オブスクリオを徹底紹介!魔法の書のヒントから正解を見つけよう
オブスクリオ(Obscurio)は「魔法の書のヒントから正しいイラストを見つける」連想系ボードゲームです。
ただ、ゲームはそう単純ではありません。「罠」にかかってヒントが見えづらくなったり、プレイヤーの中に潜んでいる「裏切り者」に騙されてしまうこともあります!
今回はそんな連想系×正体隠匿系の『オブスクリオ(OBSCURIO)』のルール・遊び方を紹介します。
▼オブスクリオ(Obscurio)
▼オブスクリオに合うスリーブ
商品名 | オブスクリオ |
プレイ人数 | 2~8人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 10歳~ |
ジャンル | 正体隠匿系 ブラフ 想像力 |
難易度 | ★★☆ |
販売元 | ホビージャパン |
関連ページ | ホビージャパン公式ページ BoardGameGeek |
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オブスクリオはどんなボードゲーム?
「魔法の本」が正解に導く
オブスクリオ(Obscurio)では、1人が「魔法の本」となり、他のプレイヤーは魔法使いになります。この中で、魔法の本だけが正解のイラストを知っています。
魔法の本は、魔法使いたちが6枚のイラストから正解のイラストを見つけ出せるように導かなければなりません。
しかし、魔法の本はあくまで本なので、喋ることができません!
そのため、本の中に映し出した2枚のイラストに「2つのマーカー」を置くことでヒントを伝えます。
「裏切り者」が潜んでいる!!
ただ、正解のイラストを見つけるのはそう簡単ではありません…。
なぜなら、魔法使いの中には「裏切り者」が潜んでいるからです。
裏切り者は「6枚のイラストの中に正解と間違えそうなカードを紛れこませる」ことで、魔法使いたちが正解に辿り着くのを妨害してきます。また、時には言葉巧みに間違ったイラストに誘導されてしまうこともあるでしょう…。
プレイ中は、ヒントから正解のイラストを見つけ出すことも大事ですが、同時に「裏切り者」が誰なのか見極めるのも重要です!
さらに「罠」が発動することも!!
また、ゲーム中に「罠」にかかってしまうことがあります。
罠にかかると、ヒントとなるイラストが見えづらくなってしまうことも…。
このように、オブスクリオでは「裏切り者」や「罠」が正解への道を阻んできます。
魔法使いたちはこれらの妨害を受けつつも、正解のイラストを当て続けることで勝利を目指しましょう!
オブスクリオのコンポーネントが美しすぎる!!
オブスクリオは美しいイラストが描かれた円形のカードがたくさん入っています。
どれも綺麗なイラストで写真映えするボードゲームですね!
さらに、びっくりするのが魔法の本のクオリティーです。
これぞ魔法の本!!
幻想的なデザインに、しっかりとした厚み。さらには、マーカーがくっつくように「磁石」まで仕込んであります。これを手に持つだけでかなりテンションが上がります!
そして、こちらがオブスクリオの全景。
ハリーポッターを彷彿とするような世界感が作り込まれています。ファンタジーな雰囲気で、ゲーム前の盛り上がりはバッチリです!
オブスクリオの『ルール・遊び方』
ここからはオブスクリオのルール・遊び方を紹介します。
役職を決める
最初に「魔法の本」となる人を1人決めます。
その他のプレイヤーに役職カードを1枚ずつ配って、秘密裏に内容を確認します。
「魔法使い」の他に、1枚だけ「裏切り者」が紛れ込んでいます。
「正解のカード」を決める
魔法の書はカードを1枚引きます。引いたカードが「このラウンドの正解カード」となります。
正解カードを見ていいのは魔法の本だけです。
「ヒントカード2枚」を魔法の本にセット
次に、「ヒントになるカード2枚」を引いて、魔法の本にセットします。
「罠」が発動!!
そして、魔法の本は、袋から「罠トークン」を1枚引きます。
「魔法の霧」という罠を引いてしまいました。
ヒントカードの上に「霧シート」をのせます。
イラストがかなり見えづらくなってしまいました…。
これ以外にも罠トークンは全部で15種類もあります!!
マーカー2個でヒントを出す
ここが、魔法の本にとって一番重要なポイントです!
魔法の書は、ヒントカードに「マーカー2個」を置いてヒントを出します。こんな感じ↓
魔法の霧がかなり邪魔ですが、マーカーでヒントになりそうな箇所を指しましょう!
裏切り者が「正解と間違えそうなカード」を選ぶ
ここからは、全員に目を閉じてもらい、魔法の本の指示で「裏切り者」だけに目を開けてもらいます。
裏切り者は、カードをランダムに6枚セットしたカードホルダーから、最大2枚のカードを選びます。
裏切り者は、先ほど魔法の書が出したヒントを参考に、みんなが正解と間違えそうなイラストを選びましょう。
選んだら、全員に目を開けてもらいます。
選ぶ時は声に出すとバレるので、指の数で番号を示して魔法の本役に伝えましょう。
場に6枚のカードを並べる
魔法の本は、場に6枚のカードを並べます。
山札からカードを数枚引いて、「正解カード」「裏切り者が選んだカード」を含んだ計6枚をランダムに場に並べます。
魔法使いたちは、先ほどのヒントを頼りにこの6枚から正解を見つけなければなりません!
