びます。全部で6種類です。キャラクターで異なる能力のようなものはないので、好みで決めちゃいましょう。
ちなみに、キャラクターシートには各部屋の特徴も載っています。確認したくなったらすぐ見れるので便利です。
役割決め
プレイヤーはみんなで協力して施設からの脱出を目指します。しかし、そのなかには仲間になりすまして番組側が用意した妨害を企てる「ガード」という人物がいます。仲間と思っていたら危険な部屋に押し出されたりして突然の裏切りに合うことも…恐ろしい…。
その役割を決めるために、役割タイルをランダムに配り、「プリズナー(囚人)役」か「ガード(妨害)役」を決めます。もちろん、自分の陣営は他のプレイヤーには秘密です。
それぞれの役割の目的をまとめます。
<プリズナーの目的>
・みんなが「ルーム25」に到着し、その部屋を施設外に動かすこと。
<ガードの目的>
・プリズナーの命を奪ってでも、脱出を防ぐこと。
プレイヤーができる4つのアクション
プレイヤーは、脱出部屋を見つけ出すために、4つのアクションを行うことができます。
①部屋を覗く
自分のいる部屋の前後左右のどれか一室を確認できます。見ることができるのは自分だけで、確認したらカードを裏向きのまま戻します。
他のプレイヤーに部屋の名前を言ってはいけませんが、そこがどの程度危険なものかを伝えるのはOKです。
ただ、その言葉を鵜呑みにするのは禁物です。囚人を嵌めようとしているガードが嘘をついているかもしれません。。
②部屋を移動する
隣の部屋に移動できます。移動するときは、移動先のタイルを表にして、部屋に入った人はその効果を受けます。
25ある部屋の中には囚人を苦しめる超危険な罠もあり、いきなり飛び込んで即死なんてこともあり得ます。細心の注意をして部屋を移動しましょう。
③押し出し
同じ部屋にいる人を隣の部屋に押し出します。押し出された人は、すぐにその部屋の効果を受けます。
同じ部屋にいる人が仲間とは限りません。ガードがプリズナーの命を奪うために、即死部屋に押し出すなんてこともあるので、複数人で同じ部屋にいるときは気をつけましょう。。
④部屋の操作
自分のいる部屋を含む列を1マス分移動させる、なんてこともできたりします。
これらのアクションを順番に行っていき、危険な部屋を避けながら脱出部屋である「ルーム25」を協力して探していきます。
ゲームの終了
プリズナー側、ガード側の勝利条件をまとめます。
<プリズナーの勝利条件>
プリズナー全員がルーム25にいて、「部屋の操作」アクションでその部屋を施設の外に動かせば、見事脱出となり勝利。
<ガードの勝利条件>
・プリズナーが2人死亡したら勝利。
・制限時間までにプリズナーを脱出させなかったら勝利。
ルーム25(Room25)の『部屋』
ルーム25に登場する部屋の一部を紹介します。
即死部屋
一番恐ろしい部屋です。
効果は部屋名の通り「部屋に入ったら死亡する」です…。この部屋を見つけたらガードに押し出されないように注意してください。
酸のプール
これまた恐ろしい名前の部屋。
効果は「この部屋に2人いる場合、先にいた方が死亡する」です。
極寒部屋
めちゃめちゃ寒い部屋。凍死寸前まで追い込まれて、思うように体が動かなくなります。
効果は「アクションの回数が1回減る」です。
モニター室
モニター室の効果は、「ボード上の好きな部屋を確認できる」です。
ルーム25(Room25)の『ゲームレビュー』
「脱出ゲーム」×「正体隠匿ゲーム」って相性良すぎじゃないですか。脱出できるのかというドキドキ感と、いつだれが裏切るかわからないスリル…この組み合わせ、最高です。
僕のルーム25の思い出は、マンションのプレイルームに3家族で集まって、子供たちそっちのけにして大人だけですごい盛り上がってました。子供たちが途中で退屈しちゃったので、一人を生贄に捧げて(公園に連れて行ってもらって)、また残った大人たちだけでルーム25をプレイし続けてました。
その時はあまりボードゲームで遊んだことがない人たちばかりでしたが、ゲームのストーリーが映画や漫画にありそうな設定なので、「え、面白そう!」とすごく関心をもってもらえて、ボドゲ初心者でも入り込みやすいゲームだったのかなと思います。
あと、正体隠匿系ではありますが、人狼のような言葉で戦う感じではないので、ギスギス感が生まれないのもGOODです。そういうところも初心者への布教用に良かったと思います。
今回は「疑念モード」というルールを紹介したのですが、ルーム25には色んな遊び方があります。他にも「対立モード」「チームモード」「協力モード」「一人モード」というルールがあるので、ちょっと飽きてきたとしても色んな楽しみ方ができて飽きさせない工夫があるのもルーム25の良いところです。
▼ルーム25 日本語版
※また、通常版のほかにも8人プレイが可能になったり、新モードが遊べる拡張セットもあります。
▼ルーム25:シーズン2
▼ルーム25:エスケープルーム
正体隠匿ゲームのおすすめランキング
ルーム25のような正体隠匿ゲームは他にもたくさんあります。下記の記事で、僕が特に気に入っている『正体隠匿ボードゲームのおすすめランキング』を紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。