【ボドゲ紹介】『モンスターメーカー』迷宮に潜ってお宝ゲット!!
このモンスターメーカー、実は「かつての大ヒットゲームのリメイク」ということをご存知でしょうか。
1988年に最初の『モンスターメーカー』が発売されたあと、2004年に『モンスターメーカー・リバイズド』でリメイクされて、さらに2018年に『MONSTER MALER モンスターメーカー』としてさらにリメイクされています。
カードゲームとしてはかなり歴史の深い、不朽の名作なのです!懐かしさのあまり購入してしまう人も多いと思います。
特にリメイクされた本作はイラストの雰囲気がとても良くて、ゲーム内容も分かりやすく洗練されているので、「ボードゲームをあまりプレイしたことのない人」や「子供のいるファミリー」にもおすすめです!また、実力だけでなく「ダイス運」が絡むというのも、初心者に優しい要素です。
今回は、「MONSTER MAKER モンスターメーカー」のルール・遊び方を分かりやすく紹介していきます。
▼モンスターメーカー
商品名 | モンスターメーカー |
---|---|
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
ジャンル | スピード系 |
発売時期 | 2018年 |
ゲームデザイン | 鈴木 銀一郎 |
▼子供(5~10歳)向けのおすすめボードゲーム
モンスターメーカーはどんなゲーム?
モンスターメーカーは、RPGゲームのように「迷宮を進んで、モンスターを倒して、お宝を手に入れる」というゲームです。
各プレイヤーがそれぞれのダンジョンに立ち向かうので、途中で他プレイヤーのダンジョンにモンスターを配置して相手の進路を妨害することもあります。
最終的に、「お宝の得点」「最初にダンジョンから帰還した人へのボーナス」「ペナルティ」から自分の得点を計算して、最も点数の高い人の勝利です。
モンスターメーカーの内容物
モンスターメーカーに入っているものは下の写真で全部です。
上から写真で分かりづらいですが、モンスターメーカーはとにかくカードが多い!
冒険カードとお宝カードとゲーム進行カードを合わせると、トータル「156枚」もあります。
スリーブに入れるのが本当に大変なんですよね…。
魅力的な「キャラクター」と「モンスター」
モンスターメーカーにはたくさんの「キャラクターカード」と「モンスターカード」がありますが、どれもイラストがカッコよくて魅力的です!
カッコいい!!「キャラクターカード」
こちらがキャラクターカードの一部です。
キャラクターカードは全部で30枚あって、カードには「戦闘力」「職業」「種族」が書かれています。
このキャラクターの多さや戦闘力・職業などの設定だけでも、RPG好きな人なら問答無用でハマってしまいそうな雰囲気があります。笑
魅力的な「モンスターカード」
そして、こちらがモンスターカード。
モンスターカードは全20枚で、カードに大きく書かれている数字が戦闘力を表しています。
こちらも「かわいいモンスター」から「強暴そうなモンスター」まで魅力的なイラストで描かれています。
モンスターメーカーの『ルール・遊び方』
ここからはモンスターメーカーのルール・遊び方を紹介します。
最初に「手札5枚」を配る
中央に、「冒険カード」「宝物カード」の山を作り、各プレイヤーに冒険カードを5枚ずつ配ります。
往路/復路タイル(正方形タイル)は、「今ダンジョンの奥に進んでいるのか、引き返しているのか」を示すもので、各プレイヤーに1枚ずつ配っておきます。(表面が往路、裏面が復路を表します)
手番にできることは「4つのうち1つ」
モンスターメーカーでは、自分の手番に「4つのアクションから1つだけ」実行できます。
ひとつのアクションを選ぶというのはボードゲームでよくあるルールですね。
それぞれのアクションを簡単に説明します。
①迷宮を進む
手札から「迷宮カード」1枚を出して、ダンジョンを進むことができます。
迷宮カードには「10・20・30・40」の数字が書いてあり、これはダンジョンを進んだ距離を表しています。
既に迷宮カードを出している場合は、下の写真のように重ねていきます。
上の写真の場合は、40・30・10のカードを出しているので、合計で「80」進んでいることになります。
進んだ距離が「100」以上になれば宝物庫に到着して、宝物をゲットして折り返します。そのため、まずは100進むことを目指します。
②他人の迷宮にモンスターを配置
また、手札にある「モンスターカード」1枚を他人の迷宮の上に配置して、進行を妨害することもできます。つまり、足止めしたいプレイヤーの邪魔ができるということです!