みんなで話し合い。だけどゆっくりトークしている暇はない!!
ヒントを見ながらみんなで話し合います。
ただ、ゆっくりトークしている暇はありません!
なぜなら、話し合いをしている時間は「砂時計」で計測されているからです!
話し合いが長引くほど、次のラウンドの罠の数が増えてしまいます。
正解を見極めるためにもじっくり話し合いたいけど、そうすると次がきつくなってしまいます…。ゆっくりはしていられません!
話し合いを長引かせようしている人は、次のラウンドで罠を増やしたい「裏切り者」かもしれません…。
「正解」と思うカードにコマを置く
自分が正解だと思うカードの前にコマを置きましょう。
全員がコマを置いたら、先ほどの砂時計がストップします。
答え合わせ
では、答え合わせです。魔法の本は正解のイラストを答えます。
誰か1人でも正解していれば、ボード上に6つある扉を1マス前進します。
間違っていた人は、ボード上から「結束トークン」を1つ取って、自分のキャラクターカードにのせます。
こうすることで、各プレイヤーが何回間違えたのかが一目で分かり、これが裏切り者を判断するひとつの材料になります。
次のラウンドを始める
ここまで終わったら、次のラウンドに移ります。
最初と同じように、「魔法の本が正解のカードを引く」ところから始めます。
裏切り者を当てよう!!
ボード上の結束トークンが一定数まで減ったら「この中に裏切り者がいるのでは…」と疑心暗鬼になり、「裏切り者告発タイム」が始まります。
みんなで「誰が裏切り者なのか」について1分間話し合います。
話し合いが終わったら、「裏切り者と思う人」を一斉に指差します。
最も多く指名された人は、自分の「役職カード」を公開します。
公開した役職カードが…
- 裏切り者なら、裏切り者はボード上からコマを取り除き、今後のトークに参加できなくなる
- 魔法使いなら、ボード上から結束トークンを2つ失って、告発タイムを最初からやり直す
つまり、裏切り者を見つけられなければ「告発タイム」が続きます…。
もし間違いが続き、全ての結束トークンを失えば「裏切り者の勝利」となります。
ゲームの終了
「魔法使いチーム」と「裏切り者」の勝利条件がこちら。
「魔法の本と魔法使い」の勝利
ボード上の最後の扉から前進する(6回正解する)と「魔法の書と魔法使いの勝利」となります。
「裏切り者」の勝利
結束トークンが全てなくなったら「裏切り者の勝利」となります。
オブスクリオに合う『スリーブ』
オブスクリオは正体隠匿ゲームなので、カードの傷などで正体がバレないようにスリーブを付けましょう。
オブスクリオのカードサイズは「66×83mm」なので、「ホビーベースのTCGスリーブ」がおすすめです。
オブスクリオのカードをスリーブに入れた写真がこちら↓
カード枚数は全部で14枚なので、1袋あれば大丈夫です。
オブスクリオの『ゲームレビュー』
最後は、オブスクリオ(OBSCURIO)のボードゲームレビューです。
オブスクリオの「好きなところ」
個人的にいいなと思ったのが「話が長引くと不利になっていく」というルール。
他の正体隠匿ゲームはしっかりと議論することが多いですが、オブスクリオは話が長くなると罠が増えていくので、「ヤバイ!時間ない!」とみんな焦ってわちゃわちゃした会話になりがちです。この「急げ!急げ!」みたいな感じはかなり好きでした。笑
また、ここに裏切り者がつけ入る隙があります。この焦りを利用して、裏切り者の一言で間違ったイラストにさっと誘導できた時はかなり気持ちいいです!(ただ、あからさまにやると告発されてしまうので慎重に)
そして意外と盛り上がるのは、全員が正解を外した時!
魔法の本役が誰にも伝わらない微妙なヒントを出すと「えーなんでそれなの!?」「絶対こっちじゃん!!」と集中砲火を浴びることになります…笑
最後に:オブスクリオはソフトな正体隠匿ゲーム
オブスクリオは正体隠匿ゲームでありながら、ゲームの大半が「イラストについての話し合い」になるので全体的に遊びやすいソフトな印象です。
人狼のように最初からお互いを疑い合うというハードな展開にならないので、人狼嫌いの人でも楽しめる正体隠匿系ゲームとしておすすめです!
できればもう少しだけコンパクトだったら…とも思いましたが、このコンポーネントのボリューム感あってこその幻想的な雰囲気なので良しでしょう!
▼オブスクリオ(Obscurio)
▼オブスクリオに合うスリーブ
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