【新作ボドゲ】『フローティラ/Flotilla』人類最後の船団を繁栄させよう!!
今回は、10月にドイツのエッセンで開かれるボードゲームの祭典「エッセン・シュピール2019」で密かに注目しているボードゲームを紹介します。
それは『フローティラ(Flotilla)』というゲーム!
「海面上昇して海でしか生きられない人類が船団で生き抜く」ことをテーマにしたボードゲームです。
個人的には「海サイドから空サイドにいつでもモードチェンジできる」というゲームシステムにかなり惹かれています!
今回は、まだ発表されたばかりの『フローティラ(Flotilla)』がどんなゲームかをざっくり紹介したいと思います!
プレイ時間 | 90分-150分 |
プレイ人数 | 3-5人 |
フローティラの『ストーリー』
(引用:BoardGameGeek)
まずは、フローティラ(Flotilla)のストーリーを紹介します↓
1954年、アメリカで実施された最初の核実験は、推定されていた10万倍以上の爆発で、地球をマントルまで破壊しました。その影響で水位がみるみる上昇し、残った人類は海に逃げ出しました。世界の指導者が集まり、人類文明の最後の砦として巨大な艦隊を作りました。
震災から10年が経った今、この船団は人類最後のホームです。
要約すると、「核実験に失敗して、海面が上昇してしまった…残された人類がいる船団をなんとかして繁栄させよう」というお話です。
ボックスアートの退廃的な雰囲気にこのストーリー、個人的にはこれだけでグッときてしまいます!
雰囲気ばっちりのコンポーネント
フローティラ(Flotilla)はコンポーネントの数がかなり多そうです!
(引用:wizkids)
「メインボード」に海洋タイルが縦横無尽に広がっていく感じがいいですね!
さらに「個人ボード」「ソナーのようなボード」「乗組員カード」「ダイス」「トークン」など、かなりたくさん入っています。
ダイスには「ダイブダイス」と「リサーチダイス」があって、全部で20個以上もあります!これらは海にダイブして資源を獲得する時などに使います。
(引用:wizkids)
また、船コマの上には資源が積めるようになっています。
(引用:BoardGameGeek)
船の形をひとつひとつ変えているところも凝ってますね。
このように、クオリティーの高そうなコンポーネントの数々で、海上生活の世界観にどっぷり浸かれそうです!
フローティラはどんなゲーム?
「海サイド」「空サイド」の2つのモードがある!!
フローティラの特徴は「海サイド」「空サイド」という2つのゲームモードがあること!
また、2つのサイドでコンポーネントが別々に用意されているわけではなく、タイルやカードを「ひっくり返す」ことでモードチェンジできます!
「海サイド」では艦隊司令官となって海へ
最初はみんな「海サイド」から始まります。
こっちのモードでは、艦隊の司令官となって、海を探検し、深海から資源を引き上げたり、遭遇した生存者を救出したりします。
「空サイド」では船団(海上都市)の成長
そして、もうひとつの「空サイド」では、海サイドの時に使っていた船を売って船団(海上都市)自体を発展させます。資源を使って、船舶とドックを構築していきます。
先ほど紹介したように「空サイド」にモードチェンジする時は、多くのコンポーネント(タイルやカード)を空サイド側にひっくり返します。
モードチェンジで「搭乗員の役職」も変わる!!
「海サイド」から「空サイド」へモードチェンジすると、乗組員が新しい役職に変わります!
(引用:wizkids)
例えば、海サイドの時は「ダイバー」だった乗組員が、空サイドに変わったことでカードを裏返えすと「研究者」に変わります。
同じように、「輸出業者」が「輸入業者」になったり、「士官候補生」が「職人」に変わったりします。
「海の探索」から「船団の繁栄」に方向性が切り替わったことで、搭乗員も新しい仕事に就いたということでしょう。海サイドの時は微妙だけど空サイドに変えると強力なキャラクターに成長するということもありそうですね!
【重要】モードチェンジはいつしてもいいし、しなくてもいい!!
そして、一番興味を惹かれたのがこの「モードチェンジはいつでもいいし、やらなくてもいいよ」というルール!
一定のラウンドが過ぎたら全員一緒に空サイドへと思いきや、「各プレイヤーが任意のタイミングでモードチェンジできる」ようです。しかも、「モードチェンジをしない」のもアリです!
ということは、序盤からいきなり「空サイド」にチェンジしてもいいし、最後まで「海サイド」のまま頑張ってもいいということです!
「右隣はすぐに空モードになってるけど、左隣はまだ海モード」ということが普通に起こります。
同じゲームをやっているけど、それぞれ違うモードがプレイできるという自由度の高そうなゲームです。そのため、「いつ切り替えるか」というタイミングがかなり重要になりそうです!
最後に
以上が『フローティラ(Flotilla)』のざっくり紹介でした。
フローティラ(Flotilla)は今秋のボードゲームの祭典『エッセンシュピール』でデビューすると思います。
「コンポーネントの雰囲気」から「モードチェンジのゲームシステム」まで全てに惹かれてしまっているので、日本語版が待ち遠しいボードゲームのひとつです!