『あやつり人形』の新版|9人の新キャラクターが追加!(ボードゲーム)
ボードゲーム「あやつり人形」が新版になりました!あやつり人形はプレイ人数の幅が7人までと広くかなり重宝して遊んでいました。なので、カードがちょっと劣化してきていたので、思い切って買い換えようと思った次第です。いやー、それにしても、箱大きくなりましたね(笑)。また保管場所が…いやいや面白くなっていればいいんです!
この新版の一番の目玉は何といっても「新たに追加された9人のキャラクター」です!あやつり人形の原版の8人と、拡張セット〈ダークシティ〉の10人と、今回の新キャラクター9人で、総勢27役職になっています!また、その他にも「新しい特殊な建物」も12枚追加されています。
様々な面白そうな役職が増えていますが、その中でも僕が気になるのは『判事』と『脅迫者』という役職です。これまでにない「令状マーカー」「脅迫マーカー」という特殊なマーカーを使用するので、かなり気になってます。年末年始に遊び倒そうと計画中です!
この記事では、ボードゲーム「あやつり人形の新版」を紹介します。
※あやつり人形のルールは、以前の記事で紹介しております。
⇒ あやつり人形のルール紹介|毎ターン役職が変わる正体隠匿ボードゲーム
ジャンル 正体隠匿
プレイ人数 2-7人
プレイ時間 40分
▼あやつり人形 新装版
▼あやつり人形クラシック
新版あやつり人形のコンポーネント
あやつり人形新版のコンポーネントです。
キャラクターの絵柄は、旧版はちょっと癖のある絵柄でしたが、だいぶマイルドな絵柄になっています。
また、新たに「キャラクタートークン」が追加されました。
役職が27種類とかなりの数に増えたため、このトークンをテーブルの中央に置くことで、そのゲームで「どのキャラクターが使用されているのか」を分かるようにしています。
王冠もずいぶん立派になりました。笑
あやつり人形〈新版〉の新キャラクター
ここから、新しく追加された9名のキャラクターとその能力を紹介します。
①判事
判事は、「令状マーカー」を使用します。
これが「令状マーカー」です。
3枚あるうち1枚だけ、『署名あり』の令状があります(画像左側)。
判事は、この令状マーカー3枚を裏向きにしてキャラクタートークンの上に置きます。
『署名あり』の令状マーカーを置かれたキャラクターが建物を建設した時、その建物を没収し、その建物を無料で自分の都市に加えられます。また、没収されたプレイヤーは、建設に支払った金貨を払い戻しを受けられます。
判事さん、無償で建物をもらえるって強すぎませんかね。これはぜひ使ってみたい!
②脅迫者
脅迫者は「脅迫マーカー」を使用します。脅迫マーカーは2枚あり、「花柄あり」「花柄なし」があります。
先ほどの判事同様に、「脅迫マーカー」を裏向きにしてキャラクタートークンに載せます。
「脅迫マーカー」を置かれたキャラクターは、自分の手番のはじめに、「持っている金貨の半分を支払って、脅迫マーカーを取り除くか」の選択をします。
もし取り除かなかった場合、脅迫者は「脅迫マーカー」をオープンにして、そこに花柄があればそのプレイヤーの金貨を全て奪うことができます。
これもまた、すごく強力な役職ですね。うまくいけば1人(花柄なし)から資産の半分を、もう1人(花柄あり)から全資産を奪うことができます。脅迫者がいるとお金を貯めこむのが恐ろしくなりますね。。
③スパイ
①「建物の色を1つ」と「プレイヤー1人」を指定
②そのプレイヤーの手札をこっそり見る
③相手の手札に指定した色の建物があれば、1枚につき、相手から〈金貨1つ〉と山札から〈建物カード1枚〉を得る。
金貨も建物カードも一気に補充できてしまう役職ですね。しかも相手のカードまで覗けるとは…なかなかいやらしい役職です。
④占い師
①全員の手札からランダムに1枚選び、自分の手札に加える
②自分の手札から、全員に好きなカードを返す
※占い師は建物を2枚まで建設できる
手札の建物カードを入れ替えて、建物を複数建設する役職ですね!はやくゲームを終わらせて逃げ切りたいときに使えそうです!
⑤貴族
・王冠コマを受け取る
※建設済みの〈黄色の建物〉1枚につき、建物カード1枚を得る。
原版の「王様」とほぼ同じで、〈金貨〉を得る代わりに〈建物カード〉を得ます。
⑥枢機卿
①建設時に金貨が足りなければ、誰かに不足分を出させる
②その場合、金貨1枚につき、自分の手札を1枚渡す
※建設済みの〈青色の建物〉1枚につき、建物カードを1枚得る
お金が足りないときに、他のプレイヤーに肩代わりしてもらえます。ただ、その分自分の手札を渡すのはけっこう痛い気もします…。
⑦貿易商
・緑色の建物なら、何枚でも建設できる。
※緑の建物1枚につき、1ゴールド得る。
これはゲームを速攻で終わらせられる役職ですね。序盤は低コストの建物を建築していき、貿易商で一気に決める、という感じが良さそうです。
⑧学者
①山札から7枚引き、うち1枚を手札に加える。
②残りのカードは山に戻してシャッフルする。
※学者は建物を2枚まで建設できる
⑨元帥
①誰かの建設コスト3以下の建物を奪う。
②相手にはそのコスト分の金貨を支払う。
※建設済みの赤色の建物1枚につき、1ゴールド得る。
低コストの建物を奪うカードです。同じ順位〈8〉である原版の『将軍』の能力が「コストを払って誰かの建物を破壊する」というものでしたが、複数人でプレイすると、みんなのために自分だけお金を払って犠牲になった感があってなかなか使い辛かったので、個人的にはこっちの『元帥』を採用したいと思います。
あやつり人形〈新版〉の新しい建物
新版で新たに追加された建物カードは全部で12枚あります!
様々な効果を持った建物が増えたので、これらを加えることでより戦略的なゲームを楽しむことができます。
あやつり人形の『スリーブ』
カードの汚れや傷が気になる方は、スリーブをつけてカードを守りましょう。
『キャラクターカード』の大きさは「69mm×119mm」なので、こちらのスリーブ(70mm×120mm)が対応しています。
キャラクターカードは全部で「33枚」入っており、このスリーブセットは「50枚入り」なので、1つあれば大丈夫です。
『建物カード』のサイズは「57mm×88mm」なので、こちらのスリーブ(61mm×94mm)が対応しています。
建物カードは全部で「84枚」入っており、このスリーブは「50枚入り」なので、2つ買えば足りるようになっています。
以上、あやつり人形の新版の紹介でした!
僕は年末のボードゲーム会で遊び尽くしたいと思います!
▼あやつり人形 新装版
また、初版のルールをほぼそのままに、キャラクターカードと建物カードが厳選された、持ち運びやすいコンパクトなクラシック版が登場しました!!箱の大きさが12×12cmで新版と比べるとかなり小さいので、保管場所も助かりますね!
▼あやつり人形クラシック