モンスターを置かれてしまったプレイヤーは、「①迷宮を進む」ができなくなってしまいます。この先に進むためには、モンスターと戦って勝たなければなりません。
③モンスターと戦闘
自分の迷宮に「モンスター」が置かれていたら、そのモンスターと戦闘することができます。
戦闘する時は、手札にある「キャラクターカード」を出します。この時、複数枚出してもOKです。
戦闘は、キャラクターとモンスターの戦闘力を比べて、「戦闘力が大きい方の勝ち」となります。
キャラクターの戦闘力を見ると、「3D+2」という見慣れない文字が並んでいます。
「D」は「ダイス」のことで、『3Dなら3個のダイスを振って出た値』のことです。また、「+2」は『ダイスを振った後の数値に+2する』という意味。
例を挙げると…
上のように戦闘力「3D+2」の場合は、ダイスを「3個」振った値に「2」を足した合計が「15」なので、そのキャラクターの戦闘力は「15」になります。
ちなみに、この戦闘力はキャラクターごとに違っていて、「1D+1」もいれば「5D+4」もいます。
キャラクターの戦闘力が決まったら、モンスターの戦闘力と比べます。
戦闘力を比べて、キャラクターの戦闘力の方が高ければプレイヤーの勝利となり、ダンジョンからモンスターを取り除きます。
もし負けてしまったら、モンスターは取り除かれずにそのままとなります。もちろん、モンスターが居座っているので、ダンジョンを進むことはできません。
戦闘に使ったキャラクターは勝ち負けに関わらずに捨て札となります。
④手札の廃棄
好きな枚数の手札を捨てることができます。
最後に「手札を5枚になるまで補充」できるので、必要なカードがない時には手札を多めに捨てましょう。
迷宮を「100」以上進んだら、宝物庫に到着
それぞれがアクションを繰り返していき、自分の迷宮カードの合計が「100」以上になったら宝物庫に到着します。
宝物庫に到着したら、「宝物カード」を1枚引きます。
この宝物カードはゴールした時の点数となります。(※宝物カードの入手方法は他にもあります。)
迷宮を戻って帰還する
宝物庫に到着したら「往路」終了です。「往路タイル」を裏返して「復路タイル」にします。
今度は、進んできた道を戻ることになります。
ダンジョンを進んだ距離だけ戻らなければならないので、「100進んだ人は100戻る」「120進んだ人は120戻る」ことになります。
行きと同じように、迷宮カードを使ってダンジョンを戻っていき、無事に往路以上の距離を進んだら、そのプレイヤーは帰還できたことになります。
ゲームの終了
最初にダンジョンから帰還できたプレイヤーは「帰還ボーナス100G」を受け取ります。
ここから、ゲームが終了に向かって動き始めます。
これ以降も、残りのプレイヤーはゲームを続けられますが、「アクション後の手札の補充」ができなくなります。そのため、今持っている手札だけでゲーム続行しなければなりません。
そして、「全員がダンジョンから帰還する」か「手札がなくなる」かしたらゲーム終了となります。
最後に、「宝物の点数」「帰還ボーナス」「移動距離のペナルティ※」を合計して、最も点数の高い人の勝利となります。
モンスターメーカーに合う『スリーブ』
モンスターメーカーは、下の写真の通りカード枚数が「156枚」ととても多いです。
カードメインのゲームなので、できれば早めに「カードスリーブ」をつけて傷や汚れから保護することをおすすめします。(スリーブをつけるかつけないかでゲームの寿命が変わってきます)
ちなみに、モンスターメーカーのカードに合うスリーブは「ホビーベースのTCGサイズ・ハード(50枚入り)」です。このスリーブに入れたのがこちらの写真です。
スリーブは50枚入りなので、「4袋」あれば全部のカード(進行カード含む)を入れることができます。
▼スリーブはこちら。
モンスターメーカーのレビュー
以上が、『モンスターメーカーのルール・遊び方』の紹介でした。
僕の周りでは、ボードゲームをあまりプレイしない人にも「ダンジョンを進んでモンスター倒してお宝ゲットする」という内容が分かりやすいようで好評です!
サイコロ運にも左右されるので、ガチガチの戦略ゲームにならず、「初心者」と「経験者」、「子供」と「大人」が一緒に楽しめます。また、サイコロの出目次第でモンスターを倒せるか倒せないかが決まるというハラハラ要素もあり、サイコロを振る度に一喜一憂できて盛り上がれるのも良いですよね。
また、ルールには「選択ルール」もあり、その中の「報酬ルール」というのが秀逸で、「モンスターを配置することへのリスク」が生まれてより熱い駆け引きが楽しめるようになります。モンスターメーカーに慣れてきたらぜひ報酬ルールを追加してみてください!
何度遊んでも、運と戦略のバランスがいい感じに調整されている、絶妙なカードゲームだと思います。「オリジナル⇒リバイズド⇒最新版」と、何度もリメイクされているのも納得です。
▼モンスターメーカー
※ダンジョン系ボードゲームなら「ダンジョンオブマンダムエイト」もおすすめです!!
こちらのボードゲームもおすすめ!
子供(5~10歳)向けのおすすめゲーム
モンスターメーカーの他にも、子供が楽しめるボードゲームはたくさんあります。下記の記事で『子供(5~10歳)向けのおすすめボードゲーム』を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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