「あやつり人形」ルール紹介:毎ターン正体が変わる正体隠匿ボドゲ
あやつり人形は、毎ターン秘密裏に8人のキャラクターの中からひとりを操って、金貨を稼ぎ、建物をたくさん建築できた人が勝ちというボードゲームです。
このゲームの面白いところは、「手番ごとに操るキャラクターが変わる」点です。
手番ごとに、周りに悟られないようにキャラクターを選び、また相手の正体もわからないという正体隠匿系の要素があり、相手の思惑の裏をかいたプレイが求められます。
ワンナイト人狼などの軽めの正体隠匿系に慣れて、ちょっと重たいボードゲームを遊んでみたくなった人にオススメです。
※あやつり人形が新版になりました。
▼あやつり人形新版
操り人形の内容物
①8人のキャラクターカード
自分がひそかに操ることのできる8種類の職業をもつキャラクターです。
左上の数字は『行動順位(素早さ的なもの)』で、下部には『特殊能力』の説明があります。
たとえば、「暗殺者」。たくさんの怖いおじさんたち。
暗殺者は、別のキャラクターを暗殺(その手番は行動不能)できます。
これは、「盗賊」。いかにも盗人な人。
盗賊は、別のキャラクターの金貨を奪えます。
取り合いになる人気カードです。
「建築家」。渋くてかっこいい。
建築家は、一回の手番でたくさん建築できます。
「将軍」。性格悪そう。
将軍は、他人の建物カードを破壊できます。
他にも、「奇術師」「王様」「司教」「商人」がいます。
これらのキャラクターからひそかに1枚選び抜き、能力を駆使しながら建物を建てていきます。
②金貨カウンター
建築に必要な金貨です。
③建物カード
色んな種類の建物があります。
左上の金色シンボルは、建設に必要なコストです。
金色シンボルが3個なら金貨カウンター3個で建設することができます。
この金色シンボルの数がゲーム終了時にそのまま得点になります。
建物カードは左下の色で分かれており、5種あります。
全ての色を建設するとボーナス点がもらえます。
また、特殊能力をもつ建物もあり、カードの下部に説明がついています。
あやつり人形の準備
建物カード4枚を受け取って手札とします。
また金貨カウンターも2個受け取ります。
あやつり人形のルール
①こっそりとキャラクターを選択
誰にもバレないように回ってきたカードの中からキャラクターを選びます。
カードを一枚抜き取ったら次の人に渡して、渡された人もキャラクターを選んでいきます。
②行動順にキャラクターを読み上げ
キャラクターカードの左上の数字順に行動します。
誰かが行動順に『1番、暗殺者の人』と読み上げていきます。
そのキャラクターの人者はキャラクターカードをオープンにして、自分の手番をプレイします。
③手番でできること
手番にできることは、カードにまとめられています。1人1枚あって便利!
上のカードの通りなんですが、ざっくりまとめるとこのような流れです。
1.アクションの実行
⇒「金貨を2枚もらう」か「建物カードをもらう」のどちらかを選択
2.金貨を払って建物を建設できる(手札の建物カードから1枚建設)
3.特殊能力の使用
ゲームの終了
誰かが8番目の建物を建設したら終了。
左上の金色シンボルの数がそのまま得点になります。
また、全タイプ(5色)の建物を建設したら3点もらえたりと、ボーナス点もあります。
先ほどの手番説明カードの裏がこのような得点計算カードになっています。
あやつり人形のレビュー
箱はコンパクトなのに、内容は中~重量級ボードゲームです。アナログゲーム初心者に、いきなりこれを出すのはオススメしません。たぶん、説明の途中で嫌になっちゃう。覚えなきゃいけないことが多いから。。
ボドゲを何回か遊んだことがあって、駆け引き・心理戦が好きな人ならハマると思います。読みあいや心理戦が好きな友達とこれをプレイした数日後、「自分も買っちゃった!」という話を聞いてめっちゃ嬉しかったのを覚えてる。布教成功!
ワンナイト人狼などの軽めの正体隠匿ゲームに物足りなさを感じてきた人におススメです。
▼「あやつり人形の新版」登場!!
これまでのあやつり人形に加えて、「9人の新たなキャラクター」と「12種類の新しい建物」が加わっています。
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初版のルールをほぼそのままに、キャラクターカードと建物カードが厳選された、持ち運びやすいコンパクト版が登場!!(2018年11月22日発売